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9月16日(月)IOP 久々の晴れ! 気温27度 <利用ショップ>GO TO THE SEA

予定を繰り上げて、今週も行って来ました。せっかくの3連休なのに台風のせいで土・日ともIOPも富戸も潜れなかったそうです。おかげで八幡野は大混みだったそうです。
月曜日も波があって、浅場はうねりがあり(先々週よりはマシ)、IOPはゴロタなので、エントリーはともかく、エグジットは波に揉まれて大変でした。

でも、透視度が抜群で、またひさびさにお天気が良いので日がさして来て海中が明るく、とても気持ちがよかったです。私の伊豆での歴代ベスト2でした。

1本目 <ポイント名>砂場 <水温>水面25度、水底24度 <透視度>15〜20m

3連休の最終日とあってさすがに人が少ないけど、波があるので、エントリー&エグジット用のロープのところは、けっこう混んでいる。

エントリーして、120度の方向に向かい、砂地に入る手前の岩にクマノミが2匹いた。4cm位のと、3cm位ので、4cm位の方は、体がうすオレンジ色になっていて、もう黒っぽくない。

砂地に降りると、海草の生えた石のそばに、豆粒のようなアミメハギの赤ちゃんの群れ。別の石に体長4cm位のシマヒメヤマノカミの赤ちゃん、かわいい〜。
別の石にコノハガニ。これも4cm位で、海草そっくりに擬態しているので、ちょっと目を離すとどこにいるのかわからなくなってしまう。

魚礁の中に、ムスメベラの若魚と、大きなゴンズイの群れ。さらに砂地を進むと、アオヤガラ、ハタタテダイ、ハナハゼなど。

根に上がると、ネンブツダイ幼魚の群れ。一見、キンメモドキ風である。

そして岩の割れ目のカイメンの間に、お待ちかねのベニイザリウオ。オレンジ色で体長5cm位の小さめのイザリ君だ。ライトを当てられたのがイヤだったのか、岩の割れ目の中を逃げる、逃げる!! あんなに動きが機敏だなんて、思わなかった!!


昼休み

今日のマダムトントンのお弁当は、ご飯がチャーハンだ。わ〜い。

GO TO THE SEAも、休日には珍しく1グループ分しかゲストがいなかったので、横田さんとゆっくりおしゃべりすることが出来た。クマノミの話をしていたら、IOPの人がやって来て、「1番の根の上にもいたんだけど、昨日おとといの波で飛ばされちゃった。」とのこと。え〜〜!!! (;_;)

お弁当を食べ終わっても1時間ほど時間があったので、シートの上で昼寝をする。
顔にタオルを掛けて横向きに寝ていたら、なんと右半身だけ日焼けをしてしまった。顔も!! キャー。日焼け止めを塗ってあるのに!


2本目 <ポイント名>1番の根 <水温>水面26度、水底25度 <透視度>15〜20m

さっきのクマノミ2匹を通りすぎ、テンクロスジギンポを見てから、今度はドロップ・オフ沿いに右へ。

ドロップ・オフの海草(?)にサキシマミノウミウシ、サンゴの中にアシボソベニサンゴガニ。どちらも体長1cm位である。横田さんは、平日IOPの中をしらみつぶしに見て回っているのだろうか?
ドロップ・オフの壁にはさらにイガグリウミウシもいて、これはゆきこさんが見つけてくれた。

水深−26.5mの砂地に降りると、ムスメベラタカノハダイをクリーニングしていた。岩の陰にコガネスズメダイ。

1.5番の砂地(?)に上がる。変なシマシマ模様のイソギンチャクにアカホシカクレエビ。せっかくきれいなエビなのに、バックのイソギンチャクがフォトジェニックじゃないのが残念。

直径1.5m位の岩に普通のイソギンチャクがいくつか付いていて、4cm位のクマノミと、ミツボシクロスズメの2cm位のと3cm位の2匹、カザリイソギンチャクエビが2匹いた。
なんだかとても得をしたような気になる岩だ。しかもその岩の下側の割れ目にはアケウスという変な名前のカニもいた。

