旅をテーマに、Cassandre のようなアール・デコ期のグラフィック・デザインから 戦後20世紀半ばの高田 賢三のファッション・デザインなど、デザイン関連の資料展示から、 6人の現代アートの新作展示まで。 通してのテーマとしては緩かったのですが、会場の雰囲気も含めて楽しみました。
現代アートの新作展示は会場の特徴を生かしたという程でもなくむしろ新館のホワイトキューブでの展示の方が良かったりしましたが、 さわ ひらき [関連する鑑賞メモ] のモノクロに細やかな動きを細工した映像作品や、 宮永 愛子 [関連する鑑賞メモ] の 今までの揮発するナフタリンを使った作品と質感や光の感じに共通点を残しつつ 蝋紙やガラスなど使っての新館でのインスタレーションが、印象に残りました。
秋の夜間開館 ということで、日没後の18時頃頃に行ったのですが、紅葉にはまだ少し早かったでしょうか。 見頃とは言い難かったですが、いつも見ている昼の美術館や庭園とはまた違った眺めを楽しみました。