YUKAPONのつぶやきdiary
1999年6月

99/6/30 (水)

凄まじい風雨に襲われた日本列島ですが、皆さん被害はありませんでしたか?
東京は割と早く過ぎてくれたようで、ホッとしています。
それにしても今年は梅雨らしい梅雨っていうのでしょうか。こんな年は、私の好きな夏らしい夏になりそうでうれしいナ。(^_^)

ところで一昨日の日記に、NTTのことを思い出して書いたばかりだというのに、具体的になったと思ったら、ISDN契約者向け、月額1万〜1万5千円になりそうですって!
なんてことでしょう!! まだまだ高すぎますよね。絶対に〜。
一気に拡大したい時には、思い切って一気に値下げしなくっちゃあ…ね。
んねぇーっ!!?? (^^;

99/6/28 (月)

NTTがネット料金を値下げするのは、皆さんご存知ですよね?
一日中使っても5千円、を目安にしているようですが、妥当かどうか私にはよくわからないのですが…

例えば私の場合は、もちろんテレホタイムも利用していますが、その時間が繋がりにくいこともあるし、昼間使うことも多いので、その位の料金でもうれしいんですよね。でも、お勤めの方で帰宅後や休日に自宅でネットをやっている方にとっては、どうなんでしょうか? 今までテレホタイムしか使っていない方には、逆に値上がりになるのかな? それとももっと長時間ネットをやるようになるのかしらん?
いやいやそれとも、今までの夜更かしが解消されるメリットの方が重要とお思いかもしれませんね。

ネット通販の顧客拡大を狙って、この夏(?) パソコンを100万台無料配布するところがあるそうですが、これは効果ありそうですよね。
こういう企画がいくつかあると、携帯電話のようにパソコンも一気に普及するのかもしれません。

そしてプロバイダーの競争も激化し、ハードに関しては限りなく安く提供できるようになると、いよいよソフトの時代に突入できるのでしょうね。
ソフト重視の考え方が日本にも早く根付いて、ベンチャービジネスも活気付いて欲しいモノですよね。(^_^)

99/6/25 (金)

昨日沖縄は梅雨明けしたようですね。
東京もこの調子で降って、順調に梅雨明けするといいですね。

ところであの麻布辺りを逃げ回っているサルは、どうなったんでしょう?
2〜3日前、テレビで見たときのサル君(オスかメスかわかりませんが)は、少しお疲れのようでした。モンキーバスターズ(誰が名付けたのか、猿捕獲名人チームだそうで)をうまくかわしながら逃げていくのですが、最初の頃のように人を威嚇することもなく、動きも多少緩慢になっていました。

こうしてみると都内は、見通しの良い広い場所が少なく、どこも迷路のようになっているのがよくわかります。サル君にとっては逃げやすく隠れやすいのですね。

そして彼はあるマンションのベランダに辿り着いたとき、下の階のベランダの淵をおそるおそる追いかけて来るモンキーバスターズを、心配そうに覗いていたのです(かわいい!)。そこで捕獲網が延びてきて、彼はまた上層階へと登っていき、遂にベランダの隅で立ったまま眠り始めたのです。

さすがに疲れたのかと思ったら、逃亡中に食べさせられていた餌に軽い睡眠薬のようなモノを入れてあったらしく、それで元気がなくなって見えたのでした。
何だかかわいそうですよね。

そもそも人間の方も、捕まえて山に返してあげるつもりだということをうまく彼に伝えられていれば、お互いに誤解もなく仲良くできたのにねえ。それがわかっていれば、サル君も最初に凶暴な印象を与えずにすんだのにね。

このサル君とモンキーバスターズの関係って、人間関係を象徴してますよね〜?

99/6/22 (火)

たまたまラジオで流れていたので、宇多田ヒカルネタをもう一つ。

高校生の娘が宇多田ヒカルの曲を聴いていたら、オヤジが「あぁ、これが藤圭子の娘か。」と言いながら娘の部屋に入ってきた。
しばらくブツブツ言いながら聴いていたオヤジが、部屋を後にしながらつぶやいた。「ほぉーっ、前川清の娘もたいしたモンだ。」

思わず私は吹き出してしまいましたが、、、あなたは?
因みにこの娘さんは ???\(@_@)/??? だったそうですが。。。(笑)

99/6/19 (土)

最近世間を騒がせている宇多田ヒカルがテレビ生出演と聞いて、普段見慣れぬ歌番組をゆうべ見ました。ご覧になった方、いらっしゃいますか?

