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江戸川駄筆のサッカー日誌
1999-2000/vol.27

※まことに勝手&唐突ですが筆者は2/12より改名しておりますので御了承ください。


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2月21日(月)12:30 p.m.
 出勤前に、朝8時からミラン×ラツィオ(セリエA第22節)の大一番をビデオ観戦してきた。ちくしょー。前半のPK2発(共にボバン)を挽回できず、2-1の負けである。「ペナ」内でのハンドは、故意でなければ笛吹かないんじゃないのか? あの主審、見るからに衝動のコントロールが悪そうなツラしてた(偏見)からなー。不愉快。途中出場のシモーネ君のゴールで1点差に詰め寄り、さらにラバネッリまでつぎ込んで4トップにしたときは、何とか追いつけそうな予感もあったんだけど。嗚呼。ミハイロの出場停止はやはり痛かった。セットプレイはもちろん、あの正確無比な前線への長距離フィードがないと、ラツィオというチームは攻撃の幅が広がらないのである。それにしても。ユーベ、ミラン、インテルという北の3強に勝てない(前半戦は3つともドローだった)のは悔しい。結局、格の違いというやつなんだろうか。そんなふうに思いたくはないのだが、前半のビビリ具合を見ていると、溜め息が出てしまう。これでラツィオはミランに抜かれて、3位転落。振り向けばローマが1差、インテルが3差で迫っているのであった。うーむ。こうなったら、せめてコッパイタリアで1冠は死守しておかないと。目標、下方修正しすぎですか。

 昨日は、まず夕刻にローマ×フィオレンティーナ(セリエA第22節)を見る。共にトッティとルイ・コスタという要を出場停止で欠いているものの、「代役」がいるチームといないチームの差は明らかであった。転校生ナカタ、全得点にからむ大活躍。生徒会長トッティがお留守になった途端の2試合連続ゴールとは、まさに漫画のようなわかりやすさであるなぁ。モンテーラのハットトリックもあって、4-0。すまんけど、できたらデルベッキオはんにもゴール獲らしてやってや。頼むで、ほんま。

 マカオ×日本(アジア杯予選)を前半だけ観戦。こういう試合はどうすれば楽しめるかと考えた挙げ句、試しに日本人監督率いるマカオの「奇跡」を期待しつつ声援を送ってみた。大正解。これは楽しめる。GKのスーパーセーブ連発、ゴールマウスに立ちはだかった5番の選手(C)のプレイなど、すげー興奮できたぞ。ほんとに奇跡が起きるんじゃないかと思った。マイアミのブラジル戦のような「黄金の一発」さえあれば……。ともあれ前半は0-1。結局、マカオのアマチュア選手たちは日本の強力な(?)攻撃陣をわずか3ゴールに押さえたらしい。立派立派。さすが元ポルトガル領である。

 なぜ前半でチャンネルを変えたかというと、20時半からリーズ×マンチェスターU(プレミア第25節)の首位攻防戦がライブ中継されたからである。現地時間11時半キックオフ。なんで午前中に始めなきゃなんないのか知らないが、極東のファンにはありがたい時間設定であった。当然リーズに声援を送っていたのだが、なんだか意気地のない退屈な戦いぶり。ユナイテッドのほうも、ファーガソンと喧嘩して練習を途中放棄したベッカムがベンチにも入っておらず、そのせいか慎重な試合運びで、プレミアらしからぬ低調なゲームだった。一発のロングボールからコールが先制点を決め、そのまま0-1。ここはせめて引き分けてもらわないとリーグ全体が盛り下がってしまうところだったのだが。こうなったら、こっちも目標を下方修正するか。退屈で粗暴なリーズを引きずり下ろして、リバプールとチェルシーにCL出場権をゲットしてもらいたいものである。

