コンサート、ワークショップ等からなるマルチメディア・プロジェクト Biophilia の展示です。 1回800名で3回行われるコンサートは 抽選に参加するほどの気合いが入りませんでしたが、 ステージセッティングくらいは見ておいてもいいかなあ、と。
意外だったのは、楽器は思いのほか電子化されていないアコースティックなものを使っていたこと。
Pipe Organ や Gameleste (Gamelan+celeste) のような改造楽器にしても、
電気・電子化という方向性ではありません。
電源やオーディオケーブル等の配線をちゃんとステージ下に収納していたせいか、
ステージ上はすっきりとしたものでした。
カスタムメイドの楽器も多く、
舞台中央の Singing Tesla Coil はもちろん、
角材の枠のような Gravity Harp も、舞台美術的な存在感。
(Singing Tesla Coil は、電気を使って音を出しますが、
電気的に音を増幅するわけではないという意味でアコースティックかしらん)。
結局、この手の楽器の出す音をマイク等で拾って、live PA で弄り倒すのでしょう。
PA/照明卓も気になったのですが覗くことはできませんでした。
見える範囲では、頭上のプロジェクタ/スクリーン群やスピーカー群が、
最もハイテクっぽさを醸し出していたかもしれません。
が、そこも意外と仮設で、調整が大変そう。
しかし、どうせ会場ごとに微調整するする必要は生じるだろうから、
変に作り込みせずに調整方法をルーチン化した方が良いのかしらん、とも。