| #20 | TOP | BACKNUMBER | FUKAGAWA | B.I.P. | GUEST BOOK | #21 |



 






ディスク: 1
1.Odds and Ends
2.Orange Juice Blues (Blues for Breakfast)
3.Million Dollar Bash
4.Yazoo Street Scandal
5.Goin' to Acapulco
6.Katie's Been Gone
7.Lo and Behold
8.Bessie Smith
9.Clothesline Saga
10.Apple Suckling Tree
11.Please, Mrs. Henry
12.Tears of Rage

ディスク: 2
1.Too Much of Nothing
2.Yea Heavy and a Bottle of Bread
3.Ain't No More Cane
4.Crash on the Levee (Down in the Flood)
5.Ruben Remus
6.Tiny Montgomery
7.You Ain't Going Nowhere
8.Don't Ya Tell Henry
9.Nothing Was Delivered
10.Open the Door, Homer
11.Long Distance Operator
12.This Wheel's on Fire


2005.02.24.Thu. 10: 15 a.m.
BGM : BOB DYLAN & THE BAND "THE BASEMENT TAPES"




 連日多忙。

 日誌休眠。



 録画失敗。

 CL未見。

 情報遮断。

 通報厳禁。









1.You
2.Creep
3.How Do You?
4.Stop Whispering
5.Thinking About You
6.Anyone Can Play Guitar
7.Ripcord
8.Vegetable
9.Prove Yourself
10.I Can't
11.Lurgee
12.Blow Out


2005.02.22.Tue. 9: 45 a.m.
BGM : RADIOHEAD "PABLO HONEY"


 ヤな感じ、的中してやんの。ニューカッスル×チェルシー(FAカップ5回戦)は1-0でチェルシーの負けでやんの。主力を温存してBチームで臨んだ前半早々、左からのクロスをギャラスの背後から首を伸ばしたクライファートがゲット。おまえはろくろっくびか。んもう。あいつって、人が期待してるときは、な〜んも活躍しないくせに。「左手のハンマリングオンはこういうふうに指先を振り下ろすんだぜ」と言わんばかりの完璧なヘディングだった。ハンマリングオンって、ギターの話ですが。

 後半は、チェルシーが何人でサッカーをしているのかが気になって、試合に集中できなかった。ダフ、グジョンセン、ランパードを投入した後に、ブリッジがシアラーに強襲されて負傷退場したんだと思っていたのに、実況では「故障のブリッジに替わってグジョンセン投入」というニュアンスで話が進んでいたのだ。しかしどう見ても、チェルシーはジョー・コール、ジェレミ、ティアゴ、ブリッジの4人がスタメンから消えている。4人いなくなって3人が入ったんだから、私の計算が正しければチェルシーは10人だ。最初に12人いたなら話は別だが、まずそんなことはあるまい。ところが(私が聞き逃したのでなければ)金子アナは最後までそれに気づいていなかったようだ。たぶん、なぜかロベールがボールを持つたびに「ロベール!」と、試合後にエイドリアンを呼ぶロッキーのごとく腹の底から大声を絞り出して視聴者を驚かしたり、風間さんのことをいちいち「カザマヤヒロさん」とフルネームで呼んで視聴者を苛つかせたり、例によってパンカロ以下のダメダメクロスでも「いいボールだ!」と意味の欠落した言葉を発して視聴者を笑わせたり、ときどき「ぬお」とか言ってみたりするのに忙しくて、選手交替にまで気が回らなかったのだろう。プロのスポーツ実況者にあるまじき大失態だと思うのだがどうだろうか。

 ともあれ、わさわさ雪の降りしきる悪コンディションの中でブリッジが骨折の疑いもあるほどの重傷を負い、ダフとギャラスも故障っぽい感じになるなど、数々の災厄に見舞われた悪夢のような試合だった。ババヤロを返せ。唯一のいいことは、ロスタイムに一発レッドを食らったクディチーニに替わってGKを務めたジョンソンが、ロベールのFKをセーブしてみせたこと。あれは面白かった。ジョンソンにとっても、一生の思い出になることだろう。まあ、試合に負けたのはしょうがない。FAカップなんてアレだろ? 要するにUEFAカップの予選みたいなもんだろ? それに、今回はアウエーだったからね。で、第2戦はいつなのよ………………ええっ!?