クマノミは他にも、1匹×1ヶ所と2匹×1ヶ所見た。どれも3〜4cmで、富戸のクマノミ君たちより大きい。
あと1.5番ではコロダイ幼魚、ヤマドリ、カマスベラ、アヤアナハゼ。

1番の根の岩の割れ目に、ミナミハコフグ幼魚、キンチャクダイ幼魚。




9月7日(土)富戸 曇り時々晴れ 気温26度 <利用サービス>シーフロント

1本目 <ポイント名>脇の浜 <水温>水面25度、水底24度 <透視度>10〜12m

今日はゲストが多く、篠原さんが2グループ担当するので、私たちは昨日連絡を受けてちょっと早めにやって来た。9時9分に朝いちエントリー。
脇の浜は講習で使われることの多いポイントで、この時間にはまだだれもいず、文字どおり私たちだけだった。浅場でも透明度が良く気持ちいい。

エントリーするとすぐにオヤビッチャの幼魚、婚姻色のベビギンポ。コケギンポが穴の外に出てチョロチョロと歩いていて、これは食事にでも出てきたのだろうということだった。シマアジの子供。

砂地に出るとベラギンポ、クロエリギンポ。ニジハギにちょっと似た縦縞がきれいな南方系のハギの幼魚、ハタタテダイの群れ。イワシか何か体長2cm位のおジャコの群れがあちこちにいる。先先週のタコの卵は全部ハッチ・アウトしてしまったそうで残念。

篠原さんが今回砂の中から取り出したのは、アサヒガニ(本当に前に歩く!!)、ヒラメ、クロウシノシタ、サカタザメ。
水底から3〜4mは上を泳いでいるのに、なぜわかるんだろうか?砂を払いのけるまで私にはただの砂地にしか見えないんだけれど(^^;)

転石魚礁の上にはキンメモドキ幼魚の大きい群れ。今回カメラを持っているのがバディだけで、しかもオートフォーカスにしてあってこの場合ピントが合わないのがわかっていたので、遠慮することなく群れに突っ込む。ライトに照らされてキラキラ光るキンメモドキの群れに囲まれて浮かんでいるのはとても幸せだ。

転石魚礁のイソギンチャクには7mm位のクマノミの赤ちゃんが3〜4匹。白と黒のブダイベラの幼魚、キヘリキンチャクダイ幼魚。ネンブツダイが小魚を捕食して、口からしっぽをはみ出させたまま泳いでいる。岩の間には大きな伊勢エビ。いつの間にか篠原さんの手の中にマツカサウオの幼魚がいる。

大きく迂回して帰る途中で、篠原さんが砂地から25cm位の枝のようなものを2本つまみ上げた。何に使うのかなと思ったらそれはヒフキヨウジのペアだった。オスのお腹に卵を保育するための袋(?)が付いているのを見せてもらう。
「あの枝のようなものはさっきも落ちていたぞ」と思って、次に落ちていた枝を見に行ってみたら、やっぱりヒフキヨウジだった。単体でいるのは、もしかしたら珍しくないのだろうか??

帰りの砂地にはタツノイトコのペア、とぼけた顔の大きなウスバハギが2匹、ヨメゴチのペア、小さなタコ。

エグジットしてもまだほとんど人がいなかった。今回は平均12.8mで57分。温泉丸の前を通りすぎて、ずいぶん遠くまで行ってたみたいで、足がくたびれた。


昼休み

私たちが温泉丸に入っている頃、だんだん駐車場に車が増えて来た。
温泉丸には新しいお湯がなみなみと入っていてしかも独占状態である。
今日のランチはカレーライス・サラダ付きアイス・ミルクティー。


2本目 <ポイント名>ヨコバマ <水温>水面25度、水底23度 <透視度>5〜10m

エントリーすると、恒例と化した感のある浅場での幼魚ウォッチング。今日も水深1mで、3cm位のブチスズキベラ幼魚と、ミナミハタンポ幼魚の群れ、ツマグロハタンポ幼魚の小さい群れ。(どーでも良いことだがツマグロハタンポ幼魚を真正面から写真に撮ると、ちょっとクリオネに似ていてカワイイ。)