 引き続き、ベネチア×ユベントス(セリエA第22節)をライブ観戦。序盤は堂々と戦っていたベネチアだったが、デルピのPKで前半は0-1。ユーベは、ジダンも凄いがダビッツも凄い。リーグ最小失点は、この人の運動量があったればこそ。ジダンかダビッツが怪我でもしない限り、ユーベの安定感は揺るがないんじゃないだろうか。さらにダビッツが眼鏡を外す日が来た日にゃ、得点力も倍増したりして。試合のほうは、またイチゼロかと思いきや、なんと79分からインザーギが3連発である。ピッポがゴールを決めるごとに、寂寥感を募らせていくデルピエーロの背中が印象的だった。いまだゴールはPKのみ、である。

似てる人シリーズ

 #81 マンチェスターUのGKボスニッチとマイケル・J・フォックス。(妻)
 #82 マンチェスターUのGKボスニッチと吉田栄作。
 #83 マンチェスターUのGKボスニッチと元欽ちゃんバンドのコニタン。

 ……どれも、いまいち。

2月20日(日)
 仕事場の二軒隣の部屋が売りに出ている。週末にはオープンルームになるのだが、部屋を見に来た客(年寄り多し)と廊下ですれ違うと、こっちが軽く会釈してんのに、向こうは無遠慮な視線でじろじろ見てるような気がしないでもない。なんだか「周辺環境の一部」として吟味されてるようで、あんまり気分のいいもんじゃないな、こりゃ。日当たり良好、買い物至便、隣人品行方正ってか。いずれ「お隣さん」になる可能性もあるんだから、ちょっと微笑むぐらいのことはしてもよかろう。

 昨夜は、周回遅れでペルージャ×ローマ(セリエA第21節)をビデオ観戦。トッティ退場という神風が吹いて、中田は全開バリバリであった。このチャンスを逃さずゴールという目に見える結果を出してみせるあたりは流石であるなぁ。なんだかローマは、「転校生モノの少女漫画」(そんなジャンルがあんのかどうか知らんけど)みたいなストーリー展開になってきた。成績も容貌もピカイチで女王様として君臨していた女子高の生徒会長から、クールで控え目で健気で賢い転校生への権限移行。中田に抱きつくカフーやカンデラの晴れやかな表情に隷従からの解放感を見るのは、これも深読みでしょうかZ・Jさん? ところで試合は誰もがご承知のとおり、オリーベの2ゴールでペルージャがドローに持ち込んだ。ペルージャ、中田が抜けてから妙に猛々しいチームに変身しているように感じる。

 さらに、レッジーナ×ペルージャ(セリエA第22節)をライブ観戦。前半ロスタイムにエスポジトのオーバーヘッドでペルージャが先制したが、後半早々にバローニオのゴールで同点。おお、バローニオ。セットプレイ以外の得点は初めて見た。そのバローニオとピルロという若アズーリ・コンビの動きがよく、レッジーナの勝ち越しは時間の問題だろうと思われた。が、そのまま1-1のドロー。残留を目指すレッジーナには痛い引き分けであった。

 ところで最近、金田さんはペナルティ・エリアのことを「ペナ」と略して言うことが多い。これ、サッカー業界では当たり前の用語なんでしょうか。最初は何のことかわからず、ペナって名前の選手でもいるのかと思った。あ、それともゴルフで罰打のことを「1ペナ、2ペナ」と数えるのを流用してるんだろうかね。ひょっとしてカネやん、解説のない日はゴルフ三昧?

2月19日(土)11:15 a.m.
 ああ、そんな話もあったっけね。
 小林亜星と服部克久の盗作をめぐる訴訟騒ぎは、とりあえず『どこまでも行こう』と『記念樹』が「そんなに似てないじゃん」ということで一審を終えたようである。でもこれ、「似てるかどうか」が問題の本質なんだろうか。「似てる」ことを前提に、それが「盗作」なのか「偶然の一致」なのか、あるいは「無意識の剽窃」なのかを判断しなきゃいけないんじゃないかと思うんだけど。しかしまあ、そんなもん結局は作者の内面にしか正解はないんだから、裁判で白黒つけられるもんでもないんだろう。「似てる」を前提にした途端、収拾のつかない水掛け論になるのは目に見えているから、「誰が何と言おうと似てない」と言い張ってしまうのが裁判所としては賢明なのかもしれん。それに、俺もそうだけど、「盗作だ!」と小林亜星が言い出すまで似てるなんて気づかなかった人のほうが多いだろうしな。

