アフガニスタン難民弁護団の署名キャンペーン
 

アフガニスタン難民弁護団が
在日アフガン難民救援の署名を呼びかけています
 
あなたの力が政府を動かす!

 昨年から在日アフガン難民申請者の救援に全力で当たっている「アフガニスタン難民弁護団」が、このたび在日アフガニスタン難民救援のための署名運動を開始しました。
 この署名は、日本政府・法務大臣に対して、以下の3点を要請するものです。

(1)日本に庇護を求めたアフガン難民の収容を解いて下さい。
(2)彼らを難民として認定して下さい。
(3)難民制度について抜本的な見直し・改革を進めて下さい。

 現在、「アフガン復興閣僚級会合」において外務省が一部のNGOを排除した事件が世間を騒がせていますが、その一方で、アフガン難民に対する収容や人権侵害の問題はかすんでいます。
 この問題も、アフガン復興への積極的介入をねらう日本政府にとって、実は大きなネックの一つとなっています。国連難民高等弁務官のルード・ルベルス氏は「サンデー毎日」のインタビューで、日本のアフガン難民に対する処遇を厳しく非難しており、また前任の高等弁務官の緒方貞子氏も、わざわざこの問題について森山法務大臣と会談を持って話し合ったといいます(毎日新聞、2002年1月17日朝刊)。ここで世論の関心が大きく喚起されれば、難民行政についても「山が動く」かも知れません。ぜひとも多くの方の署名へのご協力をお願いします。
 
 

  
<<署名の方法>>
 
署名の趣旨をお読み下さい(ここから) 
ここをクリックして、署名用紙の画面に
して下さい。(ここから) 
 
●また、署名用紙をPDFファイルとして
ダウンロードできます。
→PDFファイル(Adobe Acrobat Reader 
をお持ちの方)はここから
プリントアウトして、署名用紙を打ち出し、署名用紙に
署名をした上、次の送り先に送って下さい。
(Netscape Navigator をお使いの皆様へ)
印刷サイズは100%、マージンは20%の指定であれば
最も適切に印字できます。
 
 
<送付先>
在日アフガニスタン難民支援ネットワーク(あふねっと)
事務局 署名集約係
(郵送) 
 169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-24  
 難民移住者問題キリスト教連絡会(難キ連)事務局気付  
 在日アフガニスタン難民支援ネット事務局 署名集約係宛 
  
<注意!>FAXでは、正式なものとしては受け取られないそうです。必ず郵送にてお送り下さい)
 
 


アフガニスタン難民弁護団による署名活動の趣旨
 

  
ご署名のお願い
〜日本にいるアフガニスタン難民を助けて下さい〜
  
アフガニスタン難民弁護団
代表弁護士 大 貫  憲 介
東京都新宿区揚場町2番16号
第2東文堂ビル3階
さつき法律事務所
電話03(5261)8291 ファックス03(5261)8303
  
第1 本件の概要

 日本の法務省(東京入国管理局)は、2001年10月3日、アフガニスタン人9名を、「不法入国」を理由として突然、摘発・収容しました。かれらはアフガニスタン少数民族(ハザラ族など)に属する人たちであり、タリバンによって家族を殺されたり、自ら拷問を受けたりしたために、命からがら日本に逃げてきて、入国管理局に対して、難民として認めてもらうよう申請していた人たちだったのです。 
その後の調査により、今回の異常な収容は、9月11日の「同時多発テロ」を受けての「テロ」摘発目的のものであった可能性が極めて高いことが分かりました。入管は、タリバンから逃れてきた人を、タリバンの仲間と誤解して摘発してしまったのです。 
 この入管の暴挙に対して、急遽、アフガニスタン難民申請者のための弁護団が結成され、東京地方裁判所に対し収容の執行停止を求めました。すると、判断した裁判官の違いによって、民事第3部にかかった5名については収容の執行停止が認められ、民事第2部で審議された4名については収容執行停止が認められないという、全く相反する決定が出されました。 
 当弁護団は収容継続を認めた民事第2部の決定に対して、一方、法務省は収容停止を命じた民事第3部の決定に対し、それぞれ不服申立をしました。 
 これに対して東京高裁は、民事第2部の決定を維持し、民事第3部の決定を覆してしまいました。そのため、一旦身柄を解放された5名も再び収容されてしまいました。同時に、法務大臣は、アフガニスタンの事情をまったく知らない担当者によるずさんな認定手続によって、かれらを資格外就労目的の密航者であると決めつけ、全員難民として認定せず、未だ混乱と内戦の最中にあるアフガニスタンを送還先とする退去強制令書を発布してしまいました。その一方で,法務大臣は「アフガニスタンの国情が落ち着くまで送還を見送り,本邦での収容を続ける」と述べています。今後,いつまで彼らを収容し続けるのかは分かりません。 
 さらに、アフガニスタンからやって来て身柄を拘束されている難民は、上記9名以外にも多数存在することが分かっています。 
  

(本件経緯の年表はここから)
※なお年表の文責はアフガニスタン難民弁護団ではなく、
本ホームページ作成者 稲場 雅紀にあります
  
第二 皆さんのご理解とご協力を!!
  
 収容者の中には、歩けなくなる程衰弱してしまった人、理不尽な収容に耐えかねて自殺未遂を図った人もいます。 
 タリバンによる迫害を逃れ必死の思いで日本にたどり着き庇護を求めた人たちに対して、日本政府は、庇護ではなく新たな迫害(収容)を与えているのです。 
 この、非人道的な日本政府の対応は,20年も前に批准した難民条約をことごとく無視するものであって、到底許されるものではありません。 
   そこで私たちは、首相と法務大臣に対する署名活動を皆様に呼びかけます。 
  
  
(署名文面はここから)
 
 


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