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A20 line 【エー20ライン】
▼アドレスバスの20番信号線(A0から始まるので21本目)。HMAをコントロールするのに使われることで有名。
▼Intel製CPU「80286」を搭載したIBM PC/ATには、過去の機種(PC,PC/XT)との互換性維持のため、A20ラインをメモリーアドレッシングに使用するかどうかを選ぶ機能があった。
▼A20ラインを無効にすると、それ以前の808680186と同様にリアルモードでのメモリー空間は1MBytesまでに制限される。一方、A20ラインを有効にすると、リアルモードから直接アクセスできないはずの1MB目の(拡張メモリーの先頭にあたる)65520Bytes(64KB−16Bytes)の領域が利用可能となる。
この約64KBのメモリー空間はどう見てもCPUの設計不良により発生したものであるが、この領域を活用して実現されたのがHMAである。
A3D (Aureal 3D) 【エースリーディー、オーリアルスリーディー】
▼Aureal Semiconductor(旧Media Vision)が1997年に発表した、3Dオーディオ技術。またそれを応用したハードウェアやソフトウェア。
▼3Dオーディオは、仮想的な3D音場をリアルタイムに制御する技術で、空間の容積や材質などをシミュレートし、画面やユーザーの入力に合せて、音源の定位や反響等をリアルタイムでコントロールする。制御用のAPIが一般に公開されている。
AAC / MPEG-2 AAC (Advanced Audio Coding) 【エーエーシー】
▼ISO(国際標準化機構)の作業部会MPEG(Moving Picture Coding Experts Group/Moving Picture Experts Group、エムペグ)によって標準化されたMPEG-2 Audioの拡張符号化方式。BSデジタル放送や地上波デジタル放送に採用されている。またMPEG-4 Audioの音声規格の一種(ちなみに他にはTwinVQなどが含まれる)にも採用されている。
▼サンプリング周波数は8〜96kHzまで対応。最大48チャンネルのオーディオ信号と、最大15個のLFEチャンネル(Low Frequency Enhancement)、カップリングチャンネル(マルチリンガルを実現)、汎用データストリームを伝送することも可能である。5.1chマルチチャンネルサラウンドももちろんOkだ。
▼96kbpsでMP3の128kbpsを上回る音質を実現できるとされている。この一般にCDに近いとされている96kbpsならば64MBメモリーで85分近く記録できる。さらに5チャンネルのオーディオ信号を320kbpsで符号化した際の音質は、EBUが規定する放送用品質(5段階評価で4.0以上)を満足する。
▼1999〜2000年頃に隆盛を極めたインターネットを利用した違法的音楽配信でMP3が有名になると、さらに圧縮効率の良い次世代規格として一時期はAACに注目を集めたが、良質なエンコーダーが登場せず、またMP3が業界標準となり、次第に下火となった。
▼MPEG-2は1994年にISOの承認を受け、1995年3月に最初の規格書が発行されているが、同時期に平行して、従来互換性にとらわれないより効率的な音声圧縮符号化方式も検討、1997年にISO/IEC 13818-7として追加されている。これがMPEG-2 AACである。
ちなみにMPEG-2 Audioは、32/44.1/48kHzのハーフレート、マルチチャンネル機能の追加以外はMPEG-1の技術をそのまま使用した互換規格になっている。これをMPEG-2 Audio BC(Backward Compatible=後方互換性)と呼ぶ。

ISO/IEC 13818-1 International Standard MPEG-2 Systems (Nov. 1994)
ISO/IEC 13818-2 International Standard MPEG-2 Video (Nov. 1994)
ISO/IEC 13818-3 International Standard MPEG-2 Audio (Nov. 1994)
ISO/IEC 13818-7 International Standard MPEG-2 Advanced Audio Coding (AAC) (Dec. 1997)
▼ACCにはレイヤーに相当する3つのプロファイルがある
■Main Profile
AACはMPEG-1 Audio Layer III(いわゆるMP3)をさらに発展させたものであり
  1. 変形離散コサイン変換(MDCT=Modified Discrete Cosine Transform)によるスペクトル変換や聴覚特性を利用したデータの削減
  2. ハフマン符号化(出現率の高いデータに短いビットを、低いデータに長いビットを割り当てて圧縮する、LHaなどでもお馴染み)
などの定番技術の他に
  1. TNS(Temporal Noise Shaping:信号レベルの大きな所に量子化ノイズを集中させる)
  2. 予測量子化(予測誤差を量子化することによって圧縮効率を高める)
の最近の技術も使用している。
必要なRAM容量、計算量とも最大だが最も音質が高い。
■Low Complexity (LC) Profile
予測符号化は行なわず、TNSの予測次数にも制限を加えて簡略化。処理が軽くなる分、音質は少し落ちる。
■Scalable Sampling Rate (SSR) Profile
予測符号化は行なわず、TNSも簡易化。さらに上記には無い4バンドのサブバンド分析フィルタを含むゲイン制御部を持ち、信号を4つの周波数帯域に分けて符号化する。全帯域復号時の音質でLCよりもさらに少し落ちる程度。
4分割サブバンドフィルター出力の内、例えば最低域バンドのみをデコード、低域側2つのバンドのみをデコードというような、スケーラブルな構造をもつデコーダを構成できる。
⇒www.cselt.it/mpeg/(MPEG公式サイト)
あぼーん 【アボーン】
▼2ちゃんねるで不適切な投稿が削除されたときに痕跡として表示される言葉。語源は英語の「a bone」(骸)。
▼投稿日も「あぼーん」と表示されたものが本物である。
AC'97 (Audio Codec '97)【エーシー97】
