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1.North Sea Oil
2.Orion
3.Home
4.Dark Ages
5.Warm Sporran
6.Something's On The Move
7.Old Ghosts
8.Dun Ringill
9.Flying Dutchman
10.Elegy
11.A Stitch In Time
12.Crossword
13.Kelpie
14.King Henry's Madrigal


2005.05.08.Sun. 15: 10 p.m.
BGM : Jethro Tull "Stormwatch(北海油田の謎)"


 水疱瘡の発症から1週間。大半の水疱がカサブタ化し、「人に感染しない」という意味では一両日中に治ると思われるが、全身ボツボツだらけであることに変わりはなく、担当医によれば、それが消えるまでにはまだ1週間から2週間かかるそうだ。せめて顔だけでも復旧してくれれば、外に出られるのだが。ボツボツがあるかぎり、痒みも消えないだろう。とくに痒いのがアタマだ。髪の毛があるので薬も塗れない。ときどき発作のように猛烈な痒みに襲われる。二日ほど風呂に入っていない状態でラーメンを食うとアタマがとても痒くなるものだが、その7倍ぐらい痒いと思ってもらえばよい。思わなくてもいいけど。救いは、左手の人差し指と薬指にできていたデカい水疱がなくなって、ギターをいじれる体になったこと。でも、力を込めて練習していると、すぐにアタマが痒くなるのだった。もうイヤ、こんなセーカツ。

 ゆうべは、チェルシー×チャールトン(プレミア第32週)をライブ感染。いや、観戦。優勝を決めた後のホーム最終戦というハッピーなゲームである。願いが通じるというのはうれしいもので、私は試合中、「最後にマケレレさんのゴールが見たい。PKがあったら彼に蹴らせてほしい」と言っていた。なので、終了間際にランパードがちょっとズルしてPKをゲットした後、マケレレさんが照れ臭そうにペナルティスポットの後ろに立ったときは、自分がチームの一員になったような錯覚を味わえたのだった。激甘のコースに蹴られたPKは、「そら、こんなときでもないと蹴らせてもらえんわなぁ」というようなものであったが、GKに弾かれたボールをあらためて自ら不器用に押し込んでハッピーエンド。ケジュマンがPKを蹴らせてもらって決めたリーグ戦初ゴールと並ぶ、慈愛と愛嬌に満ちた得点シーンであった。小柄なマケレレさんを完全に覆い隠して折り重なる選手たち。そこに、黒い帽子をかぶった変質者風の男が全速力で接近していったので、「警備員は何やっとるんじゃ」と憤ったが、よく見るとそれは興奮したファンではなく、興奮したドログバでやんの。彼が見かけによらず宴会部長であることがわかったのが、このシーズン終盤における収穫のひとつだった。めでたいめでたい。そんなこんなで、直後にタイムアップ。1-0で勝利し、気持ちよく試合後のセレモニーを迎えられたのは何よりである。表彰式には、骨折した両SBも登場。ふたりとも杖なしで歩いていたので安心した。彼らが戦列を離れていなければリヴァプールにだって……と思わないでもなかったが、まあ、それは言うまい。幸福な気分でシーズンを終えることができたので、このセレモニーをCL敗退前に済ませておかなくてヨカッタと思うことにしよう。チームカラーとよく似合う青空が印象的だった。ほんとうに、おめでとう。







 全45曲の2枚組。


2005.05.04.Wed. 19: 50 p.m.
BGM : Ray Charles "Greatest Hits"


