YUKAPONのつぶやきdiary
2000年11月

00/11/29 (水)

世の中、スゴクなってるんですねぇ。
ウチの近所の100円ショップは並だから、私も認識不足だったんですが。
とうとう100円競争が始まったか、って感じです。
TVで紹介してたんですが、あまりにイロイロあるんで、釘付けになってしまった。。。(^^;;

品揃えが豊富な大型100円ショップ、100円コンビニみたいなお店(生鮮食品・冷凍食品も置いている)、100円衣類専門店、100円化粧品屋、100円生地屋、、、、

更に目玉商品として、1円(!)コーナーがあったり、100円で映画が見れたり、100円でボリューム満点の手作りハンバーグセットが食べられたり、、、それからそれから、ナンと100円で中古のアウディ(走行距離13万キロくらい)が買えちゃうっ!

もうビックリ仰天しつつも、この中古車はきっと走ってもメンテナンスがたいへんだろうと思っていたら、、、中古国産小型車(走行距離4万キロくらい)で2年間の保証付きで、、、5円だってぇ〜〜???「ご縁カー」とはいえ、太っ腹だこと!(^^;;

ここまできちゃってるんですね。
きっとそのうち「ナンでも100円当たり前」になるんでしょうか? まずは100円の専門店が並び、そして100円スーパーもできちゃうんでしょうか?
消費者としては、嬉しい限りですが、あまりにエスカレートしちゃってもねぇ。ま、商品価値は買うヒトが決めればいいんだけど、過酷な競争で共倒れしなければいいんだけど。。。
でも、人件費を削られて仕事がなくなっても、100円ショップがあれば暮らしていけそうな気もする。。。(笑)

今のところ、生き残るためにこうして頑張ってるトコは、個人事業主が多いけど、こーなったら、大企業さんは既存の100円ショップには参入しないで、家賃100円、う〜ん、ちと無理なら一泊100円のお部屋とか、電車も100円デーをつくるとか、病院100円デーなんてのもやってほしいし、ネットやりたい放題100円ウィークってキャンペーンもいいんじゃないのかな、NTTさんっ!(^^;;

00/11/26 (日)

昨夜、知り合いの舞台を観に出かけたら、満員御礼であぶれてしまい、見損なってしまった。

「時々自動」の舞台は、何度か誘われつつもスケジュールが合わなかったので、今度こそはと思っていたのに。。。以前、矢野顕子が月刊「カドカワ」だったか、連載していたときにも好意的に取り上げていたようだ。
音楽と身体性とビジュアルの要素の濃い芝居、といえばいいのか、、、自分の目で確かめていないのでナンとも言い難いのだが、、、パフォーマーは、演奏したり喋ったりオブジェを纏っていたりするみたい。。。??(^^;;

120人も入れば、息苦しくなりそうな場所(ダンスパフォーマンスによく使われるスタジオ)である。私が8時からの開演の10分くらい前に到着したら、道路にはヒトが溢れていた。きっと開場がオシちゃったんだわ、と思って列に並んでいたが8時過ぎても一向に進まない。

関係者達が、慌ただしく動き回っているなぁと思っていたら、主宰の朝比奈さん登場。
「誠に申し訳ありませんが、これ以上どうにも入れないんです。上演時間は55分ですので、30分休憩を頂いて、一時間半後、今夜もう一度上演致しますので、どうかそれまでお待ち下さい。」
ひぇ〜っ! あぶれた70〜80人もガックリしたけど、出演者もマイッタだろーなー。(笑)

その日しか観られない私としては、しばらく迷った末、またの機会を待つコトにした。。。だって既に喉もほどよく潤い(笑)、お腹もいっぱいだったんだモン。。。○○ちゃん、ごめん!次回こそ観るからねー。(^^;;

00/11/24 (金)

久しぶりに知り合いのギャラリーに立ち寄った。(新橋・マキイマサル ファインアーツ)

階段を上がっていくと、ぽとんぽとんと、ウンチがころがっている。アクリル製(?)のこのオブジェ、なめくじみたいというヒトもあるようだけど、階段の段差に細く垂れかかってるトコなんて、私には限りなくウンチに見えてしまった。(笑)
中2階には、でっかいウンチがあった。座ってみなかったけど、、、階段にころがっている小さい方がキュートだな。。。(^^;;

残念ながらこの作家さんのお名前を忘れてしまったが、2階では、スペイン在住30年のヤマダトミオ展も併設されていた。

こちらは、皮にペイントしたユニークな作品だった。キャンパスから皮の部分が浮き出て見えるんだけど、たとえばそこにポロンと描かれたおっぱいは、どこか乾いた感じで不思議。。。