▼米Intelが1996年に提唱したPCで家電並みのAV環境を実現するためのアーキテクチャーのうち、オーディオデータを扱うための仕様をAC'97(Audio Codec '97)、映像データを扱うための仕様をGC'97(Graphics Controller '97)という。
▼AC'97/GC'97ではそれぞれオーディオ/グラフィックスコントローラーを設計するためのガイドラインとハードウェアの標準仕様を定めている。
access point (AP) 【アクセスポイント】
▼パソコン通信サービス会社やインターネットサービスプロバイダー(ISP)が、利用者のモデムやTAからの電話回線を介した接続を受け付け、パソコン通信やインターネットに接続するために設けた施設。
▼サービス提供会社のNetwork Operations Center(NOC)とアクセスポイント(AP)の間は専用線で結ばれているため、利用者はアクセスポイントまでの電話代を払うだけですむ。(サービス料などは別)
account 【アカウント】
▼コンピューターやネットワーク上の資源を利用する際に必要なIDのこと。または利用できる権利のこと。
ACPI (Advanced Configuration and Power Interface)
▼Intel、Microsoft、東芝が共同で開発し、1996年に発表されたPCや周辺機器の電力管理を行なうための規格。従来のAPMによる電源管理がBIOS主体の物であったのに対し、OSが中心となってパソコン内部から外部の周辺機器までを管理できるよう、デバイス間のインターフェイスが取り決められている。電力管理をOS側で一元管理し、デバイス別の電力モードや情報伝達のメカニズムを規定することにより、機器に合せた柔軟な管理と制御が行なえるようになっている。
▼だがACPI1.0はダメ規格なので使えねぇ(怒)
▼Windows98(4.10.1998)ではインストール時にSETUP /PJとするか、レジストリーエディターで[HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Detect]にACPIOptionという文字列エントリーを作成し1を代入、ハードウエアの追加で自動検出させる。ただしWindowsがおかしくなる場合もかなりあるので自己責任でね!(レジストリー全体をバックアップしておくと復旧できるかも) ちなみにそこにはDangersなんてキーもあってドキドキです(笑)
▼最近では1.0aとかほざいているし〜もういい加減なのは勘弁してくれ。(1999年4月記)
active channel 【アクティブチャンネル】
▼Microsoft Internet Explorer 4.0がサポートするプッシュ型の情報配信機能、およびそのために作製されたコンテンツ。プッシュ型とはユーザーの要求に応じてコンテンツを自動配信する仕組みの意。
▼CDF(Channel Definition Format:チャンネル定義フォーマット)ファイルには、コンテンツのインデックスや配信スケジュールが記述されており、配信の手続きがメニュー選択で簡単に行なえるようになっている点が新しい。
▼しかしMicrosoftの目論見は外れ、実際には流行らなかった…(爆笑)
active terminator 【アクティブターミネーター】
ADB port (Apple Desktop Bus-port) 【エーディービーポート】
▼Apple ComputerのパソコンMacintosh SE以降に採用されているキーボードやマウスなどを接続するためのシリアルインターフェイス。
▼挿しただけで自動認識する機能(プラグアンドプレイ)をサポートしたマルチデバイスインターフェイスで、一つのバスに最大16台の装置を芋づる式に接続(デイジーチェーン接続)するのが特徴。
▼バス制御にはEthernetの様に、デバイスが回線の空きを見て勝手に発信し、もしも衝突したら適当な時間を置いてから発信し直すという無管理形。バスは激遅(100〜200バイト/秒)であるため、キーボードなどの低速デバイスの接続のみに用いられている。
▼コネクターは4ピンMini DINを使用し、シリアルデータバス、デバイス側から電源のON/OFFが可能な電源制御用の信号、電源供給用5Vラインと単純明快な構造である。1980年代版USBかと思ってしまうほど良くできているが、ホットプラグまではさすがに考えられていない。
ADF (Auto Document Feeder) 【オートドキュメントフィーダー】
▼コピー機やスキャナー、FAX装置などで、セットした原稿を連続して読み取るための機構。自動給紙装置、連続給紙装置、自動原稿送り装置と呼ばれる。現在の業務用コピー機では標準あるいはオプションでサポートされている。
ADPCM (Adaptive Differential Pulse Code Modulation)
▼適応差分パルス符号変調。アナログ音声信号をデジタル信号に変換する方式の一つで、不可逆圧縮。SHARP X68000シリーズやCD-ROM XA、CD-I、PHSなどで採用されている。
▼PCMが波形の振幅レベルをそのまま量子化(デジタルの数値に変換)していくのに対し、隣接する標本(サンプル)間の差分を採っていく方式をDPCM、さらに音声信号が連続性・法則性のある信号であることを利用して過去から現在を予測し、その予測誤差(サンプル値の差分)を量子化しているのがADPCMである。
▼8ビットPCMの場合で予測誤差は3ないし4ビットで表すことができる。PHSではPCMで64kbpsに相当する音声信号を32kbpsのADPCMに低減させているが、固定電話回線(64kbps)と遜色のない高音質と言われるのはこのためである。
▼ADPCMのような波形の変化幅を量子化していく方式では、急激な変化に対してはビット数が増えてしまう危険があるが、振幅の大きいところではステップサイズ(サンプリングの際の定規のメモリ間隔)を大きくしていくようになっており、少ない量子化ビット数で激しい波形の変化にも追従できる工夫がしてある。
ADSL (Asymmetric Digital Subscriber Line) 【エーディーエスエル】
▼既設の電話用銅線ケーブル(メタルケーブル)を使う高速デジタル伝送方式「xDSL」の中で、最も代表的な伝送技術。xDSLのうち、通信事業者の加入者線収容局(電話局)から下り方向(電話局→家)と、上り方向(家→局)の速度が非対称なものを指す。
▼下りは最大6〜9Mbps(bits/秒)、上りは最大640kbps程度。収容局からの距離や回線状態により期待される速度が出ない場合もあり、通常の電話回線のようなユニバーサルサービスとして提供することはできない。
