== GHIBLI==
文章いろいろ

宮崎駿氏のファンになってからもう10年以上。きっかけは中学生の頃テレビでナウシカを見て衝撃を受けたことでした。ファンになってから、小学生の頃、毎回見ていた「未来少年コナン」や、「アルプスの少女ハイジ」「赤毛のアン」「あらいぐまラスカル」などの作品も宮崎・高畑両氏の手掛けた作品だったと知り、改めて両氏が私に与えた影響の大きさに驚きました。以来、もうただただジブリ作品を信奉しています。(少々大袈裟かな…)
さて、このページ以下では私が書いた文章を中心に、雑多なものを詰め込んでいます。お暇でしたらどうぞ。

 ■ お品書き


 ■ 好きな映画
       '96年10月現在の私の評価
  1. 「となりのトトロ」 監督:宮崎駿 制作:スタジオジブリ
    自然環境云々、ノスタルジー云々という下馬評は置いといて、気楽な気持ちで観ると純粋に楽しめます。動く絵本といっていいでしょう。武蔵野の田園風景の原画など、もう感激モンです。


  2. 「魔女の宅急便」 監督:宮崎駿 制作:スタジオジブリ
    魔法使いが好きなんです。キキの心情も良く描けているし。ずーっとキキの表情を見ているだけでも飽きません。この作品の表情の表現は秀逸です。特に店番をしながらジジにグチをこぼしている時のキキの表情は、日本製アニメお得意のくちパクの極意を見るような出来栄えです。少ない動きで見事に感情を表現し切っていますからね。それから、ほうきで空を飛ぶときの、ふわっと風そのものになったような飛び方は、見ていてゾクゾクきます。


  3. 「天空の城ラピュタ」 監督:宮崎駿 制作:スタジオジブリ
    ナウシカの2年後の作品です。対象年齢を2才ほど下げたつもりで作ったのに、実際の観客の平均年齢は2才ほど上がってしまったと宮崎監督は講演会で苦笑していらっしゃいました。この作品は生っ粋の娯楽活劇です。コピーからして、「愉しきかな、血湧き肉躍る、漫・画・映・画」ですから。また、これ以降の宮崎作品では主人公の女の子は「お姫様」ではなく普通の女の子(かなり特殊だが..)になっています。その過渡期の作品ですので途中でシータは自分がお姫様である事を拒否して、大地に根ざして生きると宣言したりする件もありますよね。


  4. 「耳をすませば」 監督:近藤喜文 制作:スタジオジブリ
    柊あおいの原作支持派には、せっかくの作品をぶち壊してくれたと評判が悪いようですが、私はこれはこれで別の作品として扱えば良いのではないかと思います。ただ、あまりにもリアルさを追及したので、雫のヒロインとしての人気は上がらないでしょう。エンディングなどは見ていて小恥ずかしい感じもしました。過去を回想しての照れくささを狙って作ったのだとしたら、まんまと乗ってしまったことになりますが…


  5. 「風の谷のナウシカ」 監督:宮崎駿 制作:トップクラフト
    私が宮崎駿作品、ひいてはアニメにハマったきっかけとなった作品です。あえて順位を低くしたのは、主題が重すぎて繰り返して見れば見るほど暗い気持ちになってしまうからです。(30回以上見たからなぁ、暗くなるよなぁ)でも、繰り返して見た回数はナウシカが一番多かったから、本当はいちばん好きなのかも。


  6. 「紅の豚」 監督:宮崎駿 制作:スタジオジブリ
    「キャー、ブタさんよー」痛快娯楽活劇です。ポルコ、かっこいいなぁ、渋いなぁ。私も空を飛びたいぞぉぉぉ。ピッコロおやじとかフィオとか機械を愛する人たちのキャラクターがまたいいんですよね。それにしてもフィオの製図のスピードは尋常じゃない。私なんか妖しげな減速機の計算書と組立図に9時間もかかったぞ。


  7. 「ルパン3世 カリオストロの城」 制作:宮崎駿 製作:東京ムービー新社
    ラストの銭形警部がやたらとカッコ良かったなぁ。「やつはとんでもない物を盗んでいきました。……あなたの心です。」


  8. 「おもひでぽろぽろ」 監督:高畑勲 制作:スタジオジブリ
    この作品で学んだのはパイナップルの切り方 :-) ちょっとね、あんまり何度も見る気はおきませんね。やっぱり「山形編」は余分ですよね。でも「山形編」無しで「おもひで編」だけだと、本当にエピソードがぽろぽろとまとまりなくなってしまいますから、何らかの接着剤が要ることは要るとは思うんですけど。でも、「山形編」は「観光案内」&「農村に嫁来い運動」のPRみたいになってしまっていて、はっきり言ってしまえば嫌いです。


  9. 「平成狸合戦ぽんぽこ」 監督:高畑勲 制作:スタジオジブリ
    なんとなく。ジブリ製作だから入れといた位の感じ。やたらプロパガンダが鼻について、クサ過ぎます。日本テレビアナウンサーとタレントによる学芸会みたいに成り下がってしまっているのも評価が落ちる要因ですね。



 ■ 謎本風「『もののけ姫』の謎」

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