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本日の読書 キケン 有川浩

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ストーリー的には理系男子どもの青春。究極超人あーるやげんしけんみたいな文化部ノリの部活物語は、自分の学生時代を思い出すような懐かしい匂いがします(いやあーるサンデー連載中は自分現役で高校生だったんですが)。

で・も。えらい気になる。
西日本出身の作家さんがやりがちなこと…なんですが。
『大学の学年を「n回(生)」と呼ぶ』。(←この「任意の自然数」を表す変数にnを使うあたりに業界的癖が出ていやん)
これ西の習慣なので、標準語しゃべってるキャラにやられると、関東人の自分から見て違和感ありまくりなんですよねー。(似たようなことに『友人を「ツレ」と呼ぶ』、というのがあります。ツレって言うと『友人』より『配偶者』とか『外出時の同伴者』的な感じになるんで、なんか雰囲気違う。西の『ツレ』に近い東の言葉は『ダチ』とかだと思う。)
しかしなんで『回』なんでしょか。おなじ『かい』読みでも『階』とかならまだ理解もできるんですが。だって『回』って『同じ事を繰り返す』的雰囲気あって、『四回生』ったらなんか三回留年して今四回目ーみたいな感じしませんかね?
ということで作家さんがたには標準語キャラ(や東日本が舞台の物語)の大学生は「n年(生)」で書いていただきたい所存ーとこんなところで書いてもアレですね。