彼女の歌は、チラホラと耳にする程度にしか知らなかったので、きちんと聞いたのは初めてともいえます。ホントに16才なの?と司会のタモリにも言われていましたが、実に上手くて、ヒットしそうな曲でした。何だか本場モノのR&Bみたいで、身体の内がグルーブしていて。
英語の箇所は特にそんな感じで、でも日本語の部分もそのノリが生きていて。その上、お顔を見ると思いっきり日本人顔で。
不思議な感じです。今までそんな人いなかったからでしょうか、だからこそ空前のヒットなのかもしれませんね。

でも、どーも腑に落ちないんですよねー。今まで日本人がなかなか出せなかったノリが出せる。これは、彼女がアメリカで生まれ育ったからかもしれません。歌はもちろんのこと、座っているときもお喋りしている時も、顔を見ないようにして雰囲気を見ていると、実に外人っぽいんですよね、どことなく。

じゃあバイリンガルの多くの方達が皆そうか、というと共通項はあるけれど、それはまた違いますよね。外国という環境での各々の育ち方の違いなのかしらん?

う〜ん、何だろう、この変な感じは。。。彼女の歌がホイットニーヒューストンみたいに聞こえたり○○風なのが、全てアメリカ的黒人っぽいにもかかわらず、日本語も日本人っぽいから?

ついに邦楽もここまできた、ということなのでしょうか。
従来はどこかにダサさが残っていて、やっぱり日本人には無理があると思っていたのに、洋楽に近づくのではなく、そのまま洋楽できちゃう日本人?

だけどそのダサさに、今となってはホッとしちゃえるのは、私だけでしょうか。。。それだけボーダーレスな時代になったと解釈すればいいのかしらんね。。。ぶつぶつ。。。(^^;;

99/6/17 (木)

去る6月3日(木)付けでご紹介した新橋のギャラリーに、この日記を読んでお出かけ下さった方々があるようなんですが…
どうもありがとうございます。
もしあなただったなら、よろしければメールを下さいね! (*^-^*)

いやぁ、紹介しがいもあるってもんですよね。
ってわけで、これからもいろいろとご紹介いたしますね。
では早速。。。(^^ゞ

ちょっと珍しい公演というか、ライブパフォーマンスがあります。
場所は中央区築地、本願寺のすぐそばの「兎小舎(うさぎごや)」です。

まず7月9日(金)pm 7:30〜 「セッション ABC」

迦樓羅舎企画公演で、出演は千賀ゆう子(女優・演出家、元早稲田小劇場で活躍していた大ベテラン)と三宅榛名(作曲家・ピアニスト、CM等も手掛ける人気現代音楽家)のセッションに、何とあの天才・奇才パフォーマー芥正彦をゲストに迎えます。なにが起きるか楽しみですね〜!
詳細・お申し込みはこちらです。

その次の週、7月16日(金)・17日(土)pm 7:30〜
「エリック・サティ・エキセントリック・ピアノコンサート」

エリック・サティをご存知なくても、ジムノペディやグノシェンヌ等、馴染みやすい曲はCMにもよく使われていますので、きっとどこかで聴いたことがあると思います。私もサティは好きで、ダンスにもよく使いました。今回のライブでは柴野さつきさんの演奏で、「スポーツと気晴らし」のスライド付きに加え、「幕間」も上映されます。
この「幕間」はとっても短い映画で、私はずいぶん前に観たことがあるのですが、サティが山高帽子とステッキを持って跳ね、チェス版の向こうから睨んでいるのが誰かと思ったら、なんとマン・レイだったりする、とても楽しい映像です。
詳細・お申し込みはこちらです。

この兎小舎での公演は、いずれも各回、30名限定のようですので、ご予約はお早めにどうぞ!

99/6/14 (月)

ピナ・バウシュ&ヴッパタール舞踊団の4週間にわたる日本公演も昨日でほぼ終わり、6/16(水)びわ湖ホール公演を残すだけとなった。
そろそろ感想を書いておきたいと思う。

’86年の初来日から3〜4年に一度来日し、今回は5度目の日本公演であった。私はいつも観たいと思いつつ、見逃していたピナの公演を初めて観ることができた。6月10日(木)の「ダンソン」である。
開演を控えた劇場の前庭には、「チケット1枚買います。譲って下さい。」というお手製の札を持つ若い人が何人かいた。この手のダンスが立ち見がでるほどの盛況だったり、しかもどうしてこんなにもチケットが高いのか等の現象に関しては、長くなりそうなので別の機会に触れることにして、今日のところはこの作品に関しての感想だけにしたいと思う。

ピナの公演は、ご存知かもしれないが、来日する度にプログラムも異なり、また創られた年代によっても作品は変わってきている。私が観た「ダンソン」は、’95の作品で、「カフェ・ミュラー」(’78)以来、ピナ自身が舞台に登場して踊る二番目の作品である。

