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8月24日(土)富戸 曇り 気温 29度 <利用サービス>シーフロント

1本目 <ポイント名>ヨコバマ <水温>水面25度、水底24度 <透視度>5m

ヨコバマ砂地コース。今日のガイドも篠原さん。ネジリンボウを見に行くために早めにヨコバマに行く。エントリーは10時21分。水中はまだあまり混んでいない。

潜行の途中でボラの群れ。篠原さんがもう何かを指している。ミナミハタンポ幼魚の群れ。1.5cm位。その次はキビナゴ幼魚の群れ。水深2mの集合場所にみんな揃ったと思ったら、いきなり水深1mの浅場に戻って、アオリイカの子供を観察する。少しうねりが入っていて、ひぇぇ〜、体がプカプカする〜。必死で岩にしがみついた。

砂地に降りると、小さいアカエイがお食事中。ハグハグと砂だか藻だか、とにかく水底をかじっている。なるほどそれで口が体の下面についているのね。
ソラスズメの大きな個体が砂地の小さな岩の下に産卵のための巣を作っていた。私達がそばに近寄っても、逃げて行かずにおろおろと巣に出たり入ったりしている。ちょっとかわいそう。

先週と同じく、産卵床のところにケラマハナダイタカクラダツ。タカクラダツはケラマハナダイと同じ産卵床に移動していた。ケラマハナダイが先週より大きく、きれいになっていて、成長が早いのにびっくり。ウスメバルもアップでみるとかわいいことに気がついた。

砂地にハタタテダイ幼魚40〜50匹の群れ!!そこだけ伊豆ではないかのような華やかな雰囲気だった。

さて待望のネジリンボウ。何度みてもかわいい。今日はまじかまで寄れなかったけれど、ホバリングしているところを見れたのでまあ満足。

他にも魚はたくさんいたけど、先週とダブるので省略。ソラスズメの群れもきれいだった。

昼休み

温泉丸でのぼせるまであったまった後、シーフロントのお店に戻る。今日はおろし山菜ピラフとホットミルクティー(昼食は込み)。ピラフとダイコンおろしが合うなんて思い付かなかったなあ。

2本目 <ポイント名>脇の浜 <水温>水面24度、水底23度 <透視度>5〜12m

先週のログ付けの時に脇の浜の話になって、とても面白そうだったのでリクエストしたら聞いてもらえた。

砂質がヨコバマと違って色が黒っぽくて、粒が荒く、そのため住んでいる魚もヨコバマとは違うとのこと。実際潜って見たら、貝殻のカケラみたいな薄っぺらい白い粒が混ざっていて、軽いのかすぐに巻き上がってしまうので注意が必要。
ここは講習で使うことがほとんどなので、エントリー地点付近は混んでるし、透明度もいまいちだけど、ちょっと沖に出ると誰もいなくて広々しているし、ヨコバマと違って外洋に面している(はず)ので、透明度も良い。水底には砂紋が並んでいる。

エントリーしてすぐに、ベラギンポクロエリギンポ。以前大瀬で見た時は、1ペアしかいなくて、すぐに隠れてしまったけれど、ここには全部で10数匹はいるみたい。水底から10cm位のところで、下半身をクネクネさせながらホバリングしていて、人間が近くまで手を伸ばすとサッと砂に潜ってしまうくせに、ふと気が付くとすぐそばをクネクネと泳いでいる。クロエリギンポの方が、やや臆病かな?どっちがきれいかは意見が分かれるかもしれない。

砂地を90度の方向に進むと、オニダルマオコゼ、ハオコゼ、ハオコゼ。ヒラタエイアカエイも泳いで行った。30cm位の大きなホウボウ。お腹の膨らんだ体長1mのサカタザメが砂地に埋まっていた。

直径30cm位の石の下に、卵を保育中のタコの巣があった。タコも雄が卵を守るのだそうだ。口をフウフウ大きく使って、新鮮な水を送りこんでいる。タコの巣の前にもハオコゼが2匹いたけど、目印にはならないだろうな・・・

篠原さんが着底して呼んでいるので、何がいるのかわからないままに降りていったら、砂に埋もれていたイネゴチの上に着底しそうになって、あわてて腕を引っ張ってもらって回避した。体長40cmのサカタザメ、ハチ、クロウシノシタと、続々登場する。

