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そばのかす
10月5日の上ホルモン。
BOOSKA
SAXOPHONE COLOSSUS
9月30日の大仏。
GIL EVANS
PERMANENT WAVES
ESCAPE
9月30日の江ノ島。
NO REASON TO CRY |
2004.10.06.Wed.11: 40 a.m. BGM : 矢野真紀 "そばのかす"
さて、名盤『そばのかす』収録の名曲『オアシス』の新バージョンがカップリングされるのも楽しみなニューシングルの発売は1ヶ月後だが、CMは7日から放送されるらしい。7日って、明日じゃん。どの番組を見ればいいんだろうか。TBCのサイトに行けばわかるかと思ったら「メンテナンス中」とかぬかしてやがるし。この忙しいときに何をやっておるのか。あ、でも、『キラキラ映して』の試聴とかできるようにしてるのかもしれないよな。しっかりメンテナンスしてほしいものだ。TBC提供番組情報を求む。ひとりで興奮している。
![]() ゆうべは、ゴーストで書く単行本企画の件でシギーと打ち合わせ。19時にJR大久保駅改札で落ち合うと、小滝橋通り沿いにある炭火ホルモン焼の店「鯉登り」へ連れて行かれた。ホルモンである。「何か食べられないものある?」と訊かれると決まって「内臓」と答える私にとって、これが大いなるチャレンジであることは言うまでもない。ふつうならホルモンと聞いただけでノーサンキューなのだが、なにしろシギーの勧める店だ。これまで唯一、私が「うまい」と唸るレバ刺しを食わせてくれたのがシギーである。ホルモンを初体験するなら、これ以上の機会はない。 百人町の「鯉登り」は、10人で満席になるカウンターだけの小さな店だった。いかにもホルモンなシチュエーションである。序盤は内臓が苦手な私を気遣ってふつうの豚バラやふつうの鶏肉を注文してくれていたシギーだが、やがて「ホルモンいってみる?」と私に打診してきた。黙ってうなずく私。カウンターに運ばれてくる上ホルモン。初めて見るホルモンは、なんか白くてプルプルした得体の知れないものだった。ものすごくダメそう。「内臓」のイメージがそこに集約されているとしか言いようがない。食うのか。これを俺が食うのか。 そう思ったが口には出さず、目の前で丁寧に焼いてくれる店長に「実は私、ホルモン初めて食べるんですよ」と打ち明けてみた。すると、「そりゃあ残念ですねぇ」との返答。どどどどーゆー意味だと狼狽したが、「ここで食べたら、よそでは食べられなくなりますよ」という話だ。それぐらいウチのは美味い、ということである。鯉登り、自信満々。そう言われると、こちらも勇気がわいてくる。ほどよく焼けた上ホルモンを、頼もしい年上の男性に身を委ねる乙女のような気持ちで口に放り込んでみた。まいうー。うめえよ。うめえよホルモン。このトロ〜っとした甘美な舌触りはなんだ。たまらんなオイ。これまで食べてきた物の中で、もっともセクシーな食い物かもしれない。ホルモン教があるなら入信してもいい。「鯉登り」サイコー。ホルモンの煮込みやレバ刺しも極上だった。2ヶ月に一度は私を「鯉登り」に連れて行くようシギーに頼んで、23時半頃に店を出る。何を打ち合わせしたのかは、あまりよく覚えていない。
![]() 西友から自宅に戻り、リーガのビデオを観ながらこれを書いている。前半ロスタイム、サルガドがルケとの徒競走に負けてデポルが先制したところ。徒競走といえば運動会だが、セガレの小学校では運動会のことを「運動会」ではなく「体育学習発表会」と呼ぶんだそうだ。なんだよ「体育学習」って。最近はどこの学校もそうなんだろうか。小学生のいるご家庭の人は教えてください。なんで「運動会」じゃいけないんだろう。なんだかイヤな感じの言い換え。「運動能力の競い合い」ではなく、あくまで「発表会」だと言いたいのか。しかしスポーツは「発表」するものではなく、「表現」するものではないのか。紅白リレーや綱引きで何がどう「発表」されるというんでしょうか。……あ、もしかして、「運動会」だと、勘違いした日教組の運動家とかプロ市民とかが、ムシロ旗立てて集まっちゃったりするのかな。昔はそんなことなかったが。
