YUKAPONのつぶやきdiary
1999年1月

99/1/31 (日)

「骨密度測定」を受ける機会に恵まれた。

私はどちらかというと痩せ型の方だが、肩幅が広く骨は決して細くない。
これは子供の頃カルシウムをしっかり食事でとり、その上カルシウムの錠剤も飲まされていたからだと思う。
そのため骨がちょっと育ちすぎたと、骨細の人にコンプレックスを持っていた。

「骨密度」は骨の太さとは関係ないというので、”これで、中身がすかすかだったら、最低だー”との思いと、また数年前に大きな手術を受けているので、体質に変化がないか気になっていたため、一度受けてみたかった、人間ドックのメニューにない検査だった。

右踵骨を超音波で測定するのだが、測り終えると検査のおねえさんが「あらっ?」と小声でつぶやき、もう一度測り直した。
”あー、きっとすかすかなんだわ!”とおそるおそる結果のグラフを見る。

測定値を示す印が見あたらない。
「あのー、これ…」と言いかけたとき、目に飛び込んできた。
グラフの一番上にはみだしそうになっている印を!
私の結果は高骨領域の一番上で、同年齢の147%だった。
ホッとしつつも信じられず、機械のエラーでは、と尋ねてみた。

これはエラーではなく、スポーツ選手やダンサーなど、人一倍多くの運動をしていた人は、運動によって密度が高まるからだとわかり、やっとニコニコできた。

だが私は時間が経つにつれ”骨太でしかも詰まってるって、なんかかわいげないな”と思った瞬間、ある画面が浮かんだ。

それは「ターミネーター」の最後の当たりで、燃えさかるタンカーの中から骨だけになったターミネーターが追いかけてくる、こわーいあの姿!

私って、あんな風なのかしら? 
”はかなげ”なんて言葉と対極だわ。 あーかわいくなーい!

いやいや、こんなことを言っては罰当たりですよね。
健康第一にお考えのみなさん、「ダンスで骨を鍛えましょう!!」

え? ターミネーターはごめんだ?
大丈夫。 今から始める分には、ほどほどでしょうから…

99/1/28 (木)

映画「まひるのほし」を観てきた。
(佐藤真:監督  於:六本木シネヴィヴァン  ’99.2下旬まで)

監督は撮り始めるに当たって「知的障害者の優れた作品紹介の羅列に終わりたくない」と思い、「アートとは何か」を撮る予定だったようだ。
だが撮っていくうちにそれをも放棄し、ただひたすらフィルムを廻し、編集作業によって別次元のコラージュ映画を完成させた。

監督のこの選択によって、我々はこの映画に登場する7人のアーティスト達の各々の日常を垣間見、制作過程を共有し、そして作品が完成する瞬間に立ち会うことができたのである。
その結果「アート」のことが見えてくる。

彼らの多くは、いわゆる日常会話が苦手な方だが、その創作課程や作品を見ると、実に直感的で豊かなメッセージを発している。

私は彼らの作品にプリミティヴ(原始的)な印象を持った。
どこか、スコーンとしてどっかりとした感じだ。
ポストモダン的な作品、あるいはポップな作品も、単なる手法ではなくその一歩奥にはカオスが渦巻いている。

いわゆる美術家の人達にとっては「手法」はとても重要らしく、「どんな独自の手法を編み出すことができるか」は、いつも彼らの大きな関心事だという話しを聞いたことがある。

多くのアーティストが、何とか「DNAの記憶」を辿ろうと一生懸命なのに対し、この出演者達は「DNAの記憶」に突き動かされているかのごとく、溢れだしてくるようだ。

してみると、この映画の7人のアーティスト達は、羨ましいかな、生来のアーティストといえるのだろう。

そしてもうひとつ。観ているうちに出演者が役者さんに見えてきた瞬間があった。なんか奇妙な感じがしたのだけれど、これは彼らの存在そのままが「アートしてる」といえるのかもしれない。

99/1/27 (水)

ここのところ歯医者さんに通っています。
先日、奥歯に被せてあったのが、ソフトキャラメルを食べたときに見事にカパッとはずれてしまったのです。

まさかと思って鏡を見ると、ぽっかりと大きな穴があいていて、情けない姿で、笑うと(私は大きく口を開けてゲラゲラ笑うことが多い)まるで魔女みたい!

