土曜の朝は余裕を持って起きるつもりが、思わず二度寝。 慌てて家を飛び出して、 世田谷パブリックシアターへ。 今年最初の土曜劇場プレイパークに参加してきました。 1月〜3月の第一週のコース 『探検!フィジカルシアター』 の第一回、 「からだで感じる」に参加してきました。 講師はイギリスを拠点に Flying Eye というカンパニーを主宰して 活動しているという 木村 早智 [Sachi Kimura]。
前半は、鬼ごっこのような動きをしたり、ある目標を決めた人の位置や動きを見ながら それに動くようなことをしました。 後半はある人のポーズに組み合わせるような形で次の人がポーズを決めていくような所から、 そのポーズを解除して1分程の短い動きを作るようなことをしました。 その際に半ば並行するような形で、つま先立ち歩きや踵歩きの中から感情を作りだすようなことも。 そんな歩き方から感情を結びつけるところは、なるほど、と。 また、演技された動きに対して、演技した側の意図は抜きに観た側に何に見えたか言わせて、 それを元に改めて演技させるような所も、動きの多義性を意識させるようで面白いなあ、と。
フィジカルシアターというのはセリフよりも身体表現を主とした演劇的な舞台を指すもので、 ダンスシアターや現代的なサーカス、パントマイムなど、かなり幅広い表現を含んでいます。 今回は講師に関する予備知識が無かったので、どんなものになるのか予想付かなかったのですが、 ま、それなりに身体を動かすだろうと、念のため着替えを持って望みました。 しかし、そんな予想を上回る動きで、 ダンスの回ではたいてい行う前半のストレッチが無かったこともあり、 動きが少ないダンスの回よりも動いたかも 年末年始の休みで鈍った身体には堪えました。 けど、楽しかったですが。
しかし、今年1月〜3月の土曜劇場プレイパークは、 第1週がフィジカルシアター、 第2週がコンテンポラリーダンス、 第4週が江戸大神楽と、 面白そうなワークショップが多くてどうしよう、という感じです。 年度末で忙しいですが、できるだけ時間を作って行きたいものです。
先週末に続いて、今週の土曜午前も、 世田谷パブリックシアターの 土曜劇場プレイパーク。 1月〜3月の第2週のコース 『コンテンポラリーダンスってなんだろう!?』 の第1回「"ほね"と"かわ"をゆったりさせて踊る」に参加してきました。 講師は 山田 珠実。 コミュニティダンスの活動を積極的にしている、という程度の予備知識しかありませんでしたが。
コンテンポラリーダンスといってもいろんなものがありますし、 今まで参加したワークショップでも動きの作りかたイメージの仕方も講師によって様々ですが、 今回は前半のストレッチから後半の小作品的な動きを作るところまで、 骨というか骨格を強く意識させるもので、動きの作り方も骨格やそれへの制約から発想するようなものでした。 今まで参加した土曜劇場プレイパークの中で、最も細かい所に意識を使わせられたような。 そして、それが面白かったです。
しかし、このワークショップは人気あるようです。 第1回は20人弱と普通の人数でしたが、第2回は既に「受付終了」。 この時期は年度末で予定が読めないので、行かれそうな感じだったら直前申込、と思ってたのですが。 うーむ、残念。
ところで、ワーショップのはじめの自己紹介の際に「チャームポイント」を挙げることになったので 「一山丸眼鏡」と言ったところ、通じませんでした……。 うーむ、あまり一般的ではないのですね。
土曜の午前は、またまた、 世田谷パブリックシアターの 土曜劇場プレイパーク。今月3回目の参加です。 今回は『日本の伝統芸を体験!』の第1回「まわしてみよう!」。 講師は 江戸太神楽 丸一仙翁社中 の 家元 仙翁 師匠、仙若 師匠でした。 大道芸で何回も観たことがある方々 ということで、ちょっと楽しみにしていました。 (鏡味小仙社中 と名乗っていた頃の写真。)
「まわしてみよう!」ということで、今回は番傘を回して上で鞠を転がす「傘の曲」でした。 といっても、手順を追って練習するというわけではなく、 番傘と鞠 (もしくは練習用のビーチボール等) を使って思い思い傘の上で鞠を回そうとする中、 師匠がアドヴァイスをして回るというという感じ。 飽きてきた子供には、「曲鞠」 (鞠のジャグリング) を教えたり、と柔軟に。 こうしてみると、今まで参加してきたダンスやマイムのワークショップはシステマティックだったなあ、と。 そして、そうではない所に伝統芸能らしさを感じて、とても興味深かったです。 確かに漫然とはしていたけど、こういうのも悪くないなあと。
もちろん、2時間で「傘の曲」ができるようになるわけではなく。 出来そうな感触も得られないまま、終ってしまいました。ふむ。 主に左手を使ってまわすわけですが、終わりの頃には左手の握力が無くなってしまいました(弱)。 傘を掲げるので肩も使いますし。見かけ以上に疲れました。
終った後、仙翁 師匠 とすこしお話する機会がありました。 最近は 野毛/ヨコハマ大道芸には出ていないそう (その理由も伺いましたが……)。 現在の大道芸での活動の中で師匠のお薦めは、毎週末土日の午後の浜離宮庭園。 日本庭園という大神楽に比較的合った場ということで、好評だとのこと。 季節が良くなったら、一度、お散歩がてら観に行きたいものです。
先週末に続いて、今週土曜の午前も 世田谷パブリックシアターの 土曜劇場プレイパーク。 『探検!フィジカルシアター』 の第二回「交流で繋がる」に参加してきました。 第一回に続いて。
最初のうちは第一回の復習という感じで、少々複雑なルールの鬼ごっこなど。 で、中盤は、目を閉じて人との接触を感じながらの動き。 腹這いで匍匐しながら他人に触れたり、密集陣形のような形になったまま音を頼りに動き回ったり。 触覚を頼りに動くことにより、何か違う世界を感じたような。 で、終盤は相手の表情や声にリアクションするような動き。 考えて動きを作るというより、考えずに反応するという形で動きを作っていくやり方も また面白かったです。 前回の経験から予想はしていましたが、今回もしっかり動いたなあ、と。
このフィジカルシアターのワークショップ、 第一回、第二回と面白かったので、第三回も参加したいところですが、 出張の予定が入っているので参加できません……。残念。
土曜の午前は、3週間ぶりに 世田谷パブリックシアター。 1月末に続いて、江戸太神楽のワークショップ 『日本の伝統芸を体験!』 の第2回「たててみよう!」に参加してきました。 講師は 江戸太神楽 丸一仙翁社中 の家元 仙翁 師匠、菊仙 師匠でした。
今回はバランス芸。写真はお手本に見せていただいた芸ですが、 もちろん、2時間でこのレベルのことをやったわけではありません。 課題は顎の上に箒を立てるというもの。 はやり、システマティックに習うのではなく、助言などを頂きつつ思い思いに取り組むスタイル。 手の上に立てるのであれば、1分程度立て続けることはすぐにできるようになるのですが、 そこから先が難しい。 手の上であれば滑らかな左右の動きも容易なのですが、 顎となると足腰の動きでそれを実現する必要があります。 最初のうちは身体が動かず、箒が倒れるのをただ見てるだけでした。 最後にはそれなりに動くようになったものの、立て続けるには至らず。 しかし、上を向いている時間が長くて、首筋が疲れた……。明日が大変なことになりそう。
あと、手作りの曲芸用の鞠を2つ、買ってしまいました。 家で曲芸の練習などするのか!?という話もありますが……。