|ホームページ|ログのページのトップへ戻る|



7月20日(土)・21日(日) サイパン <利用ショップ> PRODIVE

ダイビングのことをそっちのけで最初に書いちゃいますけど、ハイアット・リージェンシー・ホテルのポリネシアン・ショーは良いです。見たのは今回2度目ですが、充分楽しめました。ダンサーの女性たち(6人います)のウエストからお腹にかけてのしなやかな動きがとても魅力的です。


7月20日(土)1本目 <ポイント名>オブジャン・ビーチ
<水温>29〜30度(どのポイントも) ガイドは2日間とも関西弁の浅井さん

エントリーした途端に目に付くのはカラフルなベラ類とハギ類、チョウチョウウオ類、スズメダイ類、ツノダシ。 青い水玉模様がきれいな小さいフグ、スポッテッド・シャープノーズ・パファーメガネゴンベ、ダイダイヤッコもあちこちにいる。小さいけれど生きのいいエダサンゴが点在していて、ミスジ&フタスジリュウキュウスズメダイが出たり入ったり。ハタタテハゼ、ツユベラ幼魚、コガネヤッコもいた。

沖に向かって進んで行くと、オヤビッチャとロクセンスズメの混成群れに囲まれる。丸々と太ったアカハチハゼが砂地のあちこちにペアでいる。頭が黄色くないのもたくさんいるけど、これは別の種類?クマザサハナムロのような体型をした銀色の魚がばらけた群れで泳いで行く。

パッと視野が開けて白砂の平野が広がった。ガーデンイールが数百匹、ユラユラと揺れている。ほふく前進をしていくと3m位まではあっさり寄れるので、100mmクラスのレンズなら、そこそこの写真が撮れるかも?(ピント合わせは大変!)

帰り道、パープルビューティー20〜30匹の群れ。水深5mの岩場にハナビラウツボ。エグジット時のリップカレントは、水底に張ってあるロープを伝って行けば楽勝楽勝。


2本目 <ポイント名>ラウラウ・ビーチ

このポイントはゴルフ場の開発のせいで、雨が降ると赤土が流れ込むとのこと。このところの低気圧で時々雨が降っていたため、エントリーポイント付近は濁っていたけど、少し沖の方に出れば30m近く見える。

沖に向かって根が何本も伸びていて、その間の細い白砂の道を進む。オレンジ色の水玉模様がきれいなヤマブキハゼなど、いろんなハゼがいる。サンゴの根の上でキイロハギの幼魚の群れがエサをついばんでいて、その周りをミナミハタタテダイの若魚が泳いでいる。マダラタルミの6cm位の幼魚もちょこんと止まっている。

根の上に上がったらマダラトビエイの子供が2匹、5mほど前方の中層を飛んで行った。生後5ヶ月ほどだそうで、体長25〜30cm位と小さかったけれど、透視度が良いので、背中の水玉模様がはっきり見えた。

沖の方の砂地に出ると、点在する根の1つにオレンジフィン・アネモネフィッシュのペア

エグジットポイント付近は透視度4m(!)。ここには、迷子にならないように、ロープが張ってある。

3本目

午後からの3本目はグロットに行くというのでパスして、頼んであったお弁当はホテルに持ち帰る。プールで体の塩ぬき。気持ちい〜い!



7月21日(日)1本目 <ポイント名>グロット

PRODIVEはショップの中で1番グロットに近いため、1番乗りで到着。ここは帰りの(登りの)階段もきついけれど、器材をしょって降りて行くのが足場が悪くてこわい

エントリーすると、水中に開いた3つの穴から光が差し込んでいて、ブルーがなんともいえずにきれいだ。右端の穴から外洋に出た時、最後尾の2人がサメを目撃。カスミチョウチョウウオの群れを見ながら左端の穴の前まで流す。

棚の上で大物待ち。このところ、サメかカメが連続して出ているとの話だったが、この時は残念ながらハズレた。待ってる間、退屈なのでエダサンゴの上のメガネゴンベをからかって遊ぶ。下の方に大きなオニハタタテダイ。水面近くをブリとかツムブリのような大きな魚が1匹、ピュンと泳ぎ去った。

エグジット。階段は、たいしたことなかった。(でも、筋肉痛にはなるので、無いにこしたことはないけど。)去年は、酸欠起こして頭ズキズキ、心臓バクバク、足はガクガクで、こめかみのところで自分の脈拍がわかるほどだったのに!!本数が増えてダイビングであまり疲れなくなったためだろうか?


