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ポルトガルの旅


巡礼者像

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サンティアゴ・デ・コンポステーラ (スペイン

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サンチャゴ・デ・コンポステーラ (スペイン) Page4


聖ヤコブが眠る「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」
(世界遺産)
イベリア半島北西端、ポルトガルの北に位置するスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラは、エルサレム、バチカンに次ぐキリスト教3大聖地の1つ
聖ヤコブはガリラヤ湖の漁師で、弟のヨハネと共にキリストに従った。ヒスパニア(現在のイベリア半島)で布教活動を行い、エルサレムに帰還後、断首され、12聖徒のうち最後の殉教者となった。
弟子がその遺体を石の舟に乗せて海をさまよった後、この地に辿り着き埋葬した。(紀元1世紀半)9世紀にその墓が発見され、そこに遺骨を祀った聖堂が建てられ、小さい教会が造られたのが、サンティアゴ・デ・コンポステーラの町の起源。町の名はラテン語の「Campus stellae」(星の野)あるいは「Compositum」(墓場)にちなんで付けられた言われているが、ガリシア語学の地名研究では、compositaにellaが付いたもので「良い場所」(サンティアゴにとってふさわしい場所)と云われている。今も中世の人々が歩いたのと同じ道を辿り、世界中から巡礼者が絶えない。
「歓喜の丘」

丘の上に人が2人見えます。近くに行ってみると・・・

巡礼者の像が指差している先、
画像中央に小さく見える3つの塔が
サンティアゴのカテドラル

2人の巡礼者が指差している先が
← 「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」
長い日にちをかけ、やっと辿り着いた喜びがこの像によく表れていますね。
私も一度は訪れてみたかった聖地に辿り着き、感動!でも、バスで楽をして
やってきましたので、大きい顔はできません。
巡礼者は巡礼の証明に帆立貝の殻を荷物にぶら下げます。途中、教会など
が宿を提供してくれます。この像も杖の先に帆立貝をぶら下げていますね。
私も一応記念に、帆立貝の形のペンダントを買いました。

なんちゃって巡礼者で、すみません!

「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」の街に入りました。

<オブラドイロ>広場


(東)カテドラル

カテドラルの正面
残念ながら、現在修復中での為、横の入口から入る。

(北)パラドール・オスタル・ドス・
レイス・カトリコス。(ホテル)
以前は王立病院(巡礼者の病院)

(南)サンティアゴ・デ・コンポステーラ
大学長オフィス

(東)(西)(南)(北)の4つの建物の中央が<オブラドイロ>広場

(西)パソ・デ・ラショイ(ラショイ館) 現在、自治体庁舎
カテドラルの南の壁に沿って行くと・・・

「銀細工の広場」
カテドラルの東南裏、
4頭の馬の像の噴水がある。
かつて銀細工師が店を開いていた。

「銀細工の門」
キリストの受難の絵が彫られている。
「キンターナ広場」
「銀細工の広場」の東隣。ここに巡礼者の「免罪の門」がある。

広場北に向かって左側。
カテドラルの東壁面。
「免罪の門」がある。

広場北に向かって右側
聖ペラヨ修道院(女子修道院)


「免罪の門」(聖なる門)
7月25日聖ヤコブの日が日曜日と重なる
聖ヤコブ年のみ開けられる。次は2021年。
この門を通った者は全ての罪が許されると云われる。
では、サンティアゴ・デ・コンポステーラのカテドラルに入場します。


正面の入口は工事中なので、横の入口から入りました。
なんと荘厳で立派なカテドラルでしょう! 
中央祭壇に近づいてみましょう。

黄金の祭壇です!

