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にし・たかヲのサッカー日誌
1999-2000/vol.21



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Readers' Mail No.089(12/25)

Nishiさんへの感謝状。and個人的趣味

by Y.N

 先日、日本サッカーへの私なりの期待と願望を書かせてもらいましたY.Nです。なにしろシロートなものでメールの投稿にペンネームを作ることも頭にない若輩者ですが、投稿してすぐにNishiさんからのコメントを頂き、とても感動しています。もちろん本文に載ったことにも。(ちなみにペンネームの方はY.Nでいいです。ペンネームと呼べる代物ではありませんが。)

 さて今日投稿させてもらったのは、私好みのサッカースタイルについてです。なにしろ私の周りの友人にはサッカー通はおろかサッカー好きの人間も居ません。いつも数少ない地上波放送のサッカー中継をみては一人で試合内容に対し勝手な意見を言っています。数多いといわれるインターネットの中のサッカーコラムの中からNishiさん主催のものを選んだのは一番最初にこのコラムを発見し、強烈な文の内容の虜になってしまったからです。そして投稿欄に掲載されている皆さんの熱きサッカートークに参戦させていただきたいのです。

 私の好みのサッカースタイルはパスを多く繋いでいくサッカーです。例えるなら(両チームにギャップはありますが)現在のFCバルセロナやW杯94年のブラジルチームのようなサッカーです。バルセロナの方は世界でも群を抜く攻撃陣を要し、グアルディオラから出る流れるような攻撃力はあまりにも有名です。一方の94年ブラジルは終始守備的と言われ、優勝したにもかかわらず、ブラジル国民から批判が出るほどでした。しかし、私は「守備的」ブラジルが好きです。とくに94W杯、準々決勝のオランダ戦は何度ビデオでみても飽きることがありません。あのブラジルは守備的と言われようがチームとして完成していたように思います。終始ディフェンスラインは安定し、中盤のバランスも良く、特にFWの二人は最高だったと思います。サッカーをよく知っている選手が多く、味方を生かし合い、緩急を付けた攻めで少ないチャンスを確実にモノにしていく。メンバーは98年W杯に比べ、派手さはありません。しかし、私は98W杯チームより94W杯チームの方が優秀だったと確信しています(闘わすのはムリなのでどちらが勝つとは言いません)。バルサも選手の役割がハッキリしていて、味方を生かす選手もいれば、チームの主役になる選手もたくさん居ます。

 たしかにイタリアのカテナチオは優秀です。ドイツのチームの勝負強さもイギリスのチームのノリとスピード感は、見ていて楽しいです。しかし、世界を取るのはスペクタクルなサッカーをするチームです(94W杯ブラジルは個人的趣味です)。マンチェスター・Uや98W杯フランスチーム(結果、守備も素晴らしかったが、常に試合では攻撃的だった)王者となるチームが攻撃の上手いチームであることは、サッカーファンとして喜ばしいことです。

投稿大募集!

 本誌『愛と幻想のフットボール(FLF)』では、読者の皆様からの投稿を募集しております。原則としてテーマは問いません。h_okada@kt.rim.or.jpまで、どしどしお送りください。このページに関するご意見やご感想など、投稿以外のメールもお待ちしています。なお投稿の際は、通常のメールと区別するため、文末にお名前かペンネームをカッコに入れて記入するよう、お願いします。いただいた投稿は、いったんこの日誌内で紹介し、その後、こちらの投稿欄にまとめて掲載いたします。

1月5日(水)13:00 p.m.
 昨夜はまず、ニューカッスル×ローマ(UEFAカップ3回戦第2戦)を見る。第1戦は1-0でローマ。他の欧州戦ではあまり感じたことがない(たとえばバルサとアーセナルが対戦しても自然に受け止められる)のだが、このカードにはどういうわけか「なんで試合してんの?」という違和感を抱いた。どちらもドメスティックな臭いが強いからだろうか。試合は激しい攻防を見せながらもスコアレス、agg.0-1でローマが勝ち抜け。さすがにイタリアのチームは守りに入ると強い。