 どうも。水疱瘡4日目を迎えたボツボツ大魔王こと深川の江戸川です。みなさん、好天に恵まれたGWを存分に楽しんでらっしゃるのかよこの野郎。私はアタマのてっぺんから爪先まで全身ボツボツだ。こんなにボツボツまみれになるとは思わなかった。どんな感じかというと、ほんと〜〜〜〜にキモチ悪いので、うっかり「水疱瘡」でGoogleのイメージ検索とかしないほうがいいです。するなよマジで。シャワーは浴びてよいのだが、浴室で自分のカラダを見ると「なんじゃこりゃあ」と松田優作的絶望を感じたりする。熱は最高38度9分で、現在は平熱レベルまで下がっているので、どうやら入院することはなさそうだが、このボツボツ、治ったら本当に消えるんだろうか。「消える」が「治る」ということなのかもしれないが、消えるほうがどうかしているようにも思える。とにかく、こんなカラダはイヤだ。痒いし。痒いよ。痒いんだよ。掻きてー。掻きてー。

 それにしても悪いことは重なるもので、きのうはセガレがリフティングの練習中に右足首を捻挫。せめてセガレと吉祥寺でお昼でも食べて連休らしさを味わおうと思っていた愚妻をとてもガッカリさせたのだった。そしてリヴァプール×チェルシー(CL準決勝第2戦)は、あろうことか1-0。モウリーニョは、リーグ優勝を決めたボルトン戦終了直後の「やあ、ハニー。ぼく優勝しちゃったよエヘヘ〜」的なデレデレ&ふにゃふにゃ感を払拭できずに、この試合を迎えてしまったようにしか見えなかった。スーツを着ていなかった時点で、なんだかイヤな予感がしてました。まあ、しょうがないか。プレミア勝つだけで大変だもんな。どうもお疲れ様でした〜。







1.New day yesterday
2.Jeffrey goes to Leicester Square
3.Bouree
4.Back to the family
5.Look into the sun
6.Nothing is easy
7.Fat man
8.We used to know
9.Reasons for waiting
10.For a thousand mothers
11.Living in the past
12.Driving song
13.Sweet dream
14.17


2005.05.02.Mon. 15: 10 p.m.
BGM : Jethro Tull "Stand Up"


 8曲目の『We used to know』はイーグルスの『Hotel California』にとてもよく似ていて驚くが、そんなことはともかくとして、チェルシーがプレミアを制したのはひじょうにめでたいのだし、もっと大事なことは、いま私が水疱瘡にかかっているということだ。セガレが登校を再開してちょうど1週間がすぎ、潜伏期間が終わったらしい。やっと謎の高熱が終わったと思ったらコレだよ。勘弁してほしいよ。医者には「40度ぐらいまで上がって飲み食いできなくなったら入院してください」と脅かされたが、まだ体温は37度台、食欲もある。なので抗ウイルス剤を大量に(1日に20錠)飲みながら自宅療養中。軽く済むこともあるらしいのでそう願いたいが、ちょっとずつ増えていく水疱が不気味。明日から三連休だというのに、ほんとうにツイていない。セガレを浅草とか回転寿司とかに連れて行く予定だったのに、申し訳ないことだ。まあ、誰が水疱瘡を持ってきたか考えれば、それもやむを得ないわけだが。







1. 交響曲第5番ハ短調『運命』
2. 葬送行進曲
3. 交響曲第2番ニ長調

(いずれもベートーベン作曲)


2005.04.28.Thu. 13: 30 p.m.
BGM : 小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラ "ベートーベン 交響曲第5番『運命』ほか"


 朝起きるやいなやビデオ観戦したチェルシー×リヴァプール(CL準決勝第1戦)は、両軍合わせて枠内シュートたった3本というプレミア勢らしからぬストレスフルな試合で、スコアレスドロー。ダフがいればシュート数は倍増していたはずだが、ああ、もう、リヴァプール邪魔くせえなぁ。ニュートラルな観戦者にとっては、ドロドロの守り合いになりそうな「ミラン×リヴァプールの決勝」が最悪のシナリオかも。スタンフォード・ブリッジでのCLはこれが最終戦なので地元のファンには気の毒な試合だったが、ホームの0-0は悪い結果ではないし、きっとアンフィールドでは1-1でチェルシーが勝ち上がると楽観はしているものの、ロッベン投入後の戦いぶりはいただけなかった。ティアゴを引っ込めたせいなのか、最終ラインと前線のあいだが延びきってしまって守備時にセカンドボールが拾えず、カウンターに転じることができなくなってしまったのである。それではロッベンを入れた意味がありませーん。もしかしたら、とうとうランパードの運動量が落ちてしまったのかもしれない。心配だ。もうちょっとだから、がんばってください。

