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11月23日(土)〜24日(日) 富戸 <利用サービス>シーフロント

23日(土)1本目 <ポイント名>ヨコバマ砂地から左の根  <水温>水面、水底とも20度 <透視度>20m

今日はひさびさに篠原さんのガイドでの富戸。
サザナミヤッコの幼魚はいなくなってしまったとのこと。結局1度も見ることが出来なかった。残念!!
HさんKさん、私とバディの総勢5名でエントリー。ドライスーツはKさんと私だけで、あとの人はウエットスーツだ。みんな強いなあ。

砂地の浅場に、見慣れない魚20匹位の群れ。体長20cm弱で、薄青い細長い体と、目のふちの金色と、深く切れ込みの入ったしっぽの先の白い斑点が印象的だ。あとで図鑑で調べたら、どうやらオオグチイシチビキの若魚らしい。

篠原さんが、砂地から長さ8cm位の小枝を拾った・・・と思ったら、タツノイトコだった。それを近くの藻の中に戻してやると、その隣の藻の中にもう1匹、そのまた隣の藻の中にもう1匹と、全部で3匹のタツノイトコがいた。
2匹めのは、タツノオトシゴのようなビラビラとした皮弁がついていて、 きれいだった。

その近くの藻の陰に、なにか青いものが見えたので、藻をめくって見たら、体長6cm位のハナハゼの幼魚が1匹いた。見つかったのに気づくと、おっとりと泳ぎ出し、しっぽから砂に潜り込んだ。でも、潜り方が中途半端で、体の中央にわずかばかり砂がかかっているだけで、頭としっぽは出ている。それでも隠れているつもりでいる様子なのがおかしくて、吹き出しそうになった。

他に見たものは、砂地でアオリイカがカミナリベラを捕食したところ、体長12cm位のコロダイの幼魚、ムラサキハナギンチャクの中に二枚貝のような形の甲羅のマルガザミ、ホウボウ、アカエイの子供、キビナゴ幼魚の群れ。
テトラのところでウミタナゴの群れ
左の根で、体長40cm位の大きなコロダイ、ネンブツダイの群れ、など。


23日(土)2本目 <ポイント名>ヨコバマ右の根  <水温>水面、水底とも20度 <透視度>15〜20m

午後3時が満潮なので、富戸のブルーホールへ行ってみましょうということになった。(ここは、ショップによって富戸グロットなど色々な呼び方があるらしい。)Sさんも加わって、総勢6名でエントリー。

右側の根の浅瀬を沖の方へ進むと、水中にアーチが2つあって、くぐり抜けることが出来る。片方のアーチは、内側の幅が3m位でくぐった先は行き止まりになっていて、もう片方は幅が1.5m位で沖の方に抜けることが出来る。内側には背の低いソフトコーラルがたくさんくっついていて、なかなかきれい。日差しの強い日には、光が差し込んで来てとてもきれいだろう。幅の広い方のアーチの中に、ミナミハタンポの幼魚の群れ。

根に沿って、水深を徐々に落としながら進む。
クマドリ君は元気!また少し大きくなって、体長4cm強になっていた。
その近くにホソウミヤッコ。

十字トサカに向かう途中で、水中写真家&ライターの大方洋二さんとすれ違った。(今日1番の大物)

十字トサカの根元でクロイトハゼが巣を作っていた。体長が16〜18cm位ある大き目のハゼで、貝殻を口でくわえて運んできては、巣穴のまわりに積んでいた。巣穴のまわりには直径50cm位の円形に、貝殻が敷き詰められている。

他に見たものは、クロフチススキベラ幼魚、セジロノドグロベラ幼魚、ツユベラ幼魚、スケロクウミタケハゼ、ガラスハゼ、キンギョハナダイ群れ、ムギワラエビ、などなど。


23日(土)エグジット後

エグジット後、ウエットスーツの人達が温泉丸で暖まっている間ウロウロしていたら、「あれえ?水着を着て来なかったの?」と言われた。
富戸のツウはドライスーツの下に水着を着て来て、温泉丸も満喫して帰るのだそうだ。でも温泉丸から上がった後がさむそ〜

