コンテンポラリー・ダンスの文脈で活動する舞踊家・振付家の 森下 真樹 と アニメーションを使ったインスタレーションを得意とする現代美術の文脈で活動する作家 束芋 のコラボレーション。 ダンスとアニメーションがどう絡むのかという興味で見てきた。 オープニングこそ上半身をスクリーンで隠して下半身のダンスと上半身のアニメーションを組み合わせていたが、そこまで。 以降は芋束のアニメーションは概ね背景となってしまっていた。 束芋のシュールでグロテクスなアニメーションとインスタレーションにダンサーの肉体が迷い込むようなものを期待していた所もあり、 少々肩透かしだった。 2人の生年月日血液型姉妹構成が一致したことがコラボレーションのきっかけだったようだが、 それを鍵にしたせいか、取り上げられる題材も私的に感じられ、射程の狭さを感じてしまった。