▼1989年にBellcore社が開発。インターネットへの高速なアクセス回線として、米国では1998年頃から本格的な商用サービスが行われている。
▼国内では長野県協同電算(JANISネット)と川中島町有線放送(KUHK)が1999-9-01より川中島町有線放送の電話回線を利用して、初の商用ADSL高速インターネット接続サービスを開始した。また東京でも「東京めたりっく通信()」が1999年末より新淀橋、四谷、青山、池袋、三田、茅場兜の6電話局にて試験サービスを行う予定。
■xDSLとは…
▼電話用銅線ケーブルを使う高速デジタル伝送方式の総称。既設の電話回線を転用することで加入者線収容局(電話局)−家の間の工事コストが削減できる。
▼数MHz以上の高周波数帯域まで使用するために、3.4kHz以上(日本の場合)の信号を通さないアナログ用の電話交換機は経由できないが、逆に電話交換機よりも加入者(家)側にxDSLの機器を設置することで、従来のアナログ電話とxDSLによる高速通信を同時に行える利点がある。
■SDSL (Symmetric Digital Subscriber Line)
名前の通り、上り下り回線とも同じ転送能力を備えた方式。ADSLよりは技術的要件が面倒になるため、ADSLをサービスする業者が企業向けに限定して行うことが多くなるだろう。
age 【アゲ】
▼2ちゃんねる等の投稿されたスレッドが最上位に表示されるマルチスレッド型掲示板で、投稿してスレッドを最上位にする行為。
▼特に設定を行わない限りは自動的にageた事になるが、言葉でageる意志を明示することもある。
▼コメントすることはないがスレッドを上げたい時に「age」と書いたり、スレッドが下位に表示されるとレスが付きにくくなるため定期的に順位を上げる「メンテage」や、自分のスレッドにレスが欲しくてageる「自作自演」もある。
age荒らし 【アゲアラシ】
▼嫌がらせや特定のスレッドを目立たせなくするために、下位に埋もれているスレッドを無意味にいくつもageる行為や人。
AGP (Accelerated Graphics Port)
▼Intelが1996年7月にリリースした、グラフィックカード専用のポート。PCIバスに一見似た形状だが、いろいろな物を接続できる拡張バスとは違い、グラフィックカード1枚とCPUの間で高速に通信するためのものである。AGPバスとは言わない。
▼当初は対応OSが無かったためにPCIバス互換と見立てて使える様にもなっている(Windows95でUSBモジュールを導入していない状態など)が、本来はWindows98(またはWindows95 OSR2以降にUSBモジュールを導入する)・AGP用に設計されたグラフィックボード・AGP用ドライバーが揃って初めて本領を発揮できる。
▼AGPの特徴としては、メインメモリーの一部をビデオ用メモリーに割り当てることが出来(AGPメモリー)、大量のメモリーを必要とする3Dのテクスチャーマッピング用などに確保することが可能となる。ただしローカルメモリー(AGPカード上)の方が速いのでボード上に16MB〜32MB(1999年現在)を持つ製品が多い。AGPメモリーは高機能製品より、むしろグラフィック機能を統合したチップセットを有する廉価なシステムで効果を発揮するのでは無かろうか。
▼コネクターの接点が2段式になっているため、輸送中の振動などで接触不良を起こしやすい欠点はパソコンショップを常に悩ます問題であった。
■AGP1.0
▼1996年にリリースされたAGP1.0では下の2つのモードがあり、それぞれPCIバス(33 1/3MHz/32bits)の2倍と4倍の能力を有する。
▼AGP 1X/2Xモードとも、Intel440LXチップセットからサポートされたが、当初はPCIエミュレート、次第に1Xモード、2Xモードをサポートしたグラフィックカードが発売されるようになった。
AGP 1Xモード(1倍動作)
クロック66 2/3MHz/幅32bitsで秒間266MB
AGP 2Xモード(2倍動作)
クロック66 2/3MHzの両エッジ(波形の立ち上がりと立ち下がり)に同期してデータを転送することで秒間533MBの速度を誇る。
■AGP2.0
▼1998年3月にリリースされたリビジョン2.0にて規定されている4Xモードは、クロック信号こそ66 2/3MHzであるが、2倍の周波数のストローブ信号のさらに両エッジを利用して秒間1066MBにもなる。
▼またCPUからAGPにデータを高速に転送するFast Writesモードが追加されている
▼AGP2.0では電圧仕様も拡張され、従来の3.3Vの他に1.5Vが新たにサポートされた。見分け方はAGPスロットの仕切が
  3.3V Connectorでは、後(カードのコネクターが出る)側
  1.5V Connectorでは前側
  Universal Connector(両対応)なら仕切がない
といった具合である。カード側もそれに対応する3.3V Keyや1.5V Keyがあるので見れば対応電圧が分かる。
▼待ち望まれた対応は1999年10月にIntel820チップセットで行われるはずだったが820はメモリー関連の致命的設計不良により市場には出てこなかった。そのため互換チップセットのVIA Apollo Pro 133A(Apollo Pro 133の改良版、ノースブリッジはVT82C694X、サウスブリッジにはVT82C686A等を組み合わせる)のみがサポートしている。(1999/10現在)
■AGP Pro
▼インテルが1998年に発表、1999年に正式規格としてリリースしたAGPの拡張規格。(2.0の拡張規格) PCIと同様に、AGPスロットを延ばす形で64bitsバス幅が規定されている。
▼大量の電力を消費するハイエンド向けを想定しているために3.3Vと12Vの電源ラインを追加。拡張された電源ラインはローパワー用のAGP Pro50で25〜50W(12V)、ハイパワー用のAGP Pro110では50〜110W(12V)となる。
▼AGPではない端子と思われたり、AGP 4Xモードと誤解される事が多いのが難点(笑)
秋葉原 (Akihabara、Akiba) 【アキハバラ】
▼東京都千代田区外神田にある世界随一の規模を誇る電気街。いまさら私が語ることもなかろう。
▼最寄り駅はJR秋葉原(電気街口)、営団地下鉄末広町駅だと秋葉の外れになる。
▼魑魅魍魎なオタクどもが集まる町としても有名。戦後の闇市・ラジオ→家電→パソコンの街と変貌を遂げ、いよいよアニメオタクと性風俗の街に進化しようとしている?!
