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1.North Sea Oil |
2005.05.08.Sun. 15: 10 p.m. BGM : Jethro Tull "Stormwatch(北海油田の謎)"
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ゆうべは、チェルシー×チャールトン(プレミア第32週)をライブ感染。いや、観戦。優勝を決めた後のホーム最終戦というハッピーなゲームである。願いが通じるというのはうれしいもので、私は試合中、「最後にマケレレさんのゴールが見たい。PKがあったら彼に蹴らせてほしい」と言っていた。なので、終了間際にランパードがちょっとズルしてPKをゲットした後、マケレレさんが照れ臭そうにペナルティスポットの後ろに立ったときは、自分がチームの一員になったような錯覚を味わえたのだった。激甘のコースに蹴られたPKは、「そら、こんなときでもないと蹴らせてもらえんわなぁ」というようなものであったが、GKに弾かれたボールをあらためて自ら不器用に押し込んでハッピーエンド。ケジュマンがPKを蹴らせてもらって決めたリーグ戦初ゴールと並ぶ、慈愛と愛嬌に満ちた得点シーンであった。小柄なマケレレさんを完全に覆い隠して折り重なる選手たち。そこに、黒い帽子をかぶった変質者風の男が全速力で接近していったので、「警備員は何やっとるんじゃ」と憤ったが、よく見るとそれは興奮したファンではなく、興奮したドログバでやんの。彼が見かけによらず宴会部長であることがわかったのが、このシーズン終盤における収穫のひとつだった。めでたいめでたい。そんなこんなで、直後にタイムアップ。1-0で勝利し、気持ちよく試合後のセレモニーを迎えられたのは何よりである。表彰式には、骨折した両SBも登場。ふたりとも杖なしで歩いていたので安心した。彼らが戦列を離れていなければリヴァプールにだって……と思わないでもなかったが、まあ、それは言うまい。幸福な気分でシーズンを終えることができたので、このセレモニーをCL敗退前に済ませておかなくてヨカッタと思うことにしよう。チームカラーとよく似合う青空が印象的だった。ほんとうに、おめでとう。
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全45曲の2枚組。 |
2005.05.04.Wed. 19: 50 p.m. BGM : Ray Charles "Greatest Hits"
それにしても悪いことは重なるもので、きのうはセガレがリフティングの練習中に右足首を捻挫。せめてセガレと吉祥寺でお昼でも食べて連休らしさを味わおうと思っていた愚妻をとてもガッカリさせたのだった。そしてリヴァプール×チェルシー(CL準決勝第2戦)は、あろうことか1-0。モウリーニョは、リーグ優勝を決めたボルトン戦終了直後の「やあ、ハニー。ぼく優勝しちゃったよエヘヘ〜」的なデレデレ&ふにゃふにゃ感を払拭できずに、この試合を迎えてしまったようにしか見えなかった。スーツを着ていなかった時点で、なんだかイヤな予感がしてました。まあ、しょうがないか。プレミア勝つだけで大変だもんな。どうもお疲れ様でした〜。
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1.New day yesterday |
2005.05.02.Mon. 15: 10 p.m. BGM : Jethro Tull "Stand Up"
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1. 交響曲第5番ハ短調『運命』 |
2005.04.28.Thu. 13: 30 p.m. BGM : 小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラ "ベートーベン 交響曲第5番『運命』ほか"
![]() ゆうべビデオ観戦したミラン×PSV(CL準決勝第1戦)のほうは、シェフチェンコとトマソンで2-0。ちくしょう、インテルの次はPSVって、ミランのやつら楽してやがるよなぁ。ベンチが映ったとき、その監督がアンチェロッティなのかヒディンクなのか一瞬わからなかったことだけが印象的だった。なんか似てるよな、あの二人。
![]() セガレが図書館でなぜかベートーベンの伝記なんか借りて読んでいるので、TSUTAYAで『運命』を借りてみた。これを全曲まともに聴くのって、ひょっとしたら30年ぶりぐらいかもしれない。「ジャジャジャジャーン」のせいで影が薄くなりがちな第2楽章以降だが、第4楽章は燃えるよ。燃える燃える。「それ行け〜!」っていう感じ。死ぬまでに一度でいいから、オーケストラに入って、ベートーベンの曲をトロンボーンで吹いてみたいと思いました。伝記のほうは、セガレに「おもしろい?」と訊くと、「おもしろいけど、ときどき可哀想」とのこと。どうやらベートーベンが父親に厳しい音楽教育を受け、学校をやめさせられたりするのが、読んでいて辛いようだ。いかに自分の親父が甘いかを思い知って感謝するがよい。次は『巨人の星』を見せてやりたい。