 ともあれこの問題、けっこう他人事じゃなかったりする。出版の世界でも、「グリム童話」関係をはじめ、漢字の雑学本、動物占いなどなど、似たような話は枚挙に暇がないのだが(このへんがこの業界の「清廉潔白」じゃないところか)、そんなニュースに接するたび、ちょっとドキドキしてしまう俺であった。そういえば、某社が二番煎じの「ケータイ着メロ本」を作ったとき、いい加減な編プロが先行本の間違いまでご丁寧にパクっていたお陰で、盗作がバレてしまったことがあったらしい。お馬鹿な話ではあるが、俺としては無邪気に笑ってられる立場でもない。

 実際、単行本の仕事をしていると、「参考資料」をどの程度まで「参考」にするかは、きわめて日常的な問題である。とりわけ、いま書いているような歴史モノの場合は、山と積まれた資料と格闘することになるから、かなり気を遣う。巻末に「参考資料」として明記すればいいかというと、そういう話でもないような気がするし。目の前に資料を広げていない場合でも、無意識のうちにかつて読んだ(あるいは自分で書いた)文献を参考にしていることも多い。「これ、どっかで読んだな」と思いつつ、出典をすっかり失念しているケースも少なくないのである。

 また、俺の場合はいろんな著者の著作物に関わっていることが、立場をややこしくしている面がある。たとえばゴーストライターが、著者Aの著書で使ったエピソードやレトリックや論理展開を著者Bの著書でも使った場合、それがライター独自のネタや表現方法だったとしても、「盗作」や「剽窃」になるんだろうかしら。うーむ。「ライター独自」が明らかならまず問題はない(著者が問題視しない)だろうけど、そう明確に線引きできるもんでもないのが難しい。もっとも、「グリム童話」も「動物占い」も、「盗んだ」と言われている側の本が売れなければ誰も文句つけなかったような話だから、ベストセラーと無縁なライターが心配する必要もないかもしれんが。ちぇっ。クレームつけられるぐらい儲かってみたいもんだぜ。

 そういえば昔、あるミュージシャンにインタビューした折、「いいメロディーを思いつくと、まず『これって、どっかで聴いたことある?』と周囲の人に訊く」という話を聞いたことがあった。ふだんから死ぬほどたくさんの音楽を聴いているから、「(自分で)思いついた」のか「(どこかで聴いたものを)思い出した」のか、自信が持てなくなるんだろう。多くの作曲家がそういう不安を抱えながら日常を送っているのだとすれば、あんなに有名な作曲家があんなに有名な曲を意図的に盗作するってのも、常識的には考えにくい話だ。俺だって、たとえば『五体不満足』みたいなベストセラーを「参考」にしようとは思わないわけで。そもそも読んじゃいないけど。そういう意味じゃ、「売れた本は読まない」が得策なのかもしれん。

*

 ブックマークして割と頻繁に訪れていた『金子達仁のグリーンカード』が、何の予告もなしにURLを変更していた。サッカーネットのお陰で新しいURLがわかったのだが、予告がないばかりか、古いURLに行っても<NOT FOUND>としか出ないのは杜撰すぎる。『ぴあ』ともあろうものが何をやっておるのじゃ。

