TFJ's Sidewalk Cafe > Cahiers des Disuqes >
Review: Dōjō (live) @ Koendori Classics, Shibuya, Tokyo
2022/08/28
嶋田 丈裕 (Takehiro Shimada; aka TFJ)
道場 [Dōjō]
公園通りクラシックス
2022/08/27, 19:30-21:30.
道場 [Dōjō]: 八木 美知依 [Michiyo Yagi] (electric 21-string koto, 17-string bass koto, electronics), 本田 珠也 [Tamaya Honda] (drums).

新型コロナウイルス感染症も第7波でまた公演の類が微秒な状況になってしまいましたが、 こぢんまりしたハコでのライブも観たい気分だったので、 道場 (八木 美知依 & 本田 珠也) のライブを観てきました。 ちょうど2年ぶりでした [鑑賞メモ]。

1回休憩を挟んでアンコール無しの約2時間。 8月27日は Alice Coltrane の誕生日ということで、後半は Alice の曲から。 1980年代に入ってからのヒンドゥー・スピリチュアル色濃くなってからの曲、 “Er Ra” (from Devine Songs, 1987) と “Hara Siva” (from Turiya Sings, 1982) の間に Alice 入りの編成になってからの John Coltrane の曲 “Leo” を挟み込みこむ展開。 実は、ヒンドゥー・スピリチュアル色濃くなった晩年の Alice Coltrane には付いていけないという感もあったのですが、 こうした解釈を通過してから聴いてみると気付きがあるかもしれません。

といっても、スピリチャルな展開になったりなど前半から大きく雰囲気変わる事なく、 手数の多く音圧も高いスリリングな即興でのインタープレイが繰り広げられました。 久々に爆音を浴びるようなライブを楽しみました。