![]() ゆうべは、スカパー!の録画中継でアタランタ×ラツィオ(セリエ第5節)を観戦。原稿を書きながらだったので印象が薄い。なんだかガシャガシャした試合だった。前半に先制を許したものの、終盤、アタランタのDFがゴール前でムッツィさんの足下に絶好のパスを出してくれて1-1のドロー。良かった良かった。今季は「勝てる試合だった」なんて贅沢なことは言わない。連敗を免れただけでも十分にグレートな結果である。試合中にお茶ズボ用の「似てる人」を見つけられたのも幸運であった。いつもいつも綱渡りである。
![]() 5月か6月頃に某誌(わしズムではありません念のため)の対談原稿を書いたもののいまだに掲載誌が届かず、原稿料の振込通知を受け取った記憶もないので「はて?」と思っていたのだが、もしかしたら掲載誌を送るのを忘れているだけでお金はとっくに振り込まれているかもしれず、問い合わせる前に自分の銀行口座をチェックしないとなぁと思いつつ面倒なので先送りにしていたら、さっき編集部から「申し訳ございません!」というメールが来た。ああ、やっぱり忘れられておったのか。われながら呑気な話である。しかし考えてみると、振込通知をくれない出版社や編プロはわりと多く、それ自体はコストや手間の問題もあるだろうからまあいいのだが、いつ同じようなミスが発生しないとも限らないので、もっとマメに自分で振込状況を確認しないといけない。しかし、どの出版社も振込のタイミング(1月に入稿して2月に出る3月号の稿料は何月に入るのかとかそういうこと)がはっきりせず、いつチェックすればいいのかわかりにくいのも事実。出入り業者の不安を解消するようなシステムを考えてもらえるといいのだが。ミスをなくすために大事なのは、各自の「心掛け」や「注意力」ではなく、「システム」だからね。「たるんでるぞ」的な精神論では、ミスはなくならない。
![]() 今朝は、チェルシー×リバプール(プレミア第8節)を副音声でビデオ観戦してきた。後半、見事なセットプレイでチェルシーが先制。ランパードが蹴った低い弾道のFKを、するするっとDFの前に出たジョー・コールが巧みにシュートしたものだ。練習どおり、であるに違いない。ジョー・コール、このところノリノリである。故障(?)のドログバに替わっての途中出場だったが、ダフ、グジョンセン、コールの3トップ(というか何というか)はかなり魅力的。はっきり言って、いまひとつドログバを信用できずにいる私は、これを待っていた。ダフとコールというネズミ花火コンビがぐるぐる走り回れば、グジョンセンの多彩な攻撃組み立て能力もますます生かされるというものだ。しかしそうはいっても、試合のほうはそのまま例によって1-0。こうなると、イチゼロも芸の領域に達しているといえよう。芸といえば、モウリーニョはときどき「ゲッツ!」をやっているように見える。目の離せない人だ。そんなことより、ランパードのシュートミスが多いのが気になった。疲労の蓄積? ケガだけは気をつけてもらいたいものである。
まだ『七人の侍』は観ていないが、久しぶりに押し入れのLD群を探索。どうして私は『僕らはみんな生きている』(滝田洋二郎監督)や『トパーズ』(村上龍監督)のLDなんか持ってるんだろう。買うかね、ふつう。もっとわからないのはギル・エヴァンス・オーケストラのLDで、まあジャズは昔から好きだしギル・エヴァンスのCDも何枚かあるのでLDを持っていても不思議ではないのだが、自分で買った記憶がまるでないのである。ためしに観てみたら、過去に観た記憶もない。ぜったい初めて観たと断言できる。なので、誰かに借りたものではないかという疑念が浮かんできた。私にギル・エヴァンスのLDを貸した覚えのある人は名乗り出るように。 それにしてもLDはでかい。ジャケットから出すと、ちょっとギョッとする。何かの間違いでCDかDVDが突然変異を起こしてしまったかのようだ。なんかキモチ悪い。たとえば「体長30センチのテントウ虫」がいたらキモチ悪いと思うが、そんな感じだろうか。しかも、こんなにでかいくせに『七人の侍』なんか3枚組(5面)だ。このサイズで今の技術だったら何時間分ぐらいの容量になるんだろうかと考えるとウンザリする。せめてプレーヤーに蓄音機みたいな風情があればよかったんだけどねぇ。
