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10月5日(土)富戸 くもり 気温23度 <利用サービス>シーフロント

城ヶ崎海岸駅で、シーフロントからの迎えの車に乗ったら、8月17日に同じグループで潜ったMさんと一緒になった。で、今回もMさんと同じグループで潜ることになった。グループは全部で7人で、ガイドは藤本さん。

脇の浜はあい変わらずクローズ。右側のスロープの上の石はどけてあったけど、台風21号で富戸自体が火曜日から金曜日までクローズしていた位だから、復旧作業は全然進んでなくて、下手したら10月いっぱいダメかも知れないということだった。がっかり。

1本目 <ポイント名>ヨコバマ <水温>水面22度、水底 22度 <透視度>4〜7m

ヨコバマに着いたら、結構すいている。ラッキー!
ブリーフィングの時、藤本さん「今日はスペシャルがあるんだけど、もしいなかったらみなさんがとてもがっかりすると思うので、ヒ・ミ・ツ。」ともったいをつけて教えてくれない。一体なんだろう???

クマドリイザリウオ
今日は何潮なのか知らないけれど、先週と反対に水位が高くてエントリーは楽々。
でもスロープの上の方(階段になってる所)まで波が来ていて、それはそれでコワイ。

右の根に沿って進む。トゲチョウチョウウオの幼魚がいたけど、みんな目もくれないで進む。いて当然の魚になってしまったのかも。
ツユベラ幼魚、コブダイ幼魚、アオリイカの子供、フウライチョウチョウウオ幼魚、ミナミハタタテダイ、クロフチススキベラ幼魚などを見ながら進む。

・・・と、藤本さんが、なにやら嬉しそうに指差した。クマドリイザリウオの赤ちゃん!!だ!!体長2cm弱で、図鑑で見るとおり、真っ白い体に赤いクマドリ模様が入っている。岩の上にちょこんとつかまっていて、めちゃくちゃカワイイ。
藤本さんが、磁石式のスレートに「これがスペシャルです」と書いた。「納得!」と思いながら、みんなで覗き込む。見ているだけで嬉しい。カメラのストロボがバシバシたかれた。

帰り道、ミナミハコフグの赤ちゃんも見せてもらった。私は彼(彼女?)と一瞬みつめあってしまった。きっと、みんながそう思うんだろうけど。すぐに岩陰に隠れてしまったけれど、みんなクマドリイザリ君で興奮していたので、あっさりしたもので、すぐにあきらめて移動を開始する。ミナミハコフグの赤ちゃんだけでも、主役級なのにね。

他にも4cm位のクマノミ、ミツボシクロスズメの4cm位のを2匹と1cm位のを1匹、再びのトゲチョウ幼魚などを見せてもらったけど、私の頭の中はクマドリ君一色!!

2本目 <ポイント名>ヨコバマ <水温>水面24度、水底23度 <透視度>4〜5m

2本目、スケロクウミタケハゼを見に十時トサカに行こうかとさんざん迷った後で、藤本さんは、左の根を行くことにした。「ハナキンチャクフグは結構移動するし、ハズレちゃうかもしれないけど・・・」と言っていた通り、ハズレてしまった。

途中、GO TO THE SEAの横田さんのグループが、なにやら岩陰を覗き込んでいたのでしばらく待ってみたのだけど、じっくりと写真を撮っているようなので、あきらめて移動する。

三ツ石のあたりでいったん砂地に出たけど、アミメハギの幼魚がいた程度。キビナゴ幼魚の群れがいたので期待したけれど、カンパチなどは現れなかった。残念!

根に戻ってエグジット・ポイントへ向かう。体長1.5cm位のクマノミが3ヶ所にいた。水中になにか白っぽい細かいものがたくさん浮いていて、雪が降っているようだ。濁っているというのともちょっと違って、目を凝らせば5m位は見えるんだけれど、目の前の視界もなんか良くないという変な状態。

岸近くで18cm位のムロアジ150匹位の群れ。よく見えなかったけど、奥の方にもっといたかも知れない。そこそこ迫力があったので、2本目はこれで満足ということにしよう。

ログ付け

クマドリ君が居着いてくれればいいな、という話に終始。
発見されたのは、前の週の土曜日だそうなのだけど、前述した通り、火曜日から金曜日までクローズしていたので、まだあまり知られていないそうだ。
でも真っ白くて目立つ体で岩の上にいるので、他のショップに知られるのは時間の問題だろうし、触ったりする人がいたらすぐにいなくなってしまうだろう、ということだった。

ネジリンボウも、いなくなる直前は過熱していて、目印とはいえ、みんなで穴の周りに石を置くので、石垣のようにぐるっと囲まれてしまっていて、かえって目立って外敵に襲われるのではないかと心配していた矢先だったそうだ。
旗まで立てた人もいたとか。

クマドリイザリウオ君がずっと快適に居着いてくれるように、みんなで大切にしましょうね!!