 ゴールドカップで韓国が予選敗退。相手がコスタリカとカナダだったことを考えると、けっこう辛い結果である。ま、3チームが勝ち点2で並び(要するにぜんぶ引き分け)、コスタリカには総得点、カナダにはコイントスで負けたらしいが。一時は日本もこの大会への参加を検討していたはずだが、もし参加していたら……と考えると、ちょっと背筋が寒くなる。来月から南米は早くもW杯予選に突入し、セカイが2002年に向けて始動しようとしている昨今、日本の強化戦略にどことなく悠長さを感じるのは俺だけ? まぁ、俺は最近、「ベスト16入りは開催国の義務」なんて思わなくなってるんだけど。それって、やっぱり「世界の常識」というより「欧州と南米(+メキシコ)の常識」だと思うから。別な言い方をすれば、「W杯が欧州と南米(+メキシコ)だけで開催されていた時代の常識」ということでしょ。だいたい、特定のチームに勝利を「義務づける」なんて、スポーツを冒涜するような発想だと言えないこともない。むしろ大会を成功させたい(世界から「いい大会だった」と言われたい)のなら、代表チームの成績ばかり云々するのではなく、チケット問題とかテレビ中継の質とか競技場周辺の治安とか報道陣への対応とか、そういう運営面でおかしな失敗をしないように心掛けたほうがいいんじゃなかろうかね。そちらのほうが、よほどその国の「サッカー力」が問われると思うのである。

 昨夜は、インテル×カリアリ(コッパイタリア準決勝第2戦)を観戦。サモラーノが先発していて安心。バッジョのアシストで先制ゴールを決めたのを見て、また安心。しかし前半のうちにカリアリが逆転して、元気のいいところを見せた。試合は1-2でカリアリの勝ち。2戦ともアウエーチームが勝つという珍しい展開である。agg.4-3でインテルが決勝進出。ラツィオとのファイナルは、デタラメなどつき合いになりそうな気もする。

2月18日(金)13:50 p.m.
 ATOK問題、一人でぶつくさ文句垂れるのに虚しさを感じていた折、業界の先輩G・M氏がご自身のウェブ日記内で俺の書いたモノを引用しつつ、この話を取り上げてくださった。<至極もっともな話>と言っていただいて、とりあえず一安心。「否定の連続」などのツッコミに鬱陶しさを感じていたのも、やはり俺だけではなかったようである。

<道具として偉い(値段も高い)とされるプロの道具は、使い手の意思をあくまでシャープに伝えられるもの、というイメージがある>

 というG氏の言葉に、そうそう、そういうこと、と思い切り首肯。さらにG氏によれば、新しいATOK13は、

<時代を反映してインターネット関係の機能が相当盛り込まれているらしい。「メールで使われる話し言葉の用法」にも則って変換してくれるそうだ>

 とのこと。うーむ、やはりそういうことになってしまうのか。ワープロ専用機を見限ったときと同じような心境になりそうだ。ワープロも、カラーになったりインターネット機能が盛り込まれたりなど、文筆業者にとってはどーでもいい機能が付加されるようになったために、新たに買い換えるのがイヤになってしまったという側面があった。ちなみにG氏は変換システムの辞書機能について、

<容量やコストの問題から、単語の数が制限されるとしても、恣意的な自主規制などすべきではない。いまどき、容量やコストなど問題にならないだろう。百歩ゆずって使い勝手の問題を挙げるとすれば、プロ用と家庭用で辞書のレベル設定でもあればすむ>

 とおっしゃってるが、これは辞書機能のみならず、ソフト設計全般に当てはまるんだろうと思う。「使い手の意思をシャープに」表現できる「プロの道具」があれば少々高くても俺は買うと思うけど、世のビジネスというのは、そういうニーズにまで気配りする余裕はないらしい。いみじくもG氏は、過去の学者や作家の尽力や影響力によって<現代日本語たる漠然とした文化ができあがったのだ(と思う)>とし、<そうした「文化の保護・育成」をしてきたのが出版を中核とする活字メディアだった>とした上で、

