南イタリア
ポンペイ、アマルフィー、ナポリ、カプリ島
アルベロベッロ、マテーラ、ローマ
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アルベロベッロ、マテーラ
アルベロベッロの トゥルッリ (とんがり屋根の家)
このページでは、住居として興味深い、共に世界遺産の「アルベロベッロのトゥルッリ(トンガリ屋根の家)」と「マテーラのサッシ(洞窟住居)」をご紹介します。 |
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アルベロベッロ(世界遺産) イタリア地図(上記)のかかと部分にあたる所がアルベルベッロ
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トゥルッリ断面図 |
中央が井戸への雨水導入口 |
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屋根から雨水が壁の中を通り、家の下の井戸へ溜まる仕組みになっている。 | ||||
ポポロ広場からのトゥルッリ群の眺め |
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市庁舎 |
ポポロ広場 市庁舎前で楽隊が演奏 |
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トゥルッリの町で茶色の壺をよく見かける。 壺はオリーブオイル等の保管に使われる。 |
サンタルチア教会 女性の聖人「サンタルチア」が奉られている |
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楽隊のお兄さん達がポーズ! |
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屋根の先端の飾りと、屋根に描かれた絵 (絵はシンボル化した魚、鳥、心臓等、また ギリシャ語で神を表す文字等が描かれている。) |
左の屋根:キリストの心臓、 中央:木星(射手座)、 右:世界を象徴する門の中のキリストを表すIHS IHSとは"Iesus Hominum Salvator"(人類の救い主イエス) 魔除け、呪術的意味があるとされる。 |
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立体的で素敵な宣伝 |
5月の花々も白壁に映えて美しいですね。 |
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トゥルッリの街並み |
トゥルッリの土産物屋やレストランが並ぶ |
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トゥルッリの内部を拝見!(Yoko's Shop)![]() ![]() お店にはトゥルッリの形のパスタや小物など、可愛いお土産があります。 |
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プライベートルーム | ||||
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内部は意外と広く、素敵なお部屋です! | ||||
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屋上より |
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屋上からの市街の眺め |
煙突トップのデザインも面白い |
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牧草地を抜けて、次は「マテーラ」へ |
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マテーラ (世界遺産) 洞窟住居(サッシ)の町、マテーラを訪れて、 まずは、数えきれないほどのサッシ群に圧倒される。
戦後は南イタリアの貧しさの象徴、近代化イタリアの恥部とも云われたが、 その景色は幻想的であり、強く印象に残る。 ここは、イエス・キリストが処刑 されるまでを描いた映画「パッション」他、「マリア」、「オーメン」、「ベン・ハー (2016)」等、キリストに関する映画のロケ地として多く使われ、また宮崎駿監督 が「天空の城ラピュタ」を思いついたとも言われ、景観としてとても興味深い。 |
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マテーラのサッシ(洞窟住居) | ||||
左奥に見えるのがドゥオーモと鐘楼 |
丘斜面の洞窟住居サッシ群 |
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丘の上にはドゥオーモ(大聖堂)や教会、美術館、レストランなどのお店がある。 裕福な人々は高台に住み、貧しい人々は洞窟住居に取り残された。 |
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銅細工師 |
セディーレ広場 16世紀に建てられた旧市庁舎、現在音楽学校 |
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パン屋さん(Panificio)の前の巨大なパン マテーラのサッシの形にも似ているような? 「マテーラのパン」はこの町の自慢のパンです。 特産のリコッタチーズ、蜂蜜と一緒に食べる。 |
「ランフランキ宮殿」 この中に「バジリカータ州中世・近代美術館」がある。 宮殿左側に展望広場があり、そこから マテーラの洞窟住居群が見渡せる。 |
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奇妙な形の岩。よく見ると上に十字架が。 → |
洞窟教会「サンタ・マリア・デ・イドリス教会」でした。 |
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丘を下りて行きます。 | ||||
洞窟住居(サッシ)の中に入ってみましょう。 1956年まで住居として使われていました。 当時の農民の生活の知恵と厳しさがわかります。 サッシの特徴は上下水道がなく、家内部に家畜スペースがあること。 |
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狭い入口を入ると、 |
高さのあるベッドと整理ダンス。 |
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機能的にまとめられた台所 |
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この部屋の右側が家畜スペース ➝ |
家畜スペース。人畜同居だった。 |
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雨水を内部に入れる工夫がされている。 |
当時の人間とロバが家屋内に住む様子 |
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戦後、農地解放前の小作農民が住んでいたが、当時は電気も水道もなく、 貧しい、現代文明から取り残された人々の住居だった。 |
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また、丘の上へ。 | ||||
「サン・フランチェスコ・ダッシジ教会」 「チヴィタの丘」に建つ。 バロック様式。12世紀に創建。その後改築、18世紀に完成。 ファザード上部に天使に囲まれた聖母の彫像がある。 |
「サン・フランチェスコ・ダッシジ教会」前 「フランチェスコ広場」 13世紀、ドイツの王フリードリッヒ2世がこの地方を 愛したために、短期間だけ文化や芸術が発展した。 チヴィタの丘は、かつて町の中心で、貴族たちの邸宅があった。 |
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「ヴィットリオ・ベネト広場」 |
可愛いジェラートが店の看板 |
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町の裏側に広がるグラヴィーナ渓谷 渓谷の岩肌にも無数の洞窟住居の跡が見られる。 トルコ カッパドキア地方のカイマクル地下都市に似た光景だった。 |
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おとぎの国の様な可愛らしい住居の町「アルベルベッロ」と、時が止まった様な巨大な洞窟住居の町「マテーラ」 南イタリアの対照的な2つの町を訪れ、それぞれに地域の歴史や文化を知る再発見の一日でした。 |
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