シーフロントのショップに戻る。明日1ダイブするOさんが合流。
今日は日帰りのつもりだったのだけれど、みんなで話をしている内になぜか、今晩富戸の公民館で行われる大方洋二さんのスライド&トークショーを見に行って、シーフロントで1泊し、明日も朝いちで1ダイブすることになった。

夕食はOさんおすすめの「にしむら」に行くことになって、篠原さんの運転で向かう。国道へ出る道がメチャ混みだったため、車を途中で乗り捨てて、歩く。カサゴ定食2000円を頼んで、待ってる間にログ付け。美味。

6時半から、大方洋二さんのスライド&トークショー。会場は、富戸コミュニティセンターといって、立派で新しい建物だった。観客は約200人で、その他に富戸のショップのスタッフがたくさん来ていた。
大方洋二さんは飾り気のない、素朴な語り口で、えらぶった感じが全然なくて、とても好感が持てた。本を買って、サインをしてもらった。


24日(日)1本目 <ポイント名>ヨコバマ右の根  <水温>水面、水底とも20度 <透視度>20〜25m

8時エントリーを目指したのだけど、篠原さんが買って来てくれたコンビニおにぎりを食べたりしていて、結局8時半頃にエントリー。昨日行った富戸のブルーホールをワイドレンズで撮りたいとSさんが言ったので、もう1度行く。

ブルーホールを出たところで、謎の幼魚の群れ。体長3mm位の楕円形の黒い豆粒が10数匹。ちょうどハエがブンブンいってるような感じで、藻の陰を泳いでいた。中に1匹、4mm位のが混ざっていて、その1匹だけは体が濃いオレンジ色で、背ビレに相当するあたりに黒い小さな点が2つついている。私はツユベラかしらと思ったのだけど、それにしては体型が丸っこ過ぎるし、クマノミじゃないかと思った人もいたそうだ。いったい何だろう??

イソギンチャク畑をどんどん沖へ進む。 ようやく左に曲がって、水深を落とし始めたと思ったら、目の前に見知らぬ風景が広がった。なんと、十字トサカより更に沖まで来ていたのだった。ひえぇ〜。でも浅場を通って来たので、エアはまだたっぷり残っている。このコース取りは良さそうだ。

ムチカラマツを、篠原さんが指差した。おなじみのカラスハゼかなと思ったら、それだけじゃなくて、ガラスハゼの卵が産み付けられていたのだった。

十字トサカのまわりに、シラコダイ40〜50匹の群れ。その上空にハタタテダイ60〜70匹の群れ。体長10cm位になっていて、なかなか見ごたえがある。岸の方から、体長40〜60cmのイナダ13匹の群れが泳いで来た。

エグジット直前の水面に、ナンヨウツバメウオの幼魚。背ビレの先から腹ビレの先までが16〜18cm位あって、イメージよりもずっと大きいのでなんか変な感じがしたけど、目をキョロキョロさせてこっちを見ているのが、とても可愛い。

他に見たものは、クマドリ君、ベニorアカマツカサ幼魚、ツユベラ幼魚、クマノミ、ミツボシクロスズメ、キビナゴ幼魚の群れ、体の横幅が1cm位ある大きなイソギンチャクカクレエビのペアカザリイソギンチャクエビたくさん、ニシキウミウシなどなど。


24日(日)エグジット後

港内にもナンヨウツバメウオの幼魚がいるというので、マスクだけ付けて 見に行く。体長6〜10cm位のが3匹、縦に並んで泳いでいて、超ラブリー。

シーフロントのショップに戻って、朝ご飯。フランクフルト、ベーコン、 スクランブルエッグ、サラダ、ブルーベリーソースのかかったヨーグルト、 パン、コーヒーor紅茶のアメリカン・ブレックファースト。
大方洋二さんのグループがお茶を飲んでらしたので、篠原さんがお願いしてくれて、 みんなで記念撮影して帰宅。



11月9日(土)富戸  <利用ショップ>AQUAQU・タンクレンタル
1本目 <ポイント名>ヨコバマ右の根  <水温>水面、水底とも21度 <透視度>12m

珍しく、波が静か。ドライスーツにだいぶ慣れて来たので、エントリーしてすぐ右の水深−3〜4mのところをウロウロしてみる。とりあえずは浮き上がることもなく平気。しかし何も見つけられかった。

