バイアニュアルのダンス・フェスティバル Dance New Air の ダンス映像作品特集上映「ダンスフィルム:コレオグラファーズ・アット・ワーク」からこのビデオを観てきました。
フランス Centre National de la Danse のシネマテークによる「伝統と同時代」をテーマとした ダンス映像集。 画質も悪く、作品全体を捉えたものではなく短い抜粋も多く、断片的でとりとめなく物足りなく感じました。 低画質低音質で良いのであれば家で YouTube や Vimeo の動画で観られるものも少なくないので、その点は残念。 そんな中では、Riverdance で有名となった Irish dance のイデオムを使った Colin Dunne や、 Alessandro Sciarrani: FOLK-S [Vimeo] のような、 ヨーロッパのフォークダンスの身体語彙を現代的なミニマリズムで取り出したようなダンスが印象に残りました。 Steve Reich: Drumming をフォークダンス化したかのような Joanne Leighton: 9000 pas [Vimeo] も気になりました。
ビンテージ映像関連では、 サルディーニャの山中でテノーレ節に合わせて踊る様子様を捉えた Danses de Sardaigne は画質最悪で、 テノーレ節の映像であればもっと良いのがあるでしょうに、むしろ Francine Lancelot が撮影したものであるということが重要ということなのでしょうか。 その一方、マルチニークの Katherine Dunham はクレジットでは1936年撮影とされてますが、トーキー初期にしては画質音質がかなり良いのに驚き。 カリブ地域のビンテージ映像集DVD Mirror to the Soul [レビュー] にも登場します。 そのDVDには無いインタビューなどがありましたが、一部重なりがあったようにも思われました。 どちらも抜粋なので、全体としてどんな映像が残っているのか、気になりました。