AOTAKA's web Copyright(c)AOTAKA 1995-2004 - www.aotaka.jp 更新:
ファミリーコンピュータ(Family Computer/ファミコン/Fami-Com) [2003-7-15]
CPU 6502(Apple2などでも採用された)
のカスタム版、8bit、3.1MHz
PPU
(ビデオ
コントローラー)
N-CHカスタム1個、256×240ドット、
最大52色中2516色、
スプライト表示…64枚/画面、
8/ライン(全て8×8ドット)、背景数1面
Sound PSG(矩形波×2、三角波×1)、
ノイズ×1(3voice/4octaves)、
デルタモジュレーション(サンプラー)
ワークRAM 2K×8bit 150ns S-RAMを搭載する。
ビデオRAM 2K×8bit 150ns S-RAMを搭載する。
ROM 最大32K×8bitまで直接アクセスできる。
同時発売 ドンキーコング、ドンキーコングJr.、ポパイ
▼1983-7-15に発売された任天堂製8ビットHome Video Computer(HVC-001)。定価14800円。クイックディスクを採用したディスクシステム(シャープとの共同開発)の他に、BASICを搭載するキーボード、子供騙しなロボットなどの周辺機器が発売された。
▼本体はコストが安い白と赤のプラスチックで出来、高性能ながらコストを重視するために厳選した52色はキャラクターや背景を十分に表現できた。十字キーのコントローラーは任天堂の特許である。
▼ちなみにファミコンは当初SHARPの商標であったが、ファミリーコンピューターのヒット後に任天堂が買い取った。
▼同時期にはSEGA社 SG-1000(1983-7-15、¥15,000)、エポック社 ビデオカセッティロック、カセットビジョン(1981-7-30、¥13,500)、同Jr(1983-7-19、¥5,000)、バンダイ社 インテレビジョン、トミー社 ぴゅう太、タカラ社 ゲームパソコン、MSXなどがあったが、最後発機ゆえの高性能、ゲーム専用コンピューターと割り切ったコストダウン、家族で楽しめる対戦プレイを重視、アーケードの人気作品がプレイできた点などが市場に受け入れられ、一時は90%のシェアを握ったとも言われる。
▼公式な対応ソフト数は1246。スーパーマリオブラザーズ(1985 任天堂)、ドラゴンクエスト(1989 ENIX)、バイオハザード、ファイナルファンタジーなど社会に多大な影響を与える大作が生まれた。
▼2002年の生産数はファミコンが6万台、後継機のスーパーファミコン(1990年発売の、CPUに6502のカスタムCPUで一部16bit処理を行える65816を採用した後継機)は1万台が製造された。両機種は2003年9月に生産終了となる予定。ディスクシステムの書き換えも9月末で終了。
FAT (File Allocation Table) 【ファット】
▼FATとはファイル配置情報のこと。通常のディスクではクラスターという区分けがなされており、空いているクラスターに次々とデータを書き込む。ファイルは連続したクラスターに保存されるとは限らないが、どのような繋がりをもって保存されたかさえ分かれば、それを追いながら読み出すことで一つのファイル全体を読み出すことができる。このほかにファイル名や記憶場所の先端などを保存するディレクトリーエントリーも重要な役割を果たす。
▼FAT12・16・32はそれぞれMS-DOSにおけるFATの事を指し、それぞれの情報の長さから最大12bits(4096)、16bits(65536)個から管理のために使われる符合を除いたクラスター数を管理できる。なお、FAT32は128TB(テラバイト)まで管理できても良さそうな物だが何故か実際には28bitのみが有効で2TBになる。
▼Windows95 OSR2およびWindows98以降で採用されたFAT32は従来の記憶容量最大2GBの壁を取り払った、また記憶の最小単位であるクラスターが小さくなるため記憶効率も10%ほど向上することから、一般のユーザーにも広く知られている名称だ。
【MS-DOS時代からWindows98におけるFATの変貌】
  情報長 最大のクラスター数 容量 用途
FAT12 12bits 2〜FF7h 4,085   フロッピーディスクや初期のハードディスク
FAT16 16bits 2〜FFF7h 65,526 <2GB(ギガバイト) ハードディスク 〔MS-DOS Ver.?以降〕
FAT32 32bits (?)   <2TB(テラバイト) 2GB以上のハードディスク
〔Win95OSR2以降対応、正式対応はWin98〕

FAT16
(IBM PC互換機)
クラスター
サイズ
FAT32
32MB未満 512B 260MB未満
32MB〜 1KB  
64MB〜 2KB  
128MB〜 4KB 260MB〜
256MB〜 8KB 8GB〜
512MB〜 16KB 16GB〜
1024MB〜
2048MB未満
32KB 32GB〜
2048GB未満
facsimile (FAX) 【ファクシミリ/ファックス】
▼紙に書かれた絵や文字を一般加入電話回線で送受信するための装置。現在はG3規格準拠の物がほとんど。現在のITU-T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)で勧告された規格。
▼現在主流のG3規格では白黒二色で、標準モード100×200dpi、ファインモード200×200dpiの解像度が得られる。またスーパーファインモード400×200dpiを有するものもある。
