アルゼンチン出身で1959年にパリへ移住、1960年に GRAV (Groupe de recherche d'art visuel) を結成したアーティストの展覧会です。 シンプルなフォルムと高彩度の色彩を使った平面作品、立体作品、キネティックアートさらに 公共の場に出てのパブリックアートを作成してきています。 今回も、ギャラリー Le Forum 内だけでなく、 Ginza Maison Hermès の外壁やエスカレータへのインスタレーションも含む展示でした。
色鮮やかでスケールの大きい作品、インスタレーションも楽しみましたが、 GRAV の Une journée dans la rue, Paris (1966) の白黒の記録写真に、20世紀半ば、ミニマル・アートがギャラリーを出て ランドアート、パブリックアートとなり始めたのと、もしくは、 同時代に活動を始めた Daniel Buren [鑑賞メモ] と、同時代的なものを強く感じました。