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Review: Egberto Gismonti & Daniel Murray in Tokyo Setagaya 2026 (live) @ Setagaya Egret Hall, Tokyo
2026/06/22
嶋田 丈裕 (Takehiro Shimada; aka TFJ)
in Tokyo Setagaya 2026
世田谷イーグレットホール
2026/05/27, 19:00-20:45.
Egberto Gismonti (10-string guitar, 12-string guitar, piano), Daniel Murray (guitar).

ECM からのリリースやその傘下の自身のレーベル Carmo で知られる1960年代末から活動するブラジルの Egberto Gismonti の来日公演です。 度々来日していますが今まで生で聴いたことはなく、今回も渋谷さくらホールでの東京公演の日程が出張と被って行く予定はなかったのですが、追加公演が行かれる日程だったので、これも何かの縁と足を運びました。

今回は Carmo から Universo Musical de Egbert Gismonti (Carmo, CARMO/18, 2019, CD) という Gismonti 曲集をリリースしているギター奏者 Daniel Murray とデュオです。全てアコースティックな楽器で、休憩なしアンコール2回で1¾時間。 Gismonti の多弦ギターのソロから始まり、Murray の6弦ギターとのデュオ、Gismonti のピアノソロ、再び Murray とのギターデュオ、Murray のソロ、そして、アンコール前からアンコール2回は Gismonti ピアノ Murray ギターのデュオという構成でした。

Gismonti と Murray のギターデュオは、対話的というより Gismonti に Murray 合わせて音に厚みを付けるよう。ということで、後半の Murray のソロまではほぼ Gismonti の世界でした。 Gismonti の装飾フレーズ多めの華やかな音世界から、Murray の6弦ギターの音数少なめに余白も聞かせる1曲を挟んで、ピアノとギターのデュオに入ってから、グッと引き込まれました。 ピアノとギターのデュオも対話的というより音を重ねるような演奏で、その意味ではギターデュオの時に近いのですが、音色の違いもあって Gismonti がピアノとギターの演奏をどう対応付けているのか、ギターを弾くようにピアノを弾く様を、もしくは、ギターのフレーズの着想源としてのピアノの演奏を観るような興味深さがありました。