 きのうから始めた「昼飯までに10枚書くぞ運動」は、あろうことか初日から大失敗に終わったのだった。なぜ失敗したかというと、朝飯をあまり食べなかったので11時過ぎに腹が減ってしまい、3枚も書かないうちに昼飯を食わざるを得なかったからである。ゲームプランが前半の早い時間帯に狂ったことで気持ちが挫けてしまい、結局、「晩飯までに10枚」になってしまった。では今後この運動を成功させるためにどうしたらいいかというと、まず朝飯をしっかり食わなければいけないということだ。それがわかったのは大きな収穫だった。失敗は成功の元とはよく言ったものである。成功の失敗は失敗なのだ。失敗の成功は成功なのだ。さて、朝飯をしっかり食うにはどうしたらいいかというと、これはもう、よく寝ることである。眠いと食欲がわかないからね。うんうん、わかないわかない。じゃあ、よく寝るにはどうしたらいいですか。そりゃ早く家に帰るにかぎるよ。当たり前じゃんそんなの。そして早く家に帰るには、早く一日の仕事を終わらせる以外にない。そして早く一日の仕事を終わらせるためにはどうすべきかと考えるに、たぶん、昼飯までに10枚書くといいんじゃないかと思う。サンセイのハンタイはハンタイなのだ。ハンタイのサンセイもハンタイなのだ。







1.Steve McQueen
2.Soak Up The Sun
3.You're An Original
4.Diamond Road
5.It's So Easy
6.C'Mon, C'Mon
7.Safe & Sound
8.Over You
9.Hole In My Pocket
10.Abilene
11.Lucky Kid
12.It's Only Love
13.Weather Channel


2005.02.21.Mon. 9: 30 a.m.
BGM : SHERYL CROW "C'mon C'mon"


 1時半就寝、7時半起床。今朝はやけに寒くて起きるのが辛かった。きのうは1日で25枚の大幅ゲイン。だんだんペースが上がってきた。第1章終了。編集部のIさんに送稿し、返す刀で、わしズム編集部から速達で届いていたコラムのゲラをファックスで戻す。ゲラに手を入れているときって、いつも申し訳ない気持ち。最初からそう書いとけっつーの。と、思うのである。今日から「昼飯までに10枚書くぞ運動」を始めることにした。それぐらい書くと1日がとても楽になるのだ。いわゆる先行逃げ切り作戦である。昼飯までに10枚書くぞ。昼飯までに10枚書くぞ。絶対に書くぞ。もっとハードに書くぞ。昼飯を3時とかに食べちゃいけないんだぞ。放送のないラツィオはウノゼロでキエーボを下した模様。やった。連勝だ。ゆうべ生中継されていたチェルシーのFA杯は未見なので私の前で話題にしないように。調子がダウナー気味のときにニューカッスルとやるのは、ちょっとヤな感じ。どうかブランブル君が本領を発揮してくれていますように。シェリル・クロウはまだオリジナル・アルバムを4枚しか出していないようだ。いま聴いている最新作で早くもコンプリートしてしまい、寂しい。仕方ないので、きのうamazonに『C'mon America 2003』というDVDを注文。すっかりファンになっている。







1.Planet Telex
2.The Bends
3.High and Dry
4.Fake Plastic Trees
5.Bones
6.Nice Dream
7.Just
8.My Iron Lung
9.Bullet Proof... I Wish I Was
10.Black Star
11.Sulk
12.Street Spirit


2005.02.20.Sun. 13: 40 p.m.
BGM : RADIOHEAD "THE BENDS"


 プルルル。プルルル。
 私「はい、もしもし」
 男「あ、お休みのところ申し訳ありません」
 私「いえ、仕事中ですが」
 男「すみません、また改めてお電話いたします」
 ガチャ。

 あっさりしすぎだろ、それ。おまえは誰で、何を売ろうとしたのだ。休日に電話するのを申し訳ないと思っているなら、仕事中の私とは堂々と話せばいいじゃないか。せめて「いえ、二度と電話しなくて結構です」まで言わせろ。

 というわけで、日曜日だが仕事。昼飯はコンビニのおにぎり。ようやく「昼は麺」と決めているわけではないことが証明された。もっとも、そばめしのおにぎりには当然そばも入っていましたが。かなり不味かった。焼きそばパンのほうが、企画としては正解かも。まあ、五十歩百歩だが。しかし五十歩百歩って、半額のすばらしさを否定する物言いだよな。

