Arthur Pita に Björk の音楽で振付たバレエ作品があると知って気になっていたのですが、
COVID-19隔離向けにストリーミングされたので、観てみました。
War Memorial Opera House
Recorded March 29, 2019.
Costume Design: Marco Morante;
Lighting Design: James F. Ingalls;
Visual Décor: Arthur Pita;
Sound Design: Martin West.
Composers:
Björk Gudmundsdottir, Alejandro Ghersi, and Sjón
Music:
Overture,
All is Full of Love,
You’ve Been Flirting Again,
Bachelorette,
Vokuro,
Frosti,
The Gate (Intro),
Hyperballad,
Anchor Song
Conductor: Martin West.
Casting:
Carmela Mayo, Elizabeth Powell, Dores André;
Joseph Walsh, Ulrik Birkkjaer, Luke Ingham;
Kamryn Baldwin, Gabriela Gonzalez, Ellen Rose Hummel,
Elizabeth Mateer, Norika Matsuyama, Skyla Schreter,
Miranda Silveira, Ami Yuki;
Diego Cruz, Daniel Deivison-Oliveira, Joshua Jack Price,
Nathaniel Remez, Alexander Reneff-Olson, Henry Sidford,
John-Paul Simoens, Hansuke Yamamoto.
World Premiere: April 26, 2018 - San Francisco Ballet, War Memorial Opera House; San Francisco, California.
Arthur Pita といえば The Royal Ballet
The Metamorphosis
[鑑賞メモ] の印象が強烈で、演劇的というかナラティブな作品を予想していました。
実際のところは、Björk のミュージックビデオやカバーアートのシュールなイメージを比較的忠実に引き継いで抽象的にダンス化した約30分の作品でした。
トリプルビルの中の1作品として上演するのにちょうど良さそうな作品です。
クラシカルなバレエ的な動きはほとんど用いられていません。
冒頭、overture に続いて、すぐ “All Is Full Of Love” なのですが、
この有名なミュージックビデオのロボットの動きのイメージを結構意識した動きが要所で使われていました。
“All Is Full Of Love” もそうですが、中盤の “The Gate” の女性2人の踊りの方が、まさにそれを感じさせる動きでした。
2018年初演の作品ですが、“All Is Full Of Love” や
“Bachelorette”、“Hyperballad” など、1990年代の有名曲がむしろ大きくフィーチャーされていたように感じました。
自分が Björk をよく聴いていたのはこの頃だったので、そういう選曲も、少し懐かしく感じました。