Splashgirl は2003年に結成された Norway のトリオ、 2007年以来 AIM や Hubro からアルバムをリリースしています。 Hubro からのアルバムを聴いてきた限り、 electronics を使い反復やテクスチャを生かした音作りも electronica 以降の jazz/improv という印象を受けていましたが、 特段、piano trio ということは意識して聴いていませんでした。 contemporary な装いとはいえ jazz piano trio の音だとこのライブで感じたのは、 スデージ上の演奏の様子という視覚的要素も一因でしょうか。
アンコール前のアップテンポな1曲を除き、ダウンテンポな展開でしたが、 手数を抑えて楽器音を引き延ばしてテクスチャを引き立てるよう。 そんな中で、反復するように打ち込まれる強い音が、 引き伸ばされた音が縮まないようクイ打っていくように感じられて、面白く感じました。 ゲストは、最初の1曲とアンコールのみの参加。 テクスチャを強調するようなダウンテンポな展開に尺八の音は合っていましたが、合い過ぎて印象が薄くなってしまいました。