ゴールデンウィーク中の5月1日午後遅め、銀座1丁目〜京橋界隈でギャラリー巡りしてきました。
新作シリーズ «Concertric Listening», «Eccentric Listening», «Oculi» からなる新作展示です。
前2者は雑誌などの人の顔の写真に着目し、その輪郭と耳を切り出して、組み合わせたコラージュ。
後者は12インチレコードの黒のプレインスリーブのレーベル面の穴から人の顔を覗かせた作品。
Marclay らしいとは思うし、ギャラリーで売るのにはちょうど良いとは思いますが、
やはり国際美術展や美術館で観るコンセプチャルなインスタレーション [鑑賞メモ] が本領だな、とも。
近代、明治文明開花期から昭和戦前にかけての化粧文化に関する展覧会です。
といっても、ポーラ銀座ビルのワンフロアを使った小展示ですが。
近代における化粧そのものの変遷を示すというより、化粧道具や髪飾り等のアクセサリ、化粧品パッケージ、化粧に関する広告などを通して、日本の近代文化の一面を示していました。
目につくのは、やはり広告ポスター。
御園クレームのポスターのモデルはサイレント期に活躍した松竹の映画女優 及川道子でしょうか。
松竹女性映画のプレースメント広告でお馴染みクラブ化粧品のポスターもあり、
国立映画アーカイブで戦前松竹映画を観る前に気分を盛り上げるにちょうどよい展示でした。
1950s-1970sに焦点を当てた展示で、取り上げられている映画作品よりも、
戦後の色数が限定されシュールな画風のイラストなどを用いたモダンデザインから、
カウンターカルチャーの時代の写真も多用したカラフルなグラフィックデザインへの移り変わりを観るようでした。
同時代的に見覚えがあるフランス映画社BOWシリーズらしいポスターも、最後の方では展示されていていました。