▼ITU-Tでは紙面の走査、データの符号化方式(端末特性)と伝送プロトコル(伝送手順)を規定し、電話回線を使い伝送する場合にはITU-T Vシリーズ勧告のモデムを合わせる。
ちなみに、1980年に4800bpsで通信できたのは半二重モデムを使用していたため。
※普通のアマチュア無線機のように片方が送信している間は返答できないのが半二重通信と理解すれば分かりやすい。一方、普及期のパソコン通信やインターネットダイアルアップ接続に用いられる全二重モデムは携帯電話のように双方向で同時に通信できるタイプ。
紙面の走査・データ符号化方式(端末特性)、および伝送プロトコル
規格 A4一枚の
送信時間
最大
解像度
最大
通信速度
特徴
Group 1
(G1)
6分程度 100×100dpi アナログ 1968年ITU-T勧告/端末特性 T.2/伝送手順 T.30
最初の標準規格。アナログ転送。帯域圧縮技術等は無い。6分機とも呼ばれる。
Group 2
(G2)
最短
約3分
100×100dpi アナログ 1976年ITU-T勧告/端末特性 T.3/伝送手順 T.30
アナログ転送。帯域圧縮技術を採用。3分機とも呼ばれる。
Group 3
(G3)
最短
約1分
〜20秒
200×200dpi 9.6kbps

現在は
14.4kbps
もある
1980年ITU-T勧告/端末特性 T.4/伝送手順 T.30
デジタル転送。アナログ一般加入電話回線を使い、白黒2色の画像を転送する。初期の物は1分機とも呼ばれる。最新の物はA4一枚のデータ伝送に最短で約6秒(他の処理時間を含まない)を要するため6秒機とも呼ばれる。
冗長度抑圧符号化(データ圧縮のこと)にはMH(modified huffman)およびオプション扱いのMR(modified READ:relative element address designate)が使用され、モデムの伝送速度は9.6kbps、回線状態に応じて7.2kbpsあるいは4.8kbpsに落とすフォールバックモードも備えている。
なおMMR(ECM)、JBIGの圧縮方式や14.4kbpsモデムも後に広く採用され、現在の対応した製品同士ではより高速な転送が出来るように進化している。

MMR符号(Modified Modified READ Code)
1984年にG4 FAX用にITU-T勧告T.6として制定され、現在はG3 FAX用にも使われている。走査線のデータを符号化するときに、一つ前の走査線のデータとの差を検出して符号化する、2次元符号化方式のMRを一部修正した符号化方式。MMR符号を使っているG3 FAXでは、誤り訂正符号を使ってビット誤りの影響を防いでいる。
Super
G3
最短
十数秒
200×200dpi 28.8k〜
33.6kbps
最高28.8k〜33.6kbpsを出せるV.34モデムを用い、カタログスペック上はA4版の原稿を3秒で伝送できるアナログ一般加入電話回線用FAX。このカタログ値は、標準原稿(A4版700字程度)を標準モードの解像度で読みとり、MMR符号化方式で送った場合の画像情報のみの通信時間を指している。(ネゴシエーション時間などは含まない)3秒機とも呼ばれる。
回線状況などにより全ての場合で33.6kbps通信が可能になる訳ではない。
日本では通信機械工業会が1996年7月〜9月に異メーカー間の相互接続実験を実施し、1996年秋から製品が発売された。
-       さらにカラー画像の転送をしようという規格も策定されている。
Group 4
(G4)
最短
約3秒
400×400dpi 64kbps 1988年11月勧告/T.6, T.503, T.521, T.563/T.62, T.70, T.62bis
デジタル転送。デジタル電話回線用。(日本ではISDNやDDX=データ通信サービス) 日本では勧告に沿った相互接続実験を1988年11月に実施した。
伝送速度は2.4k〜64kbps。白黒中間色(ハーフトーン)が使えるが、あまりというか全然普及していない。よってG3 FAXとしても使える物やG3 FAX機のオプションといった形態が普通。
G3で使用されるモデム規格
  ITU-T勧告 通信速度
データ V.27ter 2400/4800bps
V.29 4800/9600bps
V.17 9600/12000/14400bps
制御 V.21 300bps
V.27ter 2400bps
※モデム間のコミュニケーションはV.21(オプションでV.27ter)で行なう。
FAX modem , Fネット
FAX modem 【ファックスモデム】
▼ファクシミリの送受信機能を備えたパソコン通信用モデム。FAXモードでは、パソコンで作成した文書データを画像イメージに変換し、直接相手のG3 FAX機器へ送信する。紙に出力してからFAXで送信すると比べて画質の劣化が少ない。使用する際にはFAXモデム制御用のソフトが必要。
▼パソコン側(端末側)からFAX伝送を制御する手順にはClass 1、Class 2(正式版という意味で2.0と表記する場合もある)の2種類がある。審議中の名称であるEIA TR-29 Class1/Class2と表記される場合もある。
Class 規格名 標準化
完了
概要
Class 1 EIA-578 1990 パソコン側からG3ファクシミリのハンドシェークの実行を制御する必要がある。伝送制御(ITU-T T.30)部分もソフトウエアで行うため、ソフトウエア側の負担が大きい。
Rockwell Class 2
Class 2 など...