あわてて友人の歯医者さんに無理をお願いし、”緊急治療”していただきました。すぐに行ってよかったみたいで、時間が経つにつれ歯茎が盛り上がってきて、そのまま被せても合わなくなってしまうそうです。

そもそもこの歯がはずれたのって、子供に気付かれないように、一人でこそこそとあわてて食べたのがいけなかったんですが…

99/1/25 (月)

昨日、今日と雪にはならなかったものの雨が降ったお陰で、カラッカラの空気が少ししっとりしましたね。

カサカサしていた肌も唇も、そして道端の植物達もホッと一息つけました。
日頃徘徊しているノラ猫達も雨の日はどこに隠れているのか、姿がありません。

夕べ「とんがり君(?)」の首輪がはずれたというニュースを見ました。子犬の時に首輪をはめられたまま捨てられ、そのまま育ったため、首輪が食い込んで首のあたりが裂けてきてそれは痛々しい姿でした。

首輪をはずそうとしても、かなりの人間不信に陥っていたため、逃げ回っていたそうです。やっとある獣医さんが時間をかけてはずすことができたようでした。

彼を見たとき、枠にはめられ抑圧されて育ち、歪んだまま大人になってしまった子供達の姿を見たような気がしました。

そんな子供達に気付いたら、誰かが首輪をはずしてあげなくてはと思います。傷が治るのも人間不信が癒えるのも時間はかかるかもしれませんが、やっとそれから自然に成長できるのですから……

99/1/23 (土)

特製蜂蜜が功を奏したのか、喉の痛みも和らぎ、今日の稽古で少し汗をかいたお陰で微熱もぬけたようです。

これでたっぷり睡眠をとれば完治しそうです。
ゆうべもいつもよりよく寝たのですが、いくらでも眠れそうな気がしました。やっぱり日頃の寝不足が祟っているのでしょうね。
いっそ高熱が出た方が早く治るだろうと思っていたけど、ひどくならなくてよかった!

ところで風邪のひきはじめは、左右の体温の差が大きいってご存じですか?
多少熱が高くても左右の温度が揃っているときは、さほど辛くないのですが、差があるときは、微熱程度でもこれから悪くなりそうなとてもイヤ〜なだるさがあります。

左右の温度差が大きい時は、足湯をするといいですよ。そして赤くならない方の足を更に暖めると効果的です。

以前、病院で「左右の温度差が結構あるので……」と言ったら、
「そんなバカな!」と笑われたことがあります。

ゾクゾクッときたときに、一度左右両方計ってみてね!

99/1/22 (金)

風邪がずいぶんはやっていますが、皆さんは大丈夫ですか?
私は暮れからなんとかひどくならずにきたのですが、
2〜3日前からまた喉が痛くなってきました。
今回は鼻水も咳もさほどではなく、喉も全体に痛いのではなくて、
異物感があるのです。

小さなまーるいものが引っかかっている感じです。
そう、いや〜な感じなんです。
それからちょっと微熱っぽいかしら。

今、特製の蜂蜜を飲みました。
ショウガのスライスを蜂蜜の中にたっぷり入れ、しばらくすると
蜂蜜がさらさらのお水のようになります。
そのままでもいいし、お湯で割って飲んでもOKです。
これで朝起きたとき、痛みが和らいでいるといいのですが……

風邪で辛いけれど、お仕事休めないときってありますよね。
そんなときは、「インフルエンザみたいで…」と言うと
たいていは、うつされたくないから「無理しないでいいよ。」と
言ってもらえるとか?

でもその後、ホントのインフルエンザになったら困っちゃうけどね!

99/1/20 (水)

売り切れないウチにと、読売新聞を今、買ってきたところだ。
1/20(水)朝刊、P.30、江東版「あれから10年」のコーナーに友人の岡田牧子さんの記事が載っているからだ。
新聞社からウチへも記事のFAXは頂けることにはなっているものの、やはり現物を見たくて買ってきた。

岡田牧子さんとはかつて所属していた石井みどり・折田克子舞踊団の頃からの十数年来の友人である。少女時代を約10年アメリカで過ごした彼女は、帰国後の生活習慣のギャップに苦しんだ時もあった。

そんな経験をもとに、10年前退団後、中野区で「イフの会」という外国人の生活支援のボランティアグループを結成。ヴォルフガング・シュタンゲとの出会いを契機にその後徐々に活動内容も変わっていき、障害者を対象に音楽やダンスのイベントを催していた。そして3年前から荒川区立生活実習所「あらかわ希望の家」で、自らダンスセラピーの講師を始め、’98.3待望の舞踊団「CRYSTAL TROUPE」を結成した。