篠原さんが突然ダッシュした!やっとのことで追い付いたら、メガネウオがいた。普通は砂に潜って目だけ出していて、今日のように体を出しているのは珍しいのだそうだ。指示棒を口の前で振ると、ベロ〜ンと白く長細い舌を出したのでびっくりした〜!!!!これで小魚をおびき寄せるのだそうだ。歯がするどくて恐い。

メガネウオのすぐ脇の海草に、タツノイトコがいたのを、ゲストのダイブマスターの人が見つけた。小さい石を近くに積み上げて、次回の目印にする。

帰る途中で、コンクリートの柱(?)に生えたウミウチワの影に、ハタタテダイが10匹位いた。今日も2本とも、1時間近く潜っていた。

ロギング・タイム

一緒に潜った6名のうち、1人が大阪から通っている常連さんで、タツノイトコを見つけたダイブマスターの人は普段は豊橋からIOPに通っているのだと分かり、唖然とする。今日は6人中4人がカメラ(それもハウジング)を持っていたが、みんな大満足だったようだ。



8月17日(土)富戸 うす曇り 気温30度 <利用サービス>シーフロント

1本目 <ポイント名>ヨコバマ <水温>水面24度、水底22度 <透視度>5〜7m

ヨコバマ砂地コース。今日のガイドは篠原さん。ヨコバマへ行く前にシーフロントの店内で、見れそうな魚を図鑑などを使って説明してくれた。1本目のメンバーはゲスト4人に、研修ということでサポート・スタッフが3人付いて計8人という不思議な構成だ。(そういえば、この前の安良里もそうだった。)

エントリーしてすぐ、ナガニザ(幼)の群れと、オオスジイシモチ(幼)・キンセンイシモチ(幼)・ニジギンポ(幼)の混成群れ(みんなシマシマ)、モンツキハギ(幼)(黄色)。
アオヤガラ(幼)の群れがいて、海草の生えているところと砂地とでは体色を緑→白に変えるのや、しっぽをばねのように使って軸にして方向転換するのを見せてもらう。
沖に向かって行くと、ヨメゴチ、マダイ(幼)、タマガシラ1匹(まだ居た!!前より体色が濃い。日焼け??)。ネズミゴチの脇を篠原さんが堀り始めたので、エイでも埋まっているのかと思ったら、深さ20cm位どんどん掘って行くので、みんなで???と思っていると、中から1.5cm位と4cm位のブンブクチャガマが出て来た。やわらかそうな毛(?)が生えている白っぽいウニだ。砂の上に置くとゆっくり潜っていく様子や、潜るのに使う毛は生えている向きが違うというのを見せてもらった。
マダイの子の興味を引くために、砂を軽くかき回していたら、砂煙を見てキュウセンがウジャウジャと集まってきた。

水深14m近辺。ネジリンボウを見に行くが、穴が埋まってしまっていて姿が見えない。
小さめの産卵床にタカクラダツ(白っぽいタツノオトシゴ)とアナハゼ。大きい産卵床にはアオリイカが何故か雌1匹だけで産卵していて、同じ産卵床の中にケラマハナダイ(幼)、ハタタテダイ(幼)数匹がいたので人だかりになっていた。メバル(幼)、ウスメバル(幼)もいた。
Uターンした帰り道には、巨大なオキエソのペアナガサキスズメダイ(幼)がいた。ソラスズメとそっくりに見えるなのに、どうして見分けられたんだろう?

1本目のダイブタイムは69分、水深は最大17.3m、平均11.5m、残圧30。5mmワンピ+2mmフードベストだけど後半寒かった。

昼休み

温泉丸であったまった後、シーフロントのお店に戻る。私はおろしツナピラフとホットミルクティー(昼食は込み)。のりがたくさん乗ってて、いい香り。

2本目 <ポイント名>ヨコバマ <水温>水面23度、水底21度 <透視度>5〜15m

十字トサカコース。ヨコバマを入って右。スタッフが1人減って7人でエントリー。エアを節約するために水深5mを進む。なんとかシャコは根にあいた穴に隠れて出て来ない。水深14mでいったん下に降りて、ネジリンボウを見に行くが、穴は埋まったまま。再び水深を上げて、−26mの砂地に生えている巨大十字トサカのところで下に降りる。水深18m以深あたりから寒い!!

