
 南イタリア ![]()
ポンペイ、アマルフィー、ナポリ、カプリ島
アルベロベッロ、マテーラ、ローマ
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ポンペイ、アマルフィ

アマルフィ海岸
| 今までイタリア中部、北部の主要な街を巡ってきましたが、今回初めて南イタリアの興味深い街を旅しました。 まずは、約2000年前に一瞬で消えた古代の街「ポンペイ」(世界遺産)、イタリアで最も美しい海岸の1つ「アマルフィ海岸」の中心都市「アマルフィ」(世界遺産)をご紹介します。  | 
    

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ポンペイ 世界遺産
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少し坂を上ると 「マリーナ門」が見えてきました  | 
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 Porta Marina ポルタ マリーナ 街への入口「マリーナ門」  | 
      
 さあ、ポルタ・マリーナを抜けて 2000年近く前のポンペイの街にタイムスリップ!  | 
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 バジリカ遺構 バジリカは、裁判や通商会議の場、集会所等 公的活動に使用された施設だった。  | 
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近くに寄ると柱も大きい  | 
      
 当時の建物を再現した様子(絵葉書)  | 
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 2階建ての列柱 火山灰の重みで、屋根は崩壊、柱だけ残った。  | 
      
 アポロ神殿回廊前の矢を射るアポロ像 (レプリカ)  | 
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 アポロ神殿の基礎部分 太陽と芸術の神アポロを祀った神殿跡。 当時は48本のコリント式列柱で囲まれていた。  | 
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フォロ(公共広場) 中央はユピテル(ジュピター)神殿(紀元前2世紀頃)。 神殿左右に凱旋門。背景にはヴェスヴィオ山。  | 
      
 凱旋門 ユリウス・クラウディウス帝時代に建設。  | 
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 ケンタウルスの像 ケンタウルスとはギリシア神話に登場する 半人半獣の種族の名前。この像も当時の ものではなく、後に作られたもの。  | 
      
 大通りの車止め 中央の低くなった部分は馬車道。その左右が歩道。  | 
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 エウマキア館の門柱 繊細なレリーフが美しい  | 
      
 エウマキア館の門柱 
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 「ゲニウス・アウグストゥス神殿」 (ヴェスパシアヌスの守護神を祀る神殿) ヴェスパシアヌス皇帝の守護神に生け贄を 捧げるための神殿。中央大理石の祭壇には 生贄の牡牛が彫られている。 未完成で噴火に遭う。  | 
      
 マルケム(市場) 中央の石のサークル周辺では魚の骨や鱗が 多く発見されていて、魚市場だったらしい。 周りには店が並んでいる。  | 
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 発掘品の倉庫  | 
      
 発掘品と同じ様に、人骨が無造作に置かれている。  | 
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 フロントーネの家 壁画 (大富豪の食堂の壁に描かれたフレスコ画) 奴隷が足踏みで洗濯している様子。  | 
      
 古代の道路標識(左から右へ一方通行) 人が物を担いで右向きで歩いています。 約2000年前に既に道路標識があったとは驚きです。  | 
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| フォロの浴場 冷水、温水、サウナなどの施設があり、浴室は男女別に分かれていた。 人々の交流の場となっていた。  | 
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 浴室の天井  | 
      
 大理石のバスタブ  | 
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 浴場の水飲み場 縁には寄贈者の名前と選挙の宣伝文が刻まれている。 既に選挙政治が行われていたことを物語る。  | 
      
 男性像が支える浴場の柱  | 
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 浴場前の居酒屋(バール) 風呂上がりに一杯!ポンペイには約100件の 居酒屋があった。女性は入れなかった。 それにしても、イタリアのガイドさん、ジーンズに ジャケット、ストライプのシャツ、ダンディですね。  | 
      
 悲劇詩人の家 入口床の犬のモザイク画 犬の下には「猛犬に注意」と書かれている。 ギリシア悲劇の稽古場面を描いたモザイク画が客室 から発見されたことから悲劇詩人の家と名付けられた  | 
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 パンサの家 (上・中流階級の住宅「ドムス」の1つ) ドムスには2つの中庭があり、第1の庭 アトリウムに浅い水槽が設けられている。 ➡ 残念ながら鍵がかかっていて中には 入れませんでした。入口からの撮影。  | 
      
 パンサの家 中央:中庭に雨水を貯める長方形の水槽。 モザイクタイルで作られている。 この様な邸宅跡がいくつも残っていて、 街の繁栄の様子がよくわかる。  | 
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 パン屋の窯 ポンペイには34軒のパン屋があったらしい。  | 
      パン屋の石臼 四角い穴に棒を通して動物や奴隷が引いた。  | 
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 当時のパン屋を再現(絵葉書)  | 
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 共同水飲み場跡  | 
      