若かりし頃の彼女との出会いで、私は精神的にずいぶん逞しくなったように思う。お互い、強くてもろいところは似ているのかも知れない。

猪突猛進型の彼女が走り始めるのをじっと見つめ、時になだめてきた。私は彼女の活動を裏方として手伝っている。とてもパワーの強い人なので、彼女のそばに居る人はよほどしっかり立っていないと、いつの間にかその渦に巻き込まれてしまう。そしてそれが龍巻のようになってくるとさすがの彼女も疲れてくる。彼女自身、そんな時の過ごし方も年月と共にうまくなってきたようだ。

岡田牧子さんとCRYSTAL TROUPEのことは、このホームページの「共生の場を求めて」で、ほんの少しだけ紹介している。やっと彼女の資料もまとまってきたので、そろそろコーナーもつくりたいと思っている。

ちょうど今、マキからの電話があった。「10年の節目だね。今年は気になっていることを整理して、これからはじっくりやっていこうね。」と確認し合った。

私の周辺のいくつかの小さな蕾が膨らみ始め、春の訪れの予感がする。そんな爽やかで暖かな朝だ。

99/1/19 (火)

このページを開くたびに気になっていました。
せっかく模様替えしたのですが、絵がどうも冬の雪のイメージと遠く、だんだん「大魔神」に見えてきてしまいました。

そこでもう一度模様替えしました。
いかが?

ふとカレンダーを見たら、1月はまだあと2週間もあるんですね。
毎年1月の後半は長く感じます。

去年の今頃は大雪でしたよね。今年の雪はいつになるのでしょう。
やっぱり年に一度は見たいですよね。
お出かけしない日に降る雪はだーい好きです。(あたりまえ、、、か!)

99/1/17 (日)

5日間のヴォルフガングのワークショップを終えた。
これほど素朴で愛に満ちた人はめったにいないと思う。

「無償の愛」と呼べばよいのだろうか。そのことを彼は参加者に教えるのではなく気づかせてくれる。そして個性を尊重すること、ここに居ること、在ることの尊さを気づかせてくれる。

不思議なことにさっきまで奇声を発していた子も、ヴォルフガングが誘導すると静かにダンスを始める。
初日はついて歩くこともできなかった子が、5日目には相手を感じることができるようになる。そんなじーんとしてしまう光景に幾つも出くわした。

また様々な職種の参加者との出会いも大きな収穫であった。
福祉の現場の方、教育、医療、芸術などいろいろだったが、中には内容はよくわからぬまま地域の広報誌を見て参加した方もあったようだ。その方は、障害を受けている方達とのダンスワークが、自分の心を解放してくれることにとても感激していらした。

どなたでも一度は体験して欲しいワークショップである。

99/1/16 (土)

ヴォルフガング・シュタンゲのワークショップの後、夜は「心と身体の学級」という舞踏家、中嶋夏さんの主宰する知的障害を受けている方達とのダンスワークに向かった。

今月は夏さんが海外ワークで不在のため、一週ごとに担当を交代してレッスンする。今日は私の担当の日だった。

さすがに今日は疲れたが、まるで舞台の本番の後のように、疲れすぎて妙に爽やかでハイだ。(ゆうべ3時間くらいしか寝ていないので、目は窪んでいる。)

今日はいろいろな子供達と踊ったが、やはり「継続は力なり」と強く思った。一年に2度のヴォルフガングのワークショップに出るだけではもったいない子もたくさんいる。

身体や心の変化はゆっくりと訪れることが多い。もう少し、様々な体験ができるよう場が増えていくことを願ってやまない。

あー、突如睡魔が襲って来たようだ。泥のように眠りそう〜。

99/1/13 (水)

ワークショップ情報のコーナーに書き忘れていたが、ヴォルフガング・シュタンゲの冬のワークショップが行われている。今日から5日間のワークショップで今回は終了だ。

ヴォルフは20年以上スペシャル・ニーズを持つ人々との表現活動に関わっていて、10年くらい前から日本でも障害のある無い問わず、多くの人々が参加している。

私は今日が初日の5日間のワークショップを受けている。午前・午後両方出ているが、ほとんどずっと即興を続けているからか、はたまたお正月太りが戻っていないためか、結構運動量も多く、疲れた〜。

午後のクラスが障害を受けている方達との合同レッスンだ。実に個性的な子供や大人の方達で、これからの5日間が楽しみである。

最終日1/17(日)の午後のクラスは、見学可能と思います。
興味のある方はメールを下さいネ。詳細をお知らせ致します。

ふぁ〜、眠いよ〜。

99/1/11 (月)

