活動をはじめて2年になるこのグループ。 今年6月の Moers Festival 2011 への出演のため 渡欧する直前の壮行ライブを観てきた。 このグループを観るのも1年ぶりで、細かな進化の具合は判断しかねたけれども、 ドライブ感のある演奏など相変わらず楽しめたライブだった。
“Song Of The Steppes”、“十六夜” や “殺しのブルース” などお馴染みの曲を中心に、少々即興を挟んでの演奏だった。 2つの drums の音の位置変化といい疾走する7拍子曲 “MZN3” がやはり良いなあ、と。 前半の最後にやったラウドな5拍子の曲 (曲名は判らず) や、 後半冒頭の6拍子の “殺しのブルース” など、 複合拍子ながら旋回するようなノリとは違う、分厚いリズム隊ならではのドライブ感が このグループの最も気に入った所だと再確認した。
結成2年でグループとしての一体感も出て来ているし、即興というより作曲ベースの部分も大きいので、 そろそろ、スタジオでちゃんと制作しての録音というのも聴いてみたいように感じたライブだった。 そんなことを思ったのも、PA の調子がイマイチだった点が 少々残念に感じたからかもしれないが。