▼省略形は秋葉(アキハまたはアキバ)。パソコン系オタクが増えてからはアキバと発音するのが主流となったが、元々はアキハが主流。
ANK (Alphabet Numeric Kana) 【アンク】
▼日本工業規格JIS C6220-1969『情報交換用符号』(現在のJIS X0201:1997 -- 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合)で規定された文字を指す。半角アルファベット、半角記号、半角数字、半角カタカナが含まれる。
▼ANKカナ(半角カタカナ)はインターネット上で使用してはならない鉄則がある。これはインターネット上の情報交換コードとして認められない8ビット長の符号になるためとされるが、実際にはメールや日本語Webサイトで用いられる規格ISO 2022-JPがANKカナを内包していないため、一部のCGI・UNIX環境等でX0201のカナを使用できないことに起因する。
anonymous FTP 【アノニマスエフティーピー】
▼本来はアカウント(ID)とパスワードによって保護されるべきFTPサイトを、アカウント名にanonymous(匿名)と入力するだけで誰でも利用できるようにしたもの。
▼ネット上に多数存在する公共ソフトウェア(PDSなど)やデータを不特定多数に配布するために考案されたシステム。
▼anonymous FTPにログインする際、パスワード欄には自分のメールアドレスを入力する慣行がある。
AP→access point
API (Application Program Interface) 【エーピーアイ】
▼オペレーティングシステム(OS)がアプリケーションに対して公開しているプログラムインターフェイスのこと。アプリケーションがOSが提供する機能を利用したければ基本的に全ての処理をこのAPIを経由して行なう。
▼実際にはアプリケーションが呼び出すために使用するファンクションなどのルーチンセットや、その仕様を指すことが多い。現在一般的なOSのプログラミングでAPIは関数の形をとっており、適当な引数(パラメーター)を指定してAPIを呼び出す。
▼OSの機能をAPIとして提供していれば開発時の負担が大幅に軽減するだけでなく、機能の外観や操作方法などを統一化しやすく、ユーザーに分かりやすい環境の構築ができる。例えばUser Interface Toolboxが文字描画からウィンドウ表示、テキスト編集などの基本機能を全て網羅していたMacintoshでは、発売当初から操作性が良いコンピューターとの評価を得ていた。
APM (Advanced Power Management) 【エーピーエム】
▼主にシステムの電力管理を行う規格だが、マザーボードBIOSレベルで実現していた機能のため、周辺機器の特性に合せた柔軟な制御は行なえない。フルパワーから電源オフまでの5段階のモードに分け、システムを長時間使用していない場合にサスペンドモードに移行させたり、マウスやキーボードの操作でサスペンドから復帰させるといった機能を提供している。
▼1999年時点では電源管理の主体はAPMだが1999年8月頃に出荷されるWindows98 Second EditionからはAPMよりも先進的なACPIが利用できるようになる…とMicrosoftは主張していたが、やはり上手くいかない。
Apple Computer Inc. 【アップルコンピューター】
▼米国の独自規格パソコンを作るメーカー。パソコン(Macintosh)の先進性が光るが、メーカーの経営方針は最悪でありシェアも伸びず、一部のマニアックなユーザーの言動が非常に悪いことからマシン自体の印象すら貶める結果となっている。Macintoshを狂信的に信じている人を指して、マック教(狂)信者、マック真理教、宗教、などと呼ぶ。
▼同社のAppleIIシリーズはアオタカがパソコンを始めるきっかけとなった、昭和55年(1980年)のことである。
▼iMacの成功を機に、マック狂信者共々、図に乗っているメーカー。
⇒www.apple.com/
AR coating/AR coat (Anti-Reflective coating) 【エーアールコーティング】
▼ブラウン管(CRT)表面やレンズ表面に施す反射防止用の表面加工処理。
▼CRTディスプレイの管面に反射防止処理を施すことを一般にノングレア処理(non-glare)と呼ぶがこれの一種。他にシリカコート、ARパネルなどの方法がある。
▼二酸化ケイ素(シリカ)などの細かな粒子を吹き付けて表面を粗くし、入射光(ついでに出る光も)を拡散させるだけの「シリカコート」と比較すると映り込みが少なく、フォーカス劣化やコントラスト低減が現われにくい。
▼ディスプレイ表面にフッ化マグネシウムなどを真空蒸着させて表面に可視光線の1/4波長となる透明な薄膜を形成する。膜の表面で反射した光と、奥で反射して戻ってきた光が、1/2波長ずれた逆位相となるため、打ち消しあって反射光が目立たなくなる。ただし残念ながら100%の可視光が抑えられるわけではない。
▼コートを施すのは、2種類の屈折率の異なる物質を重ねるとその境界で反射が発生することを利用しているため。
archive 【アーカイブ】
☆古文書、公文書館、大規模な記録や資料のコレクションの意から
@デジタル化された複数のデータやファイルを一つのファイルにまとめること。
  その行為により生成されたファイル(archive file)。
  その行為を行うプログラム(archiver)。
  現代では、更に圧縮(compress)を加えた場合も含む。
AMS-DOSなどのファイル属性の1つで、変更時にファイルに付けられる属性のこと。バックアップ時にこれをクリアーすることにより、その後に変更されたファイルを識別することができる。アーカイブ属性(保存属性の意)。
▼国内では吉崎栄泰氏が開発したLHaが、海外ではZIPが広く普及している。最近は欧州で近年開発されたRARもシェアを伸ばしている。
