文化庁の「大学を活用した文化芸術推進事業」の 『多領域横断型芸術の《総合的プロダクション・マネジメント》を担う人材育成のための実践的カリキュラムの開発』 で平成25年度に行われたプロジェクトの一環としてのパフォーマンスを含む展覧会。 じゅんじゅん が出るということで、 『「建築はどこにあるの?」特別ダンス公演 in 赤縞』 (東京国立近代美術館, 2010) [レビュー] のようなものが観られるからもしれないと思い、足を運んでみました。 きっちり作品を作り上げるというよりも、年間を通してワークショップを展開するといったもので、 作品としての完成度は若干低め。 ワークショップの様子はホワイエのディスプレィの列で垣間みる事ができましたが、 ガムテープで自身や鏡にマーキングを付けて動きを作っていくワークショップの様子に最も興味をひかれました。
展覧会というかパフォーマンスとしては、インスタレーションの中の回遊式のパフォーマンスを期待していたのですが、むしろ舞台での上演に近いもの。 中ホールという空間の正面性もあったと思いますが、映像の投影方向がその方向性を強く規定してしまたようにも感じました。 インスタレーションの中で観客を回遊させつつダンスを見せるパフォーマンスというのもそれなりに観てきていますが、 結局ホールの客席で座って観てしまいました。 勝手に回遊しつつ観ようかとも思ったのですが、パフォーマンスが行われる場所が固定されているので動けなくなってしまいました。