 引き続き、昨季CL準々決勝の再現となったユベントス×オリンピアコス(UEFAカップ3回戦第2戦)を観戦。CL敗退組のオリンピアコスだが、よりによってCLより強い相手と当たるとはお気の毒、とは愚妻の感想。たしかに。ユーベのほうはアウエーの第1戦を1-3でモノにしているだけに余裕の構えで、インザーギ、ジダン、ダビッツ、コンテあたりがお休み。代わりにコバチェビッチ、エスナイデル(まだおったんかいな)、オリセー、バキーニといったセリエであまりお目にかかれない選手が虫干し出場である。したがって普段の流麗さは見られなかったが、それでも開始2分にコバチェビッチのゴールで先制してしまうあたりはさすが。いきなりagg.4-1として勝負ありかと思われた。しかしオリンピアコスもただでは転ばず、前半終了間際にジョルジェビッチの痛烈なミドルシュートでagg.4-2とし、後半41分にもジョルジェビッチがPKを決めて1点差。たらたらした試合運びで決定機を逃しまくっていたユーベを慌てさせる。結局そのままagg.4-3で終わったが、ほんとうに2点差の試合というのは怖いものである。

 さらに、アヤックス×マジョルカ(UEFAカップ3回戦第1戦)を見る。0-1でマジョルカの勝ち。アヤックスは呆れるほど非道いサッカーをしておった。緩急の変化がない、判断が遅い、覇気がない、決定力がない、というまさにないない尽くし。マジョルカ守備陣のポジショニングの勝利なのかもしれないが、横や後ろに「どっこいしょ」なパスを回すばかりで死ぬほど退屈。GKがCBに渡す、CBが隣のCBにパスする、上がったSBにはたく、ボランチに戻す、逆サイドにはたく、またボランチに戻す、タテに入れる、ボールを奪われてシャープで決定的なカウンターを喰らう……という繰り返しである(しかも各選手がいちいち2秒ぐらいボールを持っている)。ボール支配率と優劣が直結しないことを証明するようなゲームであった。いくら有力選手がいなくなったといっても、オランダを代表するクラブが欧州の舞台でこんな試合をしてはいかん。このアヤックスが相手なら、グランパスのほうが強いぞ、きっと。マジョルカ・ホームの第2戦は結果を知らないが、きっと惨敗したに違いない。マジョルカのほうは、決勝ゴールを決めたトリスタンというFWの選手が買い。意外な逸材かも。

1月4日(火)16:00 p.m.
 本日より仕事場に復帰。去年ヒマぶっこいていた分、今年はしっかり働かなねばならぬ。ま、本人が覚悟しようがしまいが、でかい仕事(分量も難度も高い仕事)を立て続けに4本ばかりこなさなければならないのだが。できればEURO2000開幕までにカタをつけたいものである。

 久しぶりに日本代表ニュースに目を通すと、移籍情報が乱れ飛んでいた。セードルフはすでにインテルで練習を開始、アトレチコからミランに移ったホセ・マリも練習試合でハットトリックを決めたとか。アトレチコはハッセルバインク、キコ、ガマラ、チャモなどなど主力を大量放出するらしい。おいおい気でも狂ったか。ほんとに2部落ちしちゃうぞ、おまえら。アスンソンが故障のローマはエメルソン(レバークーゼン)、ベネチアはガンツを獲得ですか。そうですか。ガンツはいいかもね。すったもんだのホー君は、どうやらバジャドリにレンタルされそうである。

 それにしても、チェルシーがグアルディオラにオファー、リバウドはラツィオ移籍有力、ってのはほんまかいな。そうかいな。んなことになったら、バルサは別のチームになっちゃうじゃん。しかしグアルディオラはともかく、リバウドはほんとに出されちゃうかもなー。しかし彼にラツィオのジャージはぜんぜん似合わない。あんなアルゼンチンだらけの中盤で、ブラジル人が機能するんだろうか。内紛の火種を抱え込むだけのような気がするぞ。

 ところで我がコンサドーレ札幌は吉原と播戸をガンバと取りかえっこし、さらにアジアの大砲・高木琢也をゲット。高木、使えんのかよ。頼むよ。まじで。コータが去るのは寂しいけれど、とりあえずレンタルだから将来の札幌復帰を信じよう。