- - EIA-592が標準化される前に、ドラフト仕様を元にコマンドや機能の異なる製品が多数作られた。このため正式な物を区別するためにClass 2.0と呼称する場合がある。
Class 2.
(Class 2.0)
TIA/EIA-592 1993 ハンドシェーク機能はモデムに装備され、パソコン側は画像イメージへの変換だけを行うため、ソフトウエアの負担が軽くなる。
ITU-T T.4によるデータ符号化までの段階は、どちらもFAXソフトが担当する。
モデムの制御にはHayes ATコマンドを拡張したものを使う。
facsimile (FAX) , Fネット
FDMA [2002-09-08]
▼Frequency Division Multiple Access(周波数分割多元接続)
▼信号を多重化する方式のひとつで、与えられた周波数帯域を分割して各局に割り当てる方式。
▼各ユーザーが使用するチャネル間にガードバンドを設けることにより、相互干渉を避けている。信号は連続的であるため、送受信に当たって特別な細工を必要とはしない。
▼第一世代携帯電話(アナログ方式)で用いられた多重化方式で、NTT方式、米国のAMPS(Advanced Mobile Phone Service)、欧州のTACS(Total Access Communications System)で使われた方式である。
CDMA ,TDMA
first cache【ファーストキャッシュ】→first level cache
first level cache【ファーストレベルキャッシュ】
▼CPU内部に設けられた高速な記憶メモリーで、ここに使用頻度の高いデータを蓄積しておくことにより、通常のメインメモリー(低速)へのアクセスを減らすことができ、「メインメモリーの遅さ」による処理の遅延を防ぐことができる。
▼1次キャッシュ、ファーストキャッシュ(L1 cache / First cache)とも
▼理想はすべてを高速メモリーにする事だが、コストの関係から大半の部分を低速なDRAMメモリーにするしかないために、その間のバッファーとして用いられる。
▼CPU内にはあまりに大きなキャッシュは置けないので、second level cacheと称してCPU外部に2次のキャッシュメモリーを設置する場合もある。
▼AMD-K6-3やワークステーションなどでは3次のキャッシュも存在する。
▼メモリーの速さの例
レベル 動作クロック/容量
Pentium II/III 500 Celeron 500 AMD-K6-III 500
CPU 500MHz 500MHz 500MHz
L1 Chach
first level cache
500MHz/32KB 500MHz/32KB 500MHz/64KB
L2 Chach
second level cache
250MHz/512KB 500MHz/128KB 500MHz/256KB
L3 Chach
third level cache
- - 100MHz/0〜2MB
メインメモリー 100MHz 66MHz 100MHz
 ※AMDではL3 cacheを「TriLevel cache」と呼称している
FMV【エフエムブイ】
▼富士通が開発・販売している置物。飾っておくと見栄えが少し良いが、電源をONにすると電気代と時間の無駄。初期の物はハードウエア的に致命的な欠陥が多いことで有名。
▼用法「本製品は〜での動作保証はいたしません」「本ソフトウエアは〜およびショップブランド機、自作機での動作を保証いたしません」
Fネット 【エフネット】
▼NTT(旧日本電信電話公社)が1981年9月から提供している、蓄積・交換方式を利用して一斉同報などの付加機能を付けたファクシミリ通信網専用のサービス。ファクシミリ通信サービス (facsimile network service)。
▼個々のFAX機器はFAXとしての基本機能とファクシミリ通信網に接続する機能だけを備えていれば、同一原稿を1回の送信で複数のあて先へ送信する同報通信などの各種付加機能をファクシミリ通信網が提供する。
▼通信距離、原稿の大きさ(A4・B4判など)、規格(G3など)、モード(標準・高画質)に応じて送信枚数で課金される。
facsimile (FAX) , FAX modem , Fネット
FSB (Front Side Bus) 【フロントサイドバス、エフエスビー】
▼CPUとメインメモリーとをつなぐバスのことを指す。FSBの駆動クロックをベースクロックと呼ぶことが多い。
▼Pentium2(Klamath・Deschutesの場合)ではFSBが66/100MHzで、BSB(Back Side Bus)がCPU内部クロックの1/2で動いている。

[ index ]