燃え尽きた……w
今回も色々買い込んだのですが、一冊だけ紹介しておきます。
みるく☆きゃらめるの詳細 | Comike Web Catalog
の、「同人誌印刷のあけぼの(仮)」です。
どんな本かはWebカタログの補足から
「同人誌印刷」は、どのように始まったのでしょうか。
マンガ同人誌は肉筆回覧誌が中心でしたが、どのような経緯でオフセット印刷になったのでしょうか。
そして同人誌を印刷する業者は、どのように成長していったのでしょうか。同人誌印刷のはじまりを探ります。
ただ、本の最後の方に書かれている「積み残したことと今後の見通し」や
本と一緒に配られていたペラにあるように追い切れなかった部分があるそうです。
ペラのイメージはこのツイートに(部分的にですが)貼られていますが
吉本 たいまつ@3日目東ヒ54aさんはTwitterを使っています: "『同人誌印刷のあけぼの(仮)』他の同人誌は、デジタル版も用意してあります。実体本にあるキーワードを入力すると、pdfを開くことができるという仕掛けです。昔懐かしの「マニュアルプロテクト」ってやつですか?#評論情報系同人誌告知 https://t.co/ECqfOFhQyU"
ポイント部分だけ手打ちしました
今回「同人誌印刷のあけぼの(仮)」となっている理由は、
同人誌印刷の初期の大手・東京文芸社とナール印刷の関係者に、
お話をうかがうことができなかったためです。
いろいろ手を尽くしてみたのですが、結局今回はたどり着くことができませんでした。
どなたか関係する方をご存じであれば、右のメールアドレスまで教えていただければ幸いです。
夏コミには大幅に図版とインタビューを増やした、
「同人誌印刷のあけぼの・正規版」を発行したいと考えています。
皆様のお力をお貸しください!
ここを読んでいる人にそういった人がいる可能性は低いと思いますが、
わたしも「正規版」を読んでみたいので書き写しておきます。
ただ、「メールアドレス」はどうしますかね。
ツイートについてる画像ではモザイク掛けられてるし。
twitter 経由でも大丈夫かな?
なんで大晦日にも重箱の隅つっつかねばならんのだw
成功する言語設計とは - Brian Kernighan氏の講演より
Brian Kernighan on Successful Language Design
成功する言語設計とは - Brian Kernighan氏の講演より
Kernighan氏が次にケーススタディとしてあげたのは,Lorinda Cherry氏が1974年に設計した,数学用組版言語のEQNである。
EQNの基本となっているアイデアは,言葉で話すように数式を記述することができて,TeXへのインプットとして使用可能な
言語を実装する,というものだった。
x sup 2 + y sup 2 = z sup 2
f(t) = 2 pi int sin(omega t) dt
この構文のおかげで,数学者ではない,Bell研究所内のタイピストでもEQNが使えるようになった,とKernighan氏は言う。
EQNに関する基本的な設計判断のひとつとして,パイプを使って出力をtroffに渡している点がある。これは元々,
開発された当時のコンピュータのメモリに関する制限からきたものだったが,既存のツールを利用するというのは,
実装の複雑さを低く保てるという意味からも,DSLを実装する上で優れたアプローチだ,とKernighan氏は評価している。
TeXへのインプットとして使用可能な
ってのはどーゆーこと?
後半に書いてあるように、EQNは troff の前段で走らせるもの。TeX は関係ないはずじゃあ
と原文に当たると
Brian Kernighan on Successful Language Design
Next case study considered by Kernighan is EQN, a mathematical typesetting language that he designed with
Lorinda Cherry in 1974. The basic idea with EQN was implementing a language that made it possible to write
math formulas the way they are spoken and served as inspiration to TeX:
x sup 2 + y sup 2 = z sup 2
f(t) = 2 pi int sin(omega t) dt
This syntax allowed the use of EQN by typists inside Bell Labs that were no mathematician, says Kernighan.
One fundamental decision about EQN was to use pipes to feed its output to troff, basically due to memory
constraints on computers at the time the language was created. Relying on existing tools is, according to
Kernighan, a good approach for implementing DSLs while keeping the implementation complexity low.
「served as inspiration to TeX」 をそうとった?
あとあれだ。原文ではlanguage that he designed with Lorinda Cherry in 1974.
と、kernighan 大先生とLorinda Cherry が一緒に design したってあるのに
Lorinda Cherry氏が1974年に設計した,数学用組版言語のEQNである
なぜこーなる。
一個一個見てくのもバカバカしいのであとひとつだけ。
成功する言語設計とは - Brian Kernighan氏の講演より
同じように重要なのが,Awkを通じて可能になった教訓の数々だ。まず第1にあげられるのは,
ツールが予期しない利用法やミスは必然であって,回避は困難であるという点だ。特に,言語に新たな機能を加える,
あるいは具体的な問題に対して修正ないし改良するという行為は,言語の安定性を損なうことになるため,
これらを避けることは,Kernighan氏としては基本的な部分である。さらに,新たな表記を追加することは,
構文の一貫性を失うことでもある。
Brian Kernighan on Successful Language Design
Also significant were the lessons that Awk made possible. First and foremost, that people use tools in
unexpected ways, as well as that mistakes are inevitable and hard to change. In particular, it is fundamental
for Kernighan to avoid adding new features to a language or even try to fix or improve specific things,
since this will impair the language stability. Furthermore, new notation added as an afterthought generally
brings a lack of consistency in the syntax.
ツールが予期しない利用法やミスは必然であって,回避は困難であるという点だ。
予期してなかったのは「誰」でしょう?
ツールを design した人(たち) ですよね。
この書き方じゃ「ツール自身」がなにか思考能力を持ったものであるかのように読めるんですが。