 ゆうべビデオ観戦したミラン×PSV(CL準決勝第1戦)のほうは、シェフチェンコとトマソンで2-0。ちくしょう、インテルの次はPSVって、ミランのやつら楽してやがるよなぁ。ベンチが映ったとき、その監督がアンチェロッティなのかヒディンクなのか一瞬わからなかったことだけが印象的だった。なんか似てるよな、あの二人。

 セガレが図書館でなぜかベートーベンの伝記なんか借りて読んでいるので、TSUTAYAで『運命』を借りてみた。これを全曲まともに聴くのって、ひょっとしたら30年ぶりぐらいかもしれない。「ジャジャジャジャーン」のせいで影が薄くなりがちな第2楽章以降だが、第4楽章は燃えるよ。燃える燃える。「それ行け〜!」っていう感じ。死ぬまでに一度でいいから、オーケストラに入って、ベートーベンの曲をトロンボーンで吹いてみたいと思いました。伝記のほうは、セガレに「おもしろい?」と訊くと、「おもしろいけど、ときどき可哀想」とのこと。どうやらベートーベンが父親に厳しい音楽教育を受け、学校をやめさせられたりするのが、読んでいて辛いようだ。いかに自分の親父が甘いかを思い知って感謝するがよい。次は『巨人の星』を見せてやりたい。

 きのう愚妻が、10日遅れの誕生日プレゼントに、フェンダーのギターアンプを買ってくれた。仕事場にはマーシャルが置いてあるのだが、自宅では今までオモチャみたいなショボいアンプを使っていたので、ふつうに鳴るものがほしかったのだ。誕生日にギターアンプを買ってもらっている41歳ってどうかとは思うが、とても嬉しい。さらに、セガレはピックを3つも買ってくれた。帰宅後、新しいアンプとピックでぎゃんぎゃん練習。横で宿題をやっているセガレは、ちょっと迷惑そうだった。ベートーベンのお父さんと違って、私は自分の音楽教育で精一杯なのである。







1.Drume Negrita
2.Monte Adentro
3.Los Twangueros
4.Patricia
5.Caballo Viejo
6.Mambo Sinuendo
7.Bodas de oro
8.Echale salsita
9.La luna en tu Mirada
10.Secret Love
11.Bolero sonambulo
12.Maria la o


2005.04.27.Wed. 11: 50 a.m.
BGM : Ry Cooder & Manuel Galban "Mambo Sinuendo"


 先々週の金曜日にクルマを電柱にぶつけたとき、「こんなことなら電車で行けばよかった。やっぱクルマは怖いや」と後悔し、すぐに「でも電車だって脱線することあるしな」と思い直したものだが、じっさい、怖くない乗り物なんかひとつもないのだった。なんとなく、そんなに電車が人間の手で運転されていると思っていなかったというか、速度のコントロールも含めてもっと自動化されている(運転士の意思や技量とあまり関係なく電車は動く)んだろうと勝手に思い込んでいたのは私だけだろうか。現実には多くの「安全」が個々のプロの腕に委ねられているのに、私たちは案外そのことに無自覚だ。誰がやっても同じようにうまくいく仕組みになっていると錯覚しているから、工事現場のクレーン車は自分の家に向かって倒れてこないと思っているし、絶叫マシンは人を振り落とさないと思っているし、電車は線路脇のマンションに突っ込んでこないと思っている。しかし世の中、「誰がやっても同じようにうまくいく」ことはあまり多くない。政治や教育も然りである。今回の事故原因はまだ定かではないし、話はやや飛躍するかもしれないけれど、この国はいま、さまざまな場所で「プロのハードル」というものを見直してみたほうがいいのではあるまいか。ハードルが低いから、40メートルも停車駅を行き過ぎる運転士が電車を動かし、近代憲法の本質も知らない政治家(権利規定ばかりで義務の規定が少なすぎるとか言ってる奴ら)が改憲を論じ、読解力のない教師が作文指導をしたりすることになるのではないか。

