YUKAPONのつぶやきdiary
2001年2月

01/2/28 (水)

都会には、一人暮らしの老人が増えている。というより、私自身が気になっているから、つい目にとまってしまうのかもしれない。
それはちょうど、恋愛中はカップルが気になり、自分が子供が欲しくなれば妊婦や子供が気になり、仕事に夢中な時は似たようなヒトに目がいくのと同じである。


「おばあちゃんの駐車場」は、稽古場として利用しているトコの近所にある。

長年住み慣れた場所で、かつてあった家屋を削って駐車場にし、管理人として独り暮らしをしている風の、愛想のいい、しっかりモノの都会のおばあちゃんだった。

30分きざみの時間がちょっとだけ過ぎていても、決して負けたりしない。(笑)でも、「あらぁ、惜しかったわねぇ。」と言いながらきっちり取り立てられても、イヤミにならない。

一人で管理している時間貸しの駐車場だから、「郵便局に行くのも、病院に行くのもたいへんなのよ。混み具合でどのくらい時間がかかるかわからないし、、、だって長時間留守にできないでしょ?」が口癖だった。そこにずっと居るコトが必要とされているのを、誇りに思って暮らしているように見えた。

昨年の11月だか12月だったか、いつものように駐車しようと思っていたら、ナニやら様子が違う。駐車場にはロープが張られ、管理人室の小さな窓のカーテンは閉まったままだし、ドアの前には、ナンと冷蔵庫が置いてある。

ある日救急車で運ばれたっきりだと、近くの喫茶店のマスターが教えてくれた。
まだ病院にいるのか、親戚にでも引き取られたのか、、、
あの小さな窓越しにおしゃべりできる日は、もうないんだろか。。。

01/2/24 (土)

なんとなく風邪っぽいが、ひどくもならない。
そういえば、去年もちょうど今頃、同じように鼻がムズムズグスグスしていた覚えがある。目がショボショボするのは、寝不足だろうけど。。。(^^;;

ついに花粉症になってしまったのかなぁ。。。
たしか去年は、「花粉症だなんて、、、認めないぞっ!」と堅く心に誓ったら、さほどひどくならずにすんだから、今年もそうしよーっと。(^^;;

えっ? 花粉症はそーゆー問題じゃない、、、?
そうですよね。それで済むなら、誰も苦労しないモンね。
花粉症でお悩みの方々、ごめんなさい。(笑)
・・・やっぱ、風邪っぽいってコトか。。。

01/2/22 (木)

もうすぐ2月も過ぎていく。早いなぁ。。。

しばらく食が細っていたにもかかわらず、バレンタインデー前後にチョコを食べ狂っていたら、さすがに毎日チョコを食べるのは控えるようになったモノの、今度はやたらと辛いモノやしょっぱいモノが食べたくなってくる。
んで、また甘いモノに戻って、またしょっぱいモノ、、、と延々と続く、そう、あの悪循環に陥ってしまうのかな。(^^;;

チョコだけで胃拡張になったのか、やたらと「量」も欲しているみたいだし。。。身体がバランスをとろうとするなら、当然ではあるけれど。。。(^^;;

まぁいいっかぁ、身体の声に身を任せておこう。(笑)

01/2/20 (火)

普通の電話ならいいけれど、携帯電話に間違い電話がかかってくると、なぜかドキッとしてしまう。ましてや、留守電に間違い電話が入っていると、もうビックリ。(^^;;

「もしもしっ。お母さんよっ!いまどこにいるの?」と切羽詰まったメッセージが残されていたコトがあったが、、、んなぁ、、、困っちゃう。。。(笑)
iメールで、間違って飲み会のお誘いが届いたコトもあったなぁ。。。

FAXや留守電やメールが普及し、一方的に送信可能な手段が浸透してくると、誤信に気付かぬコトも増えているのかもしれないが、自分では伝えたつもりでも、相手に届いてなければ、しらずしらず人間関係に微妙なズレが生じるコトもあるんだろうな。
だって、たとえ会話が成立していても、誤解や勘違いもあるんだから。。。

やはり、些細なコトでも確認する意味でも、レスをつける習慣を持つコトが大事になってくる。
となると、こーゆー便利な伝達手段を使うヒト同士は、ますますコミュニケーションが密になり、使わないヒトとは、疎遠になりがちなのかな。。。

・・・まずは、メールのレスをためないようにしよう!<自分(笑)

01/2/16 (金)

ここ2〜3日、すっきりしないお天気が続いていたが、たまにさぁっと陽が差し込んでくると、窓にもたれかかりたくなる。

晴れて景色がくっきりしたら、ベランダの植木タチがしょぼんとしているのに気付いた。
そういえば、お水をあげてなかったな、、いつからだっけ。。。(^^;;
どんよりした日や北風ぴゅーぴゅーの日は、だらんとしていても風景に馴染んで
目立たなかったのに。。。