 レディオヘッド初体験。先日、レディオヘッド好きなスポナビY氏に「レディオヘッドってどんな感じ?」と質問したら、「えーと……レディオヘッドって感じですかね」と謎めいたことを言うので、一体どんな感じがレディオヘッドな感じなんだろうと思っていたのだが、なるほど、こんな感じか。バラード系の曲がいい感じ。とくに「High and Dry」と「Black Star」は名曲な感じ。







1.My Favorite Mistake
2.There Goes the Neighborhood
3.Riverwide
4.It Don't Hurt
5.Maybe That's Something
6.Am I Getting Through
7.Anything But Down
8.Difficult Kind
9.Mississippi
10.Members Only
11.Crash and Burn
12.Carolina
13.Resuscitation
14.Sweet Child O' Mine







2005.02.19.Sat. 17: 15 p.m.
BGM : SHERYL CROW "THE GLOBE SESSIONS"


 2時就寝、11時起床。2日間のトータルでは帳尻が合っているとはいえ、寝過ぎだ。どうでもいいが「寝不足」の反対って「寝過剰」とも「寝過多」とも言いませんね。「寝過ぎ」の反対を「寝足らず」とも言わない。じゃあ「舌足らず」の反対は何? 「饒舌」は「寡黙」の反対だよな。そして、「舌足らずな人」は「寡黙」ではない。むしろ、「おまえは黙ってなさい」と言いたくなることのほうが多い。そんなことはともかく、寝過ぎたのである。過ぎたるは及ばざるがごとしなのである。樽が笊(ザル)に似ているということではないぞ。過剰は不足に似ているということである。じっさい、とても貧しそうに見えるお金持ちがこの社会にはときどきいる。でも、お金の不足はお金の過剰にぜんぜん似ていない。似ていないぞ。とにかく、きょうも眠い。

 起きるなり、愚妻のこしらえてくれた焼きそばを朝昼兼用でいただく。くどいようだが、べつに「昼は麺」と決めているわけではない。天候不良でセガレはサッカーの練習がお休み。借りたCDを返却するため、一家3人で浜田山のTSUTAYAへ行く。むろん返すだけでは済まない。愚妻が半額サービス券を持っていたこともあり、シェリル・クロウやらレディオ・ヘッドやら7枚も借りてしまった。半額ってすばらしい。倍額とは少しも似ていない。

 セガレは一階の書店で、プロイスラー『大どろぼうホッツェンプロッツ三たびあらわる』(中村浩三・訳/偕成社 )を図書券でゲットしていた。ホッツェンプロッツってタイプするのがすごく面倒臭いが、これは、セガレがすでに前二作を読破しているシリーズの最終作である。私も子供の頃に愛読していたので、我が子が同じものをすっかり気に入ったようなのが、なんだかうれしい。「四たびあらわるはないの?」と言うので、「大きくなったら自分で書けば?」と言っておいた。「父さんが書いてよ」と言われなくてよかった。

 TSUTAYAから仕事場までクルマで運んでもらって、14時頃からひたすら原稿。いや、日誌も書いてるから「ひたすら」ではないが。







1.I Smell Trouble
2.Please Don't Drive Me Away
3.7-11
4.Shame, Shame, Shame
5.Love Her With a Feeling
6.Little-Dab-A-Doo
7.Someone Else Is Steppin' in (Slippin' Out, Slippin' In)
8.Trouble Blues
9.Man of Many Words
10.Don't Tell Me About the Blues
11.Cities Need Help


2005.02.18.Fri. 16: 30 p.m.
BGM : BUDDY GUY "SLIPPIN' IN"


 5時就寝、9時起床。きのうの座談会は23時に終了したが、その後も出席者諸氏と新宿をゾロゾロと飲み歩き、タクシーに乗ったのは朝の4時過ぎ。また睡眠不足。抱えている仕事のことを考えると三軒目にはつきあうべきじゃなかったかもしれないが、まあ、そうもいかない。おもしろかったし。起床すると、セガレは登校後、愚妻も授業参観で学校に行っており、孤独だった。シャワーを浴び、愚妻が用意しておいてくれた朝食をもさもさ食う。完全無欠の二日酔い状態で10時半頃に出勤。月例の商品紹介記事2ページ、「今日の昼まで」と言われていたことを思い出して慌ててやっつける。うっかり昼まで寝てなくてよかった。紹介したのは、フランク・ミュラーのジュエリー、オペルの新型アストラワゴン、ブルガリのメンズフレグランス、アルパインのiPod対応CDヘッドユニット等。「やっつける」という表現がこれほど似合う仕事は他にない。12時ちょうどに送稿して、井の頭通り沿いにあるラーメン屋でみそラーメン。べつに「昼は麺」と決めているわけではない。二日酔いのときって、どうしてやたら腹が減るんだろう。