まずはクマドリ君を見に行く。いつもいた3つの岩のどれにもいなくて、5分程捜し回る。途中でシロウミウシを発見。結局クマドリ君は砂地みたいな斜面にポツンといた。今にも踏んづけられそうで心配だ。
また少し大きくなったみたいで、最初に見た時は全体につるんとした感じだったけど、最近はちょっとごつごつして来たような気がする。バディのカメラを借りて写真を撮ろうとしたけど、BCのエアを抜いてもドライスーツはまだなんかプカプカしていて、ピントを合わせづらいったらない。

クマドリ君のところで結構時間を食ってしまったのに、ウミタケハゼも見たいので十字トサカまで行く。1匹だけ発見。ムチヤギにはガラスハゼ2匹。上空にハタタテダイ30〜40匹の群れ

残圧80になってしまったのであわてて戻る。おかげで岩陰をゆっくり探す余裕が無かった。1度に欲張らない方が良いに決まっているのだけれど・・・。

エグジット間際にフウライチョウチョウウオの幼魚が1匹。体長4cm位。チョウチョウウオの仲間はこのところあまり見かけなくなってしまっていたので、なんとなく安心した。

他にはクロブチススキベラ幼魚、クマノミ、ミツボシクロスズメ、アオウミウシなど


2本目 <ポイント名>ヨコバマ右の根から砂地  <水温>水面、水底とも21度 <透視度>12m

水位が上がって、波がやや高くなった。

しつこくも、クマドリ君の元へ。今度は先客が3人いた。クマドリ君は2つの小石にまたがって、間に体を埋めるようにしてじっとしている。
最初の2人はカメラを持っていて時間がかかりそうなので、あたりを探検してみるが収穫なし。先程のシロウミウシもいなくなってしまっていた。カメラの人たちが終わって、その次の人の番になった。・・・と突然、その人がクマドリ君のまたがっている小石をどけてしまったのだ!!!

クマドリ君は居心地悪そうにモジモジと動き始めた。以前大瀬崎のガイドさんから聞いたのだけど、生き物は、居心地が良いからそこにずっと居てくれるのであって、居心地を悪くしてしまったら、いなくなってしまうのだそうだ。
富戸のアイドルがまたいなくなってしまうことのないように、みんなで大切に、そっとしておいてあげたいと思う。

引き返して、大きな岩の陰でオトヒメエビを探す。まもなく1匹みつかった。同じ岩の亀裂に体長7〜8cmのアカマツカサ風の魚が1匹。でもすぐに奥に隠れてしまった。ついでにその周辺をライトで照らすと、ベニイザリウオが目に入った。オレンジ色で、体長6〜7cm位。擬態している普通のイザリウオを自力で見つけたのは初めてだったので、とても嬉しかった。

水深−15mあたりで砂地に出たら、アカエイの子供がいた。−10m以浅位からうねりが入って来ていて泳ぎづらいので、砂地との境目の転石のあたりを戻る。岩に海草の繊維(?)のような、茶色いレース状のものがついていて、そこに直径1mm位の球形のつぶが散りばめてある。つぶの色は、薄紫色と白。以前からときどき見かけるのだけれど、何かの卵だろうか? 知ってる人は教えてください。

他に見たものは、ネンブツダイの大きな群れ、さっきと別のアオウミウシなど。

エグジット後

港内の、夏によくウエットスーツを着たりする浅瀬で、何組かのダイバーが水中を覗き込んで歓声を上げていた。水面に浮いているゴミの中に、なにかの幼魚がいるらしい。見に行きたい気もしたけど、ドライのファスナーを開けてしまった後だったし、プカプカ身動きが取れなくなってしまいそうなので、あきらめることにした。もったいなかったかな。



11月2日(土)・3日(日)富戸 <利用ショップ>AQUAQU・タンクレンタル

11月2日(土) 1本目 <ポイント名>ヨコバマ右の根
<水温>水面、水底とも22度 <透視度>10m

今日は台風が来ているわけではないけれど、風があって波が高い。
スロープの上で波をザバっとかぶった時、ドライスーツのフットバルブから水が入って来た。ドキッ。でも足を水に浸してしまえば、それ以上は入って来なかった。ひと安心。

