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旅のアルバム
アメリカ大自然の旅
①グレン・キャニオン、アンテロープ、ホースシューベンド、
②モニュメント・バレー、グランドキャニオン、③セドナ、ラスベガス

Page2
モニュメントバレーグランドキャニオン

いよいよアメリカの大自然を代表する大パノラマ「グランドキャニオン」と
西部劇や舞台、荒野の「モニュメント・バレー」です。
感動の大パノラマをご覧下さい。




地名をクリックしてお好きなところからもご覧になれます

グレン・キャニオン、ホースシューベンド、アンテロープ Page1
モニュメント・バレー、グランドキャニオン(世界遺産) Page2
セドナ、ラスベガス  Page3


モニュメント・バレー
(モニュメント・バレー・ナバホ・トライバル公園)

モニュメントバレーはユタ州とアリゾナ州の境に位置し、「駅馬車」等、ジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演の一連の西部劇や、「イージー・ライダー」「バック・トゥー・ザ・フューチャーⅢ」「2001年宇宙の旅」等、数々の映画の舞台となった所で、映像で観たことのあるおなじみの風景や、地球とは思えない様な迫力ある風景が目の前に迫ってくる。
この地域はアメリカ先住民ナバホ族によって管理運営されていて、この周辺の道は4WD以外は入れない所が多く、内部の道はナバホ族のガイドツアーのみ通行可能となっている。
   

西部劇の世界に入ってしまった様!

ナバホ・ネイション(Navajo Nation) アメリカの最大の先住民居留地
アリゾナ州北部を中心に約25万人のナバホ族の人々が住む居留地があり、独自の自治権を持つ。

ナバホ族は神聖な山々の谷で農耕と牧畜の生活を営んでいた。また、スペイン人、メキシコ人、アパッチ族、コマンチ族などとの抗争が繰り返されていた。合衆国白人入植者も加わり、知事達は部族の首に報奨金を付けて、インディアン部族の絶滅を図ろうとした。 

合衆国は西部の植民地、フロンティア拡大の障害になるインディアン部族を年金(食糧や物資)と引き換えに指定居留地に移住させるという条約を締結。
1864年、この地の人々は過酷な強制移住を強いられ、500kmに及ぶ徒歩の長旅の途中数百人が命を落とした。(ロングウォーク・オブ・ナバホ) 収容所ははるかに収容人数を超え、条約の食糧供給は放置され、劣悪状態で強制労働を強いられた。強制移住した9000人の内、2000人が亡くなった。

4年後、酋長の切なる訴えにより、合衆国は強制収容の非を認め、地元の一部が居留地(reservation)となり、やっと故郷に戻った。しかし、郷里には既に、隣族のホピ族が定住していて、土地をめぐっての争いが起こる。現在もこの問題は解決しておらず、ホピ族とは敵対関係にある。

母系家族のナバホ族の男性達は年金に頼って勤労意欲を失い、アルコールに浸ることも多かった。
その後禁酒法が布かれたが、現在でも失業率は40~45%となっている。
この地域は、観光産業の他、石炭、石油、ウランなど豊富な資源があり、外部企業との契約により鉱物採掘、発電、工場誘致などが行われ、その土地のリース代も大きな収入源となっていて、工場や鉱山は一部の雇用を作り出している。 しかし、環境汚染や、先住民のウラン被爆も引き起こし、ウラン開発反対運動なども起こっている。

1970年の「ソルジャーブルー」という映画、ご存知でしょうか。
「サンドリークの大虐殺」(1964年 米軍が無抵抗のシャイアン族とアラパホー族の村に対して行った無差別虐殺)を描いた問題作で、以前からとても気になっていた映画です。アメリカの負の歴史を知る上でも、ショッキングですが、観てみたいです。「小さな巨人」も同じくネイティブアメリカンをテーマにした映画史に残る作品です。


ナバホ族の伝統的住居​「ホーガン」
妊婦のおなかをイメージした半球形。ホーガンに入ると母に抱かれた気持ちになる。
また、ナバホにとって空は「父」。天井中央​の穴から「空」を眺めると、父なる「空」に通じる。
自然を敬い、家族の結びつきを大切にするナバホの思想。


軍艦の様な「シップロック Ship Rock」
ナバホネイションには印象的な一枚岩が多い

モニュメント・バレーの迫力の風景をスライドでどうぞ
(20枚)

「ナバホタコ」 ナバホスタイルのタコ​ス。
メキシコの薄いト​ルティーヤと違って、​分厚い揚げパンの上に​
具が乗っている。
チリソースを付けて食べると美味しい。
グルーディングス博物館
1921年、白人のグルーディング夫妻がこの地にナバホ族との物々交換の交易所を作り、その後店と宿屋を開業。
博物館はグルーディングス・ロッジ(ホテル)の敷地内にあり、1940年代の生活様式が見られる。
モニュメント・バレーでの映画の撮影は、このロッジが基地となり、ジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン等、有名人も多く宿泊している。 すぐ横には、ジョン・ウェインが気に入って使った部屋「ジョン・ウェイン・キャビン」も再現。

John Wayne's Cabin
(10枚)

グランドキャニオン(世界遺産)
コロラド川が600万年の時をかけて台地を削り、18億年前の地層を露出させた大渓谷「グランドキャニオン」ユネスコの世界自然遺産の中でも1度は観てみたい屈指の絶景。 とてつもなく巨大な大自然の造形美は感動そのもの! 時間ごと表情を変える雄大なグランドキャニオン、特に太陽の低い朝夕の光景は素晴らしい。夕日に染まるグランドキャニオンはこのコーナーの最後です。


歩くすぐそばに大きなシカが出現! 
エルク(アメリカアカシカ)」です。
全長2m以上で、かなり大きい。お尻が白いのが特徴。
目を合わせない様に、そっと通り過ぎました。

夕日に染まるグランドキャニオン

ホピ・ハウス
古代のホピ・インディアンの家をモデルに20世紀初頭に建てられた。(民芸品などのショップ)
グランドキャニオン スライドショー
(24枚)

次ページ(Page 3)は セドナ、ラスベガス
               
参考:グランドサークル&セドナ、地球の歩き方(ダイヤモンド社)

     

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