9月28日(土)富戸 晴れ 気温25度 <利用ショップ>アクアク(タンクレンタル)
今日はダイビングのほかにCMASメーリングリストKさん、Mさん、FDIVINGAさんにご挨拶するという目標があります。無事にお会いできるかな?

今日はヨコバマと脇の浜1本ずつの予定でしたが、脇の浜に到着してみるとタンクが置いてなくてガランとしていました。台風17号でエントリーポイント付近がぐちゃぐちゃになってしまったので、脇の浜は当面クローズだそうです。

1本目 <ポイント名>ヨコバマ <水温>水面24度、水底23度 <透視度>5〜10m

ヨコバマ右の根コース

本当はネジ君狙いで予約を入れたんだけど、木曜日にメーリングリストでKさんから、「ネジリンボウがいなくなっちゃった」と今週の富戸情報(byマリンステージ)に書いてある、と教えてもらって大ショック!!

セッティングをしてスロープに向かうと、なんと!2本のスロープの間のコンクリート製の通路が真2つに割れて、まるで地震で地滑りが起こったかのように、コンクリートの断面が丸見えになっている!!台風17号のせい!?自然の力ってすごい!

エントリーしようとしたら、なんか変。ゴロタ石が岸側に打ち寄せられたようで、全体に水深が浅くなっている。更に大潮で水が引いているものだから、スロープの終わりからさらに沖側に行かないと泳ぎ出せないのだ。

エントリーしてすぐに、体側に青い縦線の入った10cm位のキビナゴの群れ。

これといったあてもなく、岩の間を覗きこみながら右の根沿いに進む。ツユベラ幼魚、トゲチョウチョウ幼魚。

日陰の岩の上に体長2.5cm位のヤマドリの赤ちゃんを見つけて見ていたら、目の前で赤っぽいベラに食べられてしまった!あっという間だった。(;_;)
私がライトを当てたから、見つかってしまったのだろうか?(T_T)せっかく隠れていたのに。
ごめんなさい。

十字トサカのあたりまで行こうと思っていたが、浅場で時間を取りすぎて、全然そこまで行かないうちに残圧が80になってしまったので引き返した。

他に見たのもは、イセエビ、オトヒメエビ4匹、ヒメセミエビ、ミツボシクロスズメ、フエヤッコダイ、ミナミハタタテダイなど。

休憩時間

ほぼ3週間ぶりに潜れる週末とあって富戸はとても混んでいるので、お弁当を食べる前にもう1本潜ってしまうことにして、温泉丸に入る。ショップのツアーだとちょうど1本目を潜っている位の時間なので、温泉丸はすいていた。

暖まったところで、脇の浜の様子を見に行く。さっきはちらっと見ただけだったけど、何だかすごいことになっていた。左側のスロープには、直径7〜80cmの岩が乗っかっているし、右側のスロープは直径2〜30cmの石で埋め尽くされていて、コンクリート部分がまったく見えない。波で石が飛び交ったのだろうか、アルミ製の手すりがあちこち曲がって波打っている。

温泉丸に戻ってウエットスーツを着ていたら、FDIVINGのAさんとおぼしき人物がやって来たので、思い切って声を掛けるとご本人だった。
富戸の大ベテランでいらっしゃる方だ。これからもよろしくお願いします。

2本目 <ポイント名>ヨコバマ <水温>水面23度、水底23度 <透視度>3〜7m

ヨコバマ砂地から左の根コース

エントリーすると人がいっぱい。それに1本目よりすいぶん濁っている。

砂地を沖に向かって進む。ハナハゼが2匹ひらひらと泳いでいる。別に珍しくもない魚なのだけど、水色でしっぽの長い姿は何度見てもきれいなので、つい止まって見てしまう。
ハナハゼの下に巣穴がないので探してみると、2匹は巣穴から1mも離れてのんきに泳いでいたのだった。私がダテハゼとテッポウエビの穴に近づくと、のんびり戻って来るけれどまたすぐに離れて行く。あんまりのんきな様子なので、いたずら心がムクムクと湧いて来て、私はつい巣穴を両手で塞いでしまった。