またしても恐怖の着付け教室のクラスが始まった。
結局、お正月も自分で着る自信がなかったので、今日は久しぶりに着物を触ったことになる。当然、、、すっかり忘れていた。
なのに、今日のテーマは「21世紀の着物美人をめざしましょう!今日はお着物で、近所の花園神社におでかけしましょう!」だとさ。

聞いてないよ〜。
すかさず、「先生、でも今日は、お草履もコートも持ってきておりませんので……」と言ってみたが、
「だーいじょうぶ! 用意してあるから。」ですって。

一時間半位かかってやっと着終え、お外に出た。今日は、暖かそうだからとコートだけで、ショールはしなかった。
出かける前から私はイヤな予感がしていた。やっぱりすっごく寒いー。だって首と袖口からひゅうひゅうと冷たーい風が入って来るんですもの。私は思わず手を重ねて反対側の袖口に入れて歩いていたら、
「あら、そんな格好はなさらない方がよくってよ。」と言われてしまった。そりゃまあ、おじんくさい格好だけど……

道すがら、着物姿の人の着方、歩き方等をチェックしながら行く。
ほー、これも授業ってことなのね。と感心しているウチに神社に到着。

そこで先生が「私は、おみくじはひかないことにしているの。だって、いいのが出たことなくて、大凶とか出ちゃうんですもの。」とおっしゃるので、私は待ってましたとばかり、「わたし、今年は大吉だったんです!」
みんなに珍しがられ、ちょっといい気分。
そういえば、先日いただいたメールでも「大吉」を羨ましがられたっけ。

私は急に今日は来て良かったと思い始め、足どりも軽くなった。
われながらホント、単純!!

99/1/9 (土)

このページの門松をはずし忘れていました。

もとのおさかな一匹に戻すとまた寂しくなってしまいました。

ここにクリスマスツリーを飾って以来、クセになってしまったみたいです。

今度は雪にしてみました。

エスカレートして絵だらけにならないように気をつけなくっちゃね!

99/1/7 (木)

あった、あった、ありましたー。
昨年の秋頃から探していた免許証が出てきました。
大掃除の時もずっと探していたのに見つからなくて、やっぱり落としたのかも知れないと思いそろそろ警察に届けようと思っていたところだったのです。結局あまり使っていないバッグに入っていました。

情けないのですが私はホントによく捜し物をしています。
時には一日中探して、へろへろになることも珍しくありません。
そして思いがけないところから、出てきたり、結局捨てていることもあります。特に、これは大事にしなくてはと思った物は特別な扱いをして、しまった場所がわからなくなるのです。

捜し物に関しては、数々のエピソードもあるのですが、とても恥ずかしくって、人様には……

えっ? 聞きたい? じゃあ、ひとつだけ。
捜し物をしていると、その時探している物ではないけれども思わぬ物を見つけることがありますよね。

ある時、冷蔵庫をのぞいていたら、小さなデパートの包み紙がありました。
「あ、お菓子かしら? それともお総菜かしら?」と思って開けてみると、………ナント、パンティ!(キャー、恥ずかしい!) (^^;

わたしってもしかしたら、イヌ科なのかしら?

99/1/6 (水)

やっぱりお正月って太ってしまいますね。
もっともずっと食べて飲んでを繰り返しているわけですから
当然なんですが。
それにいつもより間食が増えてしまう。
これがいけないんですよねー。
内蔵にまで脂肪がついてしまったのではないかって感じです。

今年の稽古はじめは9日なので、少しウチでウエストを
捻っておかなくちゃあね。とても動けないー!

それにしてもどうして太るときってお腹からなのかしら。
もう少し上のつまり胸のあたりにつけばいいのに……
その上、年とともに重力の法則には逆らえなくなってるし……
ブツブツブツ……………………

あ、独り言ですからどうぞおかまいなく〜!

99/1/4 (月)

皆さん、どんなお正月を過ごされたのでしょうか?

私はやっとのんびりできました。
去年は風邪で年末年始と寝込んでいたので、
今年は無理せずおとなしくしておりました。

食べて飲んで、実家参りにお墓参りに初詣。
ありきたりですが、日本のお正月は好きです。

おみくじは「大吉」でした!
新年早々気分の良いスタートです!!
(他の占いは見ないようにしようっと)

99/1/1 (金)

明けましておめでとうございます!!

あなたの一年が幸多き年でありますよう
心よりお祈り申し上げます。
今年もどうぞよろしく〜!!



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