彼女の作品は一つのテーマやメッセージをぐいぐいと押しつけたり、物語をみせることはなく、物語的な意味から切り離された数々の出来事を散りばめてある。しかしその一つ一つのシーンは、ピナとダンサーとの極めて濃密なコミュニケーションによって生み出されていて、強烈なインパクトを持っている。そしてそれらの断片的なシーンのそこここに、孤独、愛と不安、滑稽、愛されたい願望、哀しみ、虚しさ、無邪気etc...が詰まっていて、そんな誰しもが持ち合わせている感情に観客は自分自身を探し始めるのかもしれない。

私はピナの創作方法(ダンサーに質問、テーマ、キーワードを与え即興で演じさせ、そこから得られた素材をコラージュして構成していく)にも共感が持てた。そしてピナは日常に棲み込み、舞台に現実を切り取っていき、結果的に社会批判になっていたとしても、彼女自身はそれを目的としていないで、実に淡々と確実にそこに彼女は「いる」だけなのである。今まで私が見聞きしたことのある、ピナへの批判(演劇なのかダンスなのかとか、何故そこまで残虐なシーンを繰り返すのかとか、ジェンダー論を引き合いに出したりとか)を感じさせず、私は単純にそこで起こっている事に思いっきり笑い、モノ哀しくなり、安堵し、楽しむことができた。ピナの緻密に計算された演出力の手腕があってこその完成度であることは、言うまでもないが…

「ダンソン」は、休憩なし2時間の作品である。もっと長い作品もあるが、果たしてそんな長時間を、いわゆるダンスのみ、あるいはいわゆる演劇のみのカテゴリーの中で創ったとして、飽きさせないモノをどれだけの人が創れるのだろうか? セリフも結構多いし(ほとんどが、シニカルなジョークで、ダンサーが日本語で喋る)、ダンスとも演技ともつかない仕草、そしていわゆるダンスシーンが入れ替わっていくことで、昨今の長時間の作品に耐えられない観客を笑わせつつ飽きさせない。

他の作品がインパクトのある大がかりなセットを毎回使用しているのに対し、ダンソンでは小道具を多用するが、ずっと使うのは、何層かの薄い紗幕のようなスクリーンであった。そこにはいろいろな景色が映し出される。時には森の奥深く連れて行かれ、その映像の後方で全裸の男女が無邪気に追いかけっこするのは、絵画が動き出したようで、実に幻想的で美しかった。

2人ずつのペアーになった女達が、一着の衣裳をめまぐるしく交換し合う、ドタバタの着せ替えごっごを始めとする、数々の遊戯を連想させるシーンや(子供の無邪気さと同時に残酷さもないわけではない)お喋りに興じているところで、唐突なほどがらりと美しいお魚たちの映像が映し出される(静止した画像と動いているモノをうまく合成してある)。そして鮮やかなお魚たちと共にピナの寂しさの漂うしなやかなダンスが始まり(10分くらいだろうか、短い)やがてゆっくりと手を振りながらピナは別れを告げ消えていく。その前後に観ていたモノは何だったのかと一瞬戸惑ってしまうくらい、静謐に絶えることなく泳ぎ続ける如くに踊り続ける、ゆらめくような踊りであった。

私が常日頃から自問していた、「人はなにをもってそれをダンスと名付けるのか。」という大きな課題に対して、この舞台は示唆に富んでいたと思う。
そしてカーテンコールの時でさえ、観客の顔を覗き込むように憂いを秘めた静かな眼差しをしたピナ自身に興味を覚えた。そんな眼差しが彼女の作品の根底に流れていると思う。次回はどんなピナに出会えるのか、また楽しみに待ちたいと思う。

99/6/11 (金)

それにしても毎日いいお天気ですねえ。梅雨は何処へいっちゃったんでしょうね。
あちこちで咲いていた花水木は初夏を感じさせました。お日さまの方を向いて手足をだらっと広げたような白くて小さなこの愛らしい花は、この間まで都心で多く見られましたよね。
雨が降っている日は、紫陽花に目がいくんですが、夏っぽい陽射しの日は、他の花が恋しくなります。

これからじゃんじゃん降るのでしょうか?
6月は雨、7月はいよいよ夏。
やはりこのお約束(?)を守ってくれなくちゃ、気分が盛り上がらないでしょう?