ゴンズイ幼魚の群れをまっぷたつに分けて、群れがまた1つにまとまるところを見ようとしたが、ゆっくりゆっくりしか進まないので飽きてしまって、手で追って合体させる。

砂地に降りて、根に沿って進むと、水深5m程度の根の上に15cm位のアオリイカの子供がたくさん浮かんでいる。篠原さんが、スレートに「エサをねらっている」と書いたので見ていると、アオリイカ達は根から1m位のところに静止している状態から、時々岩の間にシュッと入って行く。岩の間にたくさんいるサラサエビを狙っているんだそうだ。
静止している時には体が白く透明になって、シュッと動く時には茶色になる。捕食に失敗すると根から1mの位置に戻り、体を透明にして精神統一してやり直し。成功すると茶色のままでゆっくり泳ぎながら飲み込んでいるようだ。イカは目が良いということがこれで判った。

砂地に戻って進むと、インドヒメジ幼魚、マダイ幼魚の群れ、クロユリハゼ幼魚の群れ、大きなブンブクチャガマ、ヒラテンジクダイ(?)幼魚の群れ。

お目当てのネジリンボウのところに到着すると、潮下からゆっくり近づく。ネジ君は機嫌良く巣穴から離れてホバリング。どうやら食事中のようで、時々ピョンピョンと飛び上がるような動きをしている。他のグループもやって来るので、他のグループが見ている間は私たちはじっと止まって待つ。エビがせっせと工事しているのも見える。3グループ目が離れて行って、やっと私たちだけになり、今だ!とばかりに1mの距離まで近寄ったその時、大きなトラギスが巣穴の脇を通った。
・・・し〜ん。しばらく待ったが出てこないので、すごすごと根の上に上がる。

岩場には、トロピカル・フィッシュたちがたくさんいる。コブダイ幼魚は5cm位のが2匹と、2.5cm位の小さいのが1匹。フエヤッコダイ、ツノダシ3匹、ミナミハタタテダイ幼魚、キンチャクダイ幼魚、コガネスズメ幼魚。岩の割れ目にノコギリヨウジのペア、イタチウオ、コケウツボ、体長25cm位のゴンズイ50匹位の群れ。伊勢エビたくさん。


ロギング・タイム

平日に来れば、もぉっと色々見せてあげられるのに、との篠原さんの再三のお誘い。うぅ、来たいよお。でも。しくしく。



8月31日(土)富戸 曇り 気温27度 <利用ショップ>GO TO THE SEA

先週、「次回の予定は未定です」なんて書いておきながら、しっかり今週も行ってしまいました。しかも今週は泊まりがけです。土曜日にIOPで潜って、夜アクアクのクラブハウスに泊まり、日曜日は富戸でタンクレンタルの予定です。 しかし・・・台風14号がやって来てしまいました。

城ヶ崎海岸駅の改札を出ると、アクアクの兵藤さんがピックアップにやって来ていて、いきなり、「明日はダメかも」と予言されてしまった。えっ!!「今日は脇の浜はクローズしてる」ガーン。ってことはIOPもクローズしてるな、と考えながら駅から1分のGO TO THE SEAに歩いて行く。横田さんと先発グループはもう出掛けてしまっていて、奥さんのゆきこさん「今日はIOPが入海禁止なので富戸に行きます。」やっぱり。

1本目 <ポイント名>ヨコバマ <水温>水面24度、水底24度 <透視度>5〜7m

脇の浜の海岸沿いは3m位の白波が砕けていて、とても入る気がしない。ヨコバマもいつもよりずっと高い波が押し寄せていて、エントリーはともかく、エグジットの人はもみくちゃにされている。浅場にはうねり。こんな日に講習の人は大変だろうなあ。

横田さんのガイドで砂地を進み、ネジリンボウを見た後、右側の根沿いに戻って来るコース。GO TO THE SEAでは、いつも最後尾にダイブマスターの人がサポートに付くのだが、今日の1本目はゆきこさん(イントラである)が付いてくれた。

見た魚で先週と違うものは、大きいアオリイカ、トゲチョウチョウウオ(幼)、フエヤッコダイ2匹、ミツボシクロスズメダイ数匹、ツノダシ、ミナミハタタテダイ(幼)、カゴカキダイ群れ、ツユベラ(幼)、小アジ(マアジ)の大きい群れなど。