 引き続き、きのう片づけられなかったわしズムのインタビュー原稿。テーマが二つあってまとめにくい話だったが、なんとか「一つの記事」として着地させられたような気がする。気のせいじゃないといいな。15時半にシギーに送稿。さて、ゆうべの4時間に及ぶ座談会テープを愚妻に起こしてもらっているあいだ、わしズムのことは忘れて単行本を進めておかなければ。だいたい、単行本はもう一冊ある。例のエログロ猟奇系がまだ終わっていないのだ。こちらの担当はシギー。なんで幻冬舎の仕事ばかり三つも重なるんだ? エログロのほうは「3月のはじめまで」と言われているので、ゆうべ取材現場でシギーに「はじめって何日?」と訊いたら、「9日ってはじめだと思う?」と訊き返された。「9日は、はじめじゃない。7日が微妙なところ」と答えると、「同じ認識を共有してるね」とのこと。なるほど。何が「なるほど」なのかよくわからないが、まあ、わかった。たぶん、9日まで引っ張ると少しイヤな顔をされる、ということだと思う。人は皆、〆切を自分の都合で解釈する。腹が減った。







1.Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song) 2.Alive and Kickin'
3.Green-Tinted Sixties Mind
4.CDFF-Lucky This Time
5.Voodoo Kiss
6.Never Say Never
7.Just Take My Heart
8.My Kinda Woman
9.Little to Loose
10.Road to Ruin
11.To Be With You


2005.02.17.Thu. 12: 20 p.m.
BGM : MR.BIG "LEAN INTO IT"


 12時半就寝、7時半起床。これぐらい寝ると頭がスッキリする。睡眠は大事だ。朝食はハムエッグとトースト。私は目玉焼きをトーストにのっけて最後に黄身の部分をはぐりと一口で食うのが好きだ。それを見てセガレも真似をしていた。この食い方は、うっかり途中で黄身を割るとアゴや胸などに流れてベタベタになるというリスクがあるわけだが、セガレは難なくこなしていた。

 と、およそどうでもいいことに感心しながら出勤。昼は単行本ワークにあてるつもりだったが、昨夜わしズムの原稿が思ったほど進まなかったため、今朝もその続き。今夜7時から座談会取材があるので、それまでにこっちを片づけてしまいたいのだが。だが。だが。だが。だがががががががががが。このクソ忙しいのに、いったい何をやっとるんだ。んだ。んだ。んだ。んだだだだだだだだだだ。ギターのドリル奏法みたいでおもしろいなこれ。ドリル奏法って、どうやるのか知らないけど。けど。けど。けど。けどどどどどどど。







1.Bombtrack
2.Killing in the Name
3.Take the Power Back
4.Settle for Nothing
5.Bullet in the Head
6.Know Your Enemy
7.Wake Up
8.Fistful of Steel
9.Township Rebellion
10.Freedom


2005.02.16.Wed. 17: 45 p.m.
BGM : "RAGE AGAINST THE MACHINE"


◇08: 40 a.m.
 2時就寝、7時半起床。朝食。出勤。雨なので井の頭線。雨なので憂鬱。地震で目が覚めて以降、あまり眠れなかったので眠い。テンションが上がらない。ゆうべはスムースに船出をしたものの、結局は3枚(1200字)しか書けず。でも、最初はこんなもの。序盤の原稿は方向性の自由度が高い(つまり道に迷いやすい)のでローギアで慎重に進まないといけない。早くも1パーセント終わった、と考えることにする。今月はまだ半分ある。もう半分しかない、ではない。でも、2月は1月や3月よりもかなり短いのだった。どうして1〜3月を全部30日にしないんだ? と、毎年2月が来るたびに思う。2月を差別するな!

