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Ultra ATA/33【ウルトラエーティーエー33】
Ultra DMA/33【ウルトラディーエムエー33】
▼UltraATA/33は、1996年6月に米Quantum社が中心となって策定した。UltraATAで規定されている転送方式の1つ。ATA/ATAPI-4で規定されている。従来のDMAやPIO4が最大転送速度16.6MB/秒なのに対しUltraDMA/33では33MB/秒に向上し、CRCによるデータの信頼性向上も図っている。もちろん下位互換性は確保している。
Ultra ATA/66【ウルトラエーティーエー66】
Ultra DMA/66【ウルトラディーエムエー66】 [2002-11-04]
▼1998年にQuantumが発表した現ATA-4よりも高速な最大転送レート66MB/秒をサポートするUltraATA/66は、従来の40ピンと互換性がある80芯ケーブルを使用する。下位互換性もある。ATA/ATAPI-5でUltraATA/66として規格に盛り込まれた。
▼1999年夏頃からUltraDMA/66拡張ボード、UltraDMA/66対応マザーボード(専用ICを搭載)が売れ出し、それと前後する形でUltraDMA/66対応ハードディスクドライブやi810チップセットが登場した。
▼Ultra ATA/66(以上)対応のケーブルは、従来のコネクターと形状は同じだが80芯のケーブルが使われており、その偶数列は(コネクター内部で)全てGNDに接続されている。奇数列の信号と偶数列のGNDがペアとなり電気的な安定を図る。
▼またケーブルセレクト(デバイス側ではCSELなどと表記されている設定)により設定を行わなくとも黒はマスター接続、灰色はスレーブ接続となる。もちろん手動で設定すれば、そちらが優先される。
▼従来規格(Ultra ATA/33まで)ではターミネーションが不要なこと、電気的特性の余裕から、全ての信号線が並列に接続するのみだった。しかしUltra ATA/66では高速通信を行う都合上、インピーダンス(電線上で発生する電気抵抗)を安定させる工夫が用意された。
▼従来ケーブルとUltraATA/66対応ケーブルを電気的に見分けるために、IDEコネクター34番ピンは、コントローラー(マザーボード)側とデバイス側との接続が切り離されている。なお、コントローラー側コネクターを間違えるとUltraATA/33で通信してしまうので注意。
▼現在はコネクター内部で断線処理を行うのが主流だが、34番ピンに相当する部分に物理的な穴を開けて断線させてあるケーブルもある。
USB【ユーエスビー】(Universal Serial Bus)
▼パソコン(ホスト)に最大127台の機器をつなげるための汎用インターフェイスで、最大12Mbps(1.5MBytes/秒)と低速なデバイス(装置)向きの規格。ホストは1つなのでいちおうパソコンを2台接続するための規格ではない。
▼MicrosoftのPC97モデル(1997年にふさわしいとMicrosoftが勝手に主張するパソコン仕様)で存在を必須とされ、またすべてのマザーボードはこれを標準装備した環境整備のおかげで、対応OSのWindows98発売とともに爆発的に対応デバイスが増えている。将来的にはPS/2キーボードやシリアル/パラレルポートなどのレガシーデバイスが廃止に追い込まれる(ただしP7、今でいうIA-64系のCPUの頃であろう)ので、低速デバイスは全てココに繋がるようになるであろう。
▼1994年に規格作成を開始し、1995年3月にスペックのドラフト(バージョン0.9)、1996年始めにUSB Specification 1.0が制定。1996年6月頃からPCに実装され始めた。ハード面ではIntel430TX以降が対応する中、OSのサポートが芳しくなかったせいで普及が危ぶまれた時期もあったが、1998年6月(日本語版同7月)に初の正式対応OSであるWindows98が発売され、iMac旋風も追い風となり爆発的にUSB対応周辺機器が増えた。(USB機器が登場し始めたのは1996年末の英語版Windows95 OSR2の頃であるが、OSR2では難しい操作を必要としたり、Low speedモードのみのサポートだったりした)
▼萌え萌えなEPSON GT-7000WINUの使用感から推測するにA4用紙フルカラー300dpi以上のスキャンでは荷が重いっぽい。
ケーブル 1本のケーブル長は最大5m(=Hubを5機使用で総延長30mまで)
ケーブルは4芯で10BASE-Tのケーブルと似たような太さである。
アップストリーム側はシリーズAプラグ(正方形)、ダウンストリーム側はシリーズBプラグ(長方形)とコネクター形状が違うため差し間違えがない。
最大接続数 Hubを含む最大127台のUSB機器を認識
最大6層(一般的にRootHubは数に入れないっぽい)までのツリー構造
(ホスト=Root Hub→Hub→Hub→Hub→Hub→Hub→デバイス)
接続形態 ホットプラグ(Hot Plug=活栓挿入:電源を入れたまま抜き差しが可能)やPlug&Play(PnP/プラグアンドプレイ:デバイスの認識からドライバーのインストール作業までを自動化するための機構)対応により自由なときに簡単にデバイスを繋げることができる。

※ケーブルコネクターの端子を見ると2本が長い事が分かるが、これがHot Plugを実現する構造である。この2本は電源ラインで信号線より少し早く接触するために電源投入→機器初期化→信号線接続の順序が保たれるように工夫されている。ちなみにPCカードも同じ原理である。
IRQ ホストで1つ使用するのみ
電源配給 自身で電源を持つセルフパワードHubからは1つのポートに最大5V 500mA
自身で電源を持たないバスパワードHubでは1つのポートに最大5V 100mA
※バスパワードHubにバスパワードHubは繋がない
  優先
順位
Full speed mode
12Mbps
Low speed mode
1.5Mbps
主な用途
アイソクロナス転送 1 ビデオカメラやスピーカーなどのリアルタイムな転送が必要なデバイス向け。エラーが発生しても気にしないデータ向き。
インタラプト転送 2 キーボードやマウスなどの素早い反応を要求される転送
バルク転送 3 プリンタやスキャナなど高信頼な転送用
コントロール転送 (2) デバイス制御用
■USB2.0
▼USB1.xの最大12Mbpsを大きく越えるデータ転送能力を備えた次世代USB。IEEE1394ライセンス問題から一気にIEEE1394潰しの様相を呈してきた。
▼1999-10-12にUSB2.0の概要が発表()された。当初はIEEE1394が高速、USBが低速転送を受け持つとされたが、AppleがIEEE1394の特許使用料に$1(US)/ポートの法外な金額を要求(その後、Apple,Compaq,松下,SONY,Intelら11社が特許を一括ライセンスする事で合意し、さらに1機器$0.25まで下げたが既に時遅し)したためにIntelが態度を硬化、当初は最終的に240Mbpsが想定されたUSBの高速化は、秋のIDFで「360M〜480Mbpsで検討中」とヒートアップし、最終的には480Mbpsで決着、USB1.1の40倍速に達してIEEE1394を凌駕することになり、Appleらには最悪のシナリオとなった。
⇒www.usb.org/
UTF-8(Unicode Translation Format-8)

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