 そんなわけで、本年も「愛と幻想のフットボール」をよろしくお願い申し上げます。

1月3日(月)
 午後から新宿のタイムズスクエア(なんて間抜けなネーミングなんだろう)へ。混んでるだろうとは思ったが、久我山から2時間もかかっちまった。甲州街道を走っている途中、大音響でタリラー、タリラーと「仁義なき戦い」のテーマ曲が流れてきたので何かと思ったら、民声会総本部なる団体の街宣車が前を走っていた。渋滞に、一服の清涼剤。しかし、なんで仁義なき戦いなんだろう。判るようで判らん。途中から軍歌になってたけど。

 夜、ウィンブルドン×サンダーランド(プレミア第21節)をライブ観戦。プレミアリーガーは働き者である(ついでに言えば、東本さんも働き者である)。先制したのはウィンブルドン。ラストパスを出したアンデルセンというノルウェイ人選手のプレイが光った。エリア内で3人に囲まれながら器用にボールをキープして、逆サイドへふわりと上げたセンタリング。北欧人らしからぬエレガントなプレイであった。サンダーランドのほうも再三に渡ってすばらしい攻撃を見せたものの、クインとフィリップスにツキがまるでなし。2トップが左右から同時にキックするという漫画のようなシュートも見せたが、これもオフサイドでノーゴール。1-0でウィンブルドンが逃げ切った。前半戦で快進撃を見せたサンダーランドは、ここが正念場である。

1月2日(日)
 昨夜から妻の実家(調布)に滞在。両方の実家が「クルマで30分圏内」にあるのは便利だが、たまには田舎で正月を過ごしてみたいような気もする。

 慶応×同志社(ラグビー大学選手権準決勝)を観戦。またしても慶応は前半を劣勢で折り返す。いちいち心配させるチームである。しかし例によって後半早々から反撃を開始して、25-19で逆転勝ち。やった。「王者の復活」まで、あと一つである。決勝の相手は予定通り関東学院。100周年の伝統パワーで粉砕してもらいたい。

 夜、久我山に帰宅してから、ディレクでアーセナル×ナント(UEFAカップ3回戦第1戦)を見る。帰省中はCSがないのがいちばん難儀だった。しょうがなくて、はぐれ刑事(純情編だか旅情編だか何だか忘れた)なんか見ちゃったもんな。試合は3-0でアーセナルの勝ち。前半はオフェルマルスのPKだけに押さえられていたが、後半相手に退場者が出てからは一方的なリンチ状態。第2戦(ナント・ホーム)は3-3で引き分けたとかで、4回戦ではアーセナルとラ・コルーニャが対戦するらしい。見てー。ユーベ×セルタ、ローマ×リーズなど、UEFAカップはCL並みの好カードが目白押しである。現時点で国内リーグ上位にいるチームがこれだけUEFAカップに残っていると、CLの権威にもちと傷がつくのではなかろうか。

1月1日(土)
 前日にロシア大統領が辞任して「まさかのときの責任回避策か」と危惧されたが、とりあえず電気が止まることもミサイルが飛んでくることもなく、2000年は無事にスタート。テレビではまた「新千年紀の始まり」とか言ってるが、やっぱ違うと思うぞ。二度目の千年紀が(1900年代も)今年で終わるのだ。くどいようだが、21世紀も2000年代も来年から始まるのだ。今年は「始まりの年」ではなくて「終わりの年」なのだ。……と俺は思うのだが、これだけ「新千年紀」とか「2000年代」とか言われると、なんだか自信がなくなってくる。ま、どのみち人為的な区切りでしかないんだから、どっちでもいいけどさ。サッカーばっかり見てると、去年のうちから「99-2000シーズン」って言葉を聞き慣れてるせいか、いまさら「2000年だ!」と言われてもあんまりコーフンしない。もっとも、コーフンしてるのはメディアだけなんだろうけど。

 名古屋×広島(天皇杯決勝)は2-0で名古屋の優勝。ストイコビッチが1ゴール1アシストの大活躍である。あらためて言うまでもないけど、えらい選手だなぁ。

12月31日(金)
 帰省というには近すぎるが、夕刻に小金井へ。紅組×白組(第50回NHK紅白歌合戦)を観戦。スコアも判定基準も不明だが、白組の勝ち。勝因は、やたら緊張していた中村勘九郎への同情か。どうでもいいや、そんなこと。圧倒的な大曲を歌い切った三波春夫大先生の熱唱に感動。どういうわけか、ヒロミ・ゴーが妙にかっこよく見えた。アジア人を代表してあの曲をカバーしてる、という感じ。それにしても、演歌系の人々の歌唱力というのは、やはりこの国の文化的財産である。リストラの憂き目にあっているようだが、あれほどのスキルがあるんだから、もっと素敵な使い道をみんなで考えてみてもいいんじゃないだろうか。「歌が上手い」ことに対する評価が、低すぎるような気がする。