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きのう愚妻が、10日遅れの誕生日プレゼントに、フェンダーのギターアンプを買ってくれた。仕事場にはマーシャルが置いてあるのだが、自宅では今までオモチャみたいなショボいアンプを使っていたので、ふつうに鳴るものがほしかったのだ。誕生日にギターアンプを買ってもらっている41歳ってどうかとは思うが、とても嬉しい。さらに、セガレはピックを3つも買ってくれた。帰宅後、新しいアンプとピックでぎゃんぎゃん練習。横で宿題をやっているセガレは、ちょっと迷惑そうだった。ベートーベンのお父さんと違って、私は自分の音楽教育で精一杯なのである。
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1.Drume Negrita |
2005.04.27.Wed. 11: 50 a.m. BGM : Ry Cooder & Manuel Galban "Mambo Sinuendo"
![]() きのうは朝から座談会原稿(3ページ)に取り組み、夕刻に仕上げて送稿。3人の座談会を2時間やって4500字にまとめるのはキツかった。私を含めて書き手はしばしば「短い原稿のほうが難しい」と言うが、対談や座談会の原稿はとくにそうだ。Aさんに重要なことを言わせるためにはBさんに話を振らせたりしなければならず、そうこうしているうちに行数が嵩んでしまう。結果、作業時間の大半は、会話の効率化に費やされる。ページ数が倍あったら、少なくとも3時間は早く書き終わっていただろう。しかし残念なことに、原稿料は原稿量に比例するのだった。原稿料なんだから仕方がないが、一生懸命に文章を削っていると、「なんで必死に収入を削ってるんだ俺は」と思わないでもない。いや、まあ、一方で無駄に長い記事を書かせてもらうこともあるので文句はないのだが。
![]() いまさらレーザーディスクの所有量を増やしてどうするという気もするが、中古LDは需要が少ないせいかヤケにお買い得な感じになっているので、見つけるとつい買ってしまう。一昨日は吉祥寺の中古店で、クリームの解散コンサートを収録した『伝説公演』と、ザ・バンドの『ラスト・ワルツ』を買った。いずれも1000円。ツェッペリンの『狂熱のライブ』なんか800円で売ってた。買わなかったけど。買っとけばよかったかな。こんど買っとこう。 クリームのほうは、何か撮影上の制約でもあったのかと思うような最低の映像。クラプトンがソロを弾いているときもジャック・ブルースの顔がアップになったりなんかしてて、こっちが見たいものをまったく見せてくれない。当時の映像制作者には「バンドはボーカルが主役」とかいう固定観念でもあったのか? いや、むしろ「顔」が撮りたいのかもしれない。たまにクラプトンが映っても、やっぱり顔だ。ラクダみたいに口元をモグモグさせながらソロ弾いてるクラプトンの顔なんか見たくないっつうの。手とギター見せろっつうの。ジンジャー・ベイカーのソロも、顔やら手元やら鳴っていないシンバルやらの無駄なアップばかりで、台無しである。なんてことしてくれるんだ。アマチュアバンドがライブハウスでよくやってるように、固定カメラでステージ全体を撮りっぱなしにしてくれたほうが、まだマシというものである。ただしメンバーのインタビューは面白かった。なんで解散コンサートのビデオでギター講座なんかやってんのかわからないが、クラプトンがワウワウペダルの使い方やらウーマントーンの作り方やらビブラートのかけ方やらを解説しているのである。今度やってみよう。ワウワウペダルはまだ持っていないが。 一方の『ラスト・ワルツ』はまともに演奏シーンが映っていて、それが当たり前とはいえホッとした。やっぱりザ・バンドは素敵だ。これを見て、ようやくメンバーの顔と名前と楽器が私の中で一致した。意外だったのは、ロビー・ロバートソンがちょっとカンジの悪い顔をしていたこと。このあいだ渡辺満里奈さんと結婚しやがった、貧乏人が出てくるテレビ番組で司会をしている人に少し似ている。善人風なメンバーたちの中で、ひとりだけジャンルが違う感じがした。ちなみにベースのリック・ダンコは、シェフチェンコに似ていると思う。ゲスト出演者のなかで圧巻だったのは、『マニッシュ・ボーイ』を歌うマディ・ウォーターズ。「重鎮」という言葉はこの人のためにあるのではないかと思うような存在感である。ジョニ・ミッチェルの存在感も相当なものだったが、あの人はどうしてあんな風に歌いながら怖い顔でまわりのメンバーを睨むのだろう。私だったらビビって弾けなくなると思う。あと、存在感といえばボブ・ディランの声だよ。最後に全員で『I Shall Be Released』を歌うのだが、あれだけのビッグネームたちが大勢で歌っていても、『We Are The World』と同様、ディランの声だけが聞こえてくるのには驚く。持ってく人だ。