 きのうは朝から座談会原稿(3ページ)に取り組み、夕刻に仕上げて送稿。3人の座談会を2時間やって4500字にまとめるのはキツかった。私を含めて書き手はしばしば「短い原稿のほうが難しい」と言うが、対談や座談会の原稿はとくにそうだ。Aさんに重要なことを言わせるためにはBさんに話を振らせたりしなければならず、そうこうしているうちに行数が嵩んでしまう。結果、作業時間の大半は、会話の効率化に費やされる。ページ数が倍あったら、少なくとも3時間は早く書き終わっていただろう。しかし残念なことに、原稿料は原稿量に比例するのだった。原稿料なんだから仕方がないが、一生懸命に文章を削っていると、「なんで必死に収入を削ってるんだ俺は」と思わないでもない。いや、まあ、一方で無駄に長い記事を書かせてもらうこともあるので文句はないのだが。

 いまさらレーザーディスクの所有量を増やしてどうするという気もするが、中古LDは需要が少ないせいかヤケにお買い得な感じになっているので、見つけるとつい買ってしまう。一昨日は吉祥寺の中古店で、クリームの解散コンサートを収録した『伝説公演』と、ザ・バンドの『ラスト・ワルツ』を買った。いずれも1000円。ツェッペリンの『狂熱のライブ』なんか800円で売ってた。買わなかったけど。買っとけばよかったかな。こんど買っとこう。

 クリームのほうは、何か撮影上の制約でもあったのかと思うような最低の映像。クラプトンがソロを弾いているときもジャック・ブルースの顔がアップになったりなんかしてて、こっちが見たいものをまったく見せてくれない。当時の映像制作者には「バンドはボーカルが主役」とかいう固定観念でもあったのか? いや、むしろ「顔」が撮りたいのかもしれない。たまにクラプトンが映っても、やっぱり顔だ。ラクダみたいに口元をモグモグさせながらソロ弾いてるクラプトンの顔なんか見たくないっつうの。手とギター見せろっつうの。ジンジャー・ベイカーのソロも、顔やら手元やら鳴っていないシンバルやらの無駄なアップばかりで、台無しである。なんてことしてくれるんだ。アマチュアバンドがライブハウスでよくやってるように、固定カメラでステージ全体を撮りっぱなしにしてくれたほうが、まだマシというものである。ただしメンバーのインタビューは面白かった。なんで解散コンサートのビデオでギター講座なんかやってんのかわからないが、クラプトンがワウワウペダルの使い方やらウーマントーンの作り方やらビブラートのかけ方やらを解説しているのである。今度やってみよう。ワウワウペダルはまだ持っていないが。

 一方の『ラスト・ワルツ』はまともに演奏シーンが映っていて、それが当たり前とはいえホッとした。やっぱりザ・バンドは素敵だ。これを見て、ようやくメンバーの顔と名前と楽器が私の中で一致した。意外だったのは、ロビー・ロバートソンがちょっとカンジの悪い顔をしていたこと。このあいだ渡辺満里奈さんと結婚しやがった、貧乏人が出てくるテレビ番組で司会をしている人に少し似ている。善人風なメンバーたちの中で、ひとりだけジャンルが違う感じがした。ちなみにベースのリック・ダンコは、シェフチェンコに似ていると思う。ゲスト出演者のなかで圧巻だったのは、『マニッシュ・ボーイ』を歌うマディ・ウォーターズ。「重鎮」という言葉はこの人のためにあるのではないかと思うような存在感である。ジョニ・ミッチェルの存在感も相当なものだったが、あの人はどうしてあんな風に歌いながら怖い顔でまわりのメンバーを睨むのだろう。私だったらビビって弾けなくなると思う。あと、存在感といえばボブ・ディランの声だよ。最後に全員で『I Shall Be Released』を歌うのだが、あれだけのビッグネームたちが大勢で歌っていても、『We Are The World』と同様、ディランの声だけが聞こえてくるのには驚く。持ってく人だ。

