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本日の読書 キケン 有川浩

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ストーリー的には理系男子どもの青春。究極超人あーるやげんしけんみたいな文化部ノリの部活物語は、自分の学生時代を思い出すような懐かしい匂いがします(いやあーるサンデー連載中は自分現役で高校生だったんですが)。

で・も。えらい気になる。
西日本出身の作家さんがやりがちなこと…なんですが。
『大学の学年を「n回(生)」と呼ぶ』。(←この「任意の自然数」を表す変数にnを使うあたりに業界的癖が出ていやん)
これ西の習慣なので、標準語しゃべってるキャラにやられると、関東人の自分から見て違和感ありまくりなんですよねー。(似たようなことに『友人を「ツレ」と呼ぶ』、というのがあります。ツレって言うと『友人』より『配偶者』とか『外出時の同伴者』的な感じになるんで、なんか雰囲気違う。西の『ツレ』に近い東の言葉は『ダチ』とかだと思う。)
しかしなんで『回』なんでしょか。おなじ『かい』読みでも『階』とかならまだ理解もできるんですが。だって『回』って『同じ事を繰り返す』的雰囲気あって、『四回生』ったらなんか三回留年して今四回目ーみたいな感じしませんかね?
ということで作家さんがたには標準語キャラ(や東日本が舞台の物語)の大学生は「n年(生)」で書いていただきたい所存ーとこんなところで書いてもアレですね。

本日の読書 阪急電車 有川浩

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ここ半年くらい、買う本(文章)ったら有川浩ばっかり。他も手に取らないわけでもないんだけど、レジに持って行くには至らないっつーか。パラ見で「また今度でいいや」を繰り返すつーか。仕事が休みの時には近所の図書館も休みなんで、「借りる」は行動選択肢に入らんのよ。
ある話の脇役が次の話の主役になって話をつなげていく、こんなスタイルのオムニバスはどこかで…と思い出したのは、昔テレビでやってた「世にも奇妙な物語」とかか。
それぞれのエピソードは本当にありがちな日常。恋の始まりありーの恋の終わりありーの。
結婚直前の彼氏寝取られた(浮気相手の「今日は安全日なの」を信じる男も不思議なんだが結婚後短期破局率かなり高い上破局時には幼児を抱えることにまでなる「寝取り→計画妊娠→責任取れ」結婚に持ち込まんとする女も謎)翔子ちゃんは幸せにおなり。でもってこのエピ、言い訳しつつぐずぐず泣く女が、翔子ちゃんに「夢の結婚式」を壊されそうだと悟った時に初めて「本当に」泣きそうな顔になる、というシーンが入るあたり、女性作家さんだなぁと思う。女には見え見えの嘘泣きや悲劇のヒロインちゃん酔い泣きなんぞでも男はころっと絆されるからなぁ。
ちょっとお気に入りはおばあさん(孫がまだ幼児なので5~60代程度と推察)がこれまで犬を飼わなかった理由。ほのぼのなんだけど、故おじいさん(当時結婚前提交際中の恋人)もまさか「お嬢さんをください」やりに行った先でお尻丸出しになる羽目に陥るなんて。哀れ。

本日の読書 でもくらちゃん

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双子が生んだ双子がさらに三つ子を生んだ姉妹従姉妹計12人のうり12ヶ幼児ドタバタ話。
あ、あれ、お父さんズが? だったっけ?

つかこれコミティアでの定番お買い物アイテムに含まれていた作品群が商業で出版されたものなので、私的には単なる総集編的扱いですが。

本日の読書 有川浩 植物図鑑

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相変わらず甘い。ベタ甘。糖分たっぷり。
この人の作品読むと少女マンガ(性コミみたいんじゃなくて昔ながらのラブロマ系)読んだときと同じ脳内麻薬物質が出る気がする。
一人暮らしOLが咬み癖のない躾のできた良い子を拾ったことから始まるラブストーリー。
『狩り』(いや、『刈り]のような気が)に出ては獲物を美味しく頂く話の連続なんだけどね。
あとがき読んで携帯小説だったと知ったわけですが。なんつーかこれ、携帯向けサイトで公開した作品って意味では携帯小説なんでしょうけど文体的には携帯小説のくくりには入ってないような。
とか言うと「携帯小説の文体って何よ」ということになりますが。文節短く改行多く、地の文減らしてセリフ多く、てな感じでまぁイメージですね。深い意味は無いです。