 聴いているのは、RAGE AGAINST THE MACHINEのデビューアルバム。ジャケットの写真は、1963年、南ベトナムのカトリック化政策に抗議して焼身自殺をしている僧侶。だと言われているが、本当かどうかは知らない。人が自ら死を選ぶ理由は、本人にも判然としないところがあるのではないかと、私はいつも思う。そして、殺す理由も。死んだことも殺したこともないので、わからないけれど。ちなみにマンションの玄関でガラスを割ったこともないので、ガラスを割る人の気持ちもわからない。7曲目の「Wake Up」は、レッド・ツェッペリンの「カシミール」にとてもよく似ている。と、下北沢のパブで聴いたときも思った。

◇12: 20 p.m.
 朝は食欲がなくあまり食べなかったので、早めの昼飯。立教女学院近くの蕎麦屋で鳥きしめん。べつに「昼は麺」と決めているわけではない。特殊相対性理論的にはふつうの味だったが、一般相対性理論的には鳥きしめんは企画として間違っていないと思う。この蕎麦屋、立教女学院の近くにあるが食事をしている学生の姿を見たことがない。私を含めて非ネクタイ族のオッサンばっかり。あのオッサンたちは、一体どこから涌いて出てくるのだろう。そして仕事は何をしているのだろう。外は雪にならないのが不思議なくらい寒く、テンション下がりっぱなし。

◇17: 30 p.m.
 10枚書いた。なかなかペースが上がらないが、最初の10枚に5日ぐらいかかることもないわけではないので、そう悲観することはない。これから家に帰って風呂&晩飯。そのまま家でわしズムの原稿を書くことにしよう。昼は単行本、夜はわしズムという東電OLのような二重生活だ。ちょっと違うか。ちょっとじゃない。そういえば明日はわしズムの座談会取材がある予定なのだが、何時にどこへ行けばいいのだろうか。どこへでも行きますが。







1.Maybe Angels
2.A Change Would Do You Good
3.Home
4.Sweet Rosalyn
5.If It Makes You Happy
6.Redemption Day
7.Hard To Make A Stand
8.Everyday Is A Winding Road
9.Love Is A Good Thing
10.Oh Marie
11.Superstar
12.The Book
13.Ordinary Morning


2005.02.15.Tue. 24: 00 a.m.
BGM : SHERYL CROW "SHERYL CROW"


 ゆうべは23時過ぎに帰宅。録画放送のラツィオ×アタランタ(セリエ第24節)を横目で観戦しながら、持ち帰ったテープ起こし作業を続ける。夕方にラフ構成案を送った幻冬舎Iさん、テープ起こし原稿を送ったKさん、コラムを2本送ったシギーから深夜に続々と返信が届き、「働いてるのはオレだけじゃない」と勇気づけられた。シギーからの携帯メールは、なんと「どっちもおもろい」という驚くべき内容。とてもうれしい。しかし一方で、「2本まとめて読むと面白いが1本だけ読むと面白くない」ということもあるのではないか、という不安も芽生える。底無しのネガティブ・シンキング。しかし「面白い」にも底が無いのだからしょうがない。チョコレートに関するおよそどうでもいい内容のメールをシギーとやりとりして、午前2時前に就寝。

 ちなみにラツィオは、後半44分にリベラーニの決勝ゴールで2-1の勝利。やったねパパ! ローマダービー以来の白星だ! わーお! そんなに勝ってなかったんだ! 2点目は、オッドがテキトーに折り返したボールが、どういうわけか敵味方合わせて7人が押しくらまんじゅうしていた密集をスルスルと抜けて逆サイドに通るというミラクルが生んだものだった。前半ロスタイムの同点ゴールも、突如として神の啓示を受けたかのように闇雲な大暴走を始めたGKタイービが「出過ぎた真似」をしてくれたおかげだったので、かなりミラクルだったが。ミラクルが「かなり」とか「わりかし」とかいった程度問題なのかどうかは不明。

 今朝は7時半起床。どう考えても時間が足りないので、昨夜やっていたテープ起こしの続きをまた愚妻に依頼して仕事場へ。単行本の構成を煮詰める作業。最初に設計図をちゃんと描かないと後が大変になるのでじっくり考えたいが、日程を考えると今日中に原稿に着手したい(それでも遅い)ので焦る。

 昼飯は、吉祥寺南口バス通りの「心らぁめん」で特製辛味油そば。こころらぁめん、である。いったいラーメンを何だと思っているのかと問い質したくなる店名だが、店内には相田みつを風の書体で出汁や麺についての能書きが大書してあって、さすが心らぁめんだけのことはある、と唸らせる。べつに嬉しくはないけれど、コンセプトは一貫しているんだもの。ただし特製辛味油そばは油ギトギトであんまり心を感じさせなかった。油そばってそういうものなんだろうけど、途中で飽きる。油そば体験が極端に浅いので、心らぁめんの油そばがダメなのか、そもそも油そばという企画そのものがダメなのかがわからない。特殊相対性理論を当てはめるのか一般相対性理論を当てはめるのかという難しい問題。ではない。