archive file 【アーカイブファイル】 →archive
archiver 【アーカイバー】 →archive
ARMD (ATAPI Removable Media Device) 【エーアールエムディー】
ATA/ATAPIインターフェイスに接続されるCD-ROM、DVD、MOなどのリムーバブルドライブ(コマンドインターフェイスにATAPIを使用する機器)の総称。
Technical Committee T13(ATAの標準化を行なっている委員会)⇒www.t13.org/
ASCII〔1〕【アスキー】(American Standard Code for Information Interchange)
▼アメリカ規格協会(ANSI)が定めた、米国標準情報交換用コード。8ビットで構成される。
▼インターネットでは0〜127の文字コードのみの通称7bits ASCIIを使用する(インターネットでは歴史的経緯により7bitsの情報しか透過できないシステムが多かったため)。8bits ASCIIを透過させるには日本語などと同じようにエンコード(暗号化)する必要がある。
〔関連〕ANK、EBCDIC、JIS、S-JIS(Shift JIS)他
ASCII〔2〕【アスキー】
▼株式会社アスキー。社名は米国標準情報交換用コード「ASCII」および「貴方の好きなコンピュータ、一緒にいい事しませんか」から取った。コードコンピューター・コンシューマーゲーム関係の雑誌・書籍発行を主な業務とする。
▼一説にはASCIIコードは株式会社アスキーが開発した文字コードらしい(爆死)
⇒株式会社アスキー
ASIC(Application Specific Integrated Circuit) 【エーシック】
▼特定用途向け集積回路。一般にはユーザー固有の仕様を持つ専用ICを指す。カスタムIC、カスタムチップなどとも呼ばれる。大規模なASICをシステムLSIと言う場合もある。
▼注文に応じて0から回路を設計する「フルカスタムIC」と、あらかじめ特定機能を持った回路ブロックを組み合わせた半完成品を用意しておき、顧客のニーズに合せて調整・加工する「セミカスタムIC」の2種類がある。
▼一般にはゲートアレイやスタンダードセルを使ったセミカスタムICを指すことが多い。
※gate array:未接続の汎用ロジックを持つチップで、このチップの最上位層(金属層)にマスキングを施すことでロジック同士を接続し、目的に応じたチップを製造する。
ASK〔1〕
▼SHARPが開発した赤外線データ通信方式。SHARP ASKとも呼ばれる。
▼同社のワープロ用オプションに用意したテンキーのためのインターフェイスとして開発されたものだが、現在ではザウルスをはじめとする同社の携帯端末で広く使われている。半二重の調歩同期(非同期)で、伝送速度は9.6〜57.6kbps。
ASK〔2〕 (Amplitude Shift Keying) 振幅偏移変調
▼振幅偏移変調はアナログ信号の振幅の違いを使ってデジタル信号を変調する方式。アナログAMラジオなどのAM変調(Amplitude Modulation:振幅)のデジタル信号版。
※変調…ある信号を別の信号に乗せること。例えば音声信号は周波数が低すぎてそのままでは電波として飛ばないが、これを高周波で変調すれば電波として飛ばすことができる。
ASK(Amplitude Shift Keying)…振幅偏移変調
FSK(Frequency Shift Keying)…周波数偏移変調
PSK(Phase Shift Keying)…位相偏移変調
QAM(Quadrature Amplitude Modulation)…直交振幅変調
ASP〔1〕 (Active Server Pages) 【エーエスピー】
▼Microsoftが開発したサーバー側でスクリプトを実行し、Webページを動的に生成する技術。Webブラウザーのアドレス表示で「〜.asp」と表示されているページがソレ。
▼同社のWebサーバー「IIS 3.0」(Microsoft Internet Information Server)以降でサポートする。「.asp」という拡張子のテキストファイル形式で、VB ScriptやJavaScriptを使う。
ASP〔2〕 (Application Service Provider) 【アプリケーションサービスプロバイダー】
▼ネットワークを通じてアプリケーションの機能を提供する業者。
▼従来のアプリケーションは、ユーザー自身がセットアップや管理を行なうのが一般的であったが、ASPではサーバー上にアプリケーションが用意され、ユーザーはWebブラウザーなどを使ってその機能を利用する。
ASPI (Advanced SCSI Programming Interface) 【エーエスピーアイ/アスピ】
▼米Adaptecが開発したSCSIの共通プログラミングインターフェイス。SCSIホストアダプター(SCSIボード)依存のモジュール(デバイスドライバー)をASPIマネージャー、ASPIを利用するSCSIデバイス依存のデバイスドライバーをASPIモジュールと呼ぶ。
▼ASPIマネージャーがSCSIホストアダプターのハードウェアの差異を吸収することにより、仕様の異なるホストアダプターで同一のASPIモジュールを用いることができる。
SCSIは、HDD、CD-ROM、MOなどはもちろんスキャナー、プリンターまで様々なデバイスを接続できる汎用インターフェイス規格ではあるものの、SCSIが標準化する対象はバスの物理的電気的な仕様とプロトコルだけである。例えばPC-9800シリーズではPC-9801-55と言ったように特定のハードウエアが基準となる場合もあるが、IBM PCの世界ではAdaptecが開発したASPIが業界標準のインターフェースとなった。
AT→IBM PC/AT
AT Compatible(AT互換機)→IBM PC/AT
