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洗濯をした。民宿の裏庭に干した。下着は部屋にこっそり干した。扇風機を当ててブーンと。なんだか、もうずっとここに住んでいるような気がする。
なにもないのに、何も不自由じゃない生活。本当に必要なものって案外少ない。 便利と自由はものすごく違うことなんだと思う。ここに来てからお金を全然使ってない(星空観測センターは別にして)。喉が乾いたら、水をゴクゴクと飲むし、朝ごはんは異様にたくさんでるから、夜までもつ。 Tシャツが風にさらさらとなびいている。もう帰るのよしてもいいか…なんて。 東京が遠い。こうしてる間にも渋谷の駅前の交差点では何千もの人々が、うごめいてるんだ。座れない電車にのって、すれ違うだけの人と小さい車両でギュウギュウ詰めになって。あの世界とここはつながってるのだろうか。奇妙な感覚。この青い海が東京湾にもつながってるように、それは確かなことなんだけど。 今日は少し気の抜けたようになり、昼寝しまくる。 そして夕方になって、浜に夕日を見にいく。
そして、帰ってきてたらふくご飯を食べる。サトウキビをかじったせいか、あまり食べられなかった。泡盛をのみ、ほろよい加減で今夜も浜辺に星を見にいく。
登ったら! 世界がぐわんと迫ってきたみたいだった。超得意気。海を支配する王のような気分と言えよう。
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