 帰り道、また冷やかすつもりで立ち寄ったブックオフで、ついシェリル・クロウのセカンド・アルバムを見つけて買ってしまった。いまさら言わなくてもわかると思うが、最近シェリル・クロウが好き。渋いけどキャッチー。キャッチーなのに渋い。どこか矢野真紀と似たところがあるような気がするが、それが何なのかはわからない。ブックオフは店員たちがロボットのように同じ抑揚で繰り返す「いらっしゃいませコンニチハァ〜」「いらっしゃいませコンニチハァ〜」を聞いていると気が狂いそうになるので、行くたびに「二度と入るものか」と思うのだが、結局また入ってしまう。あれは客への嫌がらせなんだろうか何なんだろうか。あの愚行をやめさせるには、客が全員でいちいち「どうもコンニチハァ〜」と挨拶を返すのがいいんじゃないかと思う。

 夕刻、構成に目鼻がついたので、それに沿って口述原稿を整理。プリントアウトしたものを定規を使って切り裂いたりホッチキスで留めたりして章ごとに束ねてゆく。昔、出版社に入社してすぐ「定規を使って紙(おもにトレペ)を切る」という方法を知ったときは、目から鱗が落ちたっけ。その作業を終えた頃、シギーから電話。コラム2本、編集長も面白がってくださったとのことで安心安心。どっちを載せるかは未定。18時半にいったん帰宅。セガレと風呂。晩飯。セガレは学校で描いたライオンの絵を先生や友達にものすごく褒められたとかでやけに機嫌が良く、私に折り紙のセミの折り方を教えてくれた。風呂では膝の傷を痛がっていたのでどうしたのかと訊くと、体育の時間に縄跳びをしていて転んだらしい。得手不得手がはっきりした男だ。20時に再び仕事場へ。第一章の仮タイトルを書いて、原稿に着手。入浴中に一行目を思いついていたので、スムースな滑り出し。

 厚紙で応急手当されていた仕事場のマンションの玄関のガラスが、修復された。先週の土曜日に、割れたのだ。大きな地震でもないかぎり自然に割れることは考えにくいので、故意か過失かはわからないが何者かによって「割られた」のであろう。土曜日は仕事を休んだので私は割れた状態を見ていないが、どうやら建物の内側から割られたらしい。物騒だ。応急手当は下から50センチぐらいの範囲だったから、「蹴破った」のかもしれない。だとしたら、すごいキック力。そんなスタムが住人だったら怖い。宅配業者か何かが「誤って運搬用の台車をぶつけた」が正解かもしれないけどね。だとしたら、シュートの精度が低すぎる。そんなアントニオ・フィリッピーニがトラックも運転してたら危なくてしょうがない。

 それにしても、不穏なマンションだ。この玄関のガラス、十年ほど前にもピストルの銃弾を撃ち込まれて粉々になったことがある。あのときはテレビや新聞で報道されるわ、高井戸警察の刑事や共同通信の記者が来るわで大騒ぎだった。「住人が狙われた可能性もある」とかで、刑事にいろいろ仕事のことを聞かれ、ものすごく一生懸命に説明した記憶がある。ゴーストライターの仕事について刑事に説明するのは、あまり気持ちのいいものではない。「いや、あの、出版の世界では少しも珍しくないごくごく当たり前の仕事でして……」だの「本の内容が恨みを買ったとしても、狙われるのは私じゃなくて著者だと思いますが」だの、なんで汗かきながら刑事に言い訳しなきゃいけないんだよ。







1.All I Wanna Do
2.Soak Up The Sun
3.My Favorite Mistake
4.The First Cut Is The Deepest
5.Everyday Is A Winding Road
6.Leaving Las Vegas
7.Strong Enough
8.Light In Your Eyes
9.If It Makes You Happy
10.The Difficult Kind
11.Picture
12.Steve McQueen
13.A Change Would Do You Good
14.Home
15.There Goes The Neighborhood
16.I Shall Believe
17.The First Cut Is The Deepest (Country Version)