AT form factor 【エーティーフォームファクター】
▼PC/AT互換機で用いられているマザーボードのform factorの一つ。通称「ATマザー」。ATX仕様のマザーボードが普及するまでは、PC/AT互換機マザーの標準であった。
▼AT form factorには明確な基準があるわけではなく、PC/ATのネジ穴や拡張スロットなどの基本的なレイアウトを継承した物にすぎない。フルサイズのAT form factorの場合は幅が12インチ、奥行きは長い物で13インチ程度になる。
▼CPUやメモリーなどの背の高い部品が拡張ボードに当たるなどの問題があった。またATキーボード端子以外はマザーボード上に直付けされておらず、PS/2マウス、シリアル、パラレルなどの各ポートはケーブルで引き出し、ケースのそれぞれのコネクター用に用意された穴にネジで固定するという作業は面倒で非生産的であった。
▼ATマザーはATX用ケースには収納できない。
Baby-AT/Baby AT 【ベビーエーティー】
▼Baby-ATはAT form factorの省スペース版で、ATオリジナルのマザーボードの幅が12インチ(full sizeという)であったのに対し、8.5インチに縮小されている。
▼フルサイズのATやATXと比べケースの高さが低く抑えられるために、ATX普及後もしばらくは一部で根強い人気があったが、それもMicro ATXの普及に伴い役割を終えた。
ATA (AT Attachment Interface) 【エーティーエー】
▼ハードディスクを接続するためのインターフェイス規格。
▼CompaqとConnerが1986年に開発した自社(Compac)用のIDE規格を厳格に規定し直した物。他社が追従する動きを見せる中、1988年にCAM委員会が結成、ATAを作成しANSI規格に。
▼IDE、IDE/ATA、ATA/ATAPIなどと表記する場合もある。
■ATA/ATAPI-4
▼ATA/ATAPI-4はハードディスクメーカーのQuantumが中心となって策定した仕様を元にANSIが定めた規格。1998年にANSI標準規格(ANSI NCITS 317)となった。
▼ATA/ATAPI-4の転送モードとその速さ
PIO
(CPUがI/Oポートに直接アクセスして
データの転送を行なう方式)
DMA
(DMAコントローラを利用してデータの転送を行う方式)
PIO mode0 3.3MB/s
600ns
DMA Single word 0 2.1MB/s
960ns
Ultra DMA mode0 16.6MB/s
240ns
PIO mode1 5.2MB/s
383ns
DMA Single word 1 4.2MB/s
480ns
Ultra DMA mode1 25.0MB/s
160ns
PIO mode2 8.3MB/s
240ns
DMA Single word 2 8.3MB/s
240ns
Ultra DMA mode2
(Ultra ATA/33)
33MB/s
120ns
PIO mode3 11.1MB/s
180ns
DMA Multiword 0 4.2MB/s
480ns
PIO mode4 16.6MB/s
120ns
DMA Multiword 1 13.3MB/s
150ns
Ultra DMA mode3 49.8MB/s
ns
茶…ATA-1〜
赤…ATA-2〜
黄…ATA-4〜
緑…ATA-5〜
DMA Multiword 2 16.6MB/s
120ns
Ultra DMA mode4
(Ultra ATA/66)
66MB/s
60ns
  
Ultra ATA/100 100MB/s
▼ATA/ATAPI-4の転送モードとその速さ
  ATA ATA-2 ATA-3 ATA/ATAPI-4
ANSI規格名 ANSI X3.221
1994年
ANSI X3.279
1996年
ANSI X3.298
1997年
ANSI NCITS 317
1998年
接続台数 2台 4台 4台 4台
LBA
SMART
ATAPI 拡張規格
CRC
ATAPI 【エーティエーピーアイ、アタピ】
▼AT Attachment Packet Interface
ATA-3の拡張プロトコルとして策定。SCSIのパケットコマンドに準じたプロトコルを実装し、様々なデバイスに対応できるようにした。CD-ROMやMOなどはATAPIの登場により繋げるようになった。ATAの仕様から接続は内蔵デバイスに限定されるが、広く普及している安価なインタフェースで様々なデバイスに対応できる点は、パソコンの低価格化に貢献している。
▼実際の会話ではCD-ROMドライブと音源ボードをつなぐアナログ音声信号用ケーブルのコネクター形状を指すことが多い。
AT command (ATコマンド) 【エーティーコマンド】
▼1981年にHayes Microcomputer Productsがリリースしたモデム(MODEM)を制御するためのコマンドセット。比較的分かりやすいコマンドとリザルトコード(応答メッセージ)が嬉しい。昔はみんな覚えたもんだ。
▼現在使われているモデムのほとんど(全て?)が、ATコマンドに倣ったコマンドセットを使用しているが、基本的な部分以外は各社が独自に拡張しているために方言が多い。
▼名前は、コマンドやパラメーターを全て「AT」に続けて入力する事に由来である。ATは「Attention」の意味。FAXモデムではAT+Fで始まるFAX用ATコマンドが正式に標準化されている。
▼同様のものにCCITT(現ITU-T)の国際規格(V.25bis)もあるが一般向け製品では全く普及していない。
Athlon 【アスロン】
▼AMDの7世代目のアーキテクチャーに当たる、インテル32bitsアーキテクチャー命令群(IA-32)のCPU
▼AthlonではK6系とは全く異なった新しいCPUコアを採用しており技術的な特徴としては下が挙げられる。