 娼館跡 看板には男性のシンボルが彫られている。 娼館はポンペイには25軒ほどあった。 いかに大きな都市だったかということがわかる。  | 
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| エルコラーノ門 エルコラーノ門とは港町ヘルクラネウムに通じる街道の門。 (ヘルクラネウムはギリシャ神話の英雄ヘラクレスにちなむ名称。 エルコラーノはその現代イタリア語表記) ここから墓地通り、秘儀荘へと続く。  | 
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 「ヘルクラネウム(エルコラーノ)通り」 墓地通りとも呼ばれ、立派な墓が並んでいる。  | 
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 「イスタキディの霊廟」 次で紹介する「秘儀荘」で、ワイン を生産する裕福な住人の墓。 この霊廟の右手にあるのが「巫女マンミアのスコラ」→ 
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      「巫女マンミアのスコラ」 (画像右下のベンチの様な半円形の記念碑墳墓) お墓ですが、座りたくなる様な形で、もしかしたら市民の 休息用ベンチとして使われていたのかもしれませんね。  | 
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| 秘儀荘 街の中心から少し離れた、海に下る坂の途中にある。 紀元前2世紀に建てられたと言われている。この大邸宅には90の部屋、ワイン醸造所もあった。 秘儀荘とはディオニソス信仰の秘密の儀式を描いた素晴らしい壁画があることから名付けられた。  | 
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 秘儀荘 モザイク装飾の列柱  | 
      では、秘儀荘の中に入っていきましょう。  | 
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 美しい床のモザイク  | 
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 「花網装飾のある部屋」 正面には扉が描かれていて、左右には 美しいカーブ状の白い花の連なりが描 かれている。この部屋は、神殿の中に いることをイメージして描かれている。  | 
      
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 アナトリム (水を溜める水槽)  | 
      遺体のあった空洞に流し込まれた石膏  | 
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「ディオニソスの秘儀」の壁画 ディオニソスはギリシア神話に登場する酒の神で(ローマ神話ではバックス)、 ここでは入信希望者の登場からはじまり、入信までの儀式の過程が描かれている。 
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 昼食はヴェスヴィオ火山を眺めながら・・・ ①タコと野菜の前菜 ②アサリとムール貝のボンゴレ ③イカと野菜のサラダ ④チョコソースがけケーキ ニンニクたっぷりで、魚介類が多い。  | 
      
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| アマルフィ 世界遺産 | |||
アマルフィ海岸の中心都市「アマルフィ」 世界遺産にして、リゾート地でもある。 中世には四大海運共和国の1つとして、 ヴェネツィア、ピサ、ジェノヴァと勢力を競った。 11~12世紀建築の重厚なドゥオモは当時の繁栄ぶりを伝えている。  | 
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 南イタリアはレモンの産地 リモンチェッロ(レモンリキュール)が美味しい。  | 
      
 南の地域は暖かく、サボテンも自生している。  | 
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「ムリーニ(Mulini)渓谷」  | 
      
 渓谷の断崖に家々が建っている。  | 
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「ポジターノ展望台」 白い家々と青い海の美しいコントラスト  | 
      
 空を見上げるマリア様  | 
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 ポルタ・デラ・マリーナ Porta della Marina 港の正面にある門。アマルフィの街への玄関口。  | 
      
 Porta della Marina ポルタ・デラ・マリーナ ここから街へ入って行きましょう。  | 
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| この地域はレモンの産地。レモンリキュール(レモンチェッロ)や、 ペペロンチーナなどに使うハーブ、陶器などのお土産がいっぱい!  | 
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 ドゥオーモ前の噴水「聖アンドレアの泉」  | 
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| ドゥオーモ | |||
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 美しいモザイクのドゥオモ 門を抜けるとドゥオモ広場があり、右手に立派なドゥオモが見えてくる。 当時交易のあったビザンチンやイスラムの影響を色濃く反映している。  | 
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アマルフィの守護聖人「アンドレア」のモザイク画 漁師だった為、漁の守護聖人で、魚が描かれている。  | 
      ドゥオモの左側にある「天国の回廊」 こちらから博物館、地下礼拝堂、ドゥオモへ。  | 
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「天国の回廊」の壁のモザイク画  | 
      「天国の回廊」には、かつてはこのような フレスコ画が描かれていた。  | 
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| 「天国の回廊」から、 「十字架上のキリストの聖堂」(博物館)、 地下礼拝堂へ・・・  | 
      「十字架上のキリストの聖堂」 最初にアマルフィの大聖堂として誕生した。(6世紀) 10世紀にビザンチン様式に装飾される。 その後、 この横に聖人アンドレアの新大聖堂が建てられる。  | 
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| ドゥオーモ博物館 (この旧聖堂は司教区博物館となっている)  | 
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以前は地下聖堂に置かれていた銀の祭壇。 ナポリの銀製品店の傑作。  | 
      このフロアーの下に・・・  | 
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| 地下の礼拝堂 ここには聖アンドレアの遺物が収められている。  | 
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 地下礼拝堂の天井(フレスコ画)  | 
      
 美しいフレスコ画の数々  | 
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 聖アンドレア像が祀られた祭壇 地下礼拝堂から階段を上って行くと・・・  | 
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| 大聖堂 | |||
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 重厚な大聖堂  | 
      
 この町の繁栄の歴史を物語る  | 
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 暖かい斜面にはナスタチウム(花も葉も食べられる)の自生  | 
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 夕食はナポリのホテルで ①メインディッシュの前に定番のパスタ ②鶏のハーブ焼きと野菜 ③スフォリアテッラ 「ひだを何枚も重ねた」という 意味。アマルフィー海岸の修道院で生まれた お菓子。中にクリームが詰まっていて美味しい。  | 
      
 ナポリのホテル 壁いっぱいに描かれた裸婦像にビックリ! さすがにイタリアらしいですね。  | 
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