戦後20世紀後半、共産政権下のポーランド、そしてフランスで活動したポスター作家 Roman Cieślewicz の回顧展。 中央を消失させた左右対象のフォトモンタージュなど、シュールというか魔術的リアリズム的なフォトモンタージュを駆使した、デザインを堪能できました。 このような不気味さ、シュールさはチェコでも見られるもので、共産政権下の東欧らしいなあ、と。 演劇や映画のポスターが多いのも東欧らしいのですが、そんな中、 Paris-Berlin 1900-1933 (1978)、 Paris-Moscou 1900-1930 (1979)、 そして、Paris-Paris 1937-1957 (1981) という一連の展覧会のポスターがあって、 これも Cieślewicz によるものだったのかと気付くことができた展覧会でした。