
文章いろいろ
宮崎駿氏のファンになってからもう10年以上。きっかけは中学生の頃テレビでナウシカを見て衝撃を受けたことでした。ファンになってから、小学生の頃、毎回見ていた「未来少年コナン」や、「アルプスの少女ハイジ」「赤毛のアン」「あらいぐまラスカル」などの作品も宮崎・高畑両氏の手掛けた作品だったと知り、改めて両氏が私に与えた影響の大きさに驚きました。以来、もうただただジブリ作品を信奉しています。(少々大袈裟かな…)
さて、このページ以下では私が書いた文章を中心に、雑多なものを詰め込んでいます。お暇でしたらどうぞ。
■ お品書き
- 好きなジブリ映画
- '96年10月現在の私の独断と偏見による評価で順位をつけてみました。
- 『もののけ姫』の感想(1)(準備中)
- '97年7月末、『もののけ姫』を3回見た後、他の人の感想を読む前に書いた文章。
- 謎本風『もののけ姫』解説
- ごめんなさい。私が悪うございました。
- 旅日記
- 1996年9月に、金沢からバイクで『耳をすませば』の舞台となった聖蹟桜ヶ丘へ撮影に行った時の旅日記のようなもの。
- 宮崎駿氏の講演会・ローカル番組インタビュー
- 10年以上前の明石での講演会の内容&『もののけ姫』宣伝全国ツアー中のテレビ金沢でのインタビューの再現。
- 山形風いも煮の作り方
- 私が知る限り、ジブリ関係のWebページ初の料理ページ。いも煮と映画とどう関係あるんだろうか?(笑) 実は『おもひでぽろぽろ』で「ここで芋煮をするんでしょ?」という台詞が一言あったんです、ほんの一言。
- 『蟲愛づる姫君』(現代語訳)
- 「堤中納言物語」は平安時代末期に成立した短編集です。この中の一編『蟲愛づる姫君』が『風の谷のナウシカ』の構想に影響したという話がありますが、原典を読んでいる方は少ないと思います。そこで、いっそのことWeb Pageにして広めてしまおうというのがこのページの制作動機です。
■ 好きな映画
'96年10月現在の私の評価
- 「となりのトトロ」 監督:宮崎駿 制作:スタジオジブリ
- 自然環境云々、ノスタルジー云々という下馬評は置いといて、気楽な気持ちで観ると純粋に楽しめます。動く絵本といっていいでしょう。武蔵野の田園風景の原画など、もう感激モンです。
- 「魔女の宅急便」 監督:宮崎駿 制作:スタジオジブリ
- 魔法使いが好きなんです。キキの心情も良く描けているし。ずーっとキキの表情を見ているだけでも飽きません。この作品の表情の表現は秀逸です。特に店番をしながらジジにグチをこぼしている時のキキの表情は、日本製アニメお得意のくちパクの極意を見るような出来栄えです。少ない動きで見事に感情を表現し切っていますからね。それから、ほうきで空を飛ぶときの、ふわっと風そのものになったような飛び方は、見ていてゾクゾクきます。
- 「天空の城ラピュタ」 監督:宮崎駿 制作:スタジオジブリ
- ナウシカの2年後の作品です。対象年齢を2才ほど下げたつもりで作ったのに、実際の観客の平均年齢は2才ほど上がってしまったと宮崎監督は講演会で苦笑していらっしゃいました。この作品は生っ粋の娯楽活劇です。コピーからして、「愉しきかな、血湧き肉躍る、漫・画・映・画」ですから。また、これ以降の宮崎作品では主人公の女の子は「お姫様」ではなく普通の女の子(かなり特殊だが..)になっています。その過渡期の作品ですので途中でシータは自分がお姫様である事を拒否して、大地に根ざして生きると宣言したりする件もありますよね。
- 「耳をすませば」 監督:近藤喜文 制作:スタジオジブリ
- 柊あおいの原作支持派には、せっかくの作品をぶち壊してくれたと評判が悪いようですが、私はこれはこれで別の作品として扱えば良いのではないかと思います。ただ、あまりにもリアルさを追及したので、雫のヒロインとしての人気は上がらないでしょう。エンディングなどは見ていて小恥ずかしい感じもしました。過去を回想しての照れくささを狙って作ったのだとしたら、まんまと乗ってしまったことになりますが…