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月曜日にビデオ観戦したラツィオ×ユベントス(セリエ第33節)は、後半40分、ネドベドに一発やられて0-1。そういうことはリバプール戦でやって欲しかったです。いまは観戦からかなり時間が経っているのでほとぼりも冷めたが、見終わった直後はとても悔しくやるせなく不愉快な気分だった。めったに放送がないので、たまに見るとものすごく肩に力が入るのだ。ここぞとばかりに一生懸命に応援してしまうのだ。久しぶりの観戦だったのに、あんなにダメなユーベに負けるとは。ラツィオはとくに両サイドの守備が良く、ザンブ郎太にもカモラ寧司にもロクに仕事をさせなかった。ちょっと当て字に無理があったが、それはともかくとして、オッドは守備がちょっと上手になったように見えたし、いいフィリッピーニはソリン並みの運動量で獅子奮迅の活躍を見せていた。コウトはあまり反則をしなかった。ディ・カーニオは気合いだけ入っていた。ユーベにはイブラヒモもトレゼゲもおらず、デルピエーロも前半早々に引っ込んでいた。エメルソンもいなかった。なぜかキーマンであるらしいゼビナもいなかった。そんなユーベ相手に引きすぎたのがイカンよなぁ。ジャンニケッダかダボのどっちかが、もっと前でプレイしなきゃいけません。リベラーニ嫌いの私でさえ、「リベラーニ使えよコラ」と罵ったぐらいだ。あーあ。勝ってりゃUEFA圏内に肉迫できたのになぁ。まあ、ローマも負けたみたいだからいいか。そんな慰め方ばかりしている。 |
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1. Can The Can |
2005.04.25.Mon. 13: 55 p.m. BGM : Suzi Quatro "The Wild One Suzi Quatro The Greatest Hits"
![]() 土曜日は、チェルシー×フルアム(プレミア第30週)を途中からライブ観戦。8時半ぐらいからやっていたのを知らず、うっかり『IQサプリ』(セガレが見たがるのでたまに見るのだ)からの流れで、9時まで『めちゃイケ』とかいう番組をダラダラと見てしまったのだった。『IQサプリ』では「15センチの直線を鉛筆だけ使って5分の1にする」という問題を解いてみせて「父さんかっこいい〜」だったので良かったのだが、めちゃイケはなぁ。くっそー。チェルシーとめちゃイケと、どっちが世の中にとってサッカーだと思っているのだ。有野という人が結婚するという話で、そんなことどうだっていい(本当にどうだっていい)のだし、考えてみるとそれで1時間の番組をこしらえて公共の電波に乗せるというのも実に安易かつ無駄だと思うわけだが、見始めると見てしまうのがテレビというものですね。いいのか、ああいうことを許していて。しかもクライマックスの結婚披露宴は次週だ。また見ちゃうじゃないか。 試合は前半1-1。やたら張り切っている感じのフルアムがやけにビュンビュンとプレスをかけてくるので、怪我させられるんじゃねえかと心配だった。このところのチェルシーは勝ちきれないゲームが続いており、なんとな〜くイヤな雰囲気だったが、暗雲を振り払ってくれたのは復活ロッベンである。相変わらず名前(アリエン)どおりのインポッシブルなトラップ技術とアンタッチャブルなドリブルで、左サイドを切り裂きまくりだ。ダフからのパスを受けてペナルティエリアに侵入し、DFの股を軽々と抜き去って、マイナスの折り返し。そんなとこに誰かいんのか?と思ったら、ちゃんとランパードが走り込んでいて、ズバリ勝ち越しゴールなのだった。さらにグジョンセンも決めて3-1の快勝。今夜アーセナルがトッテナム相手に勝ち点を落とすと、チェルシーの優勝が決まるらしい。でも優勝はフィールドで決めたいので、アーセナルにはもうひと踏ん張りしてほしいところ。と、余裕のコメントをかましてみた。でも、おれ、ラツィオの優勝シーンも見てない(ユーベがペルージャに負けたときラツィオの試合はとっくに終わっていた)から、今回は「タイムアップと同時に爆発する歓喜」ってやつを見たいわけなのです。そういえばラツィオのときも「創立百周年の年にクラブ史上二度目のリーグ制覇」だったよな。
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ラツィオ×ユーベは未見なので、どうぞよろしく。
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1.Pull Me Under |
2005.04.23.Sat. 14: 40 p.m. BGM : Dream Theater "Images And Words"
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