2匹はさすがにすっ飛んで戻って来たけれど、間に合わなかったので、私の手の上20cm位の所でおろおろと5秒位迷っていたが、指の間から進入を企てた。でもいじわるして入れてやらなかったら、またしばらく迷った後、1匹が意を決したように勢いをつけて、手と砂地の間に入り込み、自分で砂を掘って潜って行った。それを見たもう1匹も砂を掘って潜って行った。巣穴に執着するのを見れて面白かった。

でも最後の騒ぎで巣穴の入り口が半分こわれてしまった。あ〜あ、エビさん、ごめんなさい。

今日は砂を巻き上げるダイバーがいつになく多くて、それを避けていたらどんどん沖に行ってしまった。それにしても水深−20mまで来て砂を巻き上げなくても良いのに・・・

深場に行って戻って来てから、左の根に出ようとしたのだけれど、砂地の地形まで変わってしまっていて、どう行ったら良いのか良くわからない。
砂地の傾斜がだらだらとなだらかになってしまっていて、−15m近辺の境目が無くなっていたので、テキトーに進んでいったら、思ったより沖側の、三ツ石のところに出てしまった。あらら。

左の根に沿って、岩の間を覗きながら戻って行くと、ハナキンチャクフグ。その近くの岩の下を見ているバディがいたので、脇から覗かせてもらったら、1.5cm位のキンチャクダイの赤ちゃんだった。
(ちなみにこのバディはCMASメーリングリストのKさんご夫妻だったのです。後で分かったことですが。)

他に見たものは、キビナゴ幼魚の大きい群れと、それに突っ込む30cm位のカンパチ若魚10匹の群れ。カワハギ30匹位の食事風景、オキゴンベの子供、2〜6cmのハタタテダイ15匹の群れ、クマノミ。

エグジット後

アクアクのクラブハウスでお風呂に入り、お弁当を食べた後でCMASメーリングリストの面々を探しに出掛ける。
温泉丸の近くでKさんご夫妻のものと思われる赤いファミリアを見つけて近付いたら、打ち合わせ通り「せんせい(磁石式のスレート)」に「CMAS−ML」と書いてあったので、安心して話かけることが出来た。

Kさんご夫妻から、十字トサカのあたりにウミタケハゼガラスハゼがたくさんいたと聞いて、うらやましかった。また、川奈が良いと教えてもらったので、いずれ行って見よう。どうもありがとうございました。また遊んで下さいね。

Mさんには結局会えず。残念!



9月21日(土)大瀬崎 曇り 気温27度 <利用ショップ>ダイブハウス・ノーブル
元々は富戸でタンクレンタルの予定だったのですが、アクアクにクラブハウスの宿泊代金を払い込みに行ったら、イントラの松本さんに、
「潜れないと思うので、予約はいったんキャンセルにしておきましょう。」と言われてしまったので、急遽変更したのです。(実際、富戸はクローズになりました。)

台風17号が接近していましたが、大瀬の海況はそれほど悪くなかったです。外海はクローズだったけど、先端と湾内は、エントリー・エグジットがちょっと大変な程度で、うねりは水深−5m位まで。でも透明度は良くなかったです。
曇り空なのに何故か富士山の上半分が良く見えていました。

1本目 <ポイント名>岬の先端 <水温>水面25度、水底20度 <透視度>2〜7m

今日のガイドは西鳥羽さん。一緒にもぐるゲストは4人。「ナガハナダイを見にいきましょう」ということで、100円玉を持って、先端へ。

波打ち際に白波が立っていた。去年、柵下でエグジットの時にゴロタの所で波に揉まれて、左手薬指の骨にひびが入ったのを思い出して青くなる。
でも、実際エントリーしたら、それほどではなくて、フィンを履く時に誰かにつかまっていないとヨロヨロする程度。

潜行して一気に−35mまで行く。耳抜きの苦手な私には、ちょっと辛い展開だけど、他の人を見失わない程度にゆっくりついて行く。−5m以深位から、うねりは無くなって視界も良くなって来るけど、寒い!