(1) 1クロックの間に最大9命令同時実行のスーパースケーラマイクロアーキテクチャー
CPUコアには1クロックの間に最大9命令を同時実行できるスーパースケーラ・マイクロアーキテクチャーを採用している[*]。もちろん実際にはソフトウェア側が完璧に最適化されていないと9命令を同時に実行できることは希有であり、ソフトウェア側でのAthlonへの最適化を期待せねば100%の性能を引き出すことが出来ないのはPentium II(P6アーキテクチャー)系のCPUと同様。
ちなみにK6系が同時6命令、Pentium II/Pentium III/Celeronが5命令。

[*]初期のCPUでは1クロックあたり1命令=厳密にはさらに分解した1ステップが実行できたが、昨今のCPUは1クロックの間に複数の命令を同時に実行できるようにまでなった。こうした技術をスーパースケーラと呼ぶ。
(2) CPUバスにEV6(旧DEC)を採用
Athlonで最も象徴的な特徴が、CPUバスに旧DEC(Compaq Computerに買収)からライセンスを取得した「EV6バス」を採用したことだろう。これで、インテルのP5バス使用における法廷闘争の和解条件によりP6バスが使用できないという問題をクリアした。またEV6バスはDEC Alphaプロセッサー用に開発したCPUバスで、元々はサーバー/ワークステーション用向けに開発されただけあって、性能面では元来優れたものを持っている。
(3) 浮動小数点演算能力を強化
浮動小数点演算ないしは3DNow!命令を同時に3つ発行できるようなパイプライン化されたスーパースケーラ浮動小数点演算ユニット(FPU)を初めて採用。これまでAMD K6系の弱点と言われ続けてきた浮動小数点演算能力は大幅に改善し、Pentium IIIのFPUと比較しても勝っていると言ってもよい性能になった。
(4) 大容量L1キャッシュを搭載
L1キャッシュはK6系の64KBの倍、Pentium II/III/Celeronの32KBと比べて4倍の128KBに増量された(命令64KB/データ64KB)。ただし、L2キャッシュに関してはK6-IIIでは256KBのL2キャッシュをCPUダイ上に搭載していたのに対し、Athlonではバックサイドバス(BSB=内部専用のバス)に、ハーフスピード(CPUコアクロックの1/2)で512KBが接続されている。これはPentium II/IIIと同じであり、最近のL2キャッシュをCPUダイ上に搭載してフルスピードで駆動する風潮からやや後退している感は否めない。(ただし将来的にはPentium II/III Xeonの様にL2キャッシュをフルスピードにすることも可能である)
(5) バスクロックの向上、ピーク時のバンド幅3.2GB/秒
AthlonのCPUバスクロックはダブルデータレートの200MHz(チップセット側は100MHz)で、ピーク時のバンド幅は3.2GB/秒と、P6バスの0.8GB/秒に比べて4倍になった。さらには(1999年8月現在では対応チップセットの明確な予定がないので夢であるが)マルチプロセッサー動作時にはCPUは「Point-To-Point」と呼ばれる、CPUの間で3.2GB/秒の帯域が確保される構成になっており、チップセットと複数のCPU間で帯域をシェアするP6バス(シェアードバス)に比べると性能面で将来的なアドバンテージがあるといえなくもない。
(6) 3DNow!テクノロジーを拡張
K6-2から搭載されていたマルチメディア系の処理をより効率よく行なうための命令セット(インテルのMMXの様な物)である3DNow!テクノロジも若干の新命令が追加され「エンハンスド3DNow!」となった。追加された命令はAC-3やMP3のデコードに関する命令などだが、当然、非対応のソフトウエアでは意味をなさないため、ソフトウエアの対応が待たれる。
ATOK 【エイトック、アトック、アワトクシマシステム等】
▼日本を大表する仮名漢字変換システム(IME、FEP)。公式には「えいとっく」と発音するが歴史の長さからか人気からか色々な呼び方がある。変換のしやすさ、高効率の変換、人気ワープロソフト一太郎との連携から人気となり、国内IMEのほとんどがコレを模倣するモードを持っている。
▼MS-IME97(1997年)の性能がATOK7(1993年頃)と同等とすら言われることもあるほど優秀。
ATRAC (Adaptive TRansform Acoustic Coding) 【アトラック】
▼ソニーが開発した音声圧縮符号化技術。1992年に発売されたMD(Mini Disc)に採用された圧縮符号化方式で、CDフォーマット(44.1kHz/16bit)のオーディオ信号を約1/5にまで圧縮することにより、MDでCDと同等の記録時間を実現した。
▼さらに1994年にはMD DATA用に圧縮率を2倍に高めたATRAC 2を、1999年にはメモリースティックウォークマンや、音楽配信用データフォーマット向けのATRAC 3がリリースされた。
▼ATRAC 3の技術は再びMDにフィードバックされ、2000年にはMD長時間ステレオモード(MDLP)に応用されている。
ATRAC3とは… ⇒www.sony.co.jp/Products/ATRAC3/top.html
ATX / ATX specification (ATX仕様) 【エーティーエックス】
▼1995年に米Intelが提唱したPC用の新しい汎用マザーボードの仕様。ATX Revision 1.0が1995年7月に発表され、その後、OEMベンダーからの要望を反映したRevision 1.1が1996年2月に発表されている。現在、主流のデスクトップ用マザーボードはATX仕様が主流である。
▼ATXでは下表のようなサイズを定めている。なおケースには従来のBaby ATを90度回転させた形で入れる。
ATX 12インチ×9.6インチ
305mm×244mm