祭壇中央が黄金の聖ヤコブ

ボタフメイロ(巨大振り香炉)
ガリシア語で「煙を吐き出すもの」
11世紀にこのカテドラルで使われ始めた。巡礼者は疲労し
不潔な状態で、香は病の予防効果があるとされた。

祭壇の中の装飾や天使も
黄金に輝く。

もっと聖ヤコブの近くに・・・


主祭壇の奥から小さな階段を上って聖ヤコブの裏側に入る。
ガイドさんから、「聖ヤコブにハグして下さい」と云われ
ましたが、にわか巡礼者なのでとても申し訳なくて、
そっと肩に触れさせて頂き、祈りを捧げてきました。
聖ヤコブの主祭壇を囲む様にいくつか礼拝堂がある。
次はサンティアゴ・デ・コンポステーラの街を散策してみましょう。

古い建物に新しい足のオブジェが面白いですね。

「銀細工の門」側から見た、
馬の噴水のある「銀細工の広場」
この左が「キンターナ」広場


やっと辿り着いた巡礼者達が
きっとこの噴水でも水を
飲んだことでしょう。
このすぐ先に大学があります。
「サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学」
(コレシオ・デ・フォンセカ)

ガリシア地方で最も伝統のある大学

ここから入ります。
大学の中庭

中央に設立者の1人「フォンセカの像」
建物は現在大学の図書館になっている。

イタリアのポストは黄色なんですね。



日本と同じくタコはポピュラーな食材

タコ、タラのコロッケ、貝

魚介類が新鮮で美味しい!
「アラメダ公園」
旧市街南西に広がる丘陵
ここからのカテドラルの眺めが美しい。

アラメダ公園入口


スペイン内乱時代、いつも公園
に出没していたおかしな姉妹

公園の遊歩道から見えるカテドラルは最高!
また旧市街に戻ってきました。

古い建物が残る旧市街は迷路の様。

街の建物にも帆立貝のマーク

土産物屋にもカテドラルのシンボル
香炉(ボタフメイロ)

カテドラル傍の建物にも
おかしな姉妹が・・・

古い歴史の街に、モダンなこの地方のパトカー。
意外と風景に馴染んでいました。

*サンティアゴ・デ・コンポステーラでの昼食*
スペイン料理のタパスやスパニッシュオムレツ、デザートには
スペインの代表菓子タルタ・デ・サンティアゴ等、興味深い
食べ物をいろいろと頂きました。

左上から、①ミートパイ ②パン
③チーズ ④タラのコロッケ

左上から、①スパニッシュオムレツ
②サラダ ③タルタ・デ・サンティアゴ

レストランのインテリアも素敵
壁掛けの皿はスペインの柄ではなく
東洋の絵柄。大航海時代から東洋
には興味があるのでしょうね。

この町の名物「タルタ・デ・サンティアゴ」

このお菓子は、以前、スペインで修業を
されたパティシエに、私がスペインの
有名なお菓子をリクエストして教えて
頂き、そのレシピで作ったものです。
アーモンドと卵と砂糖で作るシンプル
なケーキですが、しっとりとしてとても
美味しいです。本場のタルタ・デ・サン
ティアゴを頂けるなんて、幸せでした。

巡礼者のオブジェ

貝養殖の風景を見ながら、スペイン
から250km、ポルトガルへ戻る。

ホテルに着くと、もうすっかり夜。
ホテル前のエスピーニョの長ーい海岸線。

ホテルのらせん階段
何故か、下まで覗いてみたくなります。

ホテルで最後の晩餐
ポークソテーとデザートのケーキ
オリジナルカステラを味わいました。

定番の朝食の中で珍しかった
きのこの炒め煮(中央)

翌朝、エスピーニョから18km、ポルトの空港
フランシスコ・サ・カルネイロ空港からパリへ(約2時間)
パリ シャルル・ド・ゴール空港で乗り換え約12時間後、成田到着。
「ポルトガルの旅」、最後はスペインでしたが、これで終わりです。
長い時間、お疲れ様でした。


参考:地球の歩き方、ポルトガル[小さな街物語]、るるぶポルトガル

     

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