クマドリイザリウオ
ウエイト8kgでエントリー。ヘッドファーストでかろうじて潜行する。浅場ではちょっとバランスを崩すと浮き上がってしまいそうなので、そそくさと深い方へ移動する。水深−8m位まで行くと安定して来て楽になる。

右の根沿いに進む。ひと頃多かったチョウチョウウオ類の幼魚たちは、いなくなってしまったのだろうか?クマドリ君のところへ行く途中の目印の大きな岩には、今日はフエヤッコのペアがまとわりついていた。

クマドリ君には先客がいた。ガイドさんとお客さんの2人組だ。MM−2で写真を撮っているので、近くにいたクロフチススキベラを見ながら待つ。その2人組が行ってしまうとクマドリ君を独占できたので、目一杯近づいて、エラをパクパク動かしているのを観察する。1月前に見た時よりすいぶん大きくなった感じで、3.5cm位になっていた。クマドリ君のすぐそば、5cm位のところにキイロイボウミウシ。

帰りは水深−10mより浅くなると不安定になるので、−10mを保って帰った。キンギョハナダイの体長2cm位の赤ちゃんの群れがとても可愛かった。

他に見たものは、ナガサキスズメ(幼)、シマウミスズメ(幼)、種類のよく判らない小さなギンポ、ムギワラエビが1つのトサカに2匹など。

エグジットの時、波で手すりのパイプに打ち付けられ、おしりが打ち身になった。上がってみると、BCDに付けていたシークエスト(磁石式のスレート)が無くなっていた。


11月2日(土) 2本目 <ポイント名>ヨコバマ右の根
<水温>水面、水底とも22度 <透視度>10m

ウエイトを9kgに増やしてエントリー。これだとフィートファーストで潜行できた。水深−4m位でも浮きそうな感じがしない。

これだとサザナミヤッコを見に行けるかな?と、ちらっと思ったけど、十字トサカまで行こうということだったので、一気に沖に進む。途中でサキシマミノウミウシ2匹と、体長10cm位の大きなニシキウミウシ。

十字トサカにスケロクウミタケハゼ。体長2cm位。その脇のムチヤギにガラスハゼが1匹。私の視線を感じてか、ムチヤギの上でやたらと走り回っていた。十字トサカのすぐ上の砂地に、大きいミギマキのペアが着底してじっとしていた。

クマドリ君のところに寄ったら、すでに先客が1バディいて、ハウジングのカメラでじっくり写真を撮ってる風だったので、脇からちょっと見せてもらうだけにする。1本目にいたのより2つ上の岩に移動していた。

ウエイトを9kgに増やして、帰りでも水深6m位までは体がなんとか安定するようになったので、イソギンチャク畑を帰る。
体長3cm位のクマノミ数匹と、5mm〜3cmまで各サイズのミツボシクロスズメ数匹。イソギンチャクカクレエビ、カザリイソギンチャクエビ。

今日はダイバーの数はそれほどでもないのに、カメラを持ってる人はやけに多い。クマドリ効果だろう。


11月3日(日) 1本目 <ポイント名>ヨコバマ右の根
<水温>水面、水底とも22度 <透視度>10m

クマドリ君のところに行ったら、やったぁ!誰もいない!!捜したら、昨日の1本目の岩と2本目の岩の間の岩の、海草の影に隠れていた。でも、見ていたらすぐに、周辺10m位からダイバーが集まって来てしまったのでしぶしぶ退散する。もっとじっくり見ていたかったなぁ。

という訳で、エアに余裕があるので十字トサカを回って帰る。途中でマツカサウオ(幼)、セジロノドグロベラ(幼)など。

昼休み

AQUAQUのクラブハウスでおしゃべりをしていたら、やはりタンクレンタルで潜っていた別のグループが、クマドリ君は見つけられずにレンガ色のベニイザリウオを見つけて戻って来た。クマドリ君のすぐ近くにいたようだ。今度行ったら、捜してみよう。