Mini-ATX 11.2インチ×8.2インチ
284mm×208mm
▼従来のBaby ATを90度回転した形で部品が配置されることにより、ATXでは拡張カードとCPUやメモリーが干渉しないような配置となった。さらにコネクター類をオンボードで実装できる場所が確保されたのは大きい。
▼オンボードで実装できるようになったコネクター類は1列、もしくは上下2段に配置するように規定されたのみで、具体的な配置は決まっていない。よって、ケースには長方形の穴が開いているだけで、そこにマザーボードの形に対応するバックパネルを使って蓋をする。1999年現在では一般的に、PS/2キーボード、PS/2マウス、シリアル、パラレル、USB、サウンド等のコネクター類を上下2段に配置するのが一般的だ。
▼ATXではマザーボードとケースのほかに、ATX用電源の仕様も規定しており、従来のものとは異なる20ピンの専用コネクターを使用する。スタンバイ用電源ライン、電源制御用ライン(電源のOn/Offがマザーボード側から可能)と3Vのラインが追加されている。さらに高温化するCPUを冷却するための吸気ファンが外気を取り込んでCPUに送風する働きも担っている。(CPUソケットが電源ユニットのすぐ横に来るように配置されている。)
AU 【エーユー】
▼UNIX系OSで標準的に用いられているオーディオデータを記録するためのファイルフォーマット、およびそのファイルにつける拡張子。audioの略。ちなみにNeXT系ではSND(soundの略)と呼ばれる。
▼データ構造は、先頭に標本化周波数や量子化ビット数などのパラメーター、その後にデータが続く形式で、いくつかの方式があるが、8bitまたは16bit、リニアPCMまたはμ-Lawが用いられることが多い。
▼μ-Law(ミューロウ)は、日本国内の電話回線などでもお馴染みで、信号レベルに対して対数的に大きなステップサイズを割り当てていく非直線量子化方式。通常のリニアPCM(直線量子化)よりも大きなダイナミックレンジを稼ぐ。
オ●ム真理教 (A●M Shinrikyo) 【オ●ムシンリキョウ】
▼米国も認める世界に名だたるテロリスト集団(でも馬鹿)。金目教(昔のテレビ番組に出てくるやつ)そのまんまという声もある。1999年7月現在秋葉に4店舗(渡来猿、グレイすful、PC-銀行-レボ、ネット銀行)のパソコンショップもあり、資金源となっているのは公然の秘密。
▼Celeron会議室で「○×△(店の名前)でお布施してきました〜」などと書き込んで皆から罵倒される輩も後を絶たない。とりあえず豆腐の角で死んでこい。
▼秋葉原で馬鹿な格好をしてWindowsパソコンのビラを配ってるのはだいたいオ●ム。この前もビラ配りをしていたMacショップ店員と喧嘩になったところを緊急出動した警官に咎められたところ、警官に対して傘を突き刺すなどの凶行に及んだため公務執行妨害で捕まった。格好同様頭の中身も(以下略)
automata 【オートマタ】
▼エロゲーで姦(や)られちゃうアンドロイドのこと(核爆)
▼本当はからくり人形、からくりオモチャ、自動人形の意
AV hard drive (AVハードディスク)
AVI (Audio Video Interleaved) 【エーブイアイ】
AX (The Architecture eXtended) 【エーエックス】
▼AX協議会が提唱したPC/ATをベースとした日本語パソコンの統一仕様。当時すでに外国ではデファクトスタンダードとなっていたPC/AT互換機を日本でも普及させる狙いがあった。
▼1987年にマイクロソフトが提唱。同年10月にはアスキー、アルプス電気、沖電気、キャノン、三洋電気、シャープ、ジャストシステム、セイコーエプソン、東芝、三菱電機(カナ順)などのハードベンダー・ソフトベンダー全19社によりAX協議会が設立された。1988年2月には初のAXマシン「三洋電機 MBC-17J」が発売される。この連合軍にPC-9800の日本電気、FM-Rの富士通の名はない。
▼当時の日本ではPC-9800シリーズの独壇場であり、上記の中のハードウエアベンダーは海外にPC/ATを輸出していた企業ばかりである。プラザ合意(1985年)以降の急激な円高や、米側の制裁措置(当時はDRAMメモリーが日本の圧倒的なシェアを得、これに危機感を抱いた米国が日米貿易摩擦に絡んで16ビットパソコンへ関税100%を課した)による事実上の対米輸出禁止により喘いでおり、国内に活路を見いだそうとしていたので渡りに船状態だった。
▼AXパソコンとは、日本語処理を行なうための専用ビデオカード、101キーボードをベースに日本語用のキーを追加したAXキーボード、そして日本語MS-DOS 3.21をPC/AT互換機に組み込んだものである。ビデオカードには、当時は広く使われていたEGA(Enhanced Graphics Adapter)に日本語表示機能をハードウェア的に追加したJEGAを使用した。
▼一時は400社を超える会員を抱えるまでになったAX協議会だが、結局はPC-9800の牙城を切り崩すまでには至らなかった。1991年にはVGA版であるAX VGA規格(ハードで行うものをAX VGA/H、ソフト的に行うものをAX VGA/Sと言う)なども発表されたが、最終的には、当初の目的を果たしたという捨て台詞を吐いて消滅する。
▼主な敗因は日本語ビジネスソフトがPC-9800シリーズほどは揃わなかったため、JEGAカードが高価であったためと言われる。
PC/AT上の日本語環境は、やがて486パワーを背景としたソフトウエア処理で日本語環境を実現したDOS/Vにより花開くこととなったのは知っての通り。
▼ちなみに類似品にIBMのJXというパソコンがあったが全く売れなかった。当時、比較的売れたのはPC/AT互換機では東芝のノートパソコンJ-3100シリーズのみであった。

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