十字トサカの上にはいつもの通りミノカサゴ。まわりにはキンギョハナダイイトヒキベラ(婚姻色で蛍光ブルーに光って見える)。十字トサカのすぐそばのムチヤギにガラスハゼの小さいのが1匹。
根の方にちょっと上がると、イタチウオ2匹はかわいいけど、でっかいウツボが合計で10匹位、トラウツボが5匹位あちこちにいて、踏んづけそうでこわい。

岩の間にアカスジモエビ、アカイシモドキ(ワタリガニの仲間)、ムギワラエビなんとかガザミカシワハナダイ(幼)はすぐに岩に隠れてしまうので、カメラの人は大変!マツカサウオの子供。泳ぎが下手だった。エサを発光体でおびき寄せて取るので、自分で泳ぐ必要がないからだそうだ。アカハタ2匹

寒さに耐えられなくなってきたところで、ようやく水深を上げ、イソギンチャク畑を戻る。小アジの群れ、ツノダシ。私はイザリウオを探して、カイメンを出来る限りのぞいたけど、中味は全部イソカサゴだった。

3たび砂地にネジリンボウを見に行く。いた!!エビがせっせと穴を掘っている。去年のよりだいふちっちゃいけど、割と簡単に近寄らせてくれて、1m位まではすぐに寄れた。カメラの人達は、写真は撮りたいけど、エアも心配でジレンマに陥っていたそうだ。去年のネジ君がいたのと同じロープ沿いに、もう少し沖に出て、ロープから直角に5m位根の方に向かったところ。水深14m。去年よりわかりづらい場所だ。
ネジリンボウを見れたので、イソギンチャク畑に戻って、一目散にエグジットに向かうと思いきや、途中のミツボシクロスズメに寄り道。

2本目のダイブタイムは57分、水深は最大26.8m、平均14.4m、残圧30。
今日の2本のように長く潜っていたのは久々だとみんな言っていた。

ロギング・タイム

温泉丸であったまった後、シーフロントに戻って器材を洗い、お風呂に入ってからログ付け。シーフロントの器材洗い場は何故か2階にある。

ヨコバマの地図に通ったルートと魚がいた位置を書き込んだもののコピーを各自がもらった。篠原さんは、決しておしゃべりな印象は無くて、どちらかというとボソボソと話す人だ。でも話しだすと話題は尽きないといった感じで、質問すると期待した以上のことをいろいろと教えてくれる。ブンブクチャガマとアサヒガニの住んでる砂質の違いや脇の浜の話を聞かせてもらった。

マブールに行ったことのある人がいたので、シパダンとマブールの話で盛り上がる。篠原さんは根っからのフィッシュ・ウォッチャーなのかと思っていたら、本当は回遊魚系大物の方が好きと聞いてびっくり。シパダンは目下のところ海外では1番のお気に入りのようだ。

サインをしてもらう時に、私が100本目だったことが発見され、なんと記念にイルカのTシャツをもらってしまった。ありがとうございます。



8月3日(土)安良里 曇り 気温30度  <利用ショップ>アクアルート・ノア

最初に言い訳です。今回、何故か船酔い&波酔いしてしまって、水中では体を休めていただけなので、魚を良く見れませんでした。

西伊豆は、私のような電車派にとっては足が無くてなかなか行けない憧れの地だけど、「アクアルート・ノア」のツアーは沼津港から45人乗りのクルーザーで現地に行くので、日帰りで行けるし、とっても便利。電車の人は沼津駅から送迎もしてもらえて、昼食付き19,055円だったからお手頃だ。 海はベタ凪で快適。台風の影響で、前日まで透明度2〜3mとの情報が入って来ていたそうだけど、土肥を過ぎたあたりから、海の色がどんどんきれいな青になって来て期待がふくらむ。1時間弱で安良里港に到着。加山雄三の白い大きな船が係留してある。
・・・と、ここまでは元気だったのだけれど。

1本目 <ポイント名>黄金崎 <水温>水面24度、水底20度 <透視度>5〜10m

安良里漁協の船に乗り換えて「黄金崎」に行く。ここは外洋のポイントで、潮によっては潜れないこともあるそうだ。約10分でポイントに到着。雑誌などに載っている陸上の「黄金崎」(土がむき出しになっている崖)は案外小さい。