さすがにその深さまで行くと、ハナダイたちがごっちゃり群れている。ハナダイの仲間は大好きなので嬉しい!! 
でも曇ってる上に深いので、あたりがうす暗くて何ハナダイがいるのか、よくわからない。(^^;)サクラダイのオスだけは、白い模様が見えるのでわかるけど、それ以外はシルエットしか見えなくて、ライトで照らしてからやっと、「あ、ナガハナダイ(オス)だ!」とか「なんだサクラダイのメスかあ」「なんだろう??(あとで、ナガハナダイのメスと判明)」って感じ。しかもライトを当てるとみんなイヤがって、逃げる、逃げる。すばしっこいので、見失わないようにするのが大変!!(写真は全滅)

とかやっているうちに、ふと照らしたハナダイの体に白っぽい横線が入っている。顔にも何だか模様がある。「あっ!シロオビハナダイだ!!!!」他のみんなに知らせようとしたけど、ハナダイを追っかけながらナイフを出すのはなかなか大変。
と、みんなが、下の方に行く。見ると40匹位のカゴカキダイの群れ。見事である。シロオビハナダイに目を戻すが、もういなくなっていた。
ということで、結局私しか見ていないので、シロオビハナダイがいたことを、バディには信じてもらえないのであった。(西鳥羽さんは信じてくれた。)

他にはゲンロクダイ幼魚、トゲチョウチョウウオ幼魚、ヒメコウイカなど。

昼休み

外海を見に行く。沖の方からうねりが押し寄せて来ていて、ゴロタのところで砕けて、3m位の高さに波しぶきが上がっている。

湾内の方は、マンボウ前のコンクリートで固めてある所だけ、時々波が砕けて歩道にまで水が掛かっているけれど、波打ち際が砂になってる普通の所は普段より波があるな、という程度。

ダイバーの数は少なめ。先週は、東伊豆からすいぶんと流れて来て、メチャ混みだったそうだけど、今週は、講習は東伊豆からも来ているようだけど、ファンダイバーが少ないようだ。まあ、キャンセルするのが普通だろう。

2本目 <ポイント名>湾内 <水温>水面24度、水底23度 <透視度>2〜5m

湾内はもっと透明度が悪い。魚もあんまりいない。西鳥羽さんも、見せるものが無くて苦労しているようだ。

20cm位の小さいヒラメを見つけて、みんなで見ていると、西鳥羽さんがヒラメの顔に砂をかけている。「何をするんだろう?」と思っていると、あっさりとヒラメを手で捕まえてしまった。目を見えなくさせると、案外簡単に捕まってしまうようだ。
順番に手で持たせてもらう。筋肉の動きが伝わって来て、「ああ、生きているんだなあ」と妙に感動してしまった。

ところで、この時、私は自分のライトの光が弱くなっていたので、バディの水中ライトを借りて手に持っていたのであった。
ヒラメ君をもらう時に、自分のすぐ脇の砂地に置いたはずだった。なのにヒラメ君を次の人に渡した後で、探したらどこにもなかった。「変だなあ」と思いながらも、迷子になっては困るので、あきらめて泳ぎ出したのだが、理由はエグジットしてから判明した。
「だって、あの水中ライトがプラス浮力だなんて、知らなかったんだもん!」
私の水中ライトはマイナス浮力なのだ。
あの日湾内に入ったみなさん、緑色の東芝のミニライトが水面に浮かんでいたら、それは私のです。(バディの分は買って返したので。)

他に見たものは、砂地でハオコゼ、ハタタテダイ10匹位の群れ、オキゴンベ、ヨメゴチ、キンチャクダイ幼魚、イボガザミ。
石垣のあたりでビンに入った小さいマダコ、トゲチョウチョウウオ幼魚、ハナミノカサゴ若魚(10cm)。

ロギング・タイム

このダイブハウス・ノーブルには、コウケツさんというイントラがいて、ダイビング雑誌に良く写真が載ってる方だ。今日は魚が少なかったのでフォローのためか、ショップに戻ってからスライド上映会となった。

珍しい魚やきれいなマクロの写真をたくさん見せてもらった。海外でマクロを撮るなら、お薦めはメナドだそうだ。(マブール並みに種類がいて、透明度が良いとのこと。)
レンズや露出のことも教えてもらえるので、本格的に水中写真をやりたい人にはうれしいショップだろう。

でも、大瀬のも海外のも、とっても深いところの話をたくさん聞かされたので、話を聞いているだけで、酸素中毒を起こしそうだった。(窒素中毒じゃ済みそうにないのですよ。)(^^;)


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