幸田 真音 こうだ まいん
作家。1951年生まれ。

 米国系銀行や証券会社で、債券ディーラーや大手金融法人を担当する外国債券セールスなどを経て、1995年『ザ・ヘッジ 回避』(文庫化にあたって『小説ヘッジファンド』と改題、講談社文庫に所収)で作家に転身。国際金融の世界を舞台に、時代を先取りするテーマで次々と作品を発表し話題になる。

 2000年11月に発表した『日本国債』(上下巻・講談社刊)は、ベストセラーとなり、多くの海外メディア(The New York Times、The International Herald Tribune、The Financial Times、BBCほか)でも注目されている。

 2002年7月から2003年7月まで京都新聞、中部経済新聞で『藍色のベンチャー』と題した初の新聞連載による、初の歴史経済小説を発表。幕末期のベンチャー・ビジネスをテーマに、新境地に挑戦した。2004年、週刊新潮にて『日銀券』を、2005年には週刊朝日にて『タックス・シェルター』、2006年には週刊文春にて『バイアウト』を 連載。また、2008年5月から12月まで産経新聞紙上で『舶来屋』を連載。2009年8月から2010年12月まで週刊ポストにて、エネルギー問題をテーマにした経済小説『235−日本国債7兆8千億円を狙え!』を連載。
2011年11月7日より、東京新聞、中日新聞、北海道新聞、西日本新聞、徳島新聞、神戸新聞、河北新報(2012年3月より)にて、高橋是清の生涯を描いた作品『天佑なり』の連載を開始。
同年11月4日より、初の電子書籍連載小説『だったらボクがやる −宇崎治朗政治塾へようこそ−』を幻冬舎から、電子書籍書店を通じての販売が始まった。
2013年1月から「婦人公論」にて『スケープゴート』連載開始。
2014年1月に月刊誌「オール讀物」(2月号)にて『ナナフシ』の6ケ月集中連載を開始。
2014年7月から北國新聞、京都新聞ほか地方紙各紙にて『この日のために』の連載を開始。同作品は2016年1月から「ハワイ報知」にても連載を開始。
2015年12月発売月刊誌「VOICE」(2016年新年号)にて『しぶといやつ -人工知能に魅せられて-』の連載を開始。
2016年1月から「YOMIURI ON LINE」にて『大暴落(ガラ)』の連載を開始。

 著書は上記のほかに『偽造証券』(新潮社)、『マネー・ハッキング』(講談社)、『傷・邦銀崩壊』(文藝春秋)、『凛冽の宙(りんれつのそら)』(小学館)、『投資アドバイザー 有利子』(角川書店)、『藍色のベンチャー』(新潮社)、『代行返上』(小学館)、『コイン・トス』(講談社)、『日銀券』(新潮社)、『周極星』(中央公論新社)、『タックス・シェルター』(朝日新聞出版)ほか、多数発表している。
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 2014年4月18日、『天佑なり』にて第33回新田次郎文学賞を受賞。

 執筆活動以外では、1999年にNHK総合の土曜ドラマ館で連続放送された「レガッタ・国際金融戦争」、2010年3月・4月NHKラジオ第一「新日曜名作座」で放送の「あきんど-絹屋半兵衛」の原作者として、また、TBSテレビ系「ブロードキャスター」(2008年9月終了)、「サンデーモーニング」、NHK総合「経済ワイドビジョンe」(2010年3月終了)をはじめとする、テレビやラジオ番組のコメンテーターとしても活躍。2006年11月から2012年3月まで5年半にわたり、文化放送にて「幸田真音のIt's Mine!」で、パーソナリティーとしてレギュラー番組を担当した。

 2004年、滋賀大学経済学部リスク研究センターの客員教授を務める。
 また、政府税制調査会委員、財務省・財政制度等審議会委員、国土交通省・交通政策審議会委員、NHK経営委員会委員などを歴任。その他、ダイヤモンド社「城山三郎経済小説大賞」選考委員、NTTドコモ=アドヴァイザリー・ボードメンバーなども歴任。

財務省「国の債務管理の在り方に関する懇談会」メンバー。
財務省「財務省政策評価懇談会」メンバー。
2015年10月より内閣府「日本の美総合プロジェクト懇談会」メンバー。

2012年6月より日本たばこ産業株式会社社外取締役。
2013年10月より財務省政策評価懇談会メンバー。
2016年6月より株式会社日本取引所グループ社外取締役に就任。
2018年6月より三菱自動車工業株式会社社外取締役に就任。
株式会社LIXILグループ社外取締役は2019年6月に退任。

(2021年1月現在)

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