それにしても、展示しているモノで、空間ってがらりと変わってくる。当たり前のコトだけど、逆にいうと、それだけ自在な空間といえるんだろーなぁ。。。(^^;;

00/11/22 (水)

2〜3日前の夜中、暴風雨がすごくて、ベランダの植木鉢が倒れてしまった。
植木鉢に溜まっていた落葉も、もう少しの間くっついていられそうだった葉っぱもすっかり飛ばされ、狭いベランダが落葉だらけになってしまった。

秋の終わりを告げる落葉は風情があるが、それは幾度も踏まれながら土に還っていく感じがイイのであって、ベランダに散乱しているのを見ても、さほど哀愁を誘うモノではないコトに気付いた。(^^;;

都会のアスファルトには、一旦舞い降りてもまた舞い上がり、いつまでもどこまでも舞い続ける落葉の方が似合っている。
風に身をゆだねているように見えるが、もしかしたら葉っぱ自身は、それでも必死で還る土を目指しているのかもしれない。

舞い上がる気配もなく、カシャカシャとベランダに残った落葉タチは、私が掃き清めてあげよおっと。。。(^^;;

00/11/19 (日)

「秋です。小川の水も 澄みました。あなたの心も 澄んでますか。」

よく、こんな書き出しの手紙をくれていた叔母が亡くなって、20年以上経つ。
書道家として独身を通していた叔母は、私のことを実の子のように可愛がってくれた大事な人だった。

11月は、かけがえのないひとを何人か失ったから、あれやこれやと思い出すのが忙しい。。。(笑)そして、身近な人によからぬコトが起きるのも、なぜかいつも11月。。。

今年は、何事もなく無事過ぎてほしいなぁ。。。

00/11/15 (水)

昨日は急に寒くなって、12月中旬の気温だったとか。
今朝もさぞ寒いだろうと、おそるおそる起き出したら、雨の匂いがどんどん消えていくようないいお天気♪

街にクリスマス用品が並び始め、ポストに年賀状の申し込みが舞い込み始めた。
ふとカレンダーに目をやると、、、そうっかー、もう11月も半ばなんだね。

なんだか時ばかりが、カタカタと過ぎていくみたい。。。
これから年末まで、さらに加速していくんだよね、いつも。

今年は私にとってはいろいろと…なぁんて、はは…、総括するのはまだ早いカナ。(^^;;
クリスマスも年賀状も、まだまだ先のコト。(としておこう)(笑)
秋を楽しもうと思ってるうちに、冬がとっととやってきちゃったんだモン。

アッという間に過ぎていく師走になる前のこの時期は、ぼぉーっと秋の余韻を楽しんでちゃいけないんだよね、あたしは。
だって冬眠前の大事な季節なんだから。。。(笑)

00/11/10 (金)

おぉ、やっと見ーつけたっ! 寒がりの私の必需品、5本指靴下。(笑)
以前から愛用していたけど、出始めた頃は白しかなくて、そのうちやっと黒もでてきて、最近は色柄モノも出回ってきた。

去年の冬、友人が大きなストライプのかぁいいのを見つけてくれて、3色買ってもらったけれど、稽古でも使ってるモンだから、アッというまに擦り切れてしまった。
もう同じモノは、手に入らなくてしょんぼりしてたら、近所の靴下やさんで、足先だけ色がついてるのを発見! 早速履いてみたら、あまり暖かくはないけど、、、まぁいーっかぁ。。。(^^;;

パッと目に留まって嬉しくなるのは、チョコをはじめとする食べ物か、これぞと思う防寒具くらいかな。。。(笑)
そういえば、私はいろんなモノ達を眺めても滅多に買わない。年々ますます物欲が衰えてきたともいえるが、思い起こすと、若き日の父のひとことが、どこからともなく聞こえてくるのかもしれないなー。

「買わなきゃタダだよ。」
ナニを買うときだったか、母と私がどれにしようか迷っていたとき、ふとつぶやいた父のそのひとことは、いつの間にか私の潜在意識に潜り込んでしまったみたい。。。(^^;;

う〜ん、口下手な父との長い付き合いの中での(笑)、こりゃ名言だな、やっぱ。(^^;;

00/11/7 (火)

早朝に出かける時の冷え込みが、身にしみるようになってきた。

始発電車の時間はまだ真っ暗で、まだまだ街はぐっすりと眠ってる。

肩をつぼめて足早に歩いていたら、小さな光がふたつ見えた。
私が近づいているだけじゃなくて、向こうも距離を縮めてるみたい。。。

少し近くなってみると、暗闇の中でさらに真っ暗なところがあるようだ。

・・・・・ふんげっ! クマがいるわけないし・・・?
・・・・・ふぁ〜っ、なぁんだぁ、ワンちゃんかぁ。

まさにこぐまみたいな、でっかくて真っ黒なワンちゃん。(いや、ワンさんって感じ?)

