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Musici e Sbandieratori della Citta Murata パフォーマンス in 横浜 2002

Text Last Update: 2002/8/4 | 撮影 on 2002/8/3 in Queen's Square

ヨコハマみなとみらい21の Queen's Square のセンターサークルで、 Musici e Sbandieratori della Citta Murata のパフォーマンスをやっていたので観てきました。 去年の夏に続いて二度目の来日です。(って、去年は見逃したんですが。)

検索すると、Sbandieratori というのは英語で Flag-Wavers 、 日本語だと旗手団と訳されているようです。 イタリアの伝統芸能の 楽隊付きで大旗のトワリング・ジャグリングのパフォーマンスをするグループです。 旗の大きさは一辺約1メートルの正方形で、棹の長さは1メートル半はあるでしょうか。 重さも1キログラムはあるということです。 楽隊は喇叭と太鼓からなります。 衣装は中世のスタイルのものをそのまま使っているようです。 街のフェスティヴァルに欠かせない存在だそうで、 連盟もあって、 沢山の旗手団が競い合っていて、競技会もあるそうです。 といっても、似たようなパフォーマンスはイタリア外にもあるわけで、 スイスにもアルペンホルンをバックにフラッグ・トワリングをする 伝統的なパフォーマンスがあったように思います。 このような伝統芸能が近代化されたのがバトン・トワラー付きのブラスバンドで、 近代スポーツ化されるとバトン・トワリング競技とか新体操のリボン競技になるわけですね。

かなりダイナミックなパフォーマンスで、観ていてゾクゾクするほどでした。 大道芸やダンス・パフォーマンスが好きな人なら、 一度は観ておいて損はないように思います。

ちなみに、この日は天気も良かっただけに会場が屋内だったのが残念でした。 横浜美術館前の広場とかの方が、綺麗だったんではないかなぁ、と思ってしまいました。

登場
ファンファーレのような喇叭と鋭い太鼓の勇壮な演奏をする楽隊に率いられながら 旗手団が Queen's Square の中を練り歩いています。 楽隊の音はかなり大きく迫力があって、遠くにいてもすぐに判るほどです。 以降、いつもこの勇壮な演奏が演技の背景に付きます。
デュオ
まずは2人による演技です。旗は、4棹、6棹、8棹と増えています。 4棹のときのの写真で判るように、投げ上げのときは、 2階分の高さのところに懸けられている旗のあたりまで、旗が舞い上がっています。
ソロ
ソロパフォーマンスでは、あまり派手な旗の投げ上げはなくて、 むしろジャグリングという感じです。 手だけでなく、膝の裏もつかって、旗を回していきます。 旗も3棹から6棹まで順に増えていってます。
グループ
6人組のパフォーマンス。 一人あたり2棹の旗を使っています。 常に半数の旗が宙を舞うような感じのダイナミックなパフォーマンスです。 もちろん、振っているときも凄いです。 大旗を密集して振ると、いうのも、息が合っている必要があって、 難しいように思います。