2本目 <ポイント名>ラウラウ・ビーチ

ラウラウビーチの売りもの、3種類のクマノミを見て回る。オレンジフィン・アネモネフィッシュは根の上の何個所かにのペアでいる。このクマノミはやたらイソギンチャクから離れて泳ぎ回るので、写真を撮るのが大変!!自分と似た色の(?)黄色いベラまで追い払っていた。

ハマクマノミに似たダスキー・アネモネフィッシュは1mx2m位の範囲に群生しているイソギンチャクにたくさん住んでいて、ミニ・クマノミ城のようだ。

ハナビラクマノミは砂地の方にいる。水底から1m位の中層に、直径約20cmのパイプ(ケーブル?)がビーチから沖に向かうように通っていて、そこに1つ付いているイソギンチャクにたくさん住んでいた。ダスキー・アネモネフィッシュとハナビラクマノミは出歩きはしないけれど、すぐにイソギンチャクの中に隠れてしまうので、写真を撮るのはやっぱり大変!!

やたら人懐こい(?)カスミアジが1匹、私たちの間を泳ぎ回る。エダサンゴの中に小さなテングカワハギ


3本目 <ポイント名>オブジャン・ビーチ

エントリーしてわりとすぐ、水深10m位の砂地に沖に向かって根が長く何本も伸びていて、そのてっぺんの水深4〜5mのところを、根から根へと泳ぎ歩く。水深が浅すぎて人があまり来ないそうで、サンゴが元気!!ギンポの仲間があちこちの穴から顔を出している。クロユリハゼなどハゼもいろいろ。小物がたくさんいて嬉しい。砂地に降りると、遠くの水面近くを大きなゴマモンガラが泳いで行った。

ガーデンイールの群生のところに行った後、根を1つ2つ越えると、もっと広々とした白砂の空間があった。透視度が35m位あって、その先も明るいブルーに霞んでいる。気持ちい〜い!!点在するサンゴの根をのぞきながら、各自が好きなようにゆっくり進む。ナンヨウハギの幼魚がたくさん住んでるエダサンゴやデバスズメのエダサンゴがあった。カスミアジと大きなバラフエダイ。あちこちに餌場(?)があって、いろんな種類の魚たちが水底をつついている。

仕上げはオブジャン・グロット。エグジット・ポイント付近の根の間を入って行くと、小さい洞窟風になっていて、本物のグロットのように穴が3つ開いている。中にはハタンポの群れアカマツカサの群れ。左端の穴を通り抜けて外に出る。ミノカサゴの子供がいた。エグジット。水深50cmの浅瀬にはニジハギがいて、さわやかな水中風景を作っている。


おまけ・7月22日(月)最終日

ボートを頼んでマニャガハ島に行った。本島から見るとちょっとモルジブを思わせるこぎれいな島だ。実際に行ってみるとモルジブのビーチの砂を粗くして、サンゴを無くして魚を少なくしたような感じ。(なんか、ちっとも誉めてないみたいだけど、本島のビーチよりずう〜っときれいですよ。)でも遊泳可能区域が狭すぎ。朝いちで行ったので着いてしばらくは良かったけど、ツアーのボートが到着すると、あっという間にイモ洗い状態になった。

魚は少ないながらも種類はけっこういて、ベラ類各種(クギベラも)、ハギ類各種、ヒメジ各種、チョウチョウウオ6種(珍しい?シテンチョウチョウウオも)、サヨリ2種などなど。行って良かったなと思ったのは、表情がかわいいホホグロギンポヤエヤマギンポ成魚・幼魚(ギンポの仲間も好き!)、そしてそしてホシテンスの幼魚!!(6cm。図鑑に載ってるのよりも繊細な感じでかわいい!)波打ちぎわの砂地の水深40cmにゆらゆらと漂っていた。


おまけ・大物情報

今年5月頃、浅井さんのガイドでバンザイクリフに潜った面々が、体長6mのタイガーシャーク(和名は知らないけど、危ないらしいです)を目撃したそうだ。水深10mの棚にいた時に、水深20m近辺を泳いで行ったとのこと。お客さんたちはジンベイだと思って喜んでいたそうだけど、そのうちの1人が撮っていたビデオを後で見て、種類がわかったそうだ。(浅井さんは「恐いからバンザイクリフにはもう潜りたくない」と言ってました。)


|Back|Next|


|ホームページ|ログのページのトップへ戻る|