お部屋にある、私のPCデスクのお隣にあるパキラに目をやると、あー、悲惨。。。重力に逆らえずたるんでしまい、暖房の中ですっかり乾燥してシワ(葉脈)が浮き出してごわごわしてる。我が身を見る思いで(泣)、急いで水分をたっぷりと補給し、栄養を与え、葉っぱをきれいに拭いてあげたら、それなりにパリッと見えてきた。(^^;;

こんな時でも、てっぺんからは、力強い濃い緑色の新芽が手を広げたように凛々しく伸びようとしている。

・・・ホントに強いヤツだなぁ。。。

01/2/12 (月)

岩名雅記・舞踏公演「あさじふ─忘れられた部屋」(於:こまばアゴラ劇場)を観た。

去年、シアターカイでの公演(タイトル忘れちゃった。。。(^^;; )は、長年にわたる豊富な即興公演あってこそ成立する、「作品に仕上げるコト」の奥行きを感じた。この後、どんな舞台になっていくのかと気になっていた。

やはり、、、といえばよいのか、、、とても静かでシンプルで深みのある舞台であった。
特に、音に対する感性とか、必然的に発せられるかのような声や言葉は、たいへん興味深い。

今回は、珍しく共演者がいた。「眼」という役割の彼がハンディカメラで撮っていく映像がモニターに映し出される。ただその場を切り取りつつシンクロさせていくだけなら、それこそその昔、私もやったコトがあるくらいで、最近よくある手法だが、「眼」の彼は、岩名さんとの関係もきちんと取れていて、「出演」していたコトが新鮮だった。

舞台の真ん中にある「せっちん」(?)に、ゆっくりと吸い込まれ沈んでいくラストシーンが、水に反射した映像でモニターに映る。
「俗」が「聖」に変容する、実に美しい一瞬だった。

彼を観ながら連想するコトバは、「孤」・「個」、「ヒト」・「モノ」、「性」、そして「死」。
常に、いわゆる「負の要素」と呼ばれるモノや「混沌」をストレートに提示しつつ、「屹立」という独自のフォルム、いやスタイルが支えとなっているからか、観終わって、そこから喚起されるのは、いつも「生」・「聖」だったりする。

「ただ在り続ける」コトへの執着が、更なる次元にさしかかってきたような気がした。

01/2/9 (金)

毎年ながら、ワクワクする季節になってきた。
そう、あらゆるチョコが店頭に並ぶ季節だから、チョコ好きな私は落ち着かない。。。(^^;;

かぁいいっ!と思うチョコは、早くも売り切れていたりする。動物のチョコの種類、特にくまちゃんチョコのバリエーションが年々増えているようだ。女性にくまちゃん好きが多いから、売れるんだろーなぁ。
でも、こーゆーのって、あげる方はいい気分だけど、もらった方は眺めるにはいいが、って感じなんだろーなぁ。。。
私も自分用に(^^;;買おうと思ったが、ちっちゃいのが並んでるのを見ていると、食べるのがもったいないというか、食べるのが可哀想になってしまってやめちゃった。。。

こうして私は、お味見と称してチョコを買いあさる日々で。。。
店員さんは、ナニもいわなくても、ひとつひとつ当然の如くバレンタイン用の包装紙にくるんでくれるけど、、、
「あ、そのままでいいです。自宅用なので。」って、なかなか言い出せなくて、、、自分で包装紙を剥がす度に心が痛むのでありました。(笑)

01/2/7 (水)

待望の冷蔵庫が届いた。
もちろん製氷室付き。(^^;; 久しぶりに、ガラガラッと氷ができていく音が聞こえてきて心地いい。

ここ数日、芝居の裏方のお手伝いもあったりでちょっと忙しく、ハタと気付くと冷蔵庫の残りモノが、アッというまにダメになっていた。

やはり寿命だったんだと納得した。
掃除機や洗濯機が何日かなくても平気だけど(笑)、冷蔵庫がないのは我慢できないなーと思い、すぐに注文しておいてよかったぁ。(^^;;

それにしても突然冷蔵庫が壊れたのは、あたしに大掃除しろってコトだったのかもしれない。今までの冷蔵庫は、移動させないと電源のほこりを払うこともできなかったので、実は秘かに、いつか漏電するんじゃないかと、ヒヤヒヤしていたのである。

お恥ずかしい限りだが、後ろの隙間からは、まるで掃除機の紙パックに吸い込まれて圧縮されたほこりの塊みたいなモノもでてきて、我ながらあまりの汚さにクラクラしてしまった。。。お次は、ナニが壊れ、どこを大掃除するコトになるんだろ。。。(^^;;

やっとビールはヒエヒエになったけど、お財布もヒエヒエになっちゃったよぉ。。。(^^;;


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