Maison des Arts et de la Culture de Créteil
21 novembre 2014, 71 min.
lors du la 2ème édition du Festival Kalypso
Direction artistique et chorégraphie: Mourad Merzouki.
Création numérique: Adrien Mondot & Claire Bardainne.
Création musicale: Armand Amar.
Sarah Nemtanu (violon), Julien Carton (piano), Nuria Rovira Salat (voix),
Anne-Sophie Versnaeyen (musique additionnelle, alto),
Artback Society - Stéphane Lavallée et Julien Delaune (programmations batteries “Les plocks”).
Enregistrment, mixage, création sonore: Vincent Joinville.
Recherche sons: Martin Fouilleul.
Assistante du chrégraphe: Marjorie Hannoteaux.
Interprétation:
Rémi Autechaud dit “RMS”, Kader Belmoktar, Marc Brillant, Elodie Chan,
Aurélien Chareyron, Yvener Guillaume, Amélie Jousseaume, Ludovic Lacroix,
Xuan Le, Steven Valade, Médésseganvi Yetongnon dit “Swing”.
Ballet de l'Opéra national du Rhin:
Maria-Sara Richter (Maria blanche),
Dongting Xing (Maria noire),
Renjie Ma (L'Esprit del Duende),
Wendy Tadrous (Une actrice),
Marin Delavaud, Ana Karina Enriquez Gonzalez, Hector Ferrer, Brett Kududa,
Eureka Fukuoka, Jesse Lyon, Alice Parñao, Hénoc Waysenson.
Lumières: Yoann Tivoli assisté de Nicolas Faucheux.
Scénographie: Benjamin Lebreton.
Costumes: Pascale Robin assistée Marie Grammatico.
Peintures: Camille Courrier de Mèré, Benjamin Lebreton.
Production du spectale:
Centre Chorégraphique National de Créteil et du Val-de-Marne / Compagnie Käfig
avec le soutien de la Compagnie Adrien M / Claire B.
Création: 2014.
Réalisation: Mohamed Athamna.
LGM Télévision présentent.
avec la participation de ARTE France et TV Fil 78, Mirabelle TV.
物理エンジンを使ったインタラクティヴなアニメーション映像のプロジェクションとダンスのインタラクションでお馴染み
Adrien M & Claire B [鑑賞メモ] が、
Compagnie Käfig と
コラボレーションした2014年作です。
Festival International Theatre Sibiu online 2020 で日時限定で映像が公開された時にも観たのですが、
ARTE Concert でストリーミングされているので、改めて見直しました。
コラボレーションしているのは、パリ郊外 Créteil のCCN (Centre Chorégraphique National) を拠点とする Cie Käfig で芸術監督は Mourad Merzouki。
いわゆるストリートダンス (street dance)、ブレイクダンス (breakdance) を身体語彙を使いつつも、その分脈から離れて抽象的なダンス作品に仕上げています。
また、ストリートダンスだけでなく、シルホイール (Cyr wheel) とローラーブレード (rollerbrade) の男性パフォーマーが1人ずつ、
コントーション (contortion, いわゆる軟体芸) の女性パフォーマーが1人いることが、
ステージの動きに幅を与えていました。
シルホイールとローラーブレイドを組み合わせた動きや、コントーションとブレイクダンスのデュオが印象に残りました。
物理エンジンを使ったインタラクティヴなアニメーション映像とダンスとのインタラクションも、
ジャグリングやソロ、デュオ程度の小規模なものと違い、約10人が乗る規模のステージだと迫力あります。
しかし、ストリートダンスが特に相性良いという程ではなく、むしろ、シルホイールやローラーブレードの方が、
光の粒子の飛び散りや格子で描かれた流れる凹凸とのインタラクションによって、
よりいっそうトリッキーとなって面白く感じられました。
Chaillot - Théâtre National de la Danse, Paris
18 décembre 2020, 53min.
Conception et direction artistique: Claire Bardainne & Adrien Mondot.
Conception informatique: Adrien Mondot.
Chorégraphie et interprétation: Dimitri Hatton et Satchie Noro
Musique originale: Olivier Mellano;
Musiques additionnelles: Jean-Sébastien Bach, Ludwig van Beethoven et Jon Brion.
Production: Adrien M & Claire B.
Création: 2019.
Réalisation: Mohamed Athamna.
Présenté par ARTE France, 24 IMAGES et Chaillot - Théâtre National de la Danse.
Adrien M & Claire B 自身の作品も ARTE Concert でストリーミングされています。
今まで観た作品は動きの面白さに着想して作品にしており、
この作品も水をテーマにしているのですが、グッとナラティヴな作品でした。
男女1組のダンサーを使い、少しロマンチックに、少しコミカルに、男女の仲を描くよう。
セリフ無しで演じられるものですが、少しいたずらっぽい女性とそれに振り回されがちな男性が戯れるうちに、
やがて掃除機から水が溢れて洪水となり、それに飲まれて二人はバラバラになり、お互い単独行の後、再開を果たすという物語も感じられ、
単なるプロジェクションとダンス、マイムのインタラクションの妙以上の面白さがありました。
投影する映像も、それまでに観た作品でもよく使われていたドットとその動きを使った物だけではなく、
薄い霧かモヤのようなものから裂け落ちるもの薄布のようになったりするものや、
女性の人型、そこから髪が分離して生き物のように蠢く房状となった紐の塊、
そして、瓦礫のような方体の山やそれを押し流すような水流、などバリエーションに富んでいました。
しかし、人型のような具体的なものよりも、
ドットやせいぜい瓦礫のような方体くらいの抽象的なものの方が、逆にイメージを想起されるようにも感じました。
Demaine National de Saint-Cloud
21 et 22 septembre 2020, 12min.
dans le cadre du Festival Monuments en mouvement #5.
Projection & Conception: Satchie Noro et Silvain Ohl.
Chorégraphie: Satchie Noro.
Construction: Silvain Ohl et Eric Noël.
Création musicale: Fred Costa, avec la voix de Maia Barouh.
Costumes: Karine de Barbarin.
Régie mouvement container: Eric Noël, Olivier Verzelen, Cyprien Rességuier.
Création: 2015.
Directeur de la photographie: Pierre Chautard.
Une production: Grand Angle Productions,
Centre des monuments nationaux,
avec la participation de francetélévisions.
Acqua Alta や
2014年の来日公演 Hakanaï [鑑賞メモ] に出演していた
Satchie Noro の Cie Furinkaï の2014年の作品が映像化され、ストリーミングで公開されています。
ナレーション等は用いず、パフォーマンスの自体の面白さを引き出す抑えた演出で映像化しています。
ここでは、ワイヤ仕掛けで変形するよう改造された40 ft.インターモーダルコンテナを使い、
その上や側面、ワイヤなどに絡め、エアリアルのテクニックも使ってのパフォーマンスをしています。
長さ約12メートルのコンテナが折れ曲がり、はみ出た三角の部分を反転させて、戻っていく中、
それに戯れるようにダンサーが絡みます。
ダンサーが絡むことにより、コンテナの巨大さも際立ち、非日常的な迫力が感じられました。
この映像は Monuments en mouvement (動くモニュメント) フェスティバルの一環ですが、
Louise Narboni et Yoann Bourgeois: Les Grands Fantômes [鑑賞メモ]
も、このフェスティバルの映像です。
こちらも装置に着想したパフォーマンス作品を抑えた演出で映像化していて、お勧めです。