12月30日(木)
 映画『タイタニック』を横目で眺めながら年賀状書き。ふだんペンを持たないので宛名書きは手首に猛烈な負担がかかるが、年に一度、知り合いの名前を書くというのは悪くない。これだけは、いつまでたっても肉筆にしようと思う。

12月29日(水)
 Y夫妻と共に友人M宅にお呼ばれし、各種トトカルチョの精算大会兼忘年会。「FIFA99」なるゲームに初めて手を染めてみる。おもしろい。我がラツィオがYの操作するマンチェスターに2-1で勝ち、500円をせしめた。わはは。このゲーム、解説は金田さんである。バーリの試合はやらなかったが、どんなコメントが入っているのだろうか。できれば「このチームに勝つのは簡単じゃないんですよ」という一言を入れてほしい。

 今朝録画したばかりのサンダーランド×マンチェスターU(プレミア第20節)を酒飲みながら観戦。前半を2-1とリードしたサンダーランドが後半もユナイテッドの猛攻に耐えていたが、最後は力尽きて86分にバットの同点ゴールを決められてしまった。物量にモノを言わせて点を取り、同点にするとまたDFを投入して守るというファーガソンの采配は、まったくもって当たり前のことをしているだけなのだが、俺にとっては大いに不愉快である。サーの称号を持つ男が、そんな弱い者いじめみたいなことすんなよ。我ながら理不尽な怒りではあるが。

12月28日(火)
 きのうビデオで観戦したコベントリー×アーセナル(プレミア第19節)は3-2でコベントリー。2-0から2-1と追い上げたアーセナルだったが、ロビー・キーンにカウンターを決められて万事休すである。ニューカッスル×リヴァプール(プレミア第19節)は2-2のドロー。白熱の好ゲームであった。オーウェンの2ゴールは、いずれも「らしさ」漂う抜群の切れ味。彼がこの調子なら、リヴァプールのCL出場権獲得も期待大である。でもユナイテッド、リーズ、アーセナルの一角を切り崩すのは容易じゃないか。

 さらに昨夜はBS-1の特番「サッカーは海を越えて」を見た。この手の番組を見ていつも感じるのが、フランスW杯におけるオランダが軽く扱われていることだ。そりゃあ結果は4位だったけど、もっとクローズアップしてくれてもよかろう。あの大会を振り返るときに、オランダ×アルゼンチン戦を取り上げないとは何事か。あと、アトランタの川口やW杯のスーケルの大活躍を見ていると、今後のサッカー人生で彼らにはこれ以上イイことがないんじゃないか、という気がしてしまう。気のせいだといいんだけど。

 今夜は、アーセナル×リーズ(プレミア第20節)を観戦。忙しいリーグである。おとといコベントリーに負けたアーセナルが、2-0で頭上の敵を下して面目躍如。相変わらずカヌが切れておった。今年いちばん印象に残ったストライカーは彼かもしれない。

12月27日(月)16:50 p.m.
 Y.Nさん(N・Yさん改め)からまたまた投稿(No.089)をいただきました。どーも。仮に「どんなサッカーが好きか」と問われたら、俺は何て答えるかなぁ。よくわからん。もちろん、華麗にパスをつなぐ攻撃サッカーは面白い。だからこそ98年W杯はオランダに勝ち進んでもらいたかった。しかしその一方で、手間をかけずに相手を嘲笑うかのようなカウンターを一発で決めてみせるイタリアも好きだ。同じように「守備的」と呼ばれる戦い方にも、自信満々で楽しそうな「守ってカウンター」と、やむを得ず選択された「守ってカウンター」の二種類(強者のカウンターと弱者のカウンター?)があるような気がする。じゃあ「やむを得ず」の守備的サッカーが嫌いかというと、たとえば日本がブラジルに勝ったりすりゃあ、どんな手を使ったって大喜びするわけで、これもまた一概には言えないのであった。しかしまあ、それで負けた日にゃ「どうせ負けるんなら、もっと攻めんかい」と思うんだろうから、要は「負けても納得のいくサッカー」が、「好きなサッカー」ということになるのかもしれんな。だがしかし。負けて納得できることなんて、本当にあるんだろうか。うーむ。負けは負けだ。弱いから負けるんです、と貴乃花関もおっしゃっていた。強いほうが勝つとは限らないのがサッカーの面白いところだが、たいがい弱いほうが負けるのも事実である。あー。また何を言ってるのか判らなくなってきた。クライフの著書『美しく勝利せよ』を早く読まねば。彼にとって「勝利」とはどういう価値を持っているのであろうか。