エントリー。波も流れも全然ないので、希望者は器材を水面に投げ入れて、水面で装着する。水があったかくて幸せ。水面近くの透明度は10m位だけど、のぞき込むと水のブルーがすっごくきれいで、もっと透明度が良いように感じる。

アンカーロープにつかまって全員揃うのを待って いる時に、誰かが「ダイコンが落ちてる」と言った。あ、本当だ。沈んで行く。と、思ったら、「あれ、私のだ。」なんか反応が鈍くなっていて、あせる訳でもなくぼんやりと眺めながら、「う〜ん、私の60本分のログと一緒に、海の藻屑となってしまうのね。」とか考えていたら、スタッフの1人でダイブマスターの田中さんが、すばやく潜降して追って行ってくれた。気付いた時にはもう水深3m越えてたし、途中から急に透明度が悪くなったようだったので、きっと見つからないだろうと思っていたのになんと、拾って来てくれた。田中さん、ありがとう!!

いよいよ潜行。水深10m以深は透明度が悪くなって、5〜7mといったところ。潜行した地点の底で水深18m位。大きな岩というか、小さな根というかが、たくさんあってダイナミックな感じだ。社長でPADIのコース・ディレクターのなかみ先生(漢字がわからない)のナビで、水深20mのあたりを進む。水深20〜24mのあたりにサーモクラインがあって、下は冷たいけど、上にいれば快適。根には色とりどりのソフト・コーラルがびっしりとついていて、見事!伊東に良く似た感じで、伊東よりはソフト・コーラルの密度が落ちるけれど、1つ1つはもっと大きく、全然荒れていなくて、とてもきれいだ。

期待のトビエイははずれ。 魚の群れは、スズメダイがあちこちにいた他には、小アジ300匹位の群れがサッと通り過ぎて行っただけだったけど、当たればすごそうな雰囲気だった。あと、ウミスズメの成魚・幼魚がやたら目に付いた。これも伊東と似ている。他には、ベラ類、シラコダイ、イシモチのペアなどいつもの魚。エグジット間際、水深17.2mの岩と岩の間のイソギンチャクに体長1.5cmのクマノミの赤ちゃんを発見。今年初めて見た。大きく育ってね。

昼休み

「ノア」のボートに戻る。スタッフの人たちが、昼食の準備をしている間、私達は港内でカヤックで遊ばせてもらった。私でも転覆せずに漕げて、面白かった。昼食は船内で炊いたご飯に、ハインツのレトルトカレーorハヤシライス。具合悪いとか言いつつ、ちゃっかり食べる。ご飯のおかわり自由。そのあと甲板で昼寝。

2本目 <ポイント名>沖の根 <水温>水面22度、水底19度 <透視度>3〜7m

ここは港から5分。 1本目と違って、弱い流れがあったのに、透明度が悪い。しかも7m以深あたりから寒い!!水中は黄金崎と同様で、根とソフトコーラルが見事なポイント。直径10cm以上ある特大サザエがたくさんいた。小物も、よく探せば、なんとかエビとか、なんとかウミタケハゼとかが、たくさんいそうな感じではあったけど、なんせ水中では体を休めようと、ただフワフワ浮いてただけなので、たいしたものは見ない内に終わってしまった。

安良里漁協の船長さんの話では、2〜3日前から30cm位のシイラの子供20〜30匹の群れが、あちこちの水面で跳ねている、とのことだった。見たかったなぁ。

安良里からの帰り、ボートの2階に乗せてもらって海を見てたら、小さい模型飛行機のようなものが水面から20〜30cmのところを飛んでいて、よく見たらトビウオだった。はばたいたりはせずに、滑空している感じだった。でもスピードはとても早くて、ボートとあまり変わらない。

<ちなみに>この日、大瀬崎はどろどろで、湾内は透明度1m!!自分の手の指先が霞んで見え、自分のフィンがあるのかどうか判らない状態だったそうだ。講習をしていたイントラは、生徒が3人しかいないのに、端っこの1人に課題をさせていると、反対の端の生徒が見えなくて、とても恐かったとのこと。 台風の後はダメなのかなぁ〜。


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