それにしても、びっくりしちゃったじゃないの。飼い主も黒っぽい格好をしてたから、間近になるまでわかんなかったぁ。蛍光色の首輪でもはめててほしいな。(笑)

お散歩にはちと早すぎる気もしたけど、みんなを驚かせないように時間をずらしてたのかな。。。
きっと新聞配達少年達は、顔なじみなんだろな。。。(笑)

00/11/5 (日)

木佐貫邦子ソロダンス公演を観た。(11.3 於:アートスフィア)
700〜800席の劇場で2日間のソロ公演が成り立つ(私が観た日も8割以上は埋まっていた)ことからも、男性コンテンポラリーダンス陣が人気の中の数少ない女性ダンサーである。

ダンサーは、いやダンサーに限らず舞台人は、その人自身の在りようとか生きざまが、否が応でも舞台に露呈するモノだ。一瞬にして消えてしまうその中に、その人の生き方が滲み出てくると思うと怖い気もするが、舞台に立つというコトは、そうして自分を晒していくコトなのだと思う。

ただやり続ければいいってモンじゃない。とヘソを曲げてた時期もあった私だが、いろんなモノを捨ててでも今なおやり続けるコトができるというのは、これもひとつの大きな才能だとあらためて思う。もちろん、やり続けるという意味は、職業的にではなく、その人の生きてる証として創り続けると感じられる場合だが。。。
木佐貫もそんな範疇のダンサーだと思う。

そもそも彼女はふっと手をあげただけで物語が始まり、2〜3歩歩いただけで風景が見えてくる、といった評価の高いダンサーである。
私は今回、彼女を観たのは久しぶりだった。ここ何年か、髪の毛を金髪ショートにしたり、笠井叡(最近の写真を見る限り、ロックおぢさんしてる)との共同作業等もやっていて、ちょっとその変化を自分の目で確かめておきたかった。

今回の舞台では、自分の資質でないところにいきたいという彼女の願望との闘いのようでもあり、消したくてもそれでも、持って生まれた資質の部分は浮き出てくるといった感じであった。だけど、それを本人も承知の上で作品として纏めようとした感があったのが、残念だったが。。。
その果てを観たいちょうどその時の何度かの唐突なカットアウトが、私に少々消化不良を起こさせたかもしれない。

タッパのあるあの空間に狭い箱のような白い三方の壁面をそびえ立たせ、その中ではまるでフィギュアが踊っているようでもあり、またナニかに踊らされているかのような彼女自身でもあった。
そして、舞台を大きく横切るジグザグのゴム?を背中にくっつけてゆっくりと反発しながらも前進していくシーンの最後は、そのままカットアウトじゃなくて、ぱーんとゴムがはずれて欲しかったな。。。

こんな不満を残しつつも、なんとなく観客を納得させちゃうトコが、確実なテクニックに裏打ちされた上手さ故なのかなぁ。いや、上手さというよりも彼女があくまでも身体を信じているトコと、踊りへの敬愛と、誠実な創作の姿勢が伝わってくるのだろうか。

ソロ活動を始めて20年近くなる、40代にさしかかった木佐貫の舞台は、数えるほどしか観ていないが、なんだかんだいっても私はカーテンコールの彼女のダンスが観たくて行くのかもしれない。
70分くらいを踊りきった後、というのももちろんあるけれど、カーテンコールでの即興ダンスは、どこか大野一雄を彷彿とさせるような、踊りへの愛と観客への感謝に充ちていて、実に清々しくのびのびと「いま」を舞っているからだ。
まだまだ収まることなく、突き進んで欲しいダンサーである。

00/11/2 (木)

いつも今頃は秋晴れが続き、紅葉も見頃なのに、今年はよく雨が降る。
ひとあめごとに寒くなるもんだから、急に寒くなったような気がしちゃう。。。

外を歩き回っていると、秋の匂いのする処と、冬の匂いのする処と、秋と冬が混ざった匂いのする処がある。きっと風がはこんだモノが違うのね。
時間の中を行ったり来たりするのって、もしかしたらこんな感じかもしれないとふと思った。

そろそろお鍋の季節ですね。(^-^)


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