<今の時代、「文化の保護・育成」の担い手は出版社から、家電メーカーやソフト産業、いわゆる情報通信産業に移りつつあるいうことなんだろう>

 と鋭く指摘なさっている。なるほど。たとえば一部の大手出版社は、はじめから商売にならないとわかっている専門書や学術書であっても、社会的使命として刊行し続ける義務を自らに課している。もちろん出版社の商売がすべて清廉潔白なものだとは思わないけれど、損得勘定だけでやってるわけじゃない部分があることは間違いないと思う。家電メーカーやソフト産業が、それに似た役割を(好むと好まざるとに関わらず)担い始めてしまったことを自覚せず、最大公約数的な(つまり、どちらかといえば「ご家庭向き」の)商品開発に邁進しているかぎり、プロが納得できるような道具は提供されないだろう。やや乱暴に推測すれば、その行き着く先には「日本語表現の衰退」が待っているような気がするのだが、どうだろうか。

2月17日(木)
 昨日、今日と昼から赤プリで心理学関係の取材。計10日間、のべ50時間にも及ぶ超ロング・インタビューだったが、これで終わりかと思うと妙に寂しい。しかも、当たり前だがこれで仕事が終わったわけではないというのが辛い。数人でわいわい進める口述作業は楽しいが、その後に控える執筆作業は孤独である。やれやれ。

 アーセナル×リバプール(プレミア第25節)をビデオ観戦。勝ち点で3位に並ぶ両者による、対ユナイテッド&リーズ挑戦者決定戦である。ベンゲル×ウリエのフランス人監督対決でもある。ベルカンプが復帰したアーセナルがねちねちと攻めるが、GKヴェスタフェルトとCBヒーピアを中心としたリバプールの守備は堅い。リュングベルクのシュートを身を挺して防いだジェラードのガッツも光った。このジェラードというMF、まだ19歳だがフル代表にも選ばれている。顔は幼いがプレイには円熟味さえ感じられるのが凄い。こういう選手を見ていると、「年齢」をエクスキューズにしちゃいかん、などと思ったりする。試合のほうは、切れ味鋭いカウンターを見せていたリバプールが、前半にカマラのゴールで先制。後半もガッツ溢れる守備でしのぎきり、0-1で大きな大きな勝ち点3をモノにしたのであった。よっしゃ。オーウェンもファウラーもレドナップもいないのに勝ったのはほんとうにえらい。全員が労を惜しまずに走り回る、良いチームである。ウリエ監督という人は、たぶん物凄く人心掌握術に長けた指導者なんだろうと思わされる。

 ミドルスブラ×アストン・ヴィラ(プレミア第25節)は0-4でヴィラの勝ち。嗚呼、ガスコイン。久々のスタメンだったにもかかわらず、前半終了間際に負傷退場である。それも、自ら相手選手に一発レッド級の肘打ちを見舞った際に、その腕を骨折。なんて軟弱なフィジカルなんだ。おまえは骨粗鬆症か。はあー。泣きべそかきながら担架で運び出され、救急車では酸素吸入まで受けていた。なんで腕折っただけで酸素マスクなんかしてんだ? 第二のマラドーナになるのも時間の問題、か。

2月16日(水)
 昨夜は、日本×ブルネイ(アジア杯予選)を観戦。中山が4分でハットトリックを決めていた。ギネス級ストライカーの面目躍如。たしか連続試合記録も持っているはずで、彼はこれで世界一のハットトリッカーになったといえよう。よっ、世界一。ブルネイはとても弱かったが、GKだけは時折ワールドクラスに見えた。あのGKから9点も奪ったのはえらい。それもこれも気のせいだと思うけど。俺、中沢が好きだ。ニッポンのテュラムになれ。

 フィオレンティーナ×ウディネーゼ(セリエA第21節)は1-1のドロー。ラツィオやユーベにボロ負けして以来、あんまり見ていなかったウディネだが、なんだか良いチームになっている。フィオのほうは、ルイ・コスタが好調のご様子。金八コンビ(金田&八塚)も大絶賛の出来映えであった。勝てなきゃしょうがねーけど。ところで、なんでキエーザがいないんだ?

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