7月13日(土)大瀬崎 晴れ 気温28度
利用ショップ マンボウ三島
今日は友人のS夫妻と一緒。ガイドしてくれたのは東田さんといって、平日は会社員だそうだ。体力あるなぁ〜。1本目 <ポイント名>一本松 <水温>水面22度、水底20度 <透視度>3〜10m
台風が通過してくれて良かった。台風のせいで水温が上がったり、南方の魚が来てくれたりしてればいいなぁ、と思ってエントリーしたら、うっ、前が見えない〜っっ!!透視度がサイテーだった。水温はまあまあ。魚が少ない。ソラスズメもいなくて、目に付くのはニシキベラとか、スズメダイとか。
エントリーしてすぐのゴロタのところを左方向にずっと行く。中層にいたのはクロホシイシモチ30匹の群れくらい。水底にはサビハゼがたくさんとネズミゴチがあちこちにいた。ネズッポ科の魚も顔に愛敬があって好きだ。サビハゼは、体長5cmくらいのはまだ水底から1mくらいの中層にいて、体長7cmくらいになると着底しているようだ。すれ違った別のグループのガイドさんが、岩影の何かを指さしてボードに何か書いていたので、期待してのぞきに行ったら、「オハグロベラ婚姻色」と書いてあった。よそのガイドさんも見せるものが無くて苦労してるんだなあと思うとおかしかった。
ゴロタの影にミノカサゴの幼魚がいたのをS夫人の尚美さんが見つけた。体長8cmくらい。ヒレを広げていても20cmもない。まだ半透明で模様も薄くてとてもきれいだった。砂地に8cmくらいのマダイの子供が数匹。
水深20m辺りの深場のゴロタに降りる。ムチヤギを1本1本探しながら進んだけど、ガラスハゼは見つからなかった。この辺まで来ると透視度も多少良くなってきたので、みんなバラけて好きな事をしている。Sさんがアオウミウシを見つけて写真を撮っていた。私も自力で紫色のボツボツのあるウミウシを見つけた。カメラの人達はマクロに走るしかない状況だったので、この後アオリイカが1匹登場したけどSさんのカメラのターゲットライトは超接写用に下を向いていたため、ピントは合っているかどうか判らないそうだ。
水深を上げ始めるちょっと前、砂地に体長4〜6cmの丸っこいカレイの赤ちゃんが100〜200匹もいて、水底から10cmくらいのところでヒラヒラと踊っていた。超かわいい〜!!!。この赤ちゃんたちを見れただけでも、この1本は満足。
昼休み
ガイドの人達が「なんでうちのお客さんには、ビキニのコがいないんだろうなぁ?」と言っていたという話から始まって、水着の話で尚美さんと盛り上がる。尚美さんも私も本来ビキニ派なのだけれど、もうちょっと水温が上がってくれないとねぇ。今夏の水着売り場は7割方ビキニなので嬉しい限り。
2本目 <ポイント名>湾内 <水温>水面22度、水底20度 <透視度>2〜5m
「みそ汁」って、こういうことかぁ〜!って感じだった。水深5m以浅のあたりは透視度が2mも無いくらいで、ほんのちょっと油断するとグループの人を見失ってしまい、あわててフィンを1キックすると、突然目の前に前の人のフィンが現われるという状況。一気に深場に行くが、透視度はあまり良くならないので、うす暗い。
東田さんが指差した方向を見ると、30cmくらいの頭の丸い魚が泳ぎ去って行った。たぶんメガネウオ(でなきゃミシマオコゼ)とのこと。他の人は見れなかったそうだ。あっという間に霧の向こうに消えてしまったから。
水深24m辺りにある5m角のコンクリートのステージのようなものから240〜270度方向(たぶん。コンパスをよく見ていなかった。)に数m、水深27mのところにミジンベニハゼ。まだ新しいアサヒスーパードライの缶に住んでいた。2匹いたそうだけど、1匹しか見えなかった。そこからまた数mの缶の上にハオコゼ。動かないので良いモデルだ。大きなアカエソ(?)のペア。もう1匹ハオコゼ。こんなにかわいいのに、猛毒とは!砂に埋まったオキエソ。ホウボウを見つけてフラッシングさせる。
東田さんが頭に藻をくっつけたミズヒキガニを見つけてくれたけど、ログ付けの時に教えてもらうまで、全員がムギワラエビだと思っていた。2本目は寒くて水中でガタガタ震えていたのに、水温計では20度あった。たった2週間で体がなまっちゃったのだろうか?そういえば、ダイバーは9割以上ウエットスーツになっていた。夏だなぁ!