- 「風の谷のナウシカ」 監督:宮崎駿 制作:トップクラフト
- 私が宮崎駿作品、ひいてはアニメにハマったきっかけとなった作品です。あえて順位を低くしたのは、主題が重すぎて繰り返して見れば見るほど暗い気持ちになってしまうからです。(30回以上見たからなぁ、暗くなるよなぁ)でも、繰り返して見た回数はナウシカが一番多かったから、本当はいちばん好きなのかも。
- 「紅の豚」 監督:宮崎駿 制作:スタジオジブリ
- 「キャー、ブタさんよー」痛快娯楽活劇です。ポルコ、かっこいいなぁ、渋いなぁ。私も空を飛びたいぞぉぉぉ。ピッコロおやじとかフィオとか機械を愛する人たちのキャラクターがまたいいんですよね。それにしてもフィオの製図のスピードは尋常じゃない。私なんか妖しげな減速機の計算書と組立図に9時間もかかったぞ。
- 「ルパン3世 カリオストロの城」 制作:宮崎駿 製作:東京ムービー新社
- ラストの銭形警部がやたらとカッコ良かったなぁ。「やつはとんでもない物を盗んでいきました。……あなたの心です。」
- 「おもひでぽろぽろ」 監督:高畑勲 制作:スタジオジブリ
- この作品で学んだのはパイナップルの切り方 :-) ちょっとね、あんまり何度も見る気はおきませんね。やっぱり「山形編」は余分ですよね。でも「山形編」無しで「おもひで編」だけだと、本当にエピソードがぽろぽろとまとまりなくなってしまいますから、何らかの接着剤が要ることは要るとは思うんですけど。でも、「山形編」は「観光案内」&「農村に嫁来い運動」のPRみたいになってしまっていて、はっきり言ってしまえば嫌いです。
- 「平成狸合戦ぽんぽこ」 監督:高畑勲 制作:スタジオジブリ
- なんとなく。ジブリ製作だから入れといた位の感じ。やたらプロパガンダが鼻について、クサ過ぎます。日本テレビアナウンサーとタレントによる学芸会みたいに成り下がってしまっているのも評価が落ちる要因ですね。
■ 謎本風「『もののけ姫』の謎」
- ※ 謎本って下らないのばっかりですよね。そう思いません?
- 結局「生きろ。」ってどういうことなんでしょう。
- −−生き続けて保険金払ってね、という日本生命の主張です。
- シシ神は水面を音もなく渡って行くのに、なんで水底に足跡が残っているんでしょうか?
- −−その場所で誰か別の人間が銃で撃ったんです。
- 私は山犬だと主張するサンは、なんで人間用の服なんか着ているんでしょうか?
- −−映倫の審査対策です。
- 猩猩(しょうじょう:オランウータン)が何で日本にいたんでしょう?
- −−「『木を植えた男の話』を読む」を読むと解るかもしれませんし、やっぱり解らないかもしれません。
- 室町時代の東北で稲作?
- −−あれは米に見えるアワかヒエかキビです。
- 女の子からのプレゼントを他の女の子にあげるなんてヒドイ
- −−石田ゆり子からのプレゼントを、石田ゆり子に返しただけだからいいんです。
- 獣を含めてみんな現代東京方言を話すのね。ま、構わないけど。
- −−役者が室町時代の各地方語を話せないから当然です。
- 西の山奥って情報だけで、どうしてエボシタタラにたどり着けたんでしょうか?
- −−途中でだれかに聞いたんでしょう。たぶん。
- 鉄砲を自主開発したんですかぁ?
- −−エボシ御前は実は未来からやって来た時間密航者で、その時に鉄砲技術も一緒に持ち込みました。未来の医学知識を持ち合わせていますから、迷信を信じないし、病気もおそれません。
- モロの首はいつのまに切断されたんでしょうか。
- −−モロは合体変形ロボットなので自由に首が分離できます。タイムパトロールに所属していて、時間密航者エボシ御前を逮捕するため追っています。
- この文章、下らないですね。
- −−お褒めいただいて光栄です。