去年、Kitchen Orchestra で来日した [レビュー] スタヴァンゲル (Stavanger, NO) の John Lilje が、 今度は自ら率いる5tet編成の Robblerobble で来日。 piano の代わりに electric guitar で2管の片方が trombone という、 Lucas Niggli Big Zoom などと同様の編成という点に少々期待して聴きに行ってみました。 前半が Robblerobble。 rock 的な要素もある improv/jazz なのですが、リズムとその変化に乏しかったか、ピンと来ませんでした。 Kitchen Orchestra もそうでしたし、自分との相性がイマイチかもしれません。
後半は 八木 美知依 トリオ。ダブルトリオの編成では何回か観ていますが [レビュー]、 リズム隊が片割れのみのこのトリオ編成を観るのは初めて。 1曲目に演奏した “MZN3” といい疾走感のある複合拍子の気持ち良さは相変わらずなのですが、 箏にかけられた深めのエコーや、アルコ弾きで顕著な doublebass / cello の音弄りなど、 浮遊感というか空間を感じる音作りという点で、ダブルトリオと違うサウンドに。 一度、単独でのライブでじっくり聴いてみたいと思うようなライブでした。