ホームヘルパー2級取得を目指して



スクーリング開始
スクーリング第5日目(第9回・第10回)
平成15年2月13日
内容:基本介護技術・身体の清潔(1)(細部の清潔・清拭)
             ・入浴の介助(部分浴)
    基本介護技術・身体の清潔(2)(洗髪)
持ち物:バスタオル3枚、浴用タオル3枚、ハンドタオル2枚、
     シャンプー、リンス(リンスインシャンプーでもOK)、
     くし又はブラシ、新聞紙(10枚程度)、パンティーストッキング、
     ビニール袋(クリーニングのコート丈又はゴミ袋の大きいもの/
     45Lか30Lで最低2枚)


10:00〜13:00,14:00〜17:00

3日目からと同じ、看護師で、看護・介護教育と共にケアマネージャーもされている先生が講師。今日はちょっと先生が風邪気味で辛そうでしたが、はつらつとした気持ちのよい講義でした。


今日は持ち物もたくさん、実習もたくさんで、私の中では「スクーリングの一番の山場」という気持ちで受講しました。
身体の清潔を保つことは、人間生活を営む上では大切なことです。身体の清潔を保つには、まず1番はじめに思いつくのは「入浴」です。しかし、入浴は多くの効果をもたらすと同時に、転倒の危険や身体に急変のおこりかねない不安な行為でもあり、更には体力を消耗し疲れやすい行為でもあることを忘れてはいけません。ですから、障害の程度や身体の調子によっては、入浴の代替を考える必要があります。入浴ができない場合、シャワー浴を検討、それも難しいようならば部分浴や清拭を検討します。例えば、ホームヘルパーとして利用者宅を訪問した時、入浴ができない体調であると判断した時、「では今日は入浴はやめましょう」とせず、「では、変わりに部分浴や清拭をしましょうか?」というようにする。『今日の業務=入浴』と捉えず、『今日の業務=身体の清潔保持』と考えればよいのです。利用者にとっては「入浴」するのが大事なのではなく、「身体を清潔にすること」が大切なのです。目的行為外の変更はできませんが、ヘルパーはこのように臨機応変に対処できる能力も必要だということを学びました。

さて、今日は午前中から早速「部分浴」の実習がありました。部分浴とは「足浴」「手浴」「陰部浴」があります。それと「洗髪」。どれも身体の清潔を保つには大切なものです。
まずは洗髪の実習です。利用者・介護者両方の体験をしました。実習をはじめる前に、1人1人がケリーパッド(洗髪器)を作りました。浴用タオル・バスタオル・ストッキング・輪ゴム3本・45L(または30L)のゴミ袋で簡単に作れます。市販でケリーパッドを買うと1万円ぐらいするそうです。作成後、3人でチームを作って交代に洗髪実習をしました。自分の頭髪の洗髪って、自分でやる以外には美容院でやってもらうぐらいだし、まして寝たまま洗ってもらうのは初体験だったのでちょっとドキドキ。また、洗ってあげるのも寝たまま洗うなんてこれまた初体験なのでドキドキでした。ものすごく大変なのではと考えていたのですが、意外ときちんと手順を踏めば、少ない水量で上手に洗うことができました。
午後からは「足浴」「手浴」の実習をしました。洗うだけでなく、マッサージもしました。マッサージはオイルかパウダーを利用者にどちらが良いかを聞いてやりました。やっている感じでは、冬はオイル・夏はパウダーがいいかな?と思いましたが、お年寄りはカサカサの人も多いので、主はオイルかな?と思いました。それから、片腕だけですが実際に清拭もやりました。全身の清拭は、先生が実習用人形でやりましたが、心臓から遠いところからはじめ、筋肉にそって清拭をしていきました。清拭の場合、タオルを52〜53度ぐらいのお湯でしぼる(先生は55度ぐらいが望ましいと言っていましたが)のですが、このような温度になれていない受講生は全員「熱い、熱い」と言っていました。私も熱いと思いました。でも、これぐらいの温度でやらないと、実際清拭をしてみてもぬるいのです。徐々になれる必要があるなと思いました。清拭は、せっけんをつけて拭く場合、ふき取りを2回しますが、スキナベーブという赤ちゃんの沐浴の時に使う沐浴剤をお湯の中に入れて使うと、ふきとりは不用になります。スキナベーブって妊娠中の母親学級や妊婦対象の講演会のおみやげで試供品を何度かもらい、実際娘の沐浴の時にも使ったことがあるんですよね。これに限らず、育児の経験が介護に参考になるってことがあるような気がしてきました。

時間の都合でビデオ学習になったり、スクーリングではやりにくいものがあったり(陰部浴や全身清拭、顔拭きなど)で、身体を動かしての実習ができないものがあるのですが、それでもホームヘルパーの資格を取ったら「学習してできるもの」と見なされてしまう訳で、常に向学心を持って介護のビデオをまた見たり(自治体で借りれるらしいです)、実習したことは、家族にやってあげたりして忘れないようにしないといけないなと痛感しました。ちなみに、夜、夫に腕の清拭をさせてもらい、マッサージも実習させてもらいました(笑)。
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