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V.90
▼ダウンリンク(アクセスポイント→モデム)56000bps/アップリンク(モデム→アクセスポイント)33600bpsの通信速度が得られるアナログ電話回線用の高速データ通信方式。従来の方式ではアナログ回線という事のみから33600bpsまでを規格化していたが、実際の商業者はデジタル通信網に直結されていることに着目することで、さらなる高速化を果たした。
▼56000bps化への技術として登場したx2やK56flexを受けて、1998年にITU-Tによって勧告されたのがV.90である。
▼ダウンリンク側ではアナログ・デジタル変換(A/D変換)時の量子化ノイズを気にする必要がない
●従来の考え方
  A/D変換
量子化ノイズ発生
  D/A変換  
  アップリンク 33.6kbps   モデム 電話局 ⇔⇔⇔64k⇔⇔⇔ 電話局 業者  
  ダウンリンク  〃  
  D/A変換   A/D変換
量子化ノイズ発生
 

●現状に即した考え方
  A/D変換
量子化ノイズ発生
     
  アップリンク 33.6kbps   モデム 電話局 ⇔⇔⇔64k⇔⇔⇔ 電話局 業者  
  ダウンリンク 56kbps  
  D/A変換   【伝送路】⇒デジタル
→アナログ
▼K56flex
米ロックウェル社とルーセント・テクノロジー社が提唱した通常電話回線を使用した理論最大値で、ダウン56,000bps/アップ33,600bpsの高速データ通信のプロトコル。
▼x2
同様にUSRobotics(現在は3com社に吸収)が提唱した方式。技術的にはこちらが勝っていたが、商業的にはロックウェルのK56flexの方が優位であった。
V.勧告【ブイカンコク】
▼CCITT(現在はITU-T)が勧告している通信モデムやFAXなどに関する規格を普通は指す。モデムメーカーはV勧告に従ってモデムを製造しているが、V勧告にない範囲の新技術に対しV.Fast、X56、K56Flexなど独自規格で新技術をアピールしてきて、V勧告もそれを受ける形で新規格を模索・勧告してきた。
VC SDRAM(Virtual Channel SDRAM)
▼NECが開発した、メモリーチップの内部にチャネルと呼ばれる一種のバッファ(キャッシュ)を設けることで高い平均データ転送速度を実現しているメモリー。従来のSDRAMとのプロトコルレベルでの互換性はないので、VC SDRAMを利用するにはチップセットやBIOSレベルでの対応が必須となる。Apollo Pro133にてサポート。
▼当初はメルコからVC SDRAMを採用したDIMMが発売されたが、動くとされていたMVP4搭載マザーボードMX59 Proで動作しないなどのガッカリに見舞われてつまずいた。
VGA【ブイジーエー】
IBM PC/AT互換機上で使用されていたディスプレイ出力用拡張カードの業界規格の一つ。640×480ドット・16色や320×240・256色などの画面モードを持っていた。
▼今では一般に横640×縦480ドットの画面サイズのことを指す(色数に関係なく)。一般的には以下のような表現がある。(たまに1024×480でXGAなどと紛らわしいことをほざくメーカーもあるので注意!)
呼称 一般的なサイズ
(正確な定義ではない)
CGA 320×240
VGA 640×480
SVGA 800×600
XGA 1024×768
SXGA 1280×1024
UXGA 1600×1200

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