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高円寺びっくり大道芸 2011

Text Last Update: 2011/05/08 | 撮影 on 2010/05/01 in 高円寺
高円寺界隈
2011/4/30,5/1

公共劇場 座・高円寺 がオープンした2009年に始った 高円寺びっくり大道芸。 座・高円寺 の芸術監督が 佐藤 信 ということで、 世田谷パブリックシアター の 芸術監督に 佐藤 信 が就任した1997年に始った 『三茶 de 大道芸』 との類似点も多く、気になっていました。 が、3年目の今年、やっと足を運んでみることができました。 土曜の方が大道芸日和だったのですが行かれず、雨の予報もあった日曜に行ってきました。 体力温存も考慮して、高円寺入りは14時過ぎ。

今回の一番の目当ては、1月に渋谷で見かけて気になっていた GチョコMarble。 というわけで、まずは、駅北口での彼らの14時半からのパフォーマンスを。 GチョコMarble は、沢入国際サーカス学校出身という男性パフォーマーGENと、 エアリアルを得意とする女性パフォーマー チョコ の男女2人組。 ラブコメディ仕立てのアクロバット・ショー、ということで、 まずは軽くハンド・ツー・ハンドのアクロバットから。 続いて、GEN による風船人間 (balloon man)。 黄色いバルーンの中にすっかり入って、チョコがその上に乗ったり跳ねたりも。

最後は GEN の椅子倒立。 高さこそ 在日中国雑技芸術団 (徐領民雑技団) の見せるもの程ではありませんが、 椅子の複雑な組み上げやチョコの椅子の間抜け等、技巧で見せる所がありました。 しかし、ステージにエアリアルの準備はあったのですが、 天候のせいか、チョコによるエアリアルの演技が無かったのが残念。 しかし、技はもちろん、可愛らしいラブコメディの雰囲気作りも含め、 とても楽しめるパフォーマンスでした。

この後、遅めの昼食の採って南口へ移動。後は、特に何を観ると決めるではなく。 まず 沢入国際サーカス学校出身 のジャグラー 森田 智博 が スタンバイしているところを見かけたので。 去年の ヘブンアーティスト TOKYO で観た [写真] のとほぼ同じ内容でしたが、去年同様技に安定感が無かったのか残念。 今回は風が強かったのが災いしていました。

続いて、少し移動して、2000年代半ばに活動を始めたパントマイム・カンパニー to R mansion を途中から少し。観るのは今回が初めて。 今回のパフォーマンスは、 派手な衣装や振る舞い踊りから少々悪趣味な雰囲気を作り出すようなものでした。 この頃から、雨がパラつきはじめました。 諸般の事情で途中離脱してしまいましたが。

さらに、TOKYO雑技京劇団 をチェック。 大道芸フェスティバルへよくエントリーしているのですが、観るのは初めて。 通して観たわけではないのですが、自分が観たときは京劇の出で立ちでの雑技、といったものでした。

この後、北口側へ移動。中通りで、今年大道芸デビューという HANAMERI をチェック。 体操をやっていたという 華千代 と 新体操をやっていたという めりこ の2人組です。 しかし、パフォーマンスを始める頃から本降りの雨になってしまい少々やり辛そう。 場所が狭く感じたのも少々残念。 身体はけっこう動きそうだったので、 もっと広い場所で、空間を広く使った大きな動きでのパフォーマンスを観てみたかったです。

17時半には本降りの雨になってしまったので大道芸はおしまいかな、と、 高円寺駅前北口まで戻ったところ、 GチョコMarble の2人がパフォーマンスをすると、声をかけていました。 これは観ざると得ない、と、本降りの雨の中、 高円寺びっくり大道芸のトリとなるパフォーマンスを観ました。 まずは、昼と同じハンド・トゥ・ハンドと風船人間を。

雨がほとんど止んで風も収まったこともあるのか、 最後は昼にはやらなかったチョコのエアリアル (ティッシュ) を演りました。 日暮れの雨空の下で薄暗い中となってしまいましたが、 最後を飾るにふさわしい華のあるパフォーマンスになっていました。

GチョコMarble のパフォーマンスの後は、小雨降る中、 高円寺びっくり大道芸の主立った出演パフォーマーが集まってのフィナーレ・パフォーマンス。 上野や三茶でもやっていますが、やっぱり高円寺でもやるんですね。 そんな感じで、18時頃に終了しました。

ヨコハマ程ではないものの高円寺駅の南北両側に大道芸のステージが散らばり、 三茶と比べて移動は大変でした。 ただ、天気のせいもあるかもしれませんが、人出は多く無く、パフォーマンスは観やすかったです。 雨降りの中になってしまったのは残念でしたが、 今年の春はヨコハマ大道芸へ行かれなかっただけに、いい埋め合わせになったでしょうか。