そろそろ降るんじゃないかと、毎日はっきりしなくて困るんですよね。
だって洗車するのを一日延ばしにしているんですもの。。。(^^ゞ

99/6/9 (水)

東京はゆうべ遅く雨がかなり降っていたのをご存知ですか?
早寝の方は、ちっとも降らなくてほんとに梅雨なのかと思っていらっしゃるでしょうね。
それにしても今年の梅雨はなんて気まぐれなんでしょう。
今日は今日で、夕方一瞬、お天気雨がバラバラッと降りました。

ちょうど近所でお買い物を済ませ、そろそろ帰ろうとしていた時でした。
空を見上げると明るいから、きっとすぐに止むだろうと雨宿りしていました。でもなかなか止みません。

そのうち一緒に雨宿りしていた人達がいろいろな行動を始めました。待ちきれず走り出す中高生。傘を買いに行く子連れのママさん。どうせなら喫茶店でお喋りをと移動するおばさま達。雨宿りしていると思っていたら、携帯での長電話が終わるとサッと折り畳み傘を取り出すサラリーマン。わざと雨の中に走っていく小さい子供。
そんな中で、ずーっと空を見上げながら雨が止むのを待っている見知らぬ老婦人とそれとなくお話していました。
ちょっと小雨になってきたので、私は走り出しました。
信号待ちしていると、 先程私がお話していた老婦人がバッグから何やら取り出しているようです。
あれーっ? 傘だ〜っ!!

もしかして彼女は自分が傘を持っていたことを忘れていたのかしらん?(謎) \(@@)/

99/6/7 (月)

6月に入ったので、このページの絵も模様替えしました。
「雨に唄えば」、「Over The Rainbow」etc...
虹色の音符からあなたに聴こえてくるのは、どんな曲でしょう?
梅雨の合間に爽やかな虹が見られますように…

ところで7月の公演のお知らせです。(詳細は情報コーナーをご覧下さい)
これから夏にかけていくつかの公演やワークショップが続きますので順次ご紹介していきますね。
まず、劇団態変を主宰する金満里さんの待望のソロ東京公演。監修:大野一雄さんの「ウリ オモニ」。
そしてハンディキャップのある方達とのダンスワーク、心と身体の学級でご一緒している俳優・宗方駿さんの演劇公演、「1999年7月 ゴドーを待ちながら」です。
どちらも皆様お誘い合わせの上、是非お出かけ下さいませ!

99/6/5 (土)

ムシムシと暑い一日でしたね。
湿気が多くてアタマがボーっとし、やたらと眠〜くて困りました。
おまけにこの時期は、あちこちの古傷が痛んだりもするし。
今年は湿度も高くて気温も高い、梅雨らしい梅雨というあまり喜ばしくない予報ですね。

ムシ暑くなるとビールが一段とおいしくなりますよね〜。普段からとりあえずビールをぐいっと飲んでから、バーボンを楽しむことが多いのですが、今頃から夏にかけて、最初のビールの量が徐々に増えていきます。その量は見事にお天気を反映しています。

だから暑くなってくると、ついつい元気にガンガン飲んでしまって、否が応でも酒量が増してしまうんですよねー。

そして当然……ビール腹! うぇ〜ん、わかっちゃいるけど毎年、セーブできないのよねー。。。 (--;;

99/6/3 (木)

友人の高島史於さん(カメラマン)と長野延吏子さん(造形作家)の「舞輪具=円は森からうまれた。」という写真とオブジェの空間展に行って来ました。(6/1〜6/12 於:マキイ マサル ファインアーツ)

大正9年にできた建物で、ギャラリーは狭いながらも味わいのある空間でした。お二人の作品は、以前拝見したことのあるモノも含まれていたのですが、空間が変わると写真もオブジェも違って見えるのは不思議なものですね。

長野さんの最近の作品はゴムやアクリルを素材に用いたモノが多く、触ってみると様々に変容していきます。ダンサーが身にまとったり、遊んだりしながらパフォーマンスしたこともあるのですが、その場合も扱うダンサーによって、また違ったオブジェに見えてくるのです。

高島さんは今や世界を駆け巡るカメラマンで、雄大な自然から商業写真までと幅広いのですが、常にアーティスティックでシャープな写真を撮っていらっしゃいます。昔から舞踏やダンス等、舞台写真も数多く撮っていらしたからかもしれません。

近代的な新しい建物もいいけれど、階段がぎしぎし鳴るような古い建物の方が、身体が馴染んでくるのがわかります。
ゆったりした気分で頂いたお茶とシュークリームのおいしかったこと!! (^@^)

99/6/2 (水)

いやはや、早速メールを頂きました。一昨日の日記にウォーカーナビがあるといいな、と書いたんですが、既にあるんですって! 失礼いたしました。(^^;
カーナビと同じ原理でできているものらしいんですが、更にそれからインターネットにつなぐことが可能なモノまであるそうです。

この手のメカは日進月歩なので、私が知らないだけで実に様々なモノが出回っているのですね。私なんぞがこんなのあったらいいなー、と思うモノは、誰かしら考えていることなのでしょうねえ、きっと。

発明したり特許をとるのはたいへんですね。
って、別に私はそれを目指しているわけじゃないけど。。。(@@)



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