![]() 11月3日に、セガレの所属する久我山イレブンFCの親子イベントがあるらしい。即席お父さんチームの紅白戦みたいなことも企画されているようで、ちょっとコーフンしている。来週も小学校の運動会で保護者競技の玉入れに参加する予定だが、サッカーとなると気分の盛り上がり方がちがうのは当然だ。どうしよう。サッカーやるのは15年ぶりぐらいだろうか。すでに頭の中には、CBとして敵からボールを奪うやいなやドリブルで果敢に攻め上がって左サイドにパスを出し、そのまま相手ゴールの二アポストに頭から突っ込んでいくヒロイックとしか言いようのない私の姿がイメージされている。どうすればそんなプレイが可能になるかというと、まずは自陣ゴール前から敵陣のゴール前まで走る体力が必要だろう。まだ一ヶ月あるから、明日からトレーニングを始めれば間に合うのではないか。あと、シューズも必要だよな。買っちゃおうかな、サッカーシューズ。一足ぐらい持ってたってバチは当たらないよな。
![]() そうこうしているうちに、本日のBGM(バック・グラウンド・マッチ)日本×カタール(アジアユース準々決勝)はPK戦に突入している。このあいだの五輪代表が「谷間の世代」だっていうから、こんどは「山」なんだろうと思っていたが、そうでもないじゃないか。山瀬や松井が19歳ぐらいのときのほうが見てて面白かったような気がする。なんかこう、動きが鈍くないか今回のユースチーム。で、一人目は松島だ。うわ。あぶね。ベッカムキックかと思ったら入ったよ。入った入った。PKが入るとうれしいなぁ。……あー。カタールの一人目もゲットしちゃった。次は誰だ。中村北斗? おー。決まった決まった。何者だか知らないが北斗えらい。なりゆきで実況モードに入ってしまった。このまま続けよう。カタール二人目も成功。次は……中山か。くー。入ったよ。GKに読まれてたけど何とか入ったよ。ラッキーだよ。カタールはそろそろ外すね。そううまくはいかないよ、って書いてるうちに入っちゃったよ。3-3だ。うわー。4人目は平山だ。見たくねえなあ。ぐへっ。GKに触られたけど入った。カタールのほうが確実に決めてるよな。……と思ったら、カタール4人目失敗! やった! GK西川えらい! さすが大分育ち! おらおら、次で決めればワールドユースだ! ああっ、誰だか知らないけど蹴った! 入った! 決まった! いやはや、意外にタフな連中だなぁ。試合はぜんぜんダメっぽかったけどなぁ。とにかく、おめでとうございました。
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ところで、何の脈絡もなく唐突に書いてみるのだが、
![]() ラッシュはわりかし面白い。少なく見積もっても、ジャーニーの30倍は面白い。70年代終盤の米国ロック事情への関心が高まっている昨今。あんがいボストンが好きだったりしている。しかしジャーニーとボストンは何がどう違うのかは、よくわからない。
夕刻、「せっかくここまで来たのだから」と高徳院まで行き、露座の大仏を拝む。鎌倉の大仏を見るのは、たぶん学校の社会科見学以来、二度目。はじめて見たセガレは「うわ、でけー」と、見たまんまの感想を口にしていた。たしかに、大仏はでかい。でかいから大仏。
![]() 帰宅後、チェルシー×ポルト(CL第2節)をビデオ観戦。今朝うっかりニュースサイトで「快勝」の文字を見てしまったので慌てるようなことはなかったのだが、2-0から1点差に詰め寄られたゴール、GKツェフ(どうして「チェフ」じゃないんだろう)のプレイはいただけなかった。ロングシュートを正面に弾いて、あっさり詰められたもの。DFに当たって急にコースが変わったとはいえ、ほぼ正面のボールだっただけに、できればキャッチ、悪くてもコーナーに逃げてほしかったなぁ。守備機会が少ないせいでカラダがあったまってないのかもしれないけれど、私はまだツェフ(どうして「チェフ」じゃないんだろう)がクディチーニを上回るGKだと信ずるに足るようなシーンを見たことがない。ともあれ、失点直後にテリーのロケットみたいなダイビングヘッドが決まって3-1。CLでは点が入りますね。それだけプレミアのレベルが高いという理解でいいんだろうか。ダフとグジョンセンがループパスを2本つないでスメルティンが器用に決めた先制点がステキだった。スメルティン、見た目は貧相な悪魔みたいだが相当いい選手だと思う。