2005.02.14.Mon. 21: 25 p.m.
BGM : SHERYL CROW "THE VERY BEST OF SHERYL CROW"


 7時半起床。きのう愚妻が教育関係本のテープ起こし(9時間分)を上げてくれたので、さっそく読み込んで構成案づくりに着手。口述時に一切レジュメのようなものがなかったので苦労する。吉祥寺の花まるうどんで昼飯を食い、ラオックスでプリンタのトナーを買い、ブックオフでCDの棚を冷やかしてから、再び仕事場に戻って構成案。夕刻にラフな案を編集部に送ったが、もう一考しなければ。そうこうしているうちに、愚妻から憲法関連本のテープ起こし(10時間分)がメールで届く。妻もガンガン働いているのである。中身をチェックしている暇がないので、そのままフリー編集者Kさんに送って帰宅。セガレと風呂。晩飯。愚妻がチョコレートをくれた。ベルギーで作られたものらしい。美味。セガレは毎年くれる幼なじみの同級生から今年も貰っていた。わざわざ家まで届けに来てくれたそうだ。彼女ならそのまま結婚してもいいかもな、などとおよそどうでもいいことを考えながら、また仕事場へ。一日に二度出勤すると計80分ぐらい歩くことになるので健康的だ。今日は吉祥寺にも徒歩で往復したので二時間弱ぐらいになる。コラムに手を入れてシギーへ送稿。踏ん切りがつかず、結局二本とも送ってしまった。どっちもボツだったら泣く。これから、きのう取材したインタビューのテープ起こし。しばらくは、こんな業務日誌になりそうな雲行き。







1.Run, Baby, Run
2.Leaving Las Vegas
3.Strong Enough
4.Can't Cry Anymore
5.Solidify
6.Na-Na Song
7.No One Said It Would Be Easy
8.What I Can Do for You
9.All I Wanna Do
10.We Do What We Can
11.I Shall Believe


2005.02.13.Sun. 23: 10 p.m.
BGM : SHERYL CROW "TUESDAY NIGHT MUSIC CLUB"


 三ヶ月に一度のわしズム週間がスタート。きのうはコラムを2本書いた。1本しか頼まれていないので1本書けばいいのだが、ネタを2つ思いついてしまい、どっちが面白いか書いてみないとわからないような気がしたので書いてみたのである。しかし書いてみても、どっちが面白いのかよくわからないのだった。一方が面白ければもう一方も面白いし、一方が面白くないならもう一方も面白くない。うーむ。さらに今日は夕方からインタビュー記事の取材。すぐさまテープ起こしに取りかかろうと思ったのだが、終了後に(またしても)焼き肉を食いながらビールを飲んでしまったのでへろへろな感じ。へろへ〜ろ。へろへ〜ろ。木曜日には、もっとへろへろになりそうな座談会取材もある。そして、わしズムでへろへろしている間、例によって単行本の仕事は進まない。しかも今月中に片づけるべき単行本は2冊ある。どうしたものか。どうしたもこうしたも、私はひとりしかいないので私が一生懸命に働くしかない。うーむ。

 ゆうべは、エバートン×チェルシー(プレミア第23週)をライブ観戦。なんだか知らないがチェルシーは全員がシュートの精度を欠いている感じで、10人のエバートンを攻めあぐんでヤキモキさせられたものの、あれは70分ぐらいだったか、グジョンセンがようやく決めてくれて0-1の辛勝。ロッベンがいなくなった途端に、とても苦労しているのです。うーむ。しかし、だからこそ大きな大きな勝ち点3である。グジョンセンのゴールは、いま酔っ払ってへろへろなので、どういう経緯だったのか思い出せない。何だっけなー。何だっけなー。あ、そうか。思い出した思い出した。ギャラスのシュートがポストを叩いて、そのリバウンドを押し込んだのだ、たぶん。最近わりかし流行っているタイプのゴールだよね。そうでもないか。このあいだクレスポにやられたから印象が強いだけか。それにしても、試合開始早々に一発レッドを食らったビーティの行為(ボールと関係ないところでギャラスの背後から頭突き2発)はひどいものだった。暴力のための暴力にしか見えなかった。今後、彼がどんなにすばらしいプレイをしても、私は拍手をしたくない。ギャラスがボールを持つたびにブーイングしていたエバートンのサポーターも、どうかしていると思いました。いったいぜんたい、ギャラスが何したっていうんだよ。




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