昼休み

温泉丸であったまった後、マダムトントンのお弁当を食べる。ここのお弁当はおいしいので楽しみだ。これでみそ汁が付いていれば文句なし。

温泉丸のそばでウエットを着ていたら、シーフロントの篠原さんに声を掛けられた。浮気現場を見つかったような気分で、「実はIOPの予定だったんですが・・・」と言い訳する。
しかし篠原さんは意にも介してない様子で、「先週のタコの卵のハッチアウトが始まってる」と嬉しそうであった。見たい!!!でも脇の浜は潜れない・・・


2本目 <ポイント名>ヨコバマ <水温>水面24度、水底23度 <透視度>5m

波はさっきと同様に高いが、潮が満ちて来たので、エントリーは少し楽になった。でも水深10mあたりまでうねりが入っていて、水中はまた少し透視度が落ちているし、水底にはまるで脇の浜のような砂紋が出来ている。 だんだん嵐っぽくなって来たぞ。

砂地を進んで、産卵床が固まっているあたりに行くが、産卵床が動いてしまっていて、どれがどれかわからない。で結局、ケラマハナダイは見つからなかった。ショック!タカクラダツは、産卵床では見つからなかったが、もっと右側の根寄りの砂地の海草にくっついていたそうだ(グループ後部にいた人達が見つけていた)。こんなに動きまわるものなのかしら??

先週と同じく、砂地にムレハタタテダイ(幼)が50匹くらい。ひらひらと幻想的である。ヨメゴチのペア、スジコウイカ。ネジリンボウが引っ込んでしまっていたので、 根に上がろうとしたその時、

ものすごい量のキンメモドキ(幼)の群れ。とにかくあたり一面である。ライトを当てると、キラキラ金色に光る。人が近づくと、サーっと流れるように向きを変え、群れの形が変化していく様子がとてもきれい!!!まるで沖縄のような光景にみんな大喜びだった。

根沿いに帰る途中で、アケボノチョウチョウウオ(幼)、トゲチョウチョウウオ(幼)、コブダイ(幼)、ツユベラ(幼)、マツカサウオ(幼)、珍しい(日本海側に多い)キジハタ、などなど、次から次へと見せてもらった。

エグジット間際の水深6mで、15cm位のタカベの大群!!こんなに浅い所(岸から5m位)までやって来るのかとびっくりした。今日は群れについてるなあ。

エグジットは予定通り波に揉まれ(転がらないだけまし)、フィンをはいたまま上がる。こういう時にも、富戸のスロープは本当にありがたい。

ロギング・タイム

GO TO THE SEAのロギングは、横田さんが紙に水中地図と通ったコースを書いてくれて、みんなで「これを見た!」「あれを見た?」「オレンジ色で白い線の入った魚を見たけど何?」とかいろいろ言い合いながら、地図に書き込んで行く。まぎらわしい魚の見分け方なんてのも教えてもらえる。最後にその地図のコピーをもらって、ログブックを回してみんなでサインしておしまい。

横田さんのご厚意に甘えて、アクアクのクラブハウスまで送ってもらってしまった。ここは温泉丸のすぐ裏の、とても便利なところにある。例年なら、夏はバーベキュー大会なんだけど、今年はO157騒ぎで自粛中とのことで、夕食は総勢21名で「やまか」(だったっけ?)というお店に食べに行った。有名な(?)カサゴの唐揚げ定食1000円はおいしかった。帰って来てからお風呂に入って、O.W.取得の人たちとおしゃべりをしているうちに眠ってしまった。かなりの人々は脇の浜で花火をした模様。

翌朝9月1日(日)

朝ご飯に起きて行ったら、ヨコバマはクローズ、港内は検討中になっていた。散歩に出掛けると、脇の浜は50m位沖合いから白波が立っていて、海岸でくだけて水しぶきが5m位の高さに上がっている。コワイ。コワすぎる。富戸港では船の引き上げ作業に忙しそうだった。港内も結局ダメになって、O.W.講習は赤沢まで出掛けることになった。ファンダイブのツアーは中止。私達も、駅まで送ってもらって、すごすごと帰った。


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