本日の読書 シマシマ3~4 山崎紗也夏

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おおお、シオさんとガイ君の関係にビミョーな変化が。
しかしこの二人の場合ガイ君=シオさんの元義弟、ガイ君の両親=シオさんの元舅姑、姑がシオさんの元夫が浮気相手と出奔したのはシオさんが悪いと思い込んでいる(私の周囲の男の子を持つ母親が洩れなくこういう思考パターンなんだけどなんでなんだろう)=シオさん大嫌い=ガイ君はシオさんの魔の手(笑)から守らなければ!とか思ってる
…なのでなんか厳しいよなぁ。

本日の読書 シマシマ1~2 山崎紗也夏

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既刊4冊まとめて買うと鞄に入りきらんのでとりあえず2冊。
主人公シオさんの境遇かわいそす。

添い寝やさんという設定が斬新。
基本イケメン系坊や(←20代前半はすでに坊やに見える自分がちょっと悲しい)が眠れない女性客宅を訪問しいっしょに寝てあげるという人間抱き枕サービス業。しかも客の起きる時間よりちょっと前にベッドを抜け出し朝ご飯まで作ってくれるという。な、なんて至れり尽せりなんだ。

さて。現実に添い寝屋さんがいて自分がその客だったらとふと考える。
……むむぅ。想像難しいなぁ。
や、そもそも同じ部屋にダンナが寝ている時点で添い寝屋さんを呼ぶというのはいろいろあれこれ問題あるわけですけどね。それは置いといて。ダンナは居ないものとして。
いや、添い寝はいいよ。わかるよ。落ち着くよ。安心するよ。よく眠れるよ。
でも初対面だよ? 初めて会った人とちょこっと会話して添い寝してもらって、本当に安眠できるだろうか???(反語的表現)
つーかそのまえにこのオタク丸出しな部屋によその人なんか入れられませんっ!

本日の読書 堀さんと宮村くん 

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読書か? WEBコミックを読んだ。一気読み。形態的には4コマなんだろうか。縦にずらーーーとか並んでるんで実質1話が何コマなのかよくわからん。
なんだろう。どのキャラも良くてなんかハマったんだけど、どんな話って書こうとすると「普通の高校生の普通の生活」としか言いようがない。ストーリー説明しづらい。
初期宮(初期デザインの宮村)かわいいと思うのは私がオタだからか。オタ臭い外見に拒否感ないからか。みゃむら(ネコ耳装備ちび宮村)がすげーかわいいとか思うのは私がネコスキー(というと語弊が。犬も好き)だからか。宮村会議(宮村と初期宮と若宮(中学時代の宮村)がおこたであーだこーだ言ってるの)楽しそうだ。おこたの残った一辺からじっくり拝見したい。
最後まで読んで第1話に戻ったら絵柄の差にびっくりした。
書籍化してるらしいけど絵ぼけぼけだったりでAmazon書評の評価低いんで購入は見送り。
そりゃなぁ。画面で見るように描くのと紙に印刷するように描くのとじゃ全然違うんだよね。高解像度でスキャンからやりなおし(←作者さんはコピー用紙に描いてスキャンして色塗りしている様子)ならともかく、WEB用低解像度の画像そのままじゃ厳しいなぁ。
小説とかならともかくマンガはWEBで人気→そのまま書籍化すりゃいいってもんでもないよと思う。

本日の読書 アラクレ(10)(最終巻)

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お嬢が京都行ったあとの組の人たちの食生活が気になります。久しぶりに息子と暮らせるってきゃっきゃうふふしている五十嵐父がかわいい。

本日の読書 よろしく(ベルマーク)マスター(1)~(3)

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下僕のカイトくんはサンタのトナカイの家系で、普段は人間なのにサンタさんに命令されるとトナカイ(なんだけどフォルムがトナカイとちょっと違う気がしてならない)になります。
何度クリスマスを迎えても永遠に17歳なサザエさん時空発生。なのでトナカイくんの兄さん(彼ももちろんトナカイ)は永遠に受験生です。南無。
クリスマスと夏の話が交互に展開するなかでなぜか1つだけある春の話が個人的にツボ。水戸黄門のお銀入浴シーンみたいな読者サービスかなと。
絵的には男性キャラが首から下と頭のサイズ比に安定感ないなぁとかそんな感じでちょっと好みじゃないかも。

本日の読書 椎名軽穂 君に届け 8巻

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ド王道にも程が有る少女まんが。じれったさに身悶えするうちについ全巻読み直したりしてべそべそ泣く。
コミックス派だったのに最近はこれ一本の為についつい別マを買う。
毎度思うけど爽子は高校ん時の同級生に(容姿が)そっくりだ。え、貞子じゃなくて知的美人さんでしたよ。

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