エグジットして器材を洗い終わって、振り向きざま、器材洗い場の横に張り出した太い木の枝に頭をぶつけてクラッとする。首も痛い。マンボウに来るたびに必ずぶつけている気がする。
ダイビングは昨年12月のビヤドゥ以来だから7ヶ月ぶり。ガイドのマチャアキこと佐野さんが短髪になっていた!!1本目 <ポイント名>ヨコバマ <水温>水面22度、水底18度
<透視度>5〜12mこの時期、当然アオリイカ狙いで入ったけど 今年も見られなかった。その代わりという訳でもないだろうけど、スジコウイカが2〜3匹ずつあちこちに居た。浅い方が透視度が良くて、水深14mあたりから沖が赤く濁っていて気持ち悪かった。まず出たのが、トビエイ。体が35cm角くらい。水深13mあたりの砂地にいて、佐野さんがそっとプレッシャーをかけたら、ひらひらと飛び立って行った。あとでもう1度姿を見せた。
産卵床のところにはミノカサゴがたくさんホバリングしていた。 胸びれを広げたところは何度見てもきれいだ。 水底から2〜3mのところに、半透明でサビハゼのようなゴマ塩模様の3cmくらいの魚の群れがいて、なんだろうと思っていたらそのまんまサビハゼの幼魚だった。幼魚のときは中層にいるんだそうだ。メバルの幼魚の群れも中層にいて、ホバリングはせず、普通に泳いでいた。
水深20mくらいで佐野さんが砂に埋まっているシビレエイを発見して、ボードに「シビレエイにシビレたい人?」と書いたけど、みんなイヤイヤをしたので、結局1人の女性の手を取って触らせた。あとで聞いたら電気マッサージ器のようにピリっと来るそうだ。シビレエイの背中はブニョブニョしていて、感触は良さそうに見えた。
舌ビラメ、コウベダルマガレイ、頭の直径が5cmくらいの小さいタコも見つけてもらった。タコは1人前に墨を吐いて逃げていった。水深10m以浅のあたりには、私にとってはこの季節の魚であるタマガシラがあちこちにいた。かわいくて好きだ。本当は1月頃から姿を見せるそうなので、寒い時期の魚のようだけど、寒いと潜らないし、水温が高くなるといなくなってしまうので今しか見れない。キタマクラが婚姻色で蛍光ブルーになっていたり、クロホシイシモチがペアになってイソギンチャク畑のあちこちにいたり、初夏っぽくて良かった。
昼休み
2本目ボートの組が温泉丸に入って、お弁当を食べて、昼寝をしていた間に、佐野さんはもう1本ビーチのガイド。お疲れ様です。マル秘ポイントの富戸グロットに行って、水中でトビウオを見たそうだ。
2本目 <ポイント名>マエカドからフタマタ <水温>水面22度、水底17度
<透視度>6〜22mゴロダイが最近はずれているそうで、マエカドからフタマタに流すことになった。3分でポイントに到着。ボートは三郎丸。ダイビング雑誌に広告を出しているだけあって、両サイドの船べりが低くなっていて、ジャイアント・ストライドでエントリー出来るので楽ちん。
入ってまもなく、ムチヤギに擬態しているビシャモンエビ、オレンジ色のきれいなニシキウミウシ、ムギワラエビと立て続けに見せてもらう。水面近くにイサキの群れ。45cm位の魚が2匹いた。特大マハタと、小さいクエだそうだ。水深25mあたりに20cmくらいのテングダイの若魚が10匹群れていた。八丈島みたい。リハビリのつもりでカメラを持って来なかったのをとても後悔した。
岩影にレンテンヤッコ、ムナテンベラ。ムナテンベラはアオヤガヤに続く今年のトロピカル・フィッシュ第2号だそうだ。直径15cmくらいの特大サザエがどこかから現われた。去年「ダイビング・ワールド」に載っていたけど、本当に魔法の手だな。 ムツの大群。
水深20m以深は、水温が17度(1説には14度)しかなくて、とても寒い。そろそろ上がりたいな〜と思い始めたのに、佐野さんが岩の間に上半身を全部突っ込んで、なかなか出て来ない。どうしたのかと思っていたらなんと大きなネコザメが寝ていた。 頭の大きさがバレーボールくらいあったから、体長は軽く1mはあるはず。でも、ガイドの人たちって、どうしてこの場所が怪しい、と判るんだろう???
ボートに上がってから、体がガタガタ震えて止まらなかった。早くもっと暖かくならないかなあ。
6月2日(日)新宿 晴れ
<ポイント名>小田急百貨店
日中は汗ばむ程に気温が上がって来て、ダイビング気分がだいぶ盛り上がってきたけど、去年7月15日に富戸に行って水温15度でとても寒い思いをしたので、いまいち踏ん切りがつかずにいる今日この頃。とりあえず魚を見ようと、新宿の小田急百貨店へ行く。ここの屋上には、大きな鑑賞魚屋さんがあって、海水魚もたくさん置いているので、つかの間の水中気分を味わえる。面白いのは値段の付け方で、ダイバーの価値観とは違うみたい。
デバスズメ・ミスジリュウキュウスズメ・ミツボシクロスズメ・ルリスズメあたりの幼魚が1匹300円、4匹で1000円というのは、まあそんなものかと思うし、カクレクマノミ・ハナビラクマノミ他クマノミ類が1500円程度というのも、ちょっと安い気がするもののまあ許せる範囲内だけど、キイロサンゴハゼ1000円とかいうのは、安すぎるんじゃないだろうか!?クダゴンベ成魚5800円も、高いけど安い!水中で見るのはあんなに大変だというのに!!!貴重な生き物たちが、当然ずっと安いであろう仕入れ値のために採取されているのを考えると心が痛むけど、他の人に買われて行くくらいなら自分が買ってやりたいと思ってしまう矛盾。
モンガラ幼魚が「本モンガラカワハギ」という名で売っていたり、マダラタルミ幼魚やチョウチョウコショウダイ幼魚、イロブダイ幼魚が売っていたり(きれいだけれどどんどん成長していったらどうするんだろう???)、けっこう笑えるのもある。
ハタタテハゼ、パープルビューティー、ハコフグ幼魚などはサンシャインにいたような気もするけど、ニシキテグリとかアケボノハゼとかハナヒゲウツボ幼魚のような水族館にもいない珍しいのもいろいろいるので、ビッグ・ツアーで見逃した人は見に行ってみましょう。