 というわけで、今年もわけのわからん日誌におつきあいいただき、ありがとうございました。とりあえず年内の更新は本日をもって終了とさせていただきます。次回の更新は未定ですが、少なくとも三が日に更新されることはありません。みなさま、良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願い申し上げます。

12月26日(日)
 名古屋×柏(天皇杯準々決勝)は2-0で名古屋。柏は序盤の猛攻を楢崎に阻まれて先制できなかったのが痛かった。なるほどジョアン・カルロスってのは、いい勝負勘を持っておるな。3バックにして福田を投入した途端に連続ゴールである。そのへん、トルシエはどうなんだろう。「チーム作り」はともかく、「ゲームでの采配」についてはまだちゃんと試されていないような気がする。天皇杯観戦後、取材のため東京プリンスに行ったら、エレベーターでそのジョアン・カルロス以下、グランパスの面々と一緒になった。ストイコビッチはとても顔が小さかった。フットボーラーに会いたかったら、東プリへ行くに限る。

 帰宅後、慶応義塾大学×日本大学(ラグビー大学選手権準々決勝)を観戦。いやはや、冷や冷やさせられた。前半でリードを許し、後半も一つトライを返したと思ったらまた取られるという展開。しかし栗原の活躍もあって慶応の逆転勝利である。ナイス。続けて見た関東学院大学×明治大学(ラグビー大学選手権準々決勝)は関東学院が勝って、正月の準決勝は早明抜きとなった。対抗戦グループで生き残ったのは慶応だけ。なんとか同志社を倒して決勝に進んでもらいたいものである。

 深夜、マンチェスターU×ブラッドフォード(プレミア第19節)をライブ観戦。2日後の28日にも試合をして、正月も3日から再開という過密日程のため、ユナイテッドはギグス、ベッカム、コール、ヨークを休ませるという頼りない布陣である。それでも圧倒的に攻めまくるのだが、いかんせんシェリンガムとソルスキアが全然ダメ。前半を0-0で折り返す。業を煮やしたサー・アレックスは、後半途中からコール&ヨークを投入。いきなり息を吹き返したユナイテッドは、わずか15分のあいだにフォーチュン、ヨーク、コール、キーンが連続ゴールを決め、終わってみれば4-0の圧勝である。なんだか、すげー感じ悪い勝ち方。ちばあきおの野球漫画にも、最初は2軍を出してきた強豪校が、負けそうになってきたところで1軍に入れ替えて逆転勝ちする、というような話があったのを思い出した。ファーガソン嫌いに拍車がかかった一戦である。

12月25日(土)
 Xmasディナーは、トマトとモッツアレラのサラダ、椎茸のグラタン、海老とムール貝と烏賊のクリームソース・スパゲティ、スペアリブの赤ワイン煮。出来はまあまあ。クリームソースに塩を入れすぎた。塩は難しい。2時間半も台所に立ちっぱなしで足が痛い。

 食後、バジェカーノ×バルセロナ(リーガ第17節)をビデオで見る。このごろ、バルサのゲームがちっとも面白くない。ただでさえ調子が悪い上に、リバウドもグアルディオラもフランク・デブールも出番なしで退屈きわまりなかった。1-1のドロー。オフェルマルス獲得が現実味を帯びてきたようで、いよいよファンハールは本気でリバウドを売りに出す気なのかも。そう考えれば、謎のヘスプ冷遇も納得がいくというものだ。オランダ化に対する批判を少しでも和らげるために、GKにカタルーニャ人を使っているというわけである。ところで前から疑問に思っているのだが、いまのルイス・エンリケって、ポジションはどこなんですか。居るときはどこにでも顔を出すし、消えると徹底的に消えてしまう不思議な存在である。

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