本記事は、4MビットのSRAM1個を使用して、D:512Kバイトを実現しようと いう物です。 過去のPJの記事などを見て、既にS1などの増設を済ませてしまっている人向けの記 事といったところでしょうか。 (この記事はPC-E650/U6000には非対応ですので、注意して下さい。) 無改造のPC−E500/E550のメモリをこれから増設しようと考えている方は、 4MビットのSRAM2個を使用してPC-E500/550を1Mバイト化(S1:256K,S2:256K, D:512K)する記事の方を参考にされるといいかと思います。 なお、本文中に出てくるドライブ名D:はバンク切り替えを行うことによって512K バイトの容量を得ています。したがって、増設したメモリをポケコンに認識させるため には、別途、デバイスドライバ(DeltaVer3.4 または 3.5)が必要です。お持ちでない方は、ここからdelta350.lzhをダウンロードしておいてください。
・本文中で「プルダウン抵抗(倍速機:470KΩ位)が必要」となっていますが、実
際にはこの抵抗を330KΩ程度にした方が動作が安定するという情報を作者の方よ
り頂きました。(09月25日)
注意…お決まりですが...。
本改造記事により、ポケコン本体が破壊されたとしても一切の責任を負わないも
のとします。全て各人の責任においてやって下さいるようお願いいたします。
以下、転載記事です。
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-NUM- -R.DATE- -R.TIME- -SENDER- -CONTENTS- [W]WRITE [RET]READ [?]HELP
00074 95-09-21 21:17:41 3261 4MRAMでDELTA!/Daris
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■ ■
■ DELTA ■
■ Version 3.5 ■
■ 4M-SRAM Version ■
■ ■
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# のうがき #
この記事はDELTA ver3.5の改造を4MのSRAMで行おうというもの
です。この方法で改造すると 74HC139が不要なうえ簡単に改造できるようになりま
す。
# 動作確認 #
つぎの機種での動作を確認しています。
PC-E550 ROM Ver7.5 (S1:256KB + S2:256KB + EMS:512KB)
# 改 造 #
とりあえず、バンクメモリを増設します。下の回路図を参考にしてRAMを増設し
て下さい。これを見てもわからないという人は過去のPJなどを見て勉強してから
チャレンジして下さい。
-------+
| ^ ^ : to VCC
| |VCC v : to GND
| A0-A16 +--+-----------+
C +-------/-------+ |
P | D0-D7 | |
U +-------/-------+ |
| R/W | 4 |
S +---------------+ M |
C | | | |
6 |ko15 A17| S |
2 +---------------+ R |
0 |CE3 CS1| A |
1 +---------------+ M |
5 |E5 A18| |
+-------+-------+ |
| | | |
| 1MΩ | |
| | +-+------+-----+
| v |OE |GND
-------+ v v
・E5-A18の間にプルダウン抵抗(倍速機:470KΩ位)が必要!
・E550ならフレキシブル基盤と本体基盤のつけ根に付ければいい。
・CPU以外から信号がとれる所は
A15…CPUの近くのランドorROMの足
A16…CPUの近くのランドorROMの足
ko15…SIO 15 PINの15番目(プルダウン抵抗はいりません。)
CE3…CPUの近くのランド(活研の回路図&本体基盤参照)
・4MのRAMの足 & ()内は1Mの足 & E5の位置
+------------U-----------+
| 1 A18(NC) Vcc 32|
| 2 A16 A15 31|
| 3 A14 (CS2)A17 30|
| 4 A12 _WE 29|
| 5 A7 A13 28| +-------------------------_←切り欠き
| 6 A6 A8 27| | |E0
| 7 A5 A9 26| | |E1
| 8 A4 A11 25| | |E2
| 9 A3 _OE 24| | SC 62015 |E3
|10 A2 A10 23| | |E4
|11 A1 _CS1 22| | |E5←ここ
|12 A0 D7 21| | |E6
|13 D0 D6 20| | |
|14 D1 D5 19| +-------------------------+
|15 D2 D4 18|
|16 GND D3 17|
+------------------------+
# 動作試験 #
改造が終了したら、バンクメモリが正常に存在するかを BANKTEST を使って調査し
て下さい。このとき "o"や "*"が不安定なときはOEを GNDにつなぎ忘れています。
あと、プルダウン抵抗を間違えていてもエラーが出ます。気を付けましょう。(こ
んなミスをするのは私だけですね)
"MEMORY CHECK OK !" が出るまでがんばりましょう。
# あとがき #
私がこの改造をしていたときに色々と助言してくれた方々に感謝!どうもありがと
うございました。また、このようなすばらしいソフトを作ってくれたきゃぱさんに
感謝!!
△3261 Daris
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以上、転載記事でした。
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