 月曜日にビデオ観戦したラツィオ×ユベントス(セリエ第33節)は、後半40分、ネドベドに一発やられて0-1。そういうことはリバプール戦でやって欲しかったです。いまは観戦からかなり時間が経っているのでほとぼりも冷めたが、見終わった直後はとても悔しくやるせなく不愉快な気分だった。めったに放送がないので、たまに見るとものすごく肩に力が入るのだ。ここぞとばかりに一生懸命に応援してしまうのだ。久しぶりの観戦だったのに、あんなにダメなユーベに負けるとは。ラツィオはとくに両サイドの守備が良く、ザンブ郎太にもカモラ寧司にもロクに仕事をさせなかった。ちょっと当て字に無理があったが、それはともかくとして、オッドは守備がちょっと上手になったように見えたし、いいフィリッピーニはソリン並みの運動量で獅子奮迅の活躍を見せていた。コウトはあまり反則をしなかった。ディ・カーニオは気合いだけ入っていた。ユーベにはイブラヒモもトレゼゲもおらず、デルピエーロも前半早々に引っ込んでいた。エメルソンもいなかった。なぜかキーマンであるらしいゼビナもいなかった。そんなユーベ相手に引きすぎたのがイカンよなぁ。ジャンニケッダかダボのどっちかが、もっと前でプレイしなきゃいけません。リベラーニ嫌いの私でさえ、「リベラーニ使えよコラ」と罵ったぐらいだ。あーあ。勝ってりゃUEFA圏内に肉迫できたのになぁ。まあ、ローマも負けたみたいだからいいか。そんな慰め方ばかりしている。







1. Can The Can
2. 48 Crash
3. Daytona Demon
4. Devil Gate Drive
5. Too Big
6. The Wild One
7. Your Mamma Won´t Like Me
8. I Bit Off More Than I Could Chew
9. I May Be Too Young
10. Tear Me Apart
11. Roxy Roller
12. If You Can´t Give Me Love
13. The Race Is On
14. She´s In Love With You
15. Mama´s Boy
16. I´ve Never Been In Love
17. Rolling Stone
18. All Shook Up
19. Keep A-Knockin´
20. Wake Up Little Susie


2005.04.25.Mon. 13: 55 p.m.
BGM : Suzi Quatro "The Wild One Suzi Quatro The Greatest Hits"


 きょうからセガレは登校。私は出勤。この1週間、ベッタリと家族三人で家にいたので三人ともウンザリしていたが、やっと日常が戻ってきてホッとしている。愚妻がいちばんホッとしてると思いますが。「やっと学校に行ける!」と弾けるように登校していったセガレに対して、私のほうはまだ若干頭痛があり、そもそも弾けるような通勤など永遠にできそうにないが、しかし仕事場のパソコンに向かうと気持ちがしゃっきりするあたり、なかなか立派な社会人である。仕事しながらスージー・クアトロを聴くのが立派な社会人のやることかどうかは知らない。月プレ座談会のテープ起こしは昼過ぎに終了。本日中に担当者と打ち合わせをして、明日中に原稿をまとめる予定。詳しい企画内容は書けないが、また音楽関係の記事である。趣味と実益を兼ねた仕事は楽しい。