11月3日(日) 2本目 <ポイント名>脇の浜、砂地から右の根のはずだったけど
<水温>水面、水底とも22度 <透視度>10m

ナビを間違えて、レスキューされる羽目になってしまいました。(^^;;;;;;;

脇の浜をタンクレンタルで潜るのは久しぶりなので、あまり遠出をせず、浅場だけにしようということでエントリー。砂地を沖に出て、そこから右周りに右の根を戻って来ようという予定だった。

砂地を進むが何にもいない。水面に向かってロープが何本も伸びているところの根元でやっと、セジロノドグロベラ(幼)のペアを発見。その近くの岩にクマノミ。

ここで右に曲がる。時々何か小さいものががシュっと砂に潜るのだけれど、それが何だか判らない。

根にぶつかったので、岸に向かって進む。
緑色のイボイボのカイメン(?)に、体長1cm位のヘビギンポの赤ちゃんがいた。その他にはこれといったものは見つからず、いつも見かける伊豆の魚のオンパレードといった感じ。どんどん進む。

・・・と、地味な魚の中で1匹だけ妙に目立つ赤い魚が!
オトヒメベラのオスだった。体長12cm位で、体色以外はニシキベラに良く似た雰囲気。

更にどんどん進む。根の様子がなんか変。右の根って、こんな風に大きな岩がゴロゴロしてるんじゃないと思うんだけど。
「変だなあ、まだ岸にたどり着かないのかなあ??」と思い始めたその時、水深がだんだん深くなって行くではありませんか!!!

水深は浅くなるはずなのに、絶対変だと思って浮上して見ると、なんと私たちは、右ではなく左の根のずっと川奈寄りの方、EXから100〜150mも離れたところにいたのだった!!富戸ダイビングセンターがとても小さく見える。

水底を帰るとまた変な方向に行ってしまうかも知れないし、ドライスーツで水深の浅いところを泳いでいても、どうせ浮いてしまうので、水面を泳いで帰ることにする。

下を向いて泳いでいると、透明度が良いので下の根が見える。先程は全然気付かなかったけど、魚の群れが小から大まで各種中層を通って行く。キビナゴの群れなんか、あたり一面を常時埋め尽くしていて、キラキラととてもきれいだ。そういえば、以前ここでアオリイカの成魚の群れを見たことを思い出した。

しかし、感動している場合ではないのであった。ドライスーツはとても泳ぎづらく、4キックで1m進むかどうかという感じで、遅々として前進しない。すぐにうんざりしてしまった。また、ドライスーツの中がとても暑い。とはいえ、自分で泳がないことには岸に戻れないので、仕方なく泳ぎ続ける。

ようやく岸まで20〜30mに近づいて、「ここまで来ればもう大丈夫」と思った時にはすっかりくたびれていて、水面にうつ伏せになったまま休んでいたら、タンクレンタルで潜っていたらしい3人組のうち男女2人組が、シュノーケリングで私のところまで泳いで来て、男性の方が私のウエイトベルト(5kg)を持って行ってくれた。

おかげで、すごく楽になった。また泳ぎ始めると、女性の方は「もう少しだから頑張ってね!」と声をかけてくれた後、私のすこし前を泳ぎながら、しょっちゅう振り返っては、私が大丈夫かどうかを見ているようだった。3人組のもう1人は陸上から全員の様子を監視していて、まるでお手本のようなレスキューぶりだ。(などと、冷静に観察している場合ではないのだけれど。)

なんとかエグジットして、お礼を言って、ゼーゼー言ってる間に3人組はいなくなってしまったので、名前を聞くことが出来なかった。この場で改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

ちなみにバディの方はウエットスーツ(6半)のせいか全然平気だったようだ。ドライスーツなんか、嫌いだ〜!(しかし寒さに弱いので使うしかない・・・)

【後日談】あとで知ったことですが、脇の浜の砂地には場所により砂紋が2つの違う方向に走っているそうです。私たちは砂紋を目安に、コンパスを使わずにテキトーにナビをしていたので、方向を間違ってしまったのでしょう。脇の浜の砂地を潜る時は要注意です。


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