![]() 話が前後してしまうが、昨夜は渋谷で岩本編集長&担当すずき君と台風をものともせず会食。前日、編集長からメシに誘われたときは例によって「さては打ち切り通告か」と動揺したりしたものの(次回で連載も丸二年だしね)、ふつうに酒呑んでふつうにバカ話をして愉快だった。店の名前を失念してしまったが、どっさり食った串焼きも美味。どうも御馳走様でした。帰宅後、スカパー!の録画放送でマンチェスターU×フェネルバフチェ(CL第2節)を後半途中から観戦。まずいなルーニー。いきなりのハットトリックはチェルシー的にとてもまずいです。しかもFKまであんなに上手に蹴ることができるなんて、私は聞いてないぞ。聞いてない聞いてない。ユナイテッド、なんか迫力出てきちゃったよなぁ。まだ生煮えのうちに開幕戦で勝っといて、ほんとうにヨカッタ。
![]() ところでジャーニーには、べつに文句はない。
![]() というわけで、まさか気づいていない人はいないと思うわけだが、誌面を刷新してみました。まだ工事中。いちおうネスケとIEではチェックしましたが、Safariはわけがわからなくて怖いので表示確認してません。ウェブデザイン欲というのは、いつも突如として現れ、なかなか去ろうとしない。とはいえ私のデザインなんてものは常に成り行き任せなのであって、テキトーにHTMLタグをいじっていたら左に余白ができたので試しに写真を置いてみました、という、きわめていい加減な話である。まともなデジカメがほしい。
で、試合はいきなり前半2分に底抜けチームがオフサイドを取り損ねて脱線チームが先制。さらにカッサーノのゴールも飛び出して0-2である。今夜ロマニスタの編集長と会うことになっているので「何より何より」と安堵したというのは真っ赤なウソだが、まあ、どちらも見事な連携による得点であった。マドリー守備陣の底抜けぶりも見事なものだったが。しかしマドリーも前半のうちに1点を返して1-2。さっき観たばかりなのに、誰のゴールだったのか思い出せないことが、われながら信じられない。……えーと、ラウールがパヌッチに触られただけで不自然な倒れ方をしたのにPKゲットしてフィーゴが決めたのは後半だっけ? 後半だよな。その後の勝ち越しゴールはラウールで、4点目はロベカルだ。じゃあ1点目は誰だ。ダメだダメだぜんぜん思い出せない。うー。 底抜け脱線ライターの記憶はともかくとして、4-2でマドリーの逆転勝ち。くんずほぐれつのスラップスティックなゲームだった。久しぶりに「男ラウール」を観たような気がする。あ、そうか。思い出した。1点目もラウールだ。「すげーループシュート!」と思ってリプレイをよく見たら、DFの足に当たって絶妙のコースに飛んでたってやつだ。でも、懸命に底抜けチームの穴をふさいだラウールはすばらしい。「生え抜きのスターでキャプテン」という意味ではほぼ同じ立場なのに、どうしてトッティと比べてこんなに好感度が高いんだろう。
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ゆうべは、デポルティボ×バレンシア(リーガ第4節)およびバレンシア×ラシン・サンタンデール(リーガ第5節)をビデオ観戦。どっちもバレンシアの勝ち。デポルティボ戦ではコラーディ、ラシン戦ではフィオーレが、ともにリーガ初ゴールを決めていた。なんだよ、フィオーレ使えるじゃん。しかもチームに溶け込んでるじゃん。ビセンテとかに祝福されてんじゃん。うれしいやら悔しいやら複雑な気分である。2人とも、まわりがしっかりお膳立てを整えてくれている感じ。そうかー。まわりが良ければ、もっとやれる連中だったのかー。そりゃあそうだよなぁ。サッカーは一人じゃできないもんなぁ。感心している場合ではないような気もするが、っていうことは、ラツィオ時代のメンディエータもメンディエータのせいであんなメンディエータになってしまったんじゃないわけですね。ピオホも同じか。やれやれ。出て行くと萎びて、入ると元気になるチーム。バレンシアって、温室みたいだ。 |
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