 土曜日は、チェルシー×フルアム(プレミア第30週)を途中からライブ観戦。8時半ぐらいからやっていたのを知らず、うっかり『IQサプリ』(セガレが見たがるのでたまに見るのだ)からの流れで、9時まで『めちゃイケ』とかいう番組をダラダラと見てしまったのだった。『IQサプリ』では「15センチの直線を鉛筆だけ使って5分の1にする」という問題を解いてみせて「父さんかっこいい〜」だったので良かったのだが、めちゃイケはなぁ。くっそー。チェルシーとめちゃイケと、どっちが世の中にとってサッカーだと思っているのだ。有野という人が結婚するという話で、そんなことどうだっていい(本当にどうだっていい)のだし、考えてみるとそれで1時間の番組をこしらえて公共の電波に乗せるというのも実に安易かつ無駄だと思うわけだが、見始めると見てしまうのがテレビというものですね。いいのか、ああいうことを許していて。しかもクライマックスの結婚披露宴は次週だ。また見ちゃうじゃないか。

 試合は前半1-1。やたら張り切っている感じのフルアムがやけにビュンビュンとプレスをかけてくるので、怪我させられるんじゃねえかと心配だった。このところのチェルシーは勝ちきれないゲームが続いており、なんとな〜くイヤな雰囲気だったが、暗雲を振り払ってくれたのは復活ロッベンである。相変わらず名前(アリエン)どおりのインポッシブルなトラップ技術とアンタッチャブルなドリブルで、左サイドを切り裂きまくりだ。ダフからのパスを受けてペナルティエリアに侵入し、DFの股を軽々と抜き去って、マイナスの折り返し。そんなとこに誰かいんのか?と思ったら、ちゃんとランパードが走り込んでいて、ズバリ勝ち越しゴールなのだった。さらにグジョンセンも決めて3-1の快勝。今夜アーセナルがトッテナム相手に勝ち点を落とすと、チェルシーの優勝が決まるらしい。でも優勝はフィールドで決めたいので、アーセナルにはもうひと踏ん張りしてほしいところ。と、余裕のコメントをかましてみた。でも、おれ、ラツィオの優勝シーンも見てない(ユーベがペルージャに負けたときラツィオの試合はとっくに終わっていた)から、今回は「タイムアップと同時に爆発する歓喜」ってやつを見たいわけなのです。そういえばラツィオのときも「創立百周年の年にクラブ史上二度目のリーグ制覇」だったよな。

 ラツィオ×ユーベは未見なので、どうぞよろしく。  







1.Pull Me Under
2.Another Day
3.Take the Time
4.Surrounded
5.Metropolis, Pt. 1: The Miracle and the Sleeper
6.Under a Glass Moon
7.Wait for Sleep
8.Learning to Live


2005.04.23.Sat. 14: 40 p.m.
BGM : Dream Theater "Images And Words"


 起床直後、ヤクが切れているはずの状態で35度9分。平熱である。まだ喉は痛いし(喉も痛かったのだ)ボンヤリもしているので完全復調とは言えないが、しかし考えてみればいつだって体調はどこかしら悪いし頭もボンヤリしているのだから、発熱以前もこんなモンだったのかもしれない。煙草も美味に感じられるようになった。ってことは吸ってたのかよオイ。ええ、まあ。ともあれ、リハビリを兼ねて1週間ぶりに仕事場に復帰。途中まで進めていた月プレ座談会記事のテープ起こし作業を再開した。セガレもきのう医者の診察を受け、月曜日からの登校許可をゲット。明日のサッカーの練習にもOKをもらって、何よりである。完全にエネルギーを持てあまして、ソファの上で飛んだり跳ねたり妙な腹筋運動をしたりして鬱陶しかったからね。一方、ふたりの病人を抱えていた愚妻はお疲れの模様。気の毒なことをした。愚妻は私と違って、健康状態も精神状態も安定している人なので、とても助かる。